修理

2019年6月13日 (木)

スマホの充電器 こんな定格に 知らなんだ

息子:「スマホの充電器がアウトになった」
私・・・ (修理せぇ?ということ)っと、何顔
息子:「いや、ちゃうねん」
   「コネクタのとこで切れてるみたいや」
   「何かに使うかなっと思って」

ということで、スマホの充電器がやってきました。

11_24

スマホとは「type-c」 というコネクタでつなぎます。
  ※私はガラケーなんで、このあたりのことは疎い。
はじめてじっくり見るtype-cコネクタ。

12_20

先端の中 ・・・うまく写るかな?
13_12

で、充電器の定格を見ると、
「5V/3A 9V/2A 12V/1.5A」っと、3つの電圧値とその電流値が記されています。

14_7

type-cを調べてみると、
【特集】これで失敗しない、USB PD充電器選び(解説編) - PC Watch

なにやら、充電器と充電先が通信して「この電圧で行こう」なんて決めるらしい。
この充電器の最大電圧は「12V」ですが、規格では15Vや20Vのもあるとのこと。
USBの充電器だから単純に5V出力、とはならないらしい。

とりあえず殻割りして中を見てみるか・・・

※解体しました
type-cコネクタのスマホ充電器 その中身
   5Vは出力できました。

| | コメント (1)

2019年6月10日 (月)

修理2点:写真はなしで

※写真はなし
ちょいと女房からの頼まれモノ。
女房は「歯科衛生士さん」。
勤めている歯医者さんの機器、過去にもあれこれ修理していますが、今回は「電池駆動でモータを回して歯をゴソゴソするツール」。
どうゴソゴソするのか(用途)は私にはわかりません。
これの先端に歯をどうにかする何かをくっつけて、それがキュイ~んっと回転。
  歯を削るもんではないみたいな

故障内容:
 ・ボタンを押してもそれが「回らない」。
 ・そのツール、充電式なんだが充電台に置いても充電しない。
 ・その時、液晶表示にエラーメッセージが出てる。

説明書を見せてもらうと、エラーコードの表が載っていて「電池が発熱してる」というエラーなのが判明。
電池は単4ニッ水が2本。
誤った発熱検出で運転停止、充電禁止にしているもよう。

電池ボックスの近所に温度センサーが仕込まれているのではないかと推測。
樹脂ケースを開けようとしたが、制御基板(2枚サンドイッチ)をまる裸にするとこまではできず。
モータ部分~先端部分でケースが外れない。
  接着してあるのかも?
中途半端な解体状態で、基板を見てみると(横からしか覗けない)「サーミスタの記号」を発見。
電池ボックス側にサーミスタが付けられている(推測)ようで、見えている基板の表面にはそのリードのスルーホールが。
テスターでその部分の抵抗値を計ると、なんとなく不安定。
キロオーム台の値が出たり無限大になったりと・・・
ここ、手ハンダしてる!。 どうやらそれが接触不良。
ハンダ付けをやり直して(サンドイッチになった基板の横からハンダゴテ先を入れて)解決。
エラーメッセージが出なくなって、操作可能に。
充電もokで一件落着。


もうひとつが、家で使う扇風機。
これも女房が「どうにか生き返るかな~」っと。
押しボタンスイッチで「弱・中・強」の3段階で設定できるごく普通の扇風機。
このスイッチの「中・強」の二つがロックしない。
そのため「弱」でしか運転できないという故障内容。

スイッチのメカだと推測して解体。
ロックを保持する板(2枚の板がスライドするような機構)の動きが渋くなっていたのが原因。
エアダスターでゴミを吹き飛ばしてから、板のすりあわせがスムーズになるようにちょいとグニグニ。
潤滑にシリコンスプレーを噴射して修理完了。

「扇風機なんか新品でも安うで売ってるやン」っというガレージ仲間の声にも負けず、自力修理でまだまだ使います。


| | コメント (0)

2019年6月 4日 (火)

三和シャッター製リモコン RAX-330 水晶発振子の異常

三和シャッターの無線リモコンRAX-330、RAX-110をあれこれ修理してきましたが、今回の故障原因は水晶発振子の異常。
この水晶の異常は初体験。

11_22

3倍オーバートーン回路で29.985MHzを発振しているのですが、水晶を外して別回路で発振させようとしても発振しません。
ディップメータに装着してダメ。
水晶発振子そのものの不良と判断しました。

