技術史

2023年12月 6日 (水)

『部室からCQ ham radio 創刊号を発掘した話』

「X:twitter」から流れてきたお話です。

JA1YDU:部室からCQ ham radio 創刊号を発掘した話

FM2A05Aへのレクイエム
   五極管「FM2A05A」と「ソラ」比較

横浜旧軍無線通信資料館

| | コメント (0)

2023年7月19日 (水)

40年前のトラ技:回路図用テンプレート

書架の整理で昔のトラ技を移動していたら・・・
ついつい見入ってしまいます。
ほとんどのトラ技、広告は外してしまっていて、
接着剤をくっつけるために使っているページが
ちょっと残っているだけです。

「おおっ!」と思ったのが
1984年11月号に残っていた「サンハヤト」の
広告ページ。
Tp01
こんな「テンプレート」が紹介されていました。
Tp14
  NC彫刻機で1枚1枚ていねいに仕上げた
  精密級-電子回路用テンプレート
価格が1800円。

回路図はトレーシングペーパーに手書きの時代。

机の引き出しを開けると、当時使っていた回路図
描画用の論理記号テンプレートが出てきます。
T31_20230719085901

広告のサンハヤトのテンプレート、これは使ったことが
ありません。

| | コメント (2)

2023年7月 4日 (火)

タイタニック号の遭難者を救助したカルパチア号の記録

Twitterに流れていたリンク
タイタニック号の遭難者を救助したカルパチア号の記録 : R.M.S. Carpathia
  ・https://uec.repo.nii.ac.jp/records/9506

電気通信大学学術機関リポジトリ C-RECS
UECコミュニケーションミュージアム刊行物 展示資料
  公開日 2020-02-14
※日本語のpdfです

| | コメント (0)

2023年3月14日 (火)

アンテナの話は続く「電子立国 日本を育てた男-八木秀次と独創者たち」

館内閲覧用だった? 「アンテナのある風景」「電子管の歴史」
この次は、これ。(図書館へのリクエスト)
八木アンテナの八木秀次さんの本。

「電子立国 日本を育てた男-八木秀次と独創者たち」

Yy1

著者の松尾博志さんがすごい。
よくまぁ八木さんの歴史を調べられたものです。
「八木・宇田アンテナ」のいきさつもみな書かれています。


| | コメント (7)

2023年3月 7日 (火)

館内閲覧用だった? 「アンテナのある風景」「電子管の歴史」

たまたま検索していて見つけたこの2冊。
両方とも重い!

Ss0

Ss1_20230307085701

こういった本、通常は館内閲覧用で貸し出し
できないのが多いはずなんですが、普通に
リクエストできて貸し出しできました。


電子管の歴史」には貸し出しカードが付いているんですが、
貸し出しの記入がありません。
昭和62年11月発行ということは1987年。
分類「549.2」で「書庫」っと背表紙にシールが貼ってあります。
中央図書館へ行っても、窓口でリクエストしないと見せてもら
えない本なのでしょう。

アンテナのある風景」は「書庫 大判」とシール。
これも眠っていたようです。

2008年06月11日:「アンテナのある風景」が図書館にありました
  これ↑と同じものなの?・・・でも表紙が違う

| | コメント (7)

2023年3月 3日 (金)

トラ技編集部行きのフロッピーディスク

お片付けしていたら、こんなのを発掘。
Dd11

トラ技編集部へ記事を入稿するための3.5インチフロッピーディスク。
2002年の日付があるファイルに埋もれていました。
メールでの入稿っていつぐらいからだったんだろ。
投稿記事のまとめ  を見ると、写真はもうデジカメで写している
ようですし。
  最初のデジカメが富士のDS-30。 1998年くらい
  それからリコーのRDC-i500。これが2001年。


| | コメント (0)

2023年2月28日 (火)

