アマチュア無線

2025年6月21日 (土)

遠くから「モールス」音が聞こえてきた

土曜日も朝から仕事場。
熱いので窓や扉を閉めてエアコンを入れてます。
そんな中、遠くのほうから
 「・・・- ・・・- ・・・-」
とモールスの「VVV」が聞こえてくるでは
ありませんか。
窓を開けて聞き耳を立てると・・・
低周波発振器が出すスピーカーの音じゃなく、
小学校で使う「リコーダ:縦笛」のような感じ。

「VVV」に続けて出てきた符号ははっきり
しない(文にはならない)のですが
「K」とか「Q」とか「N」とか「Z」なんか
が符号として聞こえます。
そしていきなり和文の「ス」「---・-」。
  「MK」とか「OA」じゃなくって
  「ス」に聞こえた

音階はなくって単調な音。
しかし、モールスのダッシュとドット(3:1)を理解して
区別してる感じだったんです。
しばらくしたら止んじゃったんで
こちらから「応答」することはしませんでした。

ちゃんと文になっていたり「CQ CQ」とか
「DEなんたら」なんて聞こえてきたら
こちらからも低周波発振器で本気で応答
したかも。

 

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2025年4月26日 (土)

CQ ham radio 5月号に「14年ぶりに改正されたJIS規格」の記事

本屋のある都会(環状線の内側だぁ)に出かけたので
ひさしぶりにCQ ham radio誌を買いました。
  布施に行けばヒバリヤ書店があるんですが、
  ご近所の本屋さんがどんどん廃業してしまい
  本を手に取って買うということがなくなりました。

というのは、「14年ぶりに改正されたJIS規格」ということで
JIS C0617(電気用図記号)の改正とその概要』という
記事が出ているぞっというのをネットで見たからです。
最後にCQ誌を買ったのはいつだろう。
ほんとにひさしぶり。
  奇しくもこの4月がJH3DBOの再免許(5年ごと)。
  1970年開局で55年目です。
C21_20250426105201
C22_20250426105201
C23_20250426105201

「電気用図記号のJIS規格制定の歴史」という章が興味
深かったです。

しかし・・・こんな解説も。
  IEC60617やJIS C0617の制定が検討
  された
およそ30年前、回路図の機械作図は、
  プロッターにセットしたペン描画で行わ
  れていました。
  ギザギザの抵抗器の図記号は、ペンを動か
  すストロークを減らして描画時間を短縮
  するために矩形にしたといわれています。
  半導体ダイオードは、矢頭をペンで塗り
  つぶす時間を節約するために現在の図形
  になったといわれています。
  またコイルも、クルクルの代わりに半円
  の繰り返しになりました。

ちょっと待てぃ!!!
 おいおい!
  これが現JISの図になった発端だとすれば、
  「どアホっ」の技術史です。

昔々、方眼紙にシャーペン、ドラフタにテンプレートを
使って描いていた手書きの回路図でも、ダイオードや
トランジスタの矢印を塗りつぶすのは、面倒でもなん
でもありませんでしたぜ。
機械化(スピードアップ?!)のために分かりにくくした
なんて、アホです。

トラ技が昔の回路記号を使い続けているのは
ありがたいことです。

※関連
2021年12月27日:JIS、IECの論理回路記号
2022年9月6日:んっ? ボリュームの記号が!
2015年09月28日:「子供の科学」の回路図記号
2015年09月30日:「電子工作」のキホン
2016年04月08日:パワーMOSFETの回路記号:MOSFETの矢印
2015年09月11日:1982年の手書き回路図

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2025年2月28日 (金)

さっそく組んだ「8002A」低周波アンプ

ジャンク基板から取り外した「8002A」アンプIC を使って、
サクッと組んでみました。
  使ったのは糸ようじのプラケース。

80025

まぁ、単純に音が出ました。
ほぼサンプル回路どうりのつなぎです。
80021
電源は単3電池3本。
入力はモノラルのイヤホンジャック。
80024

このアンプを組んだの、ちょっと目的があったのです。

80023
一緒に写っているのはダイソーの百円ラジオに組み込んだ
モールス練習機」。
100円ラジオのケースにPIC16F628Aを使ったモールス符号受信練習機を組み込む