12_18

※3倍オーバートーン発振用の水晶の場合、1/3した原発振周波数が
 出ててきます。

13_11


ラジコンの送信周波数に当たるんですが、あれこれ調べても現物を扱っているところが見つかりません。
そこで・・・水晶メーカーに特注品として発注しました。
何社かやりとりして、今回は 山梨県甲府市のアロー電子さん にお願いしました。
  「1個からでもok」「比較的安価」「代金後払い」です。
5月13日に注文を出して6月4日に到着。
さっそくハンダ付けして修理完了。

RAX-330で使われている水晶はHC-49/Uより少し背が低いモノ。
注文したのは納期優先ということでHC-49/Uで。
そのまま基板に挿すと背が高いのでケースにぶつかります。
ちょっと足を曲げて、周辺部品の上に実装してホットボンドで固定。
同調コイルも、さわる必要がないくらいでした。

14_6


※さまざまな電子機器、電子回路の修理依頼について


※RAX-330、110の高周波回路でのトラブル
水晶の足のハンダ割れが原因
トリマーコンデンサが電池液漏れでアウト
発振段トランジスタがアウト

| | コメント (0)

2019年6月 3日 (月)

UJTの資料

UJTの使い方  修理でおかしな挙動 の続き。
ネットを探しても、なかなかエエ例が見つかりません。
試験回路ではなく、実践的な応用・・・例えば今回のようにパルストランスを駆動してサイリスタをドライブするというふうな。
恥ずかしながら、UJT って自分で使ったことありません。

まずは、手元の資料の検索。
トランジスタ技術 から。
「UJT」で検索すると、2冊出てきました。 

・2002年11月号
 発掘!!あるある回路集<第11回>
 UJT,PUT,ネオン・ランプ,エサキ・ダイオードなど
 各種負性抵抗素子による点滅回路
 著者:藤巻安次

・1976年8月号
 負性抵抗の立場から見たUJTとPUTの実験
 著者:藤平 雄二

10_4

UJTとPUTに関し、なるほどの解説です。

※PUTの動作はわかりやすい。
 PUTは別装置の修理で何度も出会っている。
 トライアックやパルストランスの不良には当たるが、
 PUTの不良はめったにない。



もう一つ持っていたのがCQ出版のこの本。

 現場技術者実戦シリーズ[4]
 電力制御回路設計ノウハウ
 著者:在田 保信、森 敏、由宇 義珍
 初版 1985年2月1日

11_21

サイリスタやトライアックの使い方を解説しています。
そして、そのトリガー素子にUJTやPUTが出てきます。
例えば、   (※<>内は図のあるページ)

<p80>
A4
<p105>
A3_1
<p109>
A2_1
<p122>
A1_3

UJTの独特な記号のおかげで、本をパラパラめくりしても「おっ、ここにある」っと一目でわかりました。


ちなみにJISの回路記号とトランジスタ技術の記号が違うのはよく知られてますが、「PUT」を探すとJISにありません。
https://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/backnumber/2007/05/furoku/p047-065.pdf
ほんと?


※追記  UJT画像検索

あれこれ見てますと、こんな感じでしょうか。
A1_4

<E>だと、エミッタ電流が流れる様子が分かります。
ということは、元回路↓のようにB2側にパルストランスを入れるのではなく・・・
A2_2

B1端子側に入れる方が、E-B1間に流れるC1からの放電エネルギーを利用できそうな気がします。

A3_2
<p122>の回路でええやん、ということでしょう。
引っ張り出してきたUJTの使用方法、修理依頼先に伝えておきます。


| | コメント (6)

2019年5月30日 (木)

UJTの使い方  修理でおかしな挙動

基板修理、置いてて(捨てずで)よかった古パーツ に絡んでこんな事態に遭遇。
なにせ古い設計なんで、サイリスタ:SCR(外部置き)の駆動にこんなのが乗っています。
U1
NECの2SH23ユニジャンクショントランジスタ
これでSCRの駆動パルスを作っています。
パルストランスで絶縁して、外置きのSCRを駆動。

