電源

2022年5月30日 (月)

モノリシックパワー(MPS)社製ブーストコンバータIC「MP3120」試運転

電池電圧チェッカーでは、検査する電池からLED表示の
ための電力を取り出しています。
使っているのはリニアテクノロジー(現在はアナログデバイセズ)製
の「LTC3400」。
およそ0.8Vの電圧があれば起動します。
これで、計測と表示を行うマイコンのための電源約3.8Vを出力
します。

このLTC3400、徐々にですが価格が上昇。
今は一つ700円くらいになっています。
  ※昔は350円くらいだったのに。
   製造終息品ではなく現行品です。

似たようなスペックの「石」がどこかに無いものかと
探していました。
 ・同じピン配置
   プリント基板のパターンや部品を
   変えたくないので。
 ・同じような能力
   0.8Vで起動してほしい。

見つけたのが「モノリシック・パワー・システムズ」の
MP3120」。
デジキーだと250円くらいの価格です。

スペックで少々異なるのはフィードバック電圧。
LTC3140が「1.192V~1.23V(typ)~1.268V」となっているところ、
MP3120だと「1.17V~1.21V(typ)~1.25V」と少し低くなっています。
  ※およそ2%。 誤算の範囲かと。

さっそくですが、試してみました。
ひさしぶりに引っ張り出してきたDCコンバータの実験回路。
  ・反転型チャージ・ポンプIC:LM2776の特性
なんかで、この実験回路を使っています。
2010年に製作したもので、マイコンは「ATmega88」。
  ※Arduino-UNOを使い始める前です。

U11_20220530165101
組んでいるユニバーサル基板がサンハヤトの「ICB-98」。
「紙エポキシ」なんで切りやすい。
そして、◎パターンはハンダメッキで、手組みに使うのに
最高だったんです。
ところが、ラインナップから外れちゃいました。
ハンダ無しのフラックス仕上げのタイプが出ていますが、
作業の時に手で触ると銅箔面が傷んじゃって使いにくい。
で、このシリーズは使わなくなっちゃいました。

こんな回路。
Dcctest1

MP3120を小基板に組んで、
U12_20220530165201
3.75V出力での、入力電圧を0.1Vステップで変えながら
負荷電流を変えて、出力電圧の変化と入力電流の変化を
グラフにします。
Cap016
Cap015_20220530165401
LTC3400は3.3Vと5.0V出力で計っていますが、およそ、
似たような感じです。
 ・2010年11月04日:LTC3400の特性

実機(電池電圧チェッカー)に取り付けてみて様子を見ます。

※LTC3400の標準回路
T1_20220530165401
※MP3120の回路
T2
R1=1MΩ、R2=470kΩ、L1=10uHで試しました。

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2022年1月14日 (金)

オンボードDC-DCコンバータが入ってこない!

電子部品供給の逼迫で、DC-DCコンバータ(モジュール)が
入ってきません。
「コーセル」に「TDKラムダ」、有名どころのがアウト。
問い合わせに「納期不明」や「半年先」の回答。
この前、困ったのがこれ。
コーセルの15W。
  ・MGS152405  (degikeyで検索)
11_20220114103501
24V入力で5V出力。
できあがった基板へハンダしますんで、同一ピン配置じゃないと
あきません。
なにか代品が無いものかと探したところ、出てきたのが
このモジュール。
12_20220114103501
  ・PDQE15-Q24-S5-D
ctrl:on/off制御のロジックが異なりますが、使っていなければ
置き換えできます。
少し背が高くなりますんで注意。

もう一つがTDKラムダ。
  ・CC3-2412DF-E
13_20220114103501
24V入力で±12V出力。
これも入ってきません。
探しましたら、これが使えそうです。
  ・BTB24-12W12D  (現物はまだ入手していない)

いつまでこんな状態が続くんでしょうねぇ。



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2021年12月24日 (金)

修理:オンボード・スイッチングレギュレータ回路

とある制御回路基板の修理依頼。
  「電源が入らない」という故障内容。
AC100V供給のスイッチングレギュレータ回路が載っていて、
それが動いてません。
電源投入の一瞬だけ出力電圧が出るんですが、すぐにドロップ。

制御部回路に外から電源を加えるとマイコンや周辺が動き出した
んで、一安心。
電源部の故障だと判断できます。

長年稼働したスイッチングレギュレータ、故障原因のほとんど
がコンデンサの劣化。
AC100V入力の平滑コンデンサか出力段の平滑コンデンサ、これを
交換すれば動き始めることが多いかと。

