Help me! (助けて!)

2023年5月29日 (月)

どこのスイッチだろう

修理案件で困っています。
6本足のスイッチ。
2回路2接点でオルタネート型。
T11_20230529134201
右のは正常。
後のパターン(6穴)から取り外したのが左のスイッチ。
上部と下部が「ポッチリ」で引っかかっているのですが、
それが折れてしまったようで不安定に。
オルタネート動作、ちゃんとロックせずオンを保持して
くれません。

足間ピッチ、上下は2.54mmX2。
左右が3.7mmで、よく見る5.04mm間隔の
オルタネートスイッチとは違って、小型なんです。

T12_20230529134201
カタカナの「ア」じゃなく、何かのロゴマークかしら。
さてこれ、どこのスイッチなんでしょう。

  とりあえず、スイッチをジャンパして
  動かない回路を追いかけます。

Ta11
Ta12

この回路で「これなに?」だったのが「ランプ」。
T13_20230529134201
最初「ヒゲがあるぞ」っと。
よく見たら、「LAMP1」「LAMP2」と部品番号が記さ
れています。
左のが切れてました。
T14_20230529134201

ランプが生きていた別の装置。
こんなふうに光ります。 直列になってました。
0101

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2023年5月22日 (月)

容量マルチプライヤ回路

「容量マルチプライヤ回路」を調べてたらこんなのが。
  ・CQ connect:容量を大きくみせるマルチプライヤ回路

リライトした回路図↓
B20_20230522115101

LTspiceの結果として、こんな特性が示されています。
B21_20230522115101
  (上記ページより (図8))

「稲葉保 著 精選アナログ実用回路集」
Cd1_20210816095701

にも同様の回路が出ています。
タイトルが
 可変抵抗器で容量を可変できる容量マルチプライヤ回路

低周波域で「可変容量コンデンサ」つまり「バリコン」を
作れるぞ!という興味ある回路です。
  (ただし片側がGNDになる)

で、ここからが問題提起。
  ※試したわけじゃありません。

コンデンサとしての値を大きくしようとして
アンプA2のゲインを大きくしたら(R2を大きく)
A2が飽和するんとちゃう?

Cを100倍にしようとA2を100倍にしたら、増幅できる
信号振幅の1/100までしかうまく動かない。
±10Vなら±0.1Vまでしか扱えないということに
なるのでは・・・

どなたか、確かめていただければと・・・

昔々・・・
2011年04月21日:60Hzノッチフィルタ回路
FDNR回路を使ったんですが、ここでもアンプ出力の
飽和が悪さをしてました。
  ※シミュレーションじゃなく実回路で試しました。


※追記
「精選アナログ実用回路集」での回路を示しておきます。
Mm11

VR1による倍率設定は「1~11」となっていて、
CQ connectのように欲張っていません。
  (x100、x1000)

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2023年4月12日 (水)

Help me! ラズピコ、Philhower版だとスケッチをアップロードできない

Arduino IDE環境でゴソゴソしている「Raspberry Pi Pico」。

Arduino IDEでのラズピコ開発環境 Philhower版が正解でしょう
なんかと言いながら、ゴソゴソしたのですが、Philhower版だと
スケッチをアップロードできないのです。

ありゃま。ラズピコがおかしくなった。 PWMを調べたかったのに
これが2月半ば。
プログラムを書き込んだあとでも「BOOTスイッチ」を押しながら
USBに挿せば、外部ドライブとして認識されるはず。
この時から、ドライブとして認識してくれなくなりました。

そのせいか、Philhower版に切り替えると、エラーが出て
スケッチをアップロードできません。
しかし、「Mbed版」に切り替えると、ちゃんとアップでき
るのです。

Philhower版とMbed版でアップロードの方法が異なるようです。
同じピコをつないでいても、認識していたCOMポート番号も
変わっちゃうし・・・

Philhower版は、通信でBOOTモードにして、現れたドライブに
ファイルを書き込んでいるような気配です。
現PC、ピコのドライブが出てこないからエラーとなっている
ような感じです。

手元には3つのラズピコ基板がありますが、どれも同じ。
現PCではダメですが、他のPCだとちゃんとドライブとして
認めてくれます。
現PC、USB回りの何かがおかしくなってしまったようです。
  ※USBの口を変えてもだめ。 ケーブルでもない。

