修理

2020年4月 6日 (月)

修理不能:空気清浄機

紫外線殺菌灯が3灯内蔵された空気清浄機。
ファンは回るがその殺菌灯が光らないという症状。
解体してみると、殺菌灯の点灯はインバータ。
一つのインバータで3灯を点けています。
21_20200406111901

これを開封してみると・・・
22_20200406112001

・・・樹脂の海。 手が出せません。

同僚がインバータの同等品を探しましたが、見つからず。

どうしても修理したいのなら・・・こんな提案を
 ・安定器を使った蛍光灯器具を3つ集めて
 ・そこから安定器とグロー球を取り外し
 ・なんとか空気清浄機内に押し込み
てなことも考えられますよっと。

結局・・・修理不能で返却です。


※過去記事での「樹脂の海」
2015年04月11日:修理:医療用ツールのフットスイッチ


| | コメント (0)

2020年4月 2日 (木)

修理:松下通工製インターホン装置

古~い家庭用インターホンの修理依頼。
銘板には松下通信工業。 「VL-717A/2」
10_20200402145301

こんな端子台が並んでいます。
12_20200402145301

これに子機が4つつながってということなんですが、「電源が入らなくなった」ということで、やってきました。
「30年以上使っていると」。
中を見ると・・・
電源はトランス。
整流して12V出力の定電圧回路。
その平滑コンデンサがダウンしていました。
13_20200402145301
コの字のヒートシンクが付いているのが電源基板。
まずはこのコンデンサを交換。
すると、12Vが出て回路が復旧。

主回路基板を状態を確かめてみると・・・
多くの電解コンデンサが液漏れしています。
14_20200402145301

面倒なので全数交換。
電源の3つを含めてこれだけ出てきました。
11_20200402145301
▲マークが顕著な液漏れ跡。

これから装置を返却。
子機をつないでもらって動作を確かめてもらいます。
動けばいいんですが。

回路、ディスクリートなんですが、こんなICが乗ってました。
15_20200402150701
「AN274」10ピンのIC。
黒色ヒートシンクが「コロナ」のようです。


※参考・・・コンデンサの並べ方の
警察の押収品を並べる仕事の芸術感は異常【2chまとめ】 | jupiter
【匠の技】警察が並べた押収品の「嵐」ポスターが店の様だと話題に【並べ師】 - マイキットまとめ


※さまざまな電子機器、電子回路の修理依頼について:(有)アクト電子


| | コメント (6)

2020年3月24日 (火)

修理:光洋のシーケンサ再び

2015年08月22日:修理:光洋のシーケンサで修理したのと同じ工場からのHelp。
「↑のは安定して動いているんだが別の装置がアウトに」っと。
同時代に導入されたんでしょう。
生産ラインの自動制御に使われています。
配線を外してシーケンサ本体を引き上げてきました。
11_20200324173301

製品番号やICの刻印から1989年製のようです。
主原因はまだこれから調査ですが、取り外したモジュールを眺めていますと・・・

12_20200324173301

「入力ユニット、信号のチャタリング除去用にタンタルコンデンサが使われているなぁ。ちょっと怖いかも。」なんて思いながら基板の裏を見ると・・・
「あらま。ハンダが外れてる」っと気がつきました。

13_20200324173301

隣の足にはハンダ付けを補修した痕跡。
スルーホールの無い片面基板なんで、しかたないかぁ。

前回の故障原因は電源部のコンデンサ。
総取っ替えしています。

| | コメント (4)

2020年1月31日 (金)

300kHzのセラミック発振子:Tele Auto FX-1 修理

以前にも修理していますが、
Tele Auto FX-1:電動シャッター用無線リモコン
修理:電動シャッター用無線リモコン

今回の依頼品は、これのセラミック発振が発振しない(時々動く)
という症状。  青いの。 「CSB300D」

11_20200131133601

電池の液漏れや水掛りはありません。
見かけは非常にきれいな状態なんですが、制御マイコンが動かない
もんだから、アウト。

「300kHz」のセラミック発振子、電子部品通販店で探してみました
が見つからず。
455kHzのは赤外線リモコンで使われてるんで、まだまだ現役のはず・・・
   ※ムラタの455kHz、RSコンポーネンツでは見つからず。
    ひょっとして低い周波数のは終息?

