修理

2019年2月27日 (水)

修理不能:松下電工製「ダイヤルタイマー」

「ダイヤルタイマーが動けへん」っと。
型番:TE322   似たような現行品があるのですなぁ。
さっそく解体。
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モータでダイヤルを回す仕掛け。
そのギアが損傷していました。
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一番下のがおかしくなっているんで、どうなっているんかと
見ようとギアを抜いたらこれだけ出てきました。
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NGになっていたのモータ軸に噛む第一段目のギアでした。
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モータ軸にはめ込まれたのは金属製のギア。
綠色ですんで「銅成分」にやられたのか、グリスが
悪さをしたのか・・・
なにせ「National」の銘が付いている骨董品。
電線も堅くなってるし、修理不能で廃棄です。

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2019年2月 6日 (水)

TENオートラジオ ST-34-1

えらいもんの修理が舞い込んできました。
友人から昨年預かったモノ。
「テン」の車載AMラジオ「ST-34-1」。
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石はゲルマですがマイナス接地。
そして・・・自動チューニング機構が付いているんです。
パネルの「← →」のボタンを押すと、内部のモーターがミュー同調機構を回して局を探します。
周波数が下限あるいは上限まで行ったら逆転します。
故障内容は「自動チューニングが止まらない」というもの。
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そして・・・さすがに昔の装置。
ケースの裏に回路図が貼ってありました。
回路図には「SS-34 HS 結線図」
ひょっとして「昭和34年」製?
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高周波1段、中間周波増幅2段。
図の下側部分が電波検出。
モータの逆転は接点。
4回路のリレーを自己保持させて駆動開始と停止を制御しています。
アンテナをつないで手動チューニングするとラジオは聞こえます。
   ※NHK二つは強いけど朝日や毎日、大阪は弱い。
ラジオ部基板を外して信号を追いかけられるようにしなくちゃなりません。
   ※電解コンデンサが交換してあったりとどなたかが
     手を加えた跡があります。
はてさて・・・

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2019年2月 1日 (金)

ダイソーのE17ソケット型200円LED電球を

ハンダ付け作業机の補助照明で使っていた卓上蛍光灯がアウトに。
2本柱の13W蛍光管が付いています。
これまで、何回か電源SWのon/offを繰り返したら点いていたんですが、いよいよダメ。
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インバーター式の器具なんで、「回路が悪いのかも?」っと別の所で使っている同じ型の蛍光管を持ってきて付け替えると大丈夫。
   (もう一台、同じモノを使っているんで)
ということは蛍光管そのものの寿命。
電極近くの管内面が黒くなってるし。
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   ↑配線用ラッピング線の固定台にくっつけてある。
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カバーを外すと回路が見えます。
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しかし・・・この蛍光管、ちょいと高価なんですよね。
そこで・・・・
ダイソーでE17ソケット用の200円LED電球を買ってきました。
   ・検索:ダイソーe17口金led電球
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改造作業の概略:
 ・蛍光灯のインバータ回路を外し(ヒューズやノイズフィルタ部
   は残して)AC100VラインをE17ソケットに配線。
 ・カバーに穴をあけ、ソケットとLED電球を結束バンドで固定。
 ・カバーの先端部内側に銀色テープを貼り付け。
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なかなかの明るさです。
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新しい蛍光管を買うより安くできました。

※追記
2柱蛍光管と比べて明るさがどうかという点が気になったので自作照度計 を持ち出してきました。
蛍光管およびLED電球の真下35cm(フレキチューブの長さ)でルクス値を計ると・・・
  ・13W蛍光管:1200~1300lx
  ・E17LED電球:950~1000lx
LED電球の場合、真正面ではなく側面から照らす格好になるので暗くなっている感じです。
もう一つ気になるのがチラツキ。
蛍光管もLEDも、目で見てはわかりません。
照度計の回路、センサー信号をオシロスコープで観測できるように引き出してあります。
応答をよくするため負荷抵抗を4.7kΩにして観察。
まず蛍光管。
インバータ式なので、ほとんど明るさ変動はありません。
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左端の「1」がGNDレベル。
120Hzのリップルが少し見えています。
次にダイソーのLED電球(E17ソケット型)
Image001