回路はこんなの。
Q1でパルス発振のon/off制御を行っています。
Ujt1

あれこれ修理(半固定ボリュームの接触不良など)を終えて最終確認している時、基板に2回路乗っているUJT回路のひとつのほうがおかしな挙動をすることを見つけました。
パルス発生状態(Q1がオフ)状態で電源をオンした時、発振しないことがあるのです。
5回に1回とか10回に1回という頻度。
うまく再現しません。
そんな場合でも、いったんQ1のベース電圧をHにしたあとLにすると発振を始めます。

UJTを交換しようにも2SH23の代替品なんで持ってません。
そこで・・・発振タイミングを作っている抵抗R3の値を変えてみることにしました。
周波数はR2+R3とC1の値で決まります。

すると・・・
 R3を470Ωまで下げると発振しない。
 750Ωだと、発振開始の最初だけ発振してすぐに停止。
 1.2k~1.5kΩだと安定して発振します。
「1kΩ」がきわどいところにいたようです。
  ※R3ではなくR4も気になるんですが・・・

発振の様子です。
Image000_1
↑はまともな時。
Q1のベース電圧が低下してコレクタがオフすると発振が始まります。
R3を750Ωにすると・・・
Image001_1

発振が途中で止まってしまいます。
何の条件なんでしょね。  B1端子のR4の値が気になるところ。


UJT、この記事に出ています。
今日の修理:溶接用ターンテーブル  ・・・2SH14


UJTの資料 手持ちの資料から発掘


| | コメント (7)

2019年5月28日 (火)

修理:スピードメータが動かない

自動車のスピードメータの電源が入らないという修理依頼。
車種はスマートロードスター。 外車です。

どこに聞いても「部品が無い。」「修理できない。」「対応できない」「速度計が無いと車検も通らない」っということで、私とこにやってきました。
速度計と回転計が1枚のプリント基板に組み付けられています。
メータはアナログ式。
距離計や燃料計などが液晶表示。
「電源が入らないようで、うんともすんとも」という状態。

プラのカバーを外すと、基板に乗った指針部が現れます。
10_3
※この↑写真を撮ったのは、とりあえず電源が入るようにしてから。
 液晶のバックライトが光ってます。

電源が入らない原因、基板のスルーホールが異常。
裏表がつながっていないところがあります。
そのひとつが電源だったもんで致命的。

こんな具合。
12_16

11_19
赤矢印のところがおかしい。
中央の太パターンが12V系電源。
これがアウトでレギュレータに電気が行かない。

拡大すると・・・
13_9

「マイグレーション」なの?
生きている所がほとんどなのに、なぜ?
「水気?」

電源投入でバックライトオン(数字は出ない)。
指針がゼロ点へ。
しばらくするとシャットダウン(バックライトがオフ)。
でも、速度計上のボタンを押すとバックライトが点いて距離計表示が出た。
ちょっとうれしい。
14_5

とりあえずこれで依頼者に返送。
実車で試してみてもらいます。


※追記(06-01)
昨夕、車のオーナーから連絡があり「無事、動いた。」とのこと。
喜ばれておりました。

で、スルーホールの「染み」、基板全体ではこんな具合。
黄色の丸シールが発現場所。
基板の下部が多いですが、大丈夫なところがほとんど。
B1
同じラインで発生しているところがあります。
そのひとつが12Vの電源ラインで、それが完全に切れていたから致命的だったのです。
信号ラインではつながっているところがほとんど。
ひょっとして、「流れる電流が関係しているじゃないか?」っと。

| | コメント (3)

2019年5月17日 (金)

置いてて(捨てずで)よかった古パーツ

今回も修理話。 30年前の回路。
  ※回路図有り、という状況
  ※わたしとこの設計じゃない

基板の信号接続が「2.54mmピッチのカードエッジ・コネクタ」。

「確か、置いていたはず」っと探し出してきたのが
ケルの「4610-100-112」。
今となっては珍しい、ラッピング用の足が出ています。
これって「TK-80」 のバス引き出し用コネクタだっけ?