困ったな~っと、記憶を辿ると・・・部品箱にありました。
以前の修理でマイコンを交換(プログラムを作って)した時に
取り外して置いておいたものです。
珍しいものは捨てずにちゃんと保存しておかなあきません。
これで無事に修理完了。


| | コメント (0)

2020年1月 9日 (木)

溶けた? 焼けた?

1996年に製作した信号監視警報装置。
その「アナログ出力がおかしい」という修理依頼。

おかしい原因は判明したのですが、故障箇所とは関係
の無い警報出力用リレーの外観に異常を発見しました。

A1_20200109161601

2つあるリレーの片方、外装樹脂が溶けています。

端子台で外に出しているのはA接点だけ。
閉じた接点に異常電圧がかかって過電流が流れたのか・・・
  ※この場合はリレーの中から発熱。
しかし、外観を見る限り、何か溶剤のようなもので
溶けてしまったような感じです。
しかし、基板上にそんな痕はありません。

いったいなんだろか。
交換用に注文した部品が来てからリレーを外して解体
してみます。

※リレーを外した結果です。
A1_20200110113701

外装が溶けていたのは「コイル側」。
中はこんな状態でした。
A2_20200110113701
A3_20200110113701

コイルも接点も異常なし。 おかしな変色は見えません。
溶けた外装部、その裏を見ると・・・
A4_20200110113701
A5

裏にも影響が見えますが、表ほどひどくはありません。
ということは、今回の異常は表側が発端。

どのくらいの熱で溶けるのかと、切り取った外装切片に
加熱したハンダゴテを当てると・・・
簡単に溶けてしまいました。
A6
はて・・・原因はなんだろう。

ユーザーで何かしたとした思えない。


| | コメント (0)

2019年12月 3日 (火)

お風呂用リモコン修理

お風呂の有線リモコン。 (ノーリツ製)
水の浸入で動作しなくなったという修理依頼。
主原因は制御マイコンクロック回路につながるセラロックの断線。
足折れで発振してません。
これでまったく動かなくなってたのです。

しかし、水の浸入で溶断部分があちこちに。
ひどかったのがここ。
12_20191203094001

11_20191203094001

スイッチ(2つ)の足が溶けて基板から脱落。
そして、音出し用圧電スピーカーを駆動するNPNトランジスタ。
  (抵抗でプルアップしてあってプッシュプル駆動)
これのコレクタだけが溶断。
両端のベースとエミッタの足は残っていて、なぜか3本足の真ん中
のコレクタだけ。
電位の関係があるんかな。

| | コメント (0)

2019年12月 1日 (日)

温湿度センサーHDC1000、やっぱしあかんわ

出窓の結露対策ヒーター、TIのHDC1000 で制御しています。
およそ1年前、出窓の結露対策:温湿度センサーの異常で予備品に
交換したのですが、あれから1年経って同じようにアウトになっ
ちゃいました。
   ※現象的には前と同じ。
    乾いている環境でも80%以上の湿度値が出てしまう。

今日、秋月で買った「SHT31」 に交換しました。
ヒーターの制御ソフトを手直ししてこれから出窓で試運転です。

HDC1000 通気口はチップの裏側。基板間。
21_20191201162601

付け替えたSHT31。 チップ表面に「穴」。
22_20191201162601

さて、どうなりますか・・・


※出窓:クリスマスモードに飾り付け
50

湿度は50%ほどを表示しています。
カーテンを閉め切ったあと、結露するとどうなるか・・・
52

70%を越えたらヒータをオンするように設定しています。

※昨夜、ガレージ閉店(集まってた皆が帰った)直後の出窓。
クリスマスまでに、まだ変化がありそうです。
11_20191201211701



| | コメント (0)

2019年11月26日 (火)

表面実装タイプのフォトインタラプタがハンダ不良

車載回路です。
ハンダ付けのクラックでフォトインタラプタが通電せずという故障。

11_20191126134601

スルーホールになっていて足が入っていればこんなことには
ならないんじゃないかと思うんですが、表面実装タイプの
フォトインタラプタです。

ハンダを盛って修理。
その時の溶け具合の感じからPBフリーハンダじゃなさそうな。


※追記
こんな具合に4コ並んでいます。
TCPT1200 VISHAY

13_20191127101001

円弧に配置されています。
外形図から、位置決め用の出っぱりはなさそう。
実装では、自動機がちゃんと位置合わせしてくれるんでしょうなぁ。

| | コメント (6)

2019年11月11日 (月)

基板修理:初見で感じる違和感

とあるメカ系制御装置基板の修理依頼。
故障の主原因は負荷の異常によるパターンの焼損とダイオードの破壊。
しかし、預かった基板をざ~っと眺めて感じた違和感。

基板の写真を説明無しで見てもらいましょう。

まず電源部。
外から24Vを供給して三端子レギュレータで15V(アナログ系)と
5V(ロジック系)の電源を作っています。
11_20191111103801

そして、制御回路の一部。 (クリックで拡大)
12_20191111103801

いかがでしょうか?