これのイヤホン出力をスピーカに出したいぞ、ということで
低周波アンプをでっち上げたのです。

ちょくちょくガレージにやってくる無線仲間のJR3FOR氏が、
  「和文、忘れた」
なんてことを言うから、
  「練習機、あるで」
となったのです。

このイヤホン出力を百円ラジオを使ったFMワイヤレスマイクに
入れて電波にして、そばに置いたFMラジオでスピーカーに出す
ということは実現してたんですが、スピーカを直接鳴らすこ
とはしてませんでした。
今回はそのためのアンプです。

モールス練習機に関して、
  ・2005年07月11日:今日の修理
この記事のコメント、
  「2005年07月24日(日) 22:15 by JH3JYS」
故JH3JYS後藤さんのお話が残っています。

練習機を運転するのはひさしぶり。
ちゃんと動きました。
作ったのは20年前。
ダイソーの百円ラジオ全盛の頃。

作ったモールス練習機は、送信練習のためのものじゃなくて、
受信練習用。
それも、符号をひととおり覚えたあと、スピードアップのために
使うもの。
練習時間1分~5分、欧文普通語、欧文暗語、和文が切り替えら
れるようにしてあります。
欧文普通語といっても乱数化されたモールス符号が出ます。
PICマイコンに単語を入れるほどの容量は無いので、
出てくる文字は何が出てくるか分からないというしかけ。
 乱数で出てくる和文の文字列はなかなか強敵です。
数字や記号の有無、文字間・語間スペースの調整、符号送出速度が
スイッチで変更できるようになってます。
スタートスイッチ短押しで、前回と同じ符号を出す(乱数の種を変えずに)
ようにしてるので、答え合わせが可能。
長押しで新たな乱数の種からスタートするので、文字や文字数が
変わります。

80026

百円ラジオの基板を利用(部品を抜いてから改造)して
組み立ててます。

80027
使ったマイコンは18ピンのPIC16F628A。

モールス受信練習機の回路図
Sp21
PIC16F628AとPICの書き込みツールがあれば
製作できます。
ソフトはアセンブラ・ソースを含めて公開してます。
  ここの中ほど。 ZIPじゃなくLZH圧縮で
http://act-ele.c.ooco.jp/morex1/morex1.htm

百円ラジオの箱じゃなく、もっと大きなケースに組み込む
ならAFアンプを仕込むなど、あれこれモニター音まわりを
改善できるかと。

※PIC16F628A内蔵クロックの周波数変化
20年前の製作メモを綴じたファイルが見つかりました。
多くはHP記事にまとめてるんですが、こんなデータも
残っていました。
電源電圧を変えた時の内蔵クロックの周波数変化です。
約1kHzのパルスを出して、変化を調べてました。
 5.0V  989.9Hz
 4.5V  993.6Hz
 4.0V  998.5Hz
 3.5V  1004.0Hz
 3.0V  1008.0Hz
 2.8V  1009.1Hz
 2.6V  1009.7Hz
 2.4V  1009.7Hz
 2.2V  1009.1Hz
 2.0V  1010.7Hz
 1.8V  1018.2Hz
単調な変化ではありませんでした。
1.8V~5.0Vの電圧変動で2.8%ほどの
クロック変化。
電池2本での運用電圧1.8V~3.0Vだと
1%ほど。 なかなか優秀かと。


※16F628Aと16F628の差
PIC16F628Aが残っていないかと、IC墓場を探したら
A無しのPIC16F628が4個出てきました。
A有りとA無しの差、大きなところが電源電圧。
A無しだと3.0V~5.5V。
それがA有りになると2.0V~5.5Vと
 「電圧が低くても動くぜ」っとなっているのです。
他にもこまかいところで差違があるので要注意。


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2024年8月 6日 (火)

モールスの記号、増えてるの?

  アトマーク @:・--・-・
が増えたのは知ってましたが、
  ・Wikipedia : モールス符号
を見ますと、
  アンダースコア _: ・・--・-
と、
  べき乗記号   ^: ・・・・・・
が増えているようです。

いつからなんだろ?