Arduino IDEでラズパイ・ピコ:Earle Philhower版で
去年の4月時点では、間違いなくPhilhower版も試せていたのです。
それが・・・アウトに。
どうしたものか・・・

Win7でのシリアルポートに関しては
Arduino IDEでRaspberry Pi Pico:Win7でのUSB問題解決です
これでうまいこと行ってました。
ところが、ある日からドライブとして認識してくれないという
問題が発生。
それが、Philhower版で、スケッチを書き込めない
ということにつながっているようなのです。

どこかに解決の糸口があれば・・・

FTDIのUSB通信アダプタを挿してCOMポートがどんどん進む問題
は、この記事のコメントで教えてもらって解決したことがありました。

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2023年1月31日 (火)

LEDの絶対最大定格:逆電圧(Vr)への反論

電子部品それぞれに設けられている「絶対最大定格」。
 ・なにがなんでも越えちゃダメ。
 ・越えたらつぶれるかも。
 ・越えるような設計、誰がした。
という解釈かと。

で、この絶対最大定格について(LEDに限って)
 ・重箱の隅モード
 ・いまさら
なんですが、どう考えたら良いか・・・
  皆さんのご意見を!

LEDのスペックに記された「絶対最大定格」の中に
「逆電圧」が出てきます。
この逆電圧、たいていが「5V」。
   ※単素子の場合。
   ※中には4Vや6Vというのもあります。
   ※電気的特性の項目に、逆電圧4Vなら
    最大10μAの逆電流が流れるとかが記さ
    れています。

LEDに逆電圧が加わる回路といや7seg LEDの
ダイナミックスキャン。

簡単に2桁の7seg LEDを図示します。
カソードコモンで駆動するように記しました。

71_20230131124001
右桁を駆動して、AセグはオフでBセグをオンした
ところがこれ。

72_20230131124101
この駆動方法、アノードとカソードともCMOSレベルで
ドライブすると、消えているD1逆接になります。
5Vで動く回路なら、5Vが逆に加わって、絶対最大定格の
逆電圧に達します。
駆動回路が5Vよりちょい上の電圧なら絶対最大定格を
越えちゃうわけです。

回路的に逆電圧を避けようとするのなら、
  ・アノード側あるいはカソード側、それとも
   両方とも、オープンコレクタ(ドレイン)
   の素子で駆動。
という方法があります。
  ※5Vより大きい電圧じゃないとLEDが光らない
   なんて時はこの方法です。(2直,3直の場合など)

そして、マイコンのポートで直接駆動するのなら、
  ・駆動しないところを「入力ポート」にして
   逆電圧を避ける。
こんな方法もあります。

しかし、CMOS出力ポートでH/L駆動して逆電圧を加えても
壊れないというのも経験しています。

この「大丈夫だ」という理屈の説明をどうすれば
なんですが・・・
  ・電流制限抵抗があるので、逆電圧を超えても
   最大電流、最大電力を越えないから大丈夫。
と言えるかなぁ、と思います。

しかし、「劣化はしないのか?」となると、スペックの
記述からは読み取れません。

ネットを探すとトランジスタの劣化についてこんなのが
見つかります。
・トランジスタの“落とし穴”はブレークダウンにあり:EDN japan

  ※電流制限されていない状態でB-E間に
   逆電圧が加わったのが原因でしょうけれど、
   「劣化」と呼んでよいのか・・
  ※制御されたブレークダウン(電圧は超えるけど
   電流、電力はOKの範囲)ならどうなる?

いかがでしょう。


※追記
2022年12月20日:ガレージのLED表示デジタル時計がダウン
2012年08月03日:16セグメントLEDを使った時計:回路図
  ※カソード、アノードともTr(オープンコレクタ)で駆動

2022年12月21日:7セグメントLED駆動用IC「TM1637」
  ※このICは両方ともオープンドレイン
カソードコモン7セグメント用LEDドライバー MAX7219
  ※CMOSで駆動とは記されていないが、
   コモンはオフ時にV+、セグメントはオフ時に
   GNDになると記されてる。

以下、逆電圧になる回路。
2018年5月31日:電波チェッカ用レベル表示回路案
2018年9月27日:電波チェッカ用12LEDレベル表示回路
2022年12月14日:Arduino UNOを使ったUSB電流計 4桁表示も
2022年11月29日:Arduino UNO(のチップ)を使ったUSB電流計