でもダメでした。
どんな制御回路かと追いかけてみたら・・・
富士電機製の電源制御ICが使われていました。
型番が分かればデータシートが引っ張り出せます。
  ※便利な世の中です。

11_20211224152101

データシートのサンプル回路を見て「おっ」と気になった
のが、ICの制御電圧を供給している回路。
スイッチングトランスからダイオードを通って平滑して
ICのVCCに電源供給。
これを追いかけたら電解コンデンサが使われていました。

22_20211224152201

21_20211224152201
23_20211224152201

この小さなコンデンサ、これがアウトになってました。
交換で復活。
めでたしめでたし。

で、ここからが昔の話。
2018年9月20日:バッファロー WiFiルーター 「WHR-G301N」故障
この故障電源。
一次と二次の平滑コンデンサは正常でした。
この時の写真をよく見ると、もう一つ小さな電解コンデンサが
基板に載ってます。
この電源、ひょっとするとこれが悪かったのかも。
捨ててしまったんで、もう確かめられませんが、
今度、似たような修理が来た時は注意しておこうということで。

 

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2021年9月14日 (火)

LM317を電圧可変するとき

たまたま見ていたトランジスタ技術2015年5月号。
T11_20210914113801
この特集、
要点300超! 教科書卒業! 百戦錬磨の回路図

この中の「第3章 百戦錬磨の電源回路
  「必ずお世話になる3端子レギュレータを攻略
  著者 脇澤 和夫 さんの記事、p82
要点89
可変抵抗器はスライダの接触不良が起こりにくくして使う
でLM317につなぐボリュームの接続方法を解説され
ています。

T12_20210914113801

スライダの接触不良が起きてもオープン状態にならないよう
ということで、まとめられています。

※関連
ラジオペンチさん「おもちゃ病院用のDC安定化電源の製作」を拝見して
ラジオペンチブログ:LM317の回路をあれこれ検討、ガリオーム対策と最小負荷電流


※追記
当初、こんな提案をしようかと考えていたんですが、
本末転倒のような気がして・・・
Ll1
  (コンデンサなどは省略)

ADJ電圧を固定したら、そこより1.25V高い電圧が
出力に出て安定化できるかと。

しかし、
 ・オペアンプがいる
 ・基準電圧源がいる
 ・発振しないか?の確認
 ・パワーオン時の挙動は?の確認
 ・オペアンプの発熱は?
    最低動作電流を引き込むんで
    電圧が高いと発熱。
 ・めんどうなことをしても0Vから出力できない
など・・・
余計にわずらわしそう・・・

※電圧設定用可変抵抗器スライダーの接触不良で
 高電圧が出てしまう(かもという不安定要素)を
 解消する方法。 これで決まり!

【2021年9月15日01時12分】の ARO さんからのコメントで
図示いただいたのがこの回路。

317

通常運転時はスライダー(2)がGNDになって、
(1-2)間の抵抗で電圧を制御。
このとき、(3)の電圧は0VでNPN Trのベースも0V。
ベース電流が流れないのでTrはオフ。

もしスライダーがオープンになったら、可変抵抗器の
(1-3)間=1kΩと120Ωの抵抗を通してTrのベースに
電流が流れてTrがオン。
(C-E)間は(B-E)間電圧よりちょっと大きくなるので
0.7Vくらい。
LM317のADJ端子の電圧がこの値に落ち着きます。
LM317のOUTとADJ間の電圧が1.25Vなんで、
(C-E)の電圧を加えて、およそ2Vの電圧がOUTに
出てきます。

トランジスタ1つでスライダーの接触不良で高電圧が出て
しまうという不安が解消できます。
  ※小さなガリは並列に入った10uFが吸収
   してくれます。
絶妙な保護回路。


※さらなる情報
 この回路、
初歩のラジオ、松本悟氏の記事だと思います。
彦左衛門 さんから。【2021年9月15日 13時16分】

※ラジオペンチさんとこでの検証(2021-09-17)
LM317で電圧可変電源を作る時のガリオーム対策の決定版

さらに・・・電圧を調整するボリュームのつなぎ方に話が進む
  ・検索:可変抵抗器の陽極酸化

 

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2021年9月 3日 (金)