目でのチラツキは感じませんが、価格相応の輝度変化が出ています。
  ※同距離じゃないので、輝度の比較じゃなく、
    輝度変化の程度を見るということで。
 
※参考
    昔に測定したこの13W2柱蛍光管も出ています。
    この時のとは使ったセンサーが異なります。

・照度計の記事:トランジシタ技術2016年5月号


※追試
・AC100V電流波形を観察
カレントトランスで電流波形を見てみました。
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※チラツキ(リップル)を減らす方法の実験
邪道ですが、こんな回路をAC100VとLED電球の間に入れてみました。
LED電球をDC駆動してみたら・・・っということで。
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 ・ブリッジダイオードで整流
 ・平滑コンデンサ
 ・抵抗はチャージ電荷放電のため
    これが無いと、AC100Vを切ってもビリビリっ!

平滑コンデンサは元のインバータ方式蛍光灯スタンドの基板から取り外したものを使ってみました。

22uF/200V」です。
   +/-の極性は意識せず。
   LED電球の中にも整流回路が入っているから。
すると・・・
輝度波高値の60%以上あったリップルが30%以下に。
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照度計で測ったルクス値も約20%アップしました。
こりゃ、スタンドのカバー内基板の平滑回路を復活させる方が良いかも。
  ※LED電球内の制御回路の挙動が気になるか・・・

※追加実験:温度上昇の確認
電球側面にサーミスタを貼り付けて、通電開始からの温度上昇を調べてみました。
「ノーマル」のと「整流・平滑コンデンサ付加」したもの。
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結果、コンデンサを付加して輝度リップルを減らした場合、およそ10℃電球側面の温度がアップしました。
   電球は垂直にぶら下げ(外周囲に覆うもの無し)
   「DAISOマーク」の近くに103JTサーミスタ(応答が早い)をマスキングテープで貼り付け。

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2019年1月25日 (金)

三和シャッター無線リモコンRAX-330コード設定

仕事場の※さまざまな電子機器、電子回路の修理依頼について をごらんになって、いろんな機器の修理相談が舞い込んできます。
皆さん困っておられるのが、旧タイプの無線リモコン。
メーカーに修理してもらえないのです。
三和シャッターの30MHz帯リモコンで、こんな依頼がありました。
  ・現用機の調子が悪い。
  ・ネットで中古の同型番リモコンを買った。
  ・しかし、コードが違うので使えない。
  ・コードを合わせて欲しい。
というのです。
左が新規に買われたリモコン。
見た目はキレイです。
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しかし、新しいのの電池ホルダー部(単4×4本)をよく見てみると・・・
外観はキレイでも、電池の液漏れ跡。
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スプリング電極を外して洗浄し、磨きます。
   ※腐食がひどい時は交換です
新リモコンは面実装ICが使われていましたが、機器コードの設定方法は新旧同じです。
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10本あるジャンパー線を切断します。
    ※新基板はハンダ面にICが実装されている
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送出コードを比較して正しく設定されたかを確認。
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電波の断続なんで、電波チェッカー で「音」になります。

現用品も電池液漏れの影響を受けていて、電池電極やボタンスイッチを交換しました。
終段回路の同調や、30MHzの信号強度を確認して作業は完了。
※参考
三和シャッター製リモコン RAX-330、RAX-110の修理メモ では送信電波を直接オシロで見ていましたが、電波チェッカーを使うと復調信号として波形を観察できます。

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2019年1月18日 (金)

修理:LEDクリップライト、点滅!