逆電圧といっても、電流制限抵抗が入っている
おかげで、もろに電源電圧じゃなく反対側の
Vf電圧が加わるようになる場合もあります。

逆電圧にしても、最大電流、最大電力を越えなければ、
破壊には至りません。
しかし「劣化はどうや?」っと言われたら・・・
  わかりません。

ご意見をお待ちしています。



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2023年1月30日 (月)

電流検出アンプ 入力端子になぜかマイナスが出てくる

過去、あれこれ電流検出アンプを使ってきましたが
「謎」の動作に遭遇。
使ったのはTIのINA281A3 。 100倍のアンプです。

回路電源Vsには+5Vを供給。
Rsenseはとりあえず0.1Ω。
IN+とGND間にCVCC電源をつないで、
IN-とGND間に定電流負荷を。

これでちゃんと。負荷電流に比例した出力電圧が
出てきます。
  ※これはあたりまえにプラスだけ

I11_20230130103001

ところが・・・・
IN+へつなげている負荷への供給電源を外すと・・・
IN+端子とIN-端子に「マイナスの電圧」が出現する
のです。

Rsenseの抵抗とIN-側の負荷を外しオープンにすると
およそ「-7.7V」が出現します。

ICの電源は+5V。
プラス電源だけの回路のマイナス電圧が出現で、
なんじゃこりゃ?

負の電圧を発生する可能性は・・・ICの中味だけ。

GNDへの短絡電流は約「-40μA」。
アンプのバイアス電流っぽい。

ブロック図や回路の動作解説には記されていませんが、
ICの内部でチョッパー回路が使われていて、そこで
作られたマイナス電圧が出てくるのかもしれません。


※追記
同種の電流検出アンプに INA290があります。
  ※アンプ後段にFETを付加して電流と抵抗比で
   ゲインを決める方式。
IN281とINA290のデータシートと比べると、
こんな違いが記されています。

まずIN+、IN-端子にマイナス電圧が出たINA281。

H11_20230131084001
入力電圧がマイナスまでOKと。

そしてINA290。
H12_20230131084001

こちらはプラスの入力だけ。

特性のグラフには、最低入力電圧が電源電圧に
依存する様子が示されています。
H13_20230131084201
電源電圧が5Vなら、計れる最低電圧が2.7V
と規制されてしまいます。

INA281は「マイナスまで計れるぞ」っというところの
構造の違いがIN+、IN-端子の電圧に出ているのだろうと
推測してます。

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2022年10月18日 (火)

三和の針式テスター「GP-5」不調

長いこと使っている三和の針式テスター、
 「各レンジの応答はあるのだけれど、針の振れが悪い」
という症状。

「回路図ありませんか?」と三和電気計器のサービスに
問い合わせたら、
 ・1982~1994年まで生産されていた機種。
 ・残念だけれど資料が出てこなかった。
とのこと。

このテスター、内蔵電池の液漏れで2012年に修理していました。
  ・2012年11月14日:テスターの電池が液漏れ

「どこかの抵抗でもおかしくなったか」と、メータの配線を
外してから(電池も)、それぞれの抵抗値をチェックしてみま
した。
Ss21

しかし・・・異常なし。
マーキングされたのと、そんなに違わない値です。

怪しいなぁっと思ったのが半固定抵抗。
「ちょんちょん」と触ると・・・復活!
Ss22

これの接触がおかしくなっていたようです。
  ※調整方法が不明のため、交換はせず。

とりあえず復旧できましたが、ちょっと不満があります。
指針の動きがスムーズじゃありません。

例えば10Vレンジで、半分の5Vを加えて針を振らせたとき、
4.8Vくらいで針が止まってしまうのです。
停止後、メーターの保護カバーを指先で一回「トン」と
叩くと5Vぴったりに指針が来るという状態になっています。

可動コイル中心部の軸受けピボットの問題かと思うのですが、
これの調整ってどうすれば良いのでしょう。
  中心軸はマイナスドライバで回ります。
  その外に固定用ナットが。

Ss23

ちょっと回してみたけど(半回転ほど)、改善は
見られませんでした。
Ss24

「壊れてもよいメータでコツをつかんで」ということに
なるでしょかなぁ。

この指針のヒステリシス現象、
  佐藤テック君ところの「SH-83TR」
でも生じています。
相談を受けたのですが、私にはお手上げで・・・。





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2022年10月 3日 (月)

