LED

2023年6月 4日 (日)

出窓の夜間照明用LEDを交換

出窓に夜間照明用LEDを取り付けたのが2012年の2月
Lアングルに1WのパワーLEDを7直2列の計14コ
取り付けて、24V電源で夜間だけ照明しています。

最近になって、「なんか暗なってきたなぁ」
ということで、14コ全数を新しいものに交換
してみました。

使ったのはストックしてあった同じ型番の
パワーLED。
単純にハンダ付けを外して交換。

Dd11_20230604201901

照度計トラ技 2016年5月号 に掲載
で、工事前と工事後を比べてみると交換後は
ざっと「倍の明るさ」になりました。

Dd12_20230604201901

「こどもの日」モード  からちょっと「夏」になっています。


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2023年1月31日 (火)

LEDの絶対最大定格:逆電圧(Vr)への反論

電子部品それぞれに設けられている「絶対最大定格」。
 ・なにがなんでも越えちゃダメ。
 ・越えたらつぶれるかも。
 ・越えるような設計、誰がした。
という解釈かと。

で、この絶対最大定格について(LEDに限って)
 ・重箱の隅モード
 ・いまさら
なんですが、どう考えたら良いか・・・
  皆さんのご意見を!

LEDのスペックに記された「絶対最大定格」の中に
「逆電圧」が出てきます。
この逆電圧、たいていが「5V」。
   ※単素子の場合。
   ※中には4Vや6Vというのもあります。
   ※電気的特性の項目に、逆電圧4Vなら
    最大10μAの逆電流が流れるとかが記さ
    れています。

LEDに逆電圧が加わる回路といや7seg LEDの
ダイナミックスキャン。

簡単に2桁の7seg LEDを図示します。
カソードコモンで駆動するように記しました。

71_20230131124001
右桁を駆動して、AセグはオフでBセグをオンした
ところがこれ。

72_20230131124101
この駆動方法、アノードとカソードともCMOSレベルで
ドライブすると、消えているD1逆接になります。
5Vで動く回路なら、5Vが逆に加わって、絶対最大定格の
逆電圧に達します。
駆動回路が5Vよりちょい上の電圧なら絶対最大定格を
越えちゃうわけです。

回路的に逆電圧を避けようとするのなら、
  ・アノード側あるいはカソード側、それとも
   両方とも、オープンコレクタ(ドレイン)
   の素子で駆動。
という方法があります。
  ※5Vより大きい電圧じゃないとLEDが光らない
   なんて時はこの方法です。(2直,3直の場合など)

そして、マイコンのポートで直接駆動するのなら、
  ・駆動しないところを「入力ポート」にして
   逆電圧を避ける。
こんな方法もあります。

しかし、CMOS出力ポートでH/L駆動して逆電圧を加えても
壊れないというのも経験しています。

この「大丈夫だ」という理屈の説明をどうすれば
なんですが・・・
  ・電流制限抵抗があるので、逆電圧を超えても
   最大電流、最大電力を越えないから大丈夫。
と言えるかなぁ、と思います。

しかし、「劣化はしないのか?」となると、スペックの
記述からは読み取れません。

ネットを探すとトランジスタの劣化についてこんなのが
見つかります。
・トランジスタの“落とし穴”はブレークダウンにあり:EDN japan

  ※電流制限されていない状態でB-E間に
   逆電圧が加わったのが原因でしょうけれど、
   「劣化」と呼んでよいのか・・
  ※制御されたブレークダウン(電圧は超えるけど
   電流、電力はOKの範囲)ならどうなる?