「文鎮」 製造元の佐藤テック君からのhelp。
『機械の手元を照らしているクリップライトが点滅しだしたっ』っと。
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クリップでどこにでも付けられて、頭はフレキで曲がるという仕掛けのもの。
電源をオンすると、5Hzくらいで点滅しちゃいます。
これでは使えません。
まずは、制御回路を拝見。
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一次側と二次側の平滑コンデンサを新品にしてみましたが、状況は変わらず。
こんな制御チップです。
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※検索 : LIS8512

使っていない足、切らずに残したまま使う足だけ基板にハンダしてあります。
まぁエエか。
LED部を取り出すと、10コのLEDが直列になっていました。
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この右端の二つを指で押さえると全点灯するようになりました。
ハンダ付けの接触不良?かとハンダをやり直しても安定しません。
チップそのものを押さえると、治る時があるという状況。

別電源で駆動。
LED一つの電圧が約3V。
右から二つ目の↓
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一つのパッケージに二つ発光部が入っています。
右端の↓  ハンダ付けをやり直しても一つしか光らず。
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制御回路の様子を見てみると、定電流制御しているようで(約150mA)、この不安定な二つを短絡しても8つのLEDで光ります。

さてどうしたものかと思案。  8つにして修理完了とするか・・・
手持ちのLEDを探すと、この基板にハンダできる1Wクラスの白色LEDを発見。
不安定なのを取り外し、交換しました。

その光り具合がこれ。
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右端の二つが交換したもの。
色がちょいと違いますが、交換品のほうが明るい。
この↑撮影。
リコーGX100でISO100、シャッター速度1/2000秒。F=9。
直視できないほど明るいです。
※過去記事 似たような故障
パナソニックLED電球 LDA7D-A1 寿命! :2016年01月03日

LED電球の故障、点滅=LEDそのものがアウトと故障診断できるかも。

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2019年1月11日 (金)

修理:イグナイターの駆動デバイス交換

旧車愛好家からの修理依頼。
古い日産セドリック(といっても、半導体が使われている)のイグナイターの制御デバイスがおかしいようだから交換してみて欲しいということで作業を行いました。
交換デバイスは依頼者が手配。
日立製HF8311 という型番。
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左のがアウトので取り外したもの。
右のが交換品。

イグナイターのコイルに張り付いています。
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この交換作業で直ったのかどうか、現時点、まだ不明。
連絡待ちです。

  ※ばっちしエンジンが始動!とのことです。



不要になった古いデバイス、パッケージを開封してみました。
(クリックで拡大↓)
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焦げた痕や断線した痕が見当たらないので、ほんとのこのデバイスが不調の原因だったのかはまだ不明。
メンテを頼んでいる車屋さんのご意見で、交換してみたらどうだろうかとなったそうです。
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パワー段、トランジスタかサイリスタか? それともFET?
このイグナイターの後段にディストリビュータが来て、6つの点火プラグに高圧が分かれます。


※抵抗測定レンジの開放電圧がちょいとでも低いのっと探してみましたら、0.4Vのテスターが見つかりました。
テスター棒の先を触れられる部分4カ所の抵抗値を、+/-極性を変えて計ってみました。
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同じ番号の所は導通あり。
その結果です。
赤  黒               黒・赤で
1 - 2  2.25kΩ      1.78kΩ
1 - 3  2.34kΩ      1.87kΩ
1 - 4  ∞           7.4MΩ
2 - 3  88Ω         88Ω
2 - 4  ∞           7.4MΩ
3 - 4  ∞           7.4MΩ

「∞」の所、極性を変えると、高い値ですが抵抗が出てきました。

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2018年12月12日 (水)

歯科用超音波スケーラー

女房からのhelp。
仕事場=歯医者で使っている超音波スケーラー
  =歯石除去用のツール
がおかしい!  電線の根元あたりで接触不良!
だと。
電線をグニグニすると、使えたりアウトになったりと。

フロントパネルはこんなの。
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なにやら複雑な回路が入ってます。
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先端のチップに水を流すためのチューブと、電線が3本。
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拡大
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橙・紫・黒、3本の電線がチップを差し込む先端のコネクタ部に行ってます。
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左下の丸い穴から水が流れるようです。

