修理

2023年1月25日 (水)

電動シャッターリモコン Tele Auto FX-1 発振段のコイルが断線

過去、何度かこの機種を修理していますが、
今回は電池の液漏れによるダメージがひどかった・・・

水晶発振回路の同調コイル、これがボビンの
根元で断線。

F51

F52

巻線の根元が緑色になってました。
なんとか復旧。

パーツクリーナーとIPA+歯ブラシで基板をざっと
洗った後の様子。
F53
浮いた緑色をカッターではがすと・・・
レジストの下にあるパターンが見事に溶けていました。
F54
レジストの下に潜り込んだ電解液が悪さをします。
ハンダも変質して、ハンダゴテを当てても簡単には
溶けません。
なかなかやっかい。

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2023年1月21日 (土)

逆富士型40W蛍光灯2灯相当のLEDランプが不調

藤川君とこからやってきました。

「しばらく前に付けたんやけど点滅しだしたわ。
  ホカしてもたろと思てんねんけど、
   下間はん、いるか?」
っと。
 ・・・はい。もらいました。

通電すると、2秒周期くらいで点滅するのです。
チカチカじゃありません。
パッ・パッ・パッ・・・
と1秒暗、1秒明という感じです。

LED部だけはずして通電すると、電圧を30Vくらいまで
上げると光り始めます。
LEDはまだ大丈夫と判断して、電源モジュールを見る
ことにしました。
K11

これがメーカー名なんでしょう、「TENTEN-LED」。
K12

フタを開けると・・・
K13

樹脂の海。
でも、二次側電解コンデンサの頭が開きかけてました。
K14

2200μF/50V、105℃仕様のコンデンサです。
持ち上げて、足を切断して取り外し。
1/5以下の容量でした。

基板は樹脂に埋もれてるんで取り出すことができません。
切って残しておいたコンデンサの足に手持ちのコンデンサを
ハンダ付けして試運転。
ちゃんと光るようになりました。

過去、LEDランプの不調はLEDそのものがアウトになって
ということが多かったのですが、今回は電源部でした。
まぁ、故障にはいろいろあるということで。

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2023年1月19日 (木)

「マウスが落としよる」・・・ なにそれ?!

文鎮 の佐藤テック君からのヘルプ。
最初、「マウスが落としよる」と聞いたときは、
 「マウスを机から落としてしまうくらいどこか
  身体の調子が悪い
のかと思っちゃいました。

マウス・ボタンの接触不良で
 「ドラッグしたとき、思ってもみなかった場所に
  つかんでたモンを置いていきよる
ということでした。

マウス内スイッチにパーツクリーナー「大阪魂」を
ぶっかけたらいっときは接触が回復してたと。
でも、「もうアカン」。
ということでスイッチそのものの交換です。
ロジテックの無線マウス。
Mmx

古いモノだそうで、なかなかややこしい回路のようです。

2010年11月24日:息子はトラックボール使い
2016年02月08日:息子はトラックボール使い#2
で修理した、買い置きが残っていました。

Mmx1
※関連
2021年5月18日:エレコム製ワイヤレスマウスの修理情報

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2023年1月17日 (火)

水晶が原因:映像信号分配装置修理

「日立国際八木ソリューションズ」ブランドの
映像信号分配装置。
この
 「RCA入力(NTSC信号)がアウトになってしまったん
  で見て欲しい」
という依頼がありました。
2013年製で、LANでPCとつないであれこれ設定できる
ようになってるんで、むちゃ複雑な回路になってます。

ダメ元でビデオ信号を追いかけますと、
TI製のICに入ってました。

X11

ネットを探すとデータシートが出てきたんで、まずは
クロックの確認からと、オシロのプローブを水晶に
当てると・・・
   発振していない。

電源電圧を見ても正常。
どうやらこの発振子が原因のようです。
手持ちの14.318MHzの水晶を仮ハンダすると・・・
   動いた!