いかがでしょう。


※追記
2022年12月20日:ガレージのLED表示デジタル時計がダウン
2012年08月03日:16セグメントLEDを使った時計:回路図
  ※カソード、アノードともTr(オープンコレクタ)で駆動

2022年12月21日:7セグメントLED駆動用IC「TM1637」
  ※このICは両方ともオープンドレイン
カソードコモン7セグメント用LEDドライバー MAX7219
  ※CMOSで駆動とは記されていないが、
   コモンはオフ時にV+、セグメントはオフ時に
   GNDになると記されてる。

以下、逆電圧になる回路。
2018年5月31日:電波チェッカ用レベル表示回路案
2018年9月27日:電波チェッカ用12LEDレベル表示回路
2022年12月14日:Arduino UNOを使ったUSB電流計 4桁表示も
2022年11月29日:Arduino UNO(のチップ)を使ったUSB電流計

逆電圧といっても、電流制限抵抗が入っている
おかげで、もろに電源電圧じゃなく反対側の
Vf電圧が加わるようになる場合もあります。

逆電圧にしても、最大電流、最大電力を越えなければ、
破壊には至りません。
しかし「劣化はどうや?」っと言われたら・・・
  わかりません。

ご意見をお待ちしています。



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2023年1月21日 (土)

逆富士型40W蛍光灯2灯相当のLEDランプが不調

藤川君とこからやってきました。

「しばらく前に付けたんやけど点滅しだしたわ。
  ホカしてもたろと思てんねんけど、
   下間はん、いるか?」
っと。
 ・・・はい。もらいました。

通電すると、2秒周期くらいで点滅するのです。
チカチカじゃありません。
パッ・パッ・パッ・・・
と1秒暗、1秒明という感じです。

LED部だけはずして通電すると、電圧を30Vくらいまで
上げると光り始めます。
LEDはまだ大丈夫と判断して、電源モジュールを見る
ことにしました。
K11

これがメーカー名なんでしょう、「TENTEN-LED」。
K12

フタを開けると・・・
K13

樹脂の海。
でも、二次側電解コンデンサの頭が開きかけてました。
K14

2200μF/50V、105℃仕様のコンデンサです。
持ち上げて、足を切断して取り外し。
1/5以下の容量でした。

基板は樹脂に埋もれてるんで取り出すことができません。
切って残しておいたコンデンサの足に手持ちのコンデンサを
ハンダ付けして試運転。
ちゃんと光るようになりました。

過去、LEDランプの不調はLEDそのものがアウトになって
ということが多かったのですが、今回は電源部でした。
まぁ、故障にはいろいろあるということで。

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2022年12月21日 (水)

7セグメントLED駆動用IC「TM1637」

7セグLEDが付いたモジュールをあれこれ見ていて、
こんな駆動用ICが見つかりました。
秋月でも扱っています。
  ・TM1637:Titan Micro Electronics Co.,Ltd

2線で通信して(I2Cとは異なる)表示データを
送り込む仕掛けです。
セグメントが8つでコモンが6つ。
6桁のアノードコモン7seg LEDを駆動できます。
各セグメントに入れる抵抗は要らないようで、
駆動デューティを変化させて明るさをコントロール
できるようになっています。

そして、データシートには16個のスイッチをスキャンできる
と記されています。
セグメントの駆動信号を使って、リターン線が2本。

しかし・・・推奨回路図を見ると

01_20221221154201

2つのスイッチを同時に押したら、
ありゃま。セグメントデータが短絡して
おかしな表示になるのではと。

データシートにはこんな記述。
 「TM 1637 doesn't support combined key pressin」
"combined key pressin"は 同時押し と訳して良いかな。
 「キーの同時押しは知らん」っと。

ダイオードを入れると短絡は回避できそうですが、
スキャンのデータはどうでしょうね。
K1とK2の入力抵抗(プルアップ)は10kΩとなっています。
  ※このIC、使っていないのに、いらん心配を。

 ・ガレージのLED表示デジタル時計がダウン
では、LEDのコモン駆動用の信号でスイッチを
スキャンしています。
ダイオードで分離してますんで、同時押しは大丈夫。

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2022年12月20日 (火)

ガレージのLED表示デジタル時計がダウン

昨晩、表示が不自然に点滅しているのに気が付きました。
   ・・・20年以上連続運転してた

資料、vectorにアップしてました。
  ・AVRCLK:AVRマイコンで作るデジタル時計
AVRマイコンAT90S1200を使ったLED表示デジタル時計の製作