ラジオペンチさん「おもちゃ病院用のDC安定化電源の製作」を拝見して

ラジオペンチ:おもちゃ病院用のDC安定化電源の製作
を拝見して・・・
主回路は可変出力電圧3端子レギュレータのLM317
この使い方についてあれこれ。

(1) 短絡保護回路Tr Q1のベースにR1を入れてあります。
  これは
  この抵抗の必要性、ここ↓で解説しています。
    ◆抵抗を1本けちって電源が飛ぶ

(2) どうしたものか、と思うのが、電圧設定用のVR1
  これが短絡(0オーム)で最低電圧(Vrefの1.25V)を出力。
  抵抗値を上げるにつれ電圧が上昇。
   もし接触不良が生じてオープンになると・・・
    最大電圧が出てしまいます。

  こんなこともありました。
    ・アルインコ製12V・3A出力の電源を修理

  これに使われていた電圧調整用半固定抵抗、
  オープンになっても最大出力が出てしまうと
  いうことが回避された設計になっていました。

  スライダーを動かした時の瞬間的な接触不良
  (ガリ)を避けるには、VR1に並列にコンデンサ
  でしょうか。
    放電用にR3に並列にダイオード(上向き)も

LM317やLM337を使って可変電圧出力電源を
作るとき、ボリュームをどうしたものかと
毎回悩む問題です。


※まったく毛色の違うICですが・・・
モトローラのDCサーボモータドライバー(アナログ制御)
MC33030 ・・・もう売ってない!

これの制御入力とフィードバック入力には電圧を
可変するということで、ボリュームを使います。
その接触不良対策。 こんなふうになっています。

  ブロック図
S11_20210903140101

これだけでは分からないので、接続例を。

S12_20210903140101

9番ピンと2番ピンに入力フィルタ用のコンデンサを
つなぎます。
これが接触不良をおこしたら、「えらいこっちゃ」に
なっちゃう。です。
サンプル回路では0.01uF~1.0uFが使われています。


※参
2012年03月05日:おもちゃ病院用電源
供給電源はACアダプタで(18Vくらいを)
  出力電圧0~15V 出力電流2.5A
今さっき見たら、電圧電流表示のプログラムは
Cじゃなく「アセンブラ」で書いてました。
電流検出アンプ LT6100 のお試し回路的な
構成になっています。

※さらに
電圧設定ボリュームに「ガリ:接触不良」が生じた時、
最大電圧が出てしまうという問題、3端子のLM317では
なかなか難しい。
レギュレータの電圧フィードバック端子が別個に出てる
「4端子」レギュレータを選ぶのが解決策でしょうか。
 ・JRC:NJM2389 (4端子 1.5~20V出力)
 ・JRC:NJM2397 (4端子 1.5~20V出力 保守品)
 ・東芝TA4800 (5端子 1.5~9V出力 終息品)

使ったことはないけど、「さすがリニアテクノロジー」
(今はアナデバだけど)というレギュレータ。
 ・LT3083 (5端子 0~23V出力)
0Vから出力が可能。
  ただし、ボリュームを使って電圧可変
  した時は、オープンで最大電圧という
  問題は顕在。
秋月で780円とだいぶと高価だけど。
しかし、応用例が面白い。

・基本回路
31_20210905135801
※RSETがオープンになると最大出力になってしまう。

・定電流回路
32_20210905135801

・組み合わせると、実験用電源回路に
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・D/Aなど外部電圧で出力電圧を制御
33_20210905135801

※参
ボリュームじゃありませんが、
 「切り替えスイッチ接点接触不良による抵抗値の誤認識」
の例をどうぞ。
 ・2012年08月08日:E-520修理完了

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2021年7月26日 (月)

秋月の5V出力昇圧DC-DCコンバータXCL102の起動電流

秋月の5V出力昇圧DC-DCコンバータXCL102が起動に失敗 その原因追求

では、前段に入れた三端子レギュレータの電流リミットが原因でした。
XCL102の挙動、これをちゃんと見ておこうと再試験。

  ・XCL102だけで (三端子レギュレータなし)
  ・C1とC2の有無で
  ・負荷電流は前と同じ30mA
  ・電流検出波形レンジを1Vで1Aに
    ノイズで見にくくならないようオシロの
    サンプリングを高分解能モードで。
  ・供給する電源の電圧は3.3V

お手軽にブレッドボードで。
11_20210726105001

・C1、C2無し  無負荷 (XCL102)
Da022  

・C1なし C2=47uF 30mA負荷
Da026

・C1=47uF C2=47uF 30mA負荷
Da027

XCL103で C1=47uF C2=47uF 30mA負荷
Da028

※異常事態発生!
あれこれしている途中、こんな異常事態が発生。
XCL102の電源入力、ちょっと残留電圧が残った状態
3.3Vを加えたら・・・
起動直後、ピークが5Vをオーバーする出力波形
出ちゃいました。
Da021
    C1=C2=47uF 負荷電流30mAで

これはアカン!
残留していた電圧は0.6V手前。
この時、XCL102はオフしています。
これに3.3Vを印加。 するとオーバー電圧が!