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2024年2月15日 (木)

八重洲の2m FMトランシーバ FT-203 がやってきた

ガレージ仲間が・・・『こんな出てきた!』っと持ってきて
くれました。
八重洲 144MHz帯 FMトランシーバ 「FT-203」が2台。
  物置の奥から発掘と。
    (昔、これでPチャンを聞いていたらしい)
Y11
電池ボックス、若干の液漏れ痕がありましたが
許容範囲。 単3電池が6本。
しかし・・・電池を入れてスイッチをオンしても、
受信はせず。
小さい音で「サー」が聞こえてます。
スケルチを回しても変化無し。
オーディオ段のどこかがおかしくなっているようです。
Y12_20240215114501
でも・・・
  PTTボタンには反応。 (1台は不安定だけど)
ダイヤルを「500」に合わせたら「144.9994MHz」の
電波が出ました。 (変調は未確認)

これ、どなたかいりますか?
「送料+お駄賃」をビール券にしていただければお送りします。
早い者勝ちで。

  ※リクエストはこの記事にコメントを。
   メールを記入して。

※2月19日
  1台、残っています!

 

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2023年12月 6日 (水)

『部室からCQ ham radio 創刊号を発掘した話』

「X:twitter」から流れてきたお話です。

JA1YDU:部室からCQ ham radio 創刊号を発掘した話

FM2A05Aへのレクイエム
   五極管「FM2A05A」と「ソラ」比較

横浜旧軍無線通信資料館

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2023年7月21日 (金)

「モールスの話」by JQ2OYC

野尻抱介の「ぱられる・シンギュラリティ」第20回 脳とモールス通信
  https://kemur.jp/paragula_202305

面白いです。

私のブログで紹介した野尻さんの本
「私と月につきあって」
「太陽の簒奪者」
「天使は結果オーライ」
「ふわふわの泉」
ロケットガール第二話:RPN電卓

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2022年12月20日 (火)

トラ技に載ったスミスチャートの解説

「スミスチャートを使っての高周波設計。すげ~」っと
なったの、この本かな。
記事のページに付箋がしてありました。
T11_20221220084401

高周波を学ぶための
 よくわかるスミス・チャートの使い方
   戸畑 二郎 著
トランジスタ技術 1993年12月号
T2_20221220084701

   ※トラ技の目次検索で「戸畑二郎」さんを探しても
    出てくるのはこの記事だけ・・・

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2022年12月17日 (土)

紙のイミタンスチャート

JF3DRIさんとこのブログ、
  JF3DRIの気ままな出来事
  時には辛く、時には甘くつれづれなるままに

2022年12月度1アマ、スミスチャートの問題解説

という記事が出たので「紙のイミタンスチャート」で迎撃。

I11_20221217181501
スミスチャートを180度ひっくり返して重ねたのが
イミタンスチャート。
赤・緑の2色刷り。
電気回路の「タンス」はなんでもこいのチャートです。
     ↓
  レジスタンス キャパシタンス インダクタンス
  インピーダンス リアクタンス
  サセプタンス  アドミタンス

いつごろだったか・・・JA3RMR氏から頂戴したもの。
        JA3RL運用委員仲間

プラ製のカードケースに入れて、水性サインペンを使って
描いては消し、描いては消し・・・していました。

四隅に使い方の略図が描かれています。

H1_20221217181701

H2_20221217181701

H3_20221217181701

H4_20221217181801

RCA DWG. A-933350」と。

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2022年8月24日 (水)

サイレントキー:JA3ATJ 坂井紀久男さん

FACEBOOKでのJH3BDB/JA1AVHさんの書き込みで知りました。
JA3ATJ 坂井紀久男さんが8月21日 ご逝去されたとのことです。
享年85歳

取り急ぎHDDの中から探し出したご尊顔。
Atj1
※2007年11月

旧の居酒屋ガレージ日記で、QSLカードへのコメントを頂戴して
います。
2005年05月05日:JA3ATJ先輩のQSLカードを発掘

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