サーミスタ103JTで計った温度をアナログ出力

失敗談、2022年9月28日:回路設計はデータシートの熟読から。 スペックをちゃんと調べろ!
この発端の製作物です。

「温度→電圧」変換はLM35やTMP35あたりのセンサーが
便利なんですが、ブツに接触させて温度を測るときにちょいと
問題があるんです。
 ・形状のせいか応答が遅い。(TO-92パッケージ)
 ・足から熱が逃げるのか、低い目の温度が出る

  ※型番、LM35は、昔はナショセミ。今はTIに。
   そしてTMP35はアナログ・デバイセズに。
   ややこしいぞ。

応答が早くて間違いなくブツに接触できる温度センサーという
ことで、「セミテックのサーミスタ103JT」を使って、
 ・センサーの抵抗値から温度を算出。
 ・温度をD/A出力。
という方法で、アナログ値を得るようにしました。
  ※単純なことをするのに、むちゃたいそうな回路。

Tn85_thm1

ATtiny85を選んだんがそもそも失敗。
でも、作りかけたんで、完成形に仕上げてみました。

測定温度範囲は0~80℃。
10bit分解能のA/Dで温度を得てますんで、分解能は
ざっと0.1℃。
これを0.0V~4.0Vの電圧に変換します。
1℃あたり0.05Vのスケールです。

AVR studioでプログラムを組んでます。
フォルダーごと圧縮。
   ・ダウンロード - thm_85_da1.zip

10bitのA/D値から2kバイトのテーブルで温度に変換
という手抜き手法。
複雑な算術関数は使っていません。

回路を組み込んだプラケースはダイソーの「ミニケース5個組」
M31
M32

この回路の電源は、
Arduino-UNO 12bit×4chアナログ SDカードデータロガー完成形
から供給します。

さて、温度センサーIC:LM35(TMP35)とサーミスタ103JTの
違い、どんなもんかと調べますと・・・

15Ωのホーロー抵抗の側面にセンサーをくっつけて、
抵抗を通電して発熱させます。
その時の温度変化を電圧として記録しました。

M11_20221003101301

M12_20221003101301

まずは、センサーを軽く貼り付けした状態から。
M13_20221003101301
すると・・・
Cap004_20221003101401
センサーICとサーミスタの出力に差が生じます。
時間が経過してもそれが埋まりません。

M14_20221003101301
テープでぐるぐる巻きにして、温度が逃げないように
したつもりでも・・・
Cap005_20221003101401
途中で段ボール箱をかぶせましたが、時間が経っても
2℃くらいの差が埋まりません。

そこで、2017年11月6日:液晶表示器「焼き鈍し」
で使った「保温箱」で試してみました。
この2種以外にも、センサーICとサーミスタを加えます。
M21
2と4が今回のセンサー。
1はセンサーICの外周を熱収縮チューブで覆っています。
4は同じ103JTですが、先端近くまで熱収縮チューブが来ています。

センサー部分はむき出しのまま、電線のところでマスキングテープを
巻いてまとめました。

65℃で保温された箱の中に投入しますと、数分で4つとも温度が
安定、収束します。
  ※電線部分、およそ20cmは保温箱の中に入っていて、
   先端のセンサー部と同じ温度になっているかと。
Cap006_20221003103401

また、4つのセンサーを箱に入れたまま、箱を室温
から加熱した場合も20分ほどで65℃に到達し、
その後の温度差はそれほど感じません。

Cap007_20221003103401
  赤:保温箱温度制御センサー
  緑:サーミスタ 4
  青:サーミスタ 3
  マゼンタ:センサIC 2
  シアン: センサIC 1

発熱体に直接接触させて温度を測る場合と、周囲の空気ごと
温度を測るということで差が生じるのでしょう。

このあたりをもうちょい勉強しようとすれば、何を
調べれば良いでしょうか?