何度もやりましたが、いつも出るわけではありません。
  ※出すのが難しい。
   でも、記録できちゃいました。

また、残留電圧があると起動に失敗(5Vが出ない)すること
がありました。
三端子レギュレータは外してますので、電源の電流不足
が原因ではりません。

入力に残留電圧があると、
  ・起動に失敗するかも。
  ・+5Vを越える電圧が出るかも。

どのくらいでどうだといところまで追いかけていませんが、
ちょっと心配です。

※追記
・0.6V弱の残留電圧といっても、トランジシタのバイアス電流
 程度のもの。 100ΩをGNDにつないだらほぼゼロに。

・XCL102の「CE」入力電圧が関係するかな。
 CEの判定が微妙で、電源投入時に働く何かが動かない
 ことがあるとか。

・再現しようとすると、手作業でじゃなく自動的な実験回路が
 いるかな。
 「たまたま出た」「それがうまいこと記録できた」ですから。

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2021年7月25日 (日)

秋月の5V出力昇圧DC-DCコンバータXCL102が起動に失敗 その原因追求

秋月の5V出力昇圧DC-DCコンバータXCL102とXCL103
  (これにコメントしたトラブルとは関係ありません)

XCL102(PWM制御タイプ)を使って組んだ回路、ちょいと手直し
して「電源スイッチをオフしているときは外部電源に切り替え」
を試したみました。

元の回路は単3電池2本で動作。
5V電源の負荷側消費電流は30mAほど。
電池側の電流は3Vで50mAちょい。

こんな具合にDCジャックに三端子レギュレータを
くっつけて3.3Vを得ます。

D11_20210725145601

スイッチがオフの時、これをXCL102に供給すると
いう改造です。
  ※DCジャックからの直接電源供給でも
   良いのですが、使うACアダプタが
   5V出力のじゃなく6Vでも9Vでも大丈夫
   というふうにしたかった。
   で、三端子を入れたという次第。

とことが・・・何かの拍子、起動に失敗するのです。
電池側に切り替えてオンした時は大丈夫。
スイッチオフで三端子側で起動失敗が発生します。
   ※うまく起動することもある。

使った三端子は「LM2950A-3.3」。
TO-92パッケージの100mA出力タイプです。

これのチカラ不足かと推定して、ブレッドボード上で
あれこれ確かめてみました。
こんな回路で試行錯誤。

D12_20210725145701
ピーク電流に関連するC1とC2の容量を変えて起動を試します。

・C1、C2とも無しで。  (パスコンだけ)
Da000

・三端子レギュレータの出力(DCコンの入力)のC1を10uFに。
Da001

C1=10uFのままでDCコンの出力C2も10uFに。
Da002

・C1=10uFで、C2を47uFに。
Da003

C1、C2とも47uFに。
Da004
  ※起動に失敗。 この常態が生じていたようです。

・C1、C2=47uFのまま三端子レギュレータを
 0.5AタイプのTA48033Fに交換。
Da006

・TA48033Fで、C1、C2=10uFに。
Da007

パスコンの値で起動の状況が変わりました。
回路のノイズ減らしということで、ある程度の容量
のパスコンを電源ラインに入れたいところですが、
すると小電流タイプの三端子レギュレータでは起動の
失敗が発生しました。

0.5Aタイプの三端子にすると、起動の失敗は無くなりました。
しかし、電源投入時には思いのほか大きなピーク電流が生じる
ことが判明しました。
   ※ピーク電流、三端子を変えたから出たというわけでは
    なく、元々、生じています。
    このピーク電流に耐えられなければならないわけです。
    (max2Aくらいか。Cで変化。無負荷にしても発生)

DC-DCコンバータ、起動後の特性だけでなく電源オン時の
挙動にも注意が必要です。

電子回路、まずは電源回路がしっかりしていないといけません。
初めての回路は、オシロでの確認が必須です。


※続き
秋月の5V出力昇圧DC-DCコンバータXCL102の起動電流
    ↑
  異常現象に遭遇! どうしたものか・・・

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2021年5月14日 (金)