黒は導通があったんですが、橙と紫がピンとつながっていません。
「グニグニしたら直ることもある」という場所付近のケーブル外皮を剥いてみましたら・・・
アタリ! 橙と紫が完全に切断。
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黒くなっているのはスパークした痕跡かも。

電線を引っ張れたんで、ハンダ付け+熱収縮チューブで補修完了。


制御基板はこんなの。
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よく見ると、手直しの痕。

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「4040」=12bit binカウンタの15ピンは「Q11」出力。
「4072」は4入力のORゲート2つ入り。
13ピンが出力で12ピンは入力。

もう一つこんな手直しも発見。
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ちょいとアクロバット。

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エレベータ用赤外線リモコン

先日の助けて:「14780」って? が使われていたのが、
こんな赤外線リモコンです。
ケースが「鉄」なので、少量生産品なんでしょう。
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8つある押しボタンスイッチに記された名称が
1~4の数字と、「海側」 「山側」 「呼」 「閉」。
「海側」「山側」は、修理依頼先が「横浜」だったからかと
推測しています。

こんな中身で、マイコンは使われていません。
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東芝のリモコン用IC「TC9148」とシュミット入力ゲート4093、
アナログスイッチ4016、それに沖のカウンタIC「MSM5564
の合計4つ。
電源は単4乾電池が4本。
ざっと回路展開した制御の様子です。
    ※赤外線LEDの発光部などは省略
(クリックで拡大↓)
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待機時、TC9148は発振しないで、スイッチのオンを
待っています。
このときMSM5564のQn出力はLでSWのつな
がったアナログスイッチはオン状態になっていて、
スイッチのオンを待っています。
スイッチが押されて、455kHzのセラロックが発振
すると、Qn出力に方形波が現れ、押したスイッチ
とは異なるコードを混ぜるようにもう一つの
アナログスイッチをオン/オフします。

リモコンICのセラロックとカウンタのリセットに
つながるコンデンサ(タンタル)がアウトだったんで、
不動になってました。
電池ボックスもひどいことになっていたんで、
新品のに 交換して修理完了。

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2018年12月 4日 (火)

「14780」って?

とある赤外線リモコンの修理依頼。
正体不明なTO-220の石が・・・

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電源ライン(単4電池4本)から、ダイオードを通ってこのICに入ってます。
「M」のマーク、モトローラそれともミツミ電機?
  1pin:GND  2pin:入力  3pin:出力
なんですが、電池のラインに入ってるんでむちゃローパワーなはず。
おそらくレギュレータに間違いないかと思うんですが。。。。
それともう一つデータが出てこない石が載ってます。
沖の「MSM5564」。
タイマーICっぽい感じ。

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2018年10月11日 (木)

パナソニック「HCリレー」廃番に!

とあるパワー回路の修理で使っているパナソニックのHCリレー
2018年9月末で全品種廃番
です。

Cap001

代替品無し!
修理に必要なリレー、端子幅「0.9mm」というものを使っていて、
もともとこれは標準品じゃありません。
   ※わたしとこの設計じゃないんで
これまでも、納期が1~2ヶ月必要でした。

この端子幅が特殊じゃなかったらオムロンのMYリレーでもokなんですが、
基板の穴寸法が0.9mmに合わせて作ってあって、どうにもこうにも・・・・
修理用の在庫、10個ほど。
   ※9月25日に20個注文したんだけど、これは入ってくるのかな?
※関連
パナソニック・HCリレー、通常のハンダ付け端子品(右側)と
幅狭端子品の違い。  (なんでこれを選んだんだ!っと)
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拡大↓
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修理する基板のスルーホール(両面基板)、左側の
端子しか入らないんです。
入荷の具合で通常品の端子品しか無い時は、1.5mmの
端子を細く削って対応したこともありました。

で、その後。  代品をあれこれ調べてましたら
オムロンの共用ソケットで細い足のを発見。
「PY08-02」で、端子の幅が1.0mm
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P2
修理する基板、不良リレーを抜いた後にこのソケットを入れ、
オムロン「MY-2」リレーを挿入すれば解決できるかも。
次回、修理依頼があった時に試してみます。


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