おそらく、スイッチング電源が原因。
別のもの交換してみます。

11_20221220093201
回路図
Tokei1

AT90S1200
 ROMが1kバイト。
 RAM無し
  ということで、push、pop命令無し
 スタックは3段だけ。
むちゃ縛りのあるマイコンです。

※追記
ELCOの「ゴリラ」を外して、別の5V定電圧電源に
接続したら・・・OK。
バックアップも働いていて、現時刻をちゃんと表示しました。
   ・・・「たいしたもんや」と自画自賛。
これから、使えそうな電源を探しますわ。

※電源を交換して修理完了
12_20221220104201

「ゴリラ」の中は充填剤でどうなって
いるのか見えません。
13_20221220104201

以前にこんな報告してました。
  ・2019年8月21日:7seg LEDの輝度低下
「電源交換したか?」と記してましたが、昔の写真を
見ると、電源はこのゴリラから換えていませんので、
20年動いたということですわ。





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2022年12月 1日 (木)

ダイソーの400円LED電球、寿命! 昨晩、切れちゃいました

LED電球の長期間点灯実験、
2019年8月17日:ダイソーの400円LED電球 (LDA8L-G-T/60W)長期間点灯実験終了
1年半、点けっぱなしで照度の低下が5%ほど。
むちゃエエ成績だったんですが、昨晩、とうとう
点かなくなっちゃいました。
1年半の連続点灯データを取ってから後も、ガレージの
トイレで使っていました。
ガレージですんで、使う頻度はしれてます。
連続点灯をやめて3年ちょい。

最初がこれでした。
2018年2月17日:ダイソーのLED電球、買ってきた・・・

で、さっそく解体。
11_20221201155101
LEDは合計18コ。
電源基板には電解コンデンサが3つ。
12_20221201155101
ヒューズは切れてません。
液漏れも見当たらず。

1つに2素子入ったLEDが使われてて、5Vあたりから
点き始めます。
21_20221201160201

18コのLEDは「9直・2パラ」でつながっていました。
14_20221201155401
上側のハンダ点がプラス。
そこから左右に分かれて、下側のハンダのところまで
半周しています。
そして、「赤×」マークした2ツのLEDがオープンに。
ここで電路が断でアウト。
経路が左右に分かれているので、片側だけなら半分生き
てたんでしょうが、なぜか両方ともダメに。
他の16コは点いてました。
しばらくは半点灯状態になっていたのかも。
  これは、人間が気が付かなかったのかも。

LED電球の寿命、以前も「LEDそのものがアウトに」
だったような・・・

「LEDの劣化」

2016年01月03日:パナソニックLED電球 LDA7D-A1 寿命!
2019年1月18日:修理:LEDクリップライト、点滅!


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2021年11月16日 (火)

あちゃ~。電池押さえのスポンジがモロモロに

しばらくぶりのリコーCaplio GX100用リングライト

電池の状態をチェックしておこうとフタを開けたら、
電池押さえのスポンジ(モルトプレーンという名称かな?)
がモロモロになっていて、ひどいことに。

21_20211116121101
22_20211116121101

最初は、「アチャ~ 電池の液漏れ!?」かと思ったんですが、
電池はどれも大丈夫でした。

リングライト回路図 (16LED)


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2021年10月16日 (土)

LED劣化調査実験、新回路案

http://act-ele.c.ooco.jp/trouble/ledrekka/LEDTEST2a.png
この回路は、常時点灯しない比較用LEDの明るさも記録して
おこうという主旨で製作しました。 参:■LEDの劣化
測定系1chあたり、同じLEDを2つ装着します。
そして、LEDに流す電流のために定電流回路を装備する
というちょっと大げさな構成になっています。
先日の、可変抵抗器の「陽極酸化」実験回路 #4
は、同じATmega328P:Arduino-UNOベースで、入力8ch+温度。
電流測定のため、10倍アンプを仕込みましたが、大げさな
ものじゃありません。

これと同様の回路を「LED劣化実験用」に作っておこうかと
思っているのです。
制御ソフトは、24時間に1回の記録サイクルで同じで可。
定電流回路や1chあたり2LEDという制御も止めにして、
簡単な構成に。