お手軽電力計 試運転・・・ちょっと失敗と改良点

アナデバの電力計用IC AD71056を使った有効電力測定回路、
この試運転に、リコーのデジカメGX100用バッテリー充電の
様子を記録してみました。

Gx100a
30分ほどフル充電。
その後40分ほど徐々に充電電流を減らしながら
フル充電に持ってきている様子が消費電力から
想像できます。

左側が充電器にセットしたGX100の電池DB-65。
G11_20210514101601

充電器の定格
G12

すると、あれこれ反省点が・・・

・現在は1秒に1行のデータ出力頻度。
 数時間記録するもの(ゆっくり変化するもの)だと
 データ量が多すぎる。
 一晩放置だと4万行にも。
 出力間隔を10秒や1分に切り替えできるようパラメータ
 設定を増やすべきだろな。
   ※1秒ゲートの周波数測定。
    それを10秒間積算して平均値を0.1Hz単位で
    出している。
    そこから電力値を計算。

・チャートレコーダーで記録することもあるかと
 電力値を電圧で出力するD/A出力を設けた。
 これはこれで役立つと思うが・・・
 さらに、A/D入力も欲しくなった
 例えば、
   温度や照度の変化を電力と同時に取り込む。
   充電中の電池の温度変化もいっしょに記録で
   きるかと。

・測定物をつなぐ出力に注意!
 今回、充電器をつなぐのに「スイッチの付いた延長コード」
 を使った。
 しかし・・・こいつにon/off表示のネオンランプが
 付いていた。
 充電電力の測定にはこのネオンランプ点灯の電力も加味さ
 れてしまってた。
 これが「0.06W」・・・失敗
    ↓
G13

A/D入力を増やすには・・・
現回路、ATmega328Pのポートは一つしか余っていない。
  ※PB5(LED出力)ポートで、これは割り込みや
   処理時間チェックのためのパルス出力用に
   置いておきたい。
A/D入力ポート(PC0~PC5)は液晶表示に使った。
これのデータ線(D4~D7接続)は、D/A制御の2本
「SCK、SDI」と共用できるか。
ということは内蔵A/Dが2ch使える。
なんとかなるか!

※積算した電力量もいるかな・・・
 もともとが積算電力計用のICだ!

 

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2021年5月13日 (木)

アナデバの電力計用IC試運転回路の電力を測ってみる

コンデンサドロップ方式の電源回路、ラジオペンチさんが
 ・peacefairのAC電力測定アダプタ PZEM-004T v3(回路調査編)
で調べておられます。
  AC100V/50Hzを加えたとき、実効値で15mAの電流。
  電力にすると1.5VA。
   (カレントトランスを使っての測定)
目的は3.3Vの電源電圧供給。
必要なのはおそらく20mWほど。(出力5mAほどとしたら)
それに1500mVAの電力です。

ところが・・・
電気代の元となる実際の電力(有効電力)はゼロの表示。
コンデンサを出たり入ったりするだけでチカラを出さない
電力がほとんどで皮相電力が1.5VAという話になるのです。

これ、どんなものかこちらで作った電力測定回路でも
試してみました。
この回路を試します。
  ・2021年1月8日:アナデバの電力計用IC、試運転
Pwr_mtr1a
     ↑ この部分の挙動

AC電流を実効値測定できるテスターをつなぎ、
2021年5月11日:アナデバの電力計用IC、ケースに入れAtmega328Pで読む
これで有効電力を測ってみました。
A11_20210513151101

60Hzで電流が約18mA。 (その時の電源電圧が97.3V)
これで計算できる皮相電力1.75VA
この時に液晶表示された有効電力0.28W
  ※Hz値はアナデバのICが出すパルスの周波数
   これをArduinoで電力値に換算。
電流に換算すると2.8mA。

ついでだから電源電流と供給電圧の関係をオシロで見てみます。
電流はカレントトランスでピックアップ。
電圧は普通のトランスを電源ラインにつないで。
こんな具合。
A12_20210513151101

電源電圧の正弦波ピークから外れたところ、ゼロクロス付近
(90度位相差)で電流が流れています。
  ※瞬時電力の変化を想像できますでしょうか?