この回路を作った(チェックした)エンジニアは気づいていなかったのでしょうか?
故障原因とは別の不具合をかかえたまま運転されていたようです。


※追記
「正解」が出そろったところで・・・
    (空きピン処理は大丈夫でした)
電源部を回路展開した図を示しておきます。
A1_20191112082801

IC直近のパスコンが一つも無いため、+15V系の
パスコンは「C2:0.01」だけ。
そして、+5V系は「C11:47UF」だけで動作。

7815はしっかり発振していました。
  ※同じ基板がもう1枚あります。+15V電源波形の
   写真を撮ってみますんで、ちょいお待ち。

もう1枚の基板でもIC直近のパスコンは入れられていません。
だもんで、実装忘れじゃありません。
「無くても大丈夫やん」とどなたかが判断したのでしょう。
高速パルスを処理する回路じゃありませんので。
  ※それでもフリップフロップは乗ってるんで・・・


※+15Vの発振波形 レギュレータはSTマイクロ製
12_20191112105501

周波数400kHz、P-P値で0.1Vほどなんで、0~15Vからしたら
リップル「0.7%」。
オシロで見たらすぐ気がつくはずなんですが・・・
テスターではわからんかなぁ。

| | コメント (4)

2019年10月22日 (火)

やってしまった FL-600Rの根元が破損

日曜日の生野まつり、地車の撮影中にトラブル発生!

ひょんなから、猪飼野の地車の「屋根」に拉致されちゃったのです。
  ※ガレージ仲間の古っぴといっしょ。
私も古っぴも高い所苦手なのに・・・
初めて登らせてもらった地車の屋根。
撮ったことの無いアングルで撮影できたのですが・・・

01

13_20191022164501
   コリアタウン・御幸通りを西進中。
   通りを渡る電線が引っかかりそうな高さ。

地車、なにせ揺れます。 祝儀が出た時には急停止。
首から提げていたオリンパスのE-M1 mk2。
ホットシューにフラッシュFL-600Rを取り付けていたんですが、その根元の樹脂パーツがはずみでポキリ。
11_20191022164501

12_20191022164501

ロックレバーが開口部になっているんで、そこからのチカラで円周部が折れてしまったのでしょう。
カメラ側のシューは大丈夫でした。
オリンパスのサービス(阿波座という地名だけれど最寄り駅は本町)に持ち込んで、修理できるかどうか聞いてみます。
パーツを分けてもらえれば自力修理できそうなんですが・・・

接着での補修、ロックレバーの回転機構が同軸で動くんで、不可能かと・・・

E-520ではホットシュー部の樹脂パーツの断裂事故に遭遇しています。
・E-520修理完了
・E-520アクセサリシューにひび割れがぁぁぁ



※23日(水)、オリンパスの大阪サービスへ行ってきました。
   住所は阿波座だけど最寄り駅は四つ橋線の本町。
   地下鉄今里からだと、いがいと時間がかかる。
   乗り換えで歩くのがちょいとねぇ。
     今里筋線で緑橋で中央線乗り換え、中央線の
     本町駅から歩くのも遠い。
     難波駅乗り換えが、いちばん早いか。
修理見積もり税別1万円
フォトパスのスタンダード会員ということで、10%割引。
部品を取り寄せてからの作業で、できあがりは1週間後。

「取り替えたパーツが欲しい」と要望を伝えましたが、
『今はこちらで廃棄することになってる』ということで、残念。

E-520では、修理時にもらえた上部パーツがあったから自力修理
できたんですがしかたありません。
故障(接触不良)原因も推定できたし。

サービスでの話。
「フラッシュの根元、カメラのシューを壊さないためにフラッシュのほうが
 負けるように作ってある」
とのこと。

| | コメント (2)

より以前の記事一覧