DDS IC「AD9833」をArduino UNO R3で制御:箱入れ #2
・DDS IC「AD9833」をArduino UNO R3で制御:箱に入れる
ここからちょっと手直し。
・高い周波数で方形波を出力するとちゃんとした
波形が出てこない。原因はアンプの飽和。
・AD9833の出力、正弦波と三角波だとおよそ
0.6V(p-p)なのが、方形波だと電源電圧フルスイング
になってしまう。
・このため、前の回路では前段のアンプ(4V(p-p)まで増幅)
が飽和。
・そこで、方形波の時にレベルを下げるような細工
を入れ込む。
・使ったのは2入力のアナログマルチプレクサ。
74LVC2G53 8pinのIC
「2G」なんで2ゲートかと思いきや
機能ブロック的には一つだけ。
なんかへんな感じ。
・方形波を出力する時は、出力レベルを1/9した側に
切り替える。
・飽和しないしLPFを通らないので、まっとうな
方形波(今度はアンプでの帯域制限)が出るように。
ということで、こんな回路になりました。
※回路変更あり(一連のコメントを参照)
・BSch3Vのデータ
・ダウンロード - ad9833_04.ce3
切り替え機能を追加したスケッチ。
・ダウンロード - ad9833_03.zip
AD9833を使う時の参考にどうぞ。
周波数を高くするときにいるのは、やっぱ、フィルタです。
これ以上の高速アンプは電気食いだし、電池運用はちょい
としんどいか。
※回路図をちょっと訂正
LVC2G53の手前の2段CRフィルタ。
マルチプレクサの入力容量がけっこうあるようなので
(データシートでオン時約20PF)フィルタ部を変更しました。
入力部の抵抗を200Ω→1Kに。
コンデンサをなしに。
1MHzあたりからレベルが落ち始めます。
4MHzになると出力電圧はほぼ半分に。
※追記
AD9833の出力を
・出力レベルを可変したい
・出力ののDCオフセット電圧を可変したい
ときの方法、面倒でもこんな構成かと。
方形波の時はLPFを通さずできるだけ「生」信号
を使えるよう、MPXで分けます。
正弦波、三角波の時だけLPFを通します。
12dB/octので描きましたが、2段にして24dB/octや
LCフィルタでも良いわけです。
方形波出力のとき、後段アンプを飽和させないように
します。
飽和させると電源ラインが汚くなります。
周波数が高くなると、高抵抗が使えなくなるので
ボリュームの入力部が面倒になります。
※現スケッチのままで動くように。
マルチプレクサのプルアップ抵抗をプルダウンに。








































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