コンデンサドロップ方式の電源、過去、あれこれ使ってきま
したが、
  ・有効電力はどうなんだ?
  ・電流波形はどうなっている?
この二つをちゃんと見たのは初めてかと。

  ※有効電力を測定してくれるお手軽機材、
   今回の製作でできあがったわけで。


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2021年5月11日 (火)

アナデバの電力計用IC、ケースに入れAtmega328Pで読む

2020年8月26日:アナデバの電力計用IC
2021年1月8日:アナデバの電力計用IC、試運転
2021年1月15日:アナデバの電力計用IC、arduinoで周波数(周期)を計る
2021年5月1日:Arduino UNOで周波数カウンタ:アナデバの電力計用ICのために

まず、この電力計ICへの供給電源について。
コンデンサドロップ方式でAC100V→DC5Vを作っています。
アナデバのサンプル回路「AN-679」では、
 ・ドロップ用のコンデンサ:0.47uF/630V
 ・直列抵抗:470Ω/1W
 ・ツェナーダイオード:15V/1W
 ・平滑コンデンサ:470uF/35V
 ・三端子レギュレータ:78L05
で、構成されています。

C2_20200826092201

2021年1月8日:アナデバの電力計用IC、試運転
では、三端子レギュレータを「LT1129-5」で試作
しました。
これを「78L05」に変えて回路(ケース入れ用に新造)を
作ってみたのです。

すると・・・三端子レギュレータの出力電圧が5Vを
切る事態に。
入力電圧が下がってしまって6Vほどになっていました。
  あれれ。
LT1129の時はツェナー電圧の15Vがしっかりと加わって
いたんですが・・・

これ、何が問題なのか?

・LT1129と78L05ではバイアス電流(レギュレータ自身の
 消費電流)が異なります。
 78L05では3~6mA。
 LT1129だと0.3mAほどとおよそ1/10。
   これ、たまたま手持ちが有ったんで、

・AN-679のドロップコンデンサは0.47uFだけど
 これはアメリカなもんで電源「220V・60Hz」を想定。
 日本だと100Vなんで、流れる電流がざっと半分になって
 電圧ドロップが大きくなってしまいます。

で、対策です。
・LT1129は高価なんで汎用品でバイアス電流の
 小さな安いC-MOSの「S812C50」に。
   (バイアス電流マイクロAオーダーになる)
・しかし、S812C50の最大入力電圧は「16V」。
・15Vのツェナーだとギリギリなんで12Vのに。
   (9Vくらいでも)

あるいは、
・ドロップコンデンサを「1uF」に。

※参考
50Hz、60Hzでのリアクタンスと100Vでの電流
 0.47uF 6.8kΩ 14.7mA(50Hz)
 0.47uF 5.6kΩ 17.9mA (60Hz)

 1uF 3.2kΩ 31.4mA(50Hz)
 1uF 2.7kΩ 37.7mA (60Hz)

※参考:コンデンサドロップ方式電源
https://e2e.ti.com/blogs_/japan/b/power-ic/posts/ac-dc
digikey : tps7a78

※注意:電圧ドロップ用コンデンサの耐圧
たいていのフィルムコン、耐圧の定格は「DC」。
交流で定格が表記されたのもありますが、DCのをACで
使おうとしたとき、どのくらいの余裕がいるか・・・
これを参考に。
 共立エレショップ:ECQE2 474KF
  ・DC定格電圧品の交流使用可能電圧(PDF)
 http://www.kyohritsu.jp/eclib/OTHER/CATALOG/CAPA/capaacdc.pdf

昔々、痛い目にあっています。
年数が経つといつのまにか容量が減少。
その原因・・・内部で皮膜間が放電して電極が消滅・・・

※ケースに入れた様子
11_20210511180401

※回路図
Pwr_mtr2a  

マイコン用DC5V電源は百均のUSB出力のACアダプタ。

※バックアップがわりにスケッチを。
  ・ダウンロード - pwrmon2a.txt
   (テキストファイルにしてます)

ICP1に1Hzパルスが入るようにして、電力計が出すクロックパルス
もどき(1kHz程度のパルスで模倣可)を入れればArduino-UNOで動
きます。
パラメータ設定で使ってるスイッチ操作あたりの処理が参考に
なるかと。
「ENT」は短押しと長押しを区分。
「↑」と「↓」はオートリピート処理。
押し続ける時間でinc値、dec値を増加。
20回以降が±20に。
100回以降が±100にして大きな値の増減に変化。
さらに・・・いったんオフしてから0.8秒以内の操作は
直前のinc、dec値(20または100)を保持。

ここら、自由に使っていただければと。

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