21_8

ただ、入力、出力信号がちょいと特殊。
  入力:フラックスゲート磁気センサー
  出力:サイリスタのトリガー信号
入出力の現物が無いんで、はてさてどうしたろ。


※追記:こんな回路の修理でした
UJTの使い方  修理でおかしな挙動
このコネクタがあったおかげで無事に修理完了。 
無かったら電源や信号接続が面倒だっただろうなぁっと。

この回路、「船」の自動舵取り装置なんです。
「羅針盤」が指す向きを「フラックスゲート磁気センサー」で検出して、ポテンショメータで設定する進行方向との差分をPID。
油圧電磁弁で舵を制御という処理。
全部アナログで処理。 マイコンなんて積んでません。


フラックスゲート磁気センサーからの信号処理、FMの復調に使うフォスターシーレー検波回路 に似ています。
「センターメータ」をつなぐ場所から信号を取り出し、ゼロなら偏差無しで直進ヨーソロっという具合。
センサー駆動用信号(数kHzの正弦波)の発生と復調回路にはこんなコイルが使われています。
31

| | コメント (2)

レーザーモジュール、何かいいのは?

メカの位置合わせに使ってられたレーザー。 ・・・30年前の。
故障原因は高圧モジュール。
手が出せません。

11_15

右側へレーザーが出ていく。
レーザー管の先端。
12_12

発光している様子は不明。
シールには「1mW」。
『5mくらい先でスポットがあれば』というリクエスト。

この箱の中に「レーザーポインタ」を仕込めば良いわけなんですが
電源はAC100Vなんで電池は×。

市販のレーザーモジュールに電源を付けてと考えています。
何か、良いの、ありませんかね?
  ・寿命
  ・スポットの集束度(調整可能なの?)

やはり気になるのは寿命。
LEDの劣化 のようにどんどん暗くなる・・・は避けたいんで。
実力は買ってみなくちゃ分かりませんかな。


※追記
レーザーモジュール、やってきました。
   結局、電源とともにDigikeyに注文。
L12

点光源のと線光源の、2種類買ってみました。
もう一つのレーザーポインタはCPU.BACHさんが送ってくれたもの。
参照用に。
L11

3m離れた所からだとこんn具合。
L13

これから箱に組み入れます。


※箱入れ完了
10_2

文鎮:ハンダ付け補助ツール の佐藤テック君にこんな保持金具を作ってもらいました。
11_17

12_14

13_8


※追記
比較に使ったレーザーポインタの中身
・http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2019/06/post-f44955.html



| | コメント (2)

2019年5月15日 (水)

防犯街灯、昼でも点きっぱなしに

2014年のリフォームで付けたLED式の防犯街灯。
11_14

これが「昼でも夜でも点きっぱなし」になってしまいました。
5年でアウト。  でも、消えたわけじゃない。

街灯のメーカー(大光電機 )に問い合わせると、
「自動点滅器が悪いのじゃないか」と。
「フードを回して外してもらったら、取り外しできる自動点滅器が入っている」
「これを交換してもらえれば」
とアドバイス。
さっそく取り外してみました。
出てきたのがコレ。
12_11

かがつう AS-1003J 
不思議なことに、街灯からこれを抜き去っても点灯したままに。
「オン・オフ」をつかさどっている装置を外したら「オフ」するんじゃないかと思うんですが、あらま、点灯したまま。
   ※おそらく、これが入るソケットに細工してあるのじゃないかと。
    抜きさるとオンになる仕掛けがソケット内に、っと想像してます。

同等品(パナソニック EE8901 )を入手して交換したらちゃんと明暗制御しだしました。
   ↑
  同等品じゃないかもしれないけれど、ソケットにちゃんと入りましたんで。

せっかくですんで解体。
13_6

頭部にCDS素子。
バイメタルでon/off。
14_4








| | コメント (4)

2019年2月27日 (水)

修理不能:松下電工製「ダイヤルタイマー」

「ダイヤルタイマーが動けへん」っと。
型番:TE322   似たような現行品があるのですなぁ。
さっそく解体。
11

モータでダイヤルを回す仕掛け。
そのギアが損傷していました。
12

一番下のがおかしくなっているんで、どうなっているんかと
見ようとギアを抜いたらこれだけ出てきました。
13

NGになっていたのモータ軸に噛む第一段目のギアでした。
14

モータ軸にはめ込まれたのは金属製のギア。
綠色ですんで「銅成分」にやられたのか、グリスが
悪さをしたのか・・・
なにせ「National」の銘が付いている骨董品。
電線も堅くなってるし、修理不能で廃棄です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