スミスチャートを調べると・・・「日本無線電信株式会社の水橋東作は」

昨年の記事、2022年12月17日:紙のイミタンスチャート
スミスチャートの話が出ていました。
スミスチャートをWikipediaで調べる
  『日本無線電信株式会社の水橋東作は・・・
   スミスチャートと等価の計算図表を提案し・・・』
と日本人の名が出ていることに気付きました。
そこで、「水橋東作」をgoogle検索すると・・・

あれこれ出てきます。

https://www.fbnews.jp/201905/mrsmith/index.html
  Mr. Smithとインピーダンスマッチングの話/
  【第7話】スミスチャートは日本人の発明?

http://www.rf-world.jp/bn/RFW42/samples/p082.pdf
  RFワールドNo.42 の82ページ
    この続きを読みたいぞ

https://www.eis.t.u-tokyo.ac.jp/plist/IEICEEditorial201307pdf_link.pdf

戦前の話ですが、なるほど。です。


| | コメント (0)

2023年1月10日 (火)

Gigazineの記事「DDR Type 2の内部構造がすごい」

Gigazine:2023年01月09日 09時00分「旧東ドイツ時代の秘密警察シュタージのスパイが使っていた送信機「DDR Type 2」の内部構造がすごい」
この元記事がスゴイです。

まず、これが件の「DDR Type 2」の元記事
  ・DDR Type 2:Short-wave spy transmitter

関連する写真を追いかけますと・・・
終段管の「2E26」が出てきます。

さらに、さまざまなスパイ装置の紹介を見ますと、
例えば・・・
  ・R-354:Soviet spy radio set (Bumblebee)
1960年半ばの装置となってますが写真を追いかけると
https://www.cryptomuseum.com/spy/r354/img/302308/025/full.jpg
ありゃま。TTLがいっぱい並んでいます。
どうなっているのか、よく分かりませんが「スゴイ」でっす。

写真も多く、よくまとめられてます。
回路図がある装置も。

| | コメント (1)

2022年12月 2日 (金)

メカ屋の常識なの? 35度 atan(0.7)

昨夜のガレージ。
フライス屋佐藤テック君との話。

三角形 (見えるかな?)
   /|
  / |Y
 /  |
/___|
θ X

S:X=1 Y=1 の時の角度、45度は分かるわな。
私:  ほい。

S:X=√3、Y=1の時は30度。
私:  おう。

S:X=10 Y=7 やとどうなる思う?
私:  関数電卓を取り出してきてごそごそし始める。
    tan とちごて atan でっと。

S:ほぼ「35度」や。
私:  ほうぉ 34.992020度。
    10と7で分かりやすい。

35度を作る方法、知りませんでした。
30度は√3が無理数できっちりしない数字。
それが35度やと10と7の整数に。
35度になった切削用の治具があるそうな。

 

| | コメント (2)

2022年10月14日 (金)

8bitマイコンにも16bitのメモリ読み書き命令があった

8080のニーモニックでは
  LHLD nn と SHLD nn

Z-80なら
  LD HL,(nn)  LD (nn),HL

と、HLレジスタ(8bitレジスタのHとLを合わせて
16bitレジスタとする)を使っての16bitのメモリ
読み書き命令がありました。

割り込みで操作されるワード値を、読むだけ
あるいは書くだけなら、割り込み禁止操作が
不要だったのです。
  ※読んで処理して書き戻すときは
   当然アトミック操作が必要。

Z-80ではHLレジスタだけでなくBC、DEレジスタ
とIX、IYにもこの操作ができました。

タイマーなどのダウンカウンタのゼロチェック
(タイムアップチェック)が割り込み禁止にしなくても
できたのです。

この16bit値の直接読み書き機能、8bitマイコンでは
なかなかありがたかった。

6301にも LDD STD LDX STX命令があって、便利に
使って(アセンブラで)いました。
  6301はA,Bレジスタをペアにして。
  ただ、インデックスレジスタが1個というのがねぇ。
  メモリーの転送のように、あっちをこっちへという
  操作が面倒。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