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2022年9月29日 (木)

「ダイソー ミニケース 5個組」が見つからない

ダイソー ミニケース 5個組、小物部品入れだけじゃなく、
ちょっとした回路を入れ込んでおくのに便利。

D11_20220929161801
ところが、この商品。終息してしまったみたいで、
ご近所のダイソーでは見かけなくなってしまいました。

ニッケル水素電池「LOOPER」 も見かけなくなってしまい
ましたし。

「糸ようじ」のプラケース はおもちゃ病院仲間のルートで
手に入るので助かっています。

ちょっとした小物を組み込むケース
 ・絶縁の心配がいらない樹脂製
 ・中が見える、透明あるいは半透明
何かイイの、ありませんかねぇ。
  ※フリスクのケース が有名どころか・・・
   けど、私は使ったことがありません。

※追記 10月1日
昨日、近所のダイソーに寄ってみましたが、やはり
「ミニケース5個組」はありませんでした。
店員さんに聞いても「入荷するのかどうかは不明」。
あれこれ見ていますと、こんなのを発見。
  ・No.1434 トラベルケース S 2P
11_20221001082101

奥のピンクのがこれまでのミニケース。
トラベルケースSは完璧に透明。
12_20221001082101

材質はポリスチレン
   ミニケースはPP:ポリプロピレン

PPのミニケースは柔らかいので、ケースの加工は
もっぱらカッターナイフ。  (丸穴はドリルだけど)

ポリスチレン、Wikipediaにはこんな記述が。
  比較的硬質の、無色透明あるいは白色のプラスチックで、
  染色性、塗装性や接着性、切削等の加工性も良好。
  欠点として、弾性に乏しく曲げや衝撃に弱く、傷もつきやすい。
  また経年とともに黄変や曇りを生じ、実用品としてはやや
  耐久性が劣る。

※追記
ダイソ-「ミニケース5個組」に収まる基板の大きさ。
31_20221002135901

秋月電子の「Cサイズユニバーサル基板」より
ちょっと小さめ。
33_20221002135901

でも、「トラベルケース S 2P 」には入らない。
32_20221002135901
5mmくらい削らないと・・・


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2022年9月16日 (金)

あなたの「名」は何? どうやって探せば・・・

M4の皿ビス。
11_20220916151401
普通は右の大きさ。 皿の部分の径が8mm。

左側が欲しい皿ビス。 皿の径がざっと7mmでちょっと小さい。
薄い鉄板を固定する用途。
   ネジを外す時、固くって、プラスのネジ頭をこじって
   しまったため、ネジを新品に交換したいわけで。
   ほんとに固かった。
   6本のうち、3本が固着。
   油をたらしたりヒートガンで温めたり・・・
   でも、普通のプラドラではゆるまない。
   そこで、フライス屋・佐藤テック君とこへ持ち込んで、
   ハンマーでぶったたくインパクトドライバを出動し
   てもらった。
   中華製じゃなく、国産の高そうなツール。
   さすがメカ屋。
   電子回路屋はそんな工具を持ってないゾ。

しかし・・・このネジ、
  「名前」が分からんので探し出せない・・・困った・・・

で、ネットではなく紙のカタログをペラペラめくっていて発見!
小頭ねじ」でOK。

皿小ねじ 小頭 M4」で探し出せました。
めでたし、めでたし。
  ※到着待ち

※追記:皿ビスを現物の鉄板に乗せたら
12_20220917080901

通常品(右側)だと出っぱるのがよく分かるかと。

それぞれの分野での呼び名。
分野が違うと「なに? それ?」です。


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2022年4月15日 (金)

Arduino IDEでRaspberry Pi Pico:A/D入力が…あれっ?

Arduino IDEでRaspberry Pi Pico:PWMでD/A出力してA/D入力を試す
この続きになるのですが、オペアンプとPicoのA/D入力の間に入れた
CRフィルタ。
これがどうもおかしな挙動をするのです。

Pwm_ad31

まず、コンデンサ無しで抵抗だけで。
抵抗値を変えて様子を見ます。
R12-2

抵抗値を大きくすると電圧ドロップが発生して
読み出したA/D値が低下します。
3.3kΩになると「もうアカンでぇ」という感じ。

そこにコンデンサ(仮に0.1uFの積セラ)を入れてみたの
がこれ。
R12-1
瞬時的なA/Dのサンプル電流をコンデンサが吸収してくれる
のでしょう、ドロップが改善されます。
直列抵抗を100kΩにしても抵抗だけのようなドロップは
生じません。

しかし・・・
「100Ω+0.1uF」だと、100Ωの抵抗だけの時は
直結と変わらなかったのに、入力電圧が上がったところ、
Vrefの1/2を越えたところあたりからおかしなドロップ
が生じます。

この挙動は、いったい何なんでしょうね。


※積セラをフィルムコンに変えてもほぼ同じでした。
  (100Ωだけで試して)
Cap103
直結と100Ωだけは同じグラフが出てきますが、
0.1uFを入れるとアレレに。

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