コテ先温度を読みたいゾ う~む。
コテ先温度を読めるかとアマゾンで買った「熱電対」。
・Tenweet HAKKO 191-212はんだごてチップ温度計用
温度センサーライン
10個の鉛フリー温度センサーライン
10個で494円と格安。
コテ先を当てられるよう基板に固定して補償電線で
温度計と接続。
しかし・・・
加熱したコテを当てたときの安定性が良くありません。
コテを当てる場所により大きく変化します。
MAXホールドの機能があり、ピーク温度は分かるので
すが、それもほんとなの?っともうひとつ。
コテ先をクリーニングしたり、ハンダを盛ったりして
も、もうひとつ「これがコテ先温度だ」という感触が
得られないないのです。
それなりに温度は出ます。
常温域では3本足熱電対と黄色線の熱電対との
温度差は0.4℃。
この二つの熱電対を段ボール箱に入れ、ヒートガンで加熱。
160℃まで「アツアツ」にした時の温度差は5℃くらい。
反応が良いのでヒートガン口先から出るホットエアーの
当たり具合による変動が大。
大きな差はありませんでした。
3本足の熱電対、写真のようにプラス側とマイナス側の
熱電線をよじって、中央のリングで押さえつけている
構造です。
溶接はされていないのでしょう。
ここでの接触が不安定だと、後方のよじって接触させた
部分が感熱ポイントになってしまいます。
コテ先にハンダの球を作り、それを押さえのリング全体に
乗せると安定するような感じです。
黄色線の熱電対先端をハンダ球に入れた時と似たような
温度が出ます。
ちなみに・・・
熱電対の自作方法に関しては、この記事が秀逸です。
・トランジスタ技術 2013年4月号
・トランジスタ技術 2013年5月号
記事のとっかかりがpdfであります。
・https://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/backnumber/2013/04/p141.pdf
・https://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/backnumber/2013/05/p160.pdf
この3本足の熱電対を買ってごそごそするより、普通に先端が
溶接された熱電対をコテ先のハンダ球に入れる方が安定して
計れるのではないかと思います。
どうでしょか。。。
トランス型ACアダプタ改造のオートトランスで
電圧アップしたときの温度上昇、こんな感じでした。
HAKKO DASH FX-650(15W)
100V 113V
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3本足 340℃ 382℃
黄色 347℃ 385℃
40℃くらいアップしてるようです。
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