・LEDに流す電流は、LED個別に抵抗を直列に
 入れて設定。

・LED・VF変化の影響を受けにくいようで、LED点灯
 用電源は制御用5Vではなく、12Vなど少し高めの
 電圧の電源を用意。
  (2直になったLEDも見ることができる)

・LED1つを常時点灯。
 比較用LEDの切り替えはやめる。

・温度測定、(ついでに)あれば面白いか。

・1日1回、0時の記録だけで良いか?
   ※悩みどころ

 1日間での最高、最低、平均も欲しいか?
 現状、1日1回なら、温度も含めて9データで
 18バイト。
 24LC256(32kバイト)なら4.98年の記録。
 最高、最低、平均となると、1日あたり
 3倍の54バイトで32kのEEPROMだと1.66年。
 そうなると、128kバイトのEEPROMにする
 ほうが良いか? 32kで十分か?
   ※シリアル送出にかかる時間が長くなる
 それともSDカードに記録するか?

 

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2021年10月 4日 (月)

顕微鏡用LEDリングライトのLED交換

2021年9月27日:顕微鏡用LEDリングライトのLED、そろそろ交換か
ということで、2006年から使ってきた顕微鏡用LEDリングライトを
昨日交換しました。
使ったのは秋月で買ってあった5φ砲弾型LED。
「OSW54L5B61P」 半減角60度の広角タイプ。
  ※昔は半値角って言いませんでした?

アラルダイト(2液エポキシ)で塩ビパイプに貼り付けていたのを
バリバリと剥がして、新しいLEDに交換です。
31_20211004093201

ずいぶんと明るくなりました。
32_20211004093301
トラ技・2016年5月号に掲載してもらった「照度計」
見ると、直下でおよそ3倍の明るさに。
・照度計
  2016,5,実験用ワイドレンジ・ディジタル・マルチ照度計の製作,
  無調整!10~10万lx@-40~+85℃!リアルタイム波形モニタ出力付き!,
  一般,164,8,下間 憲行

古いLEDと新しいLEDを比べてみると電流1mAでこんな様子。
33_20211004093401

左が秋月で買った新しいの。 右が使い古したの。
外径(透明部の大きさ)は同じでも、発光している部分の
面積が違います。
  リコーGX100で撮影
  ISO=100 S=1/2000秒 F=12.6

この点灯に使ったのはトラ技・207年1月号の簡易LEDテスタ

・簡易LEDテスタ
  2007,11,明るさを比較できる簡易LEDテスタの製作,
  大きさの等しい電流を2個に流して順電圧と順電流を表示する,
  一般,210,4,下間 憲行
LEDを差し込むクチが二つあって、それぞれ独立して電流を
変えられます。
異なるLEDでの明るさ比較や、同じLED2つでそれぞれの電流を
変えた時、どんな具合に見えるかの比較に便利。

※光らせてないとき
左が新しいの。 右が古いの。
51_20211004105701
52_20211004105701


古いLEDの型番が分からないかと、トラ技への提出原稿を
探してみると・・・記していたのは、
  『白色LEDは大阪日本橋の部品店店頭で適当に選びました。
でした。
素性は不明。
デジットで買ったか共立で買ったか・・・

 

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2021年9月27日 (月)

顕微鏡用LEDリングライトのLED、そろそろ交換か

ラジオペンチさんとこの
実体顕微鏡の自作リング照明のLEDが劣化したので交換
を拝見して、「こちらのもだいぶ暗くなったなぁ」と
リングライトLEDの交換を計画しますわ。

こちらでは、こんな作業台(高さ80mmくらい)を使っています。
11_20210927093801
この台の上でハンダ付け作業すると、「首」が楽。
顕微鏡を見ながらのハンダ付けも非常に楽で疲れません。
台の上の白いのはA3サイズの紙。
汚れたら交換。

・作業台の側面
  2016年12月12日:1kgハンダ、使い切り

・リングライト製作 トランスレスで手抜き
リングライト作ったのは2006年だった。
  顕微鏡の照明装置

・修理の話
  LEDリングライトの修理

※回路図発掘
L1

※これも参考に
LED劣化の記録

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