   ※14.318MHzはNTSCカラーキャリア周波数
    3.579545MHzの4倍の周波数。

元の発振子を引っぺがし、でかいけれどHC-49USの
水晶をくっつけて対処。
これで様子を見てもらいます。

※発振子がアウトで故障という修理、たまにありますんで
 重点チェック箇所です。

2020年7月19日:電波リモコンTele Auto FX-1修理:300kHzセラロック発振子がアウト
2020年1月31日:300kHzのセラミック発振子:Tele Auto FX-1 修理
2019年6月4日:三和シャッター製リモコン RAX-330 水晶発振子の異常
2012年02月02日:PC-8201の水晶発振子

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2022年11月25日 (金)

三和電気計器デジタルテスター「CDS-820」 表示がぁぁぁ

いつ買ったのか・・・
サンワのデジタルテスター「CDS-820」。
スペックの表記に「何カウント」という記述が
出る前の基本的な「3・1/2桁」表示のテスターです。
  ※ケースの裏に会社名と電話番号を記してあるので
   すが、それが「6」無しでした。
     今:06-6975-0353
     昔:06- 975-0353 ←テスターの裏
   それくらい前から使ってます。

そのテスター、さっき使おうとしたら
こんな表示に。
Tt1_20221125101801

「もう、あかんか」っとダメ元で液晶部を掃除
したら復活。
まだ使えそうです。

このテスターの電源、太陽電池で充電できるように
なっていたんですが、その部分は昔々に死んでます。
内部の充電池を替え、ケースに充電用端子を設けて
ACアダプタで充電できるように改造してあります。

 

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2022年10月20日 (木)

またまたテスターの修理 三和のSP-10D

フライス屋・佐藤テック君からの依頼。
  「工場に置いてある針式テスタの調子が悪い」と
やってきました。

V11
レンジ切換でそれなりに感度は変わるのですが、
加えた電圧より大きく針が振れます。
抵抗レンジもおかしくなっていました。
昔に抵抗測定用内蔵電池が液漏れしたのでしょう。
それを補修した痕がありました。

V12

まずメータの配線を外します。電池も外します。

分圧器や分流器を構成する抵抗、それぞれの値を
デジタルテスターで見ていきます。

すると・・・「X1」の抵抗レンジにつながる
抵抗が断線。無限大です。

V13

カラーコードから「19.6Ω」と読めますが、
手持ちの「20.0Ω」で代替。
「2%」の誤差ですが、無視。

メータの振れが大きくなるという理由、どうやら
電池の液漏れ跡によるリークだったようです。
ダメージを受けた電線(リード線の中を液が伝う)を
変えたあと、切換スイッチ回りを洗浄(大阪魂だ!)
したら改善しました。

なんとか現場復帰してもらえそうです。


三和電気計器のアナログテスター
CP8D という機種が「16年ぶりに発売」と記されていますが、
これ欲しいとはなりませんなぁ。
残念! テスターじゃなかった に出した、「日置の3012」の
復活を待っています。

※テスター校正用のツール、DCの低圧レンジはなんとか
なりそうですが、問題はDC高圧レンジと交流レンジ。
これ、どんなもんでしょ。

60Hzの正弦波を作ってトランスで昇圧。
先の電圧を分圧して整流。
その値で入力正弦波の振幅を制御かな。
1kHz 10mA交流定電流回路 、これの定電流制御に
似たような手法を使っています。
目標振幅になるよう積分回路を使って、1kHzの元を制御。
こんなので、交流電圧を可変できるかな。

出力電圧を読んで設定するんじゃなく、ダイヤルでセット
した電圧が出てきて欲しい。

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2022年10月18日 (火)

三和の針式テスター「GP-5」不調

長いこと使っている三和の針式テスター、
 「各レンジの応答はあるのだけれど、針の振れが悪い」
という症状。

「回路図ありませんか?」と三和電気計器のサービスに
問い合わせたら、
 ・1982~1994年まで生産されていた機種。
 ・残念だけれど資料が出てこなかった。
とのこと。

このテスター、内蔵電池の液漏れで2012年に修理していました。
  ・2012年11月14日:テスターの電池が液漏れ

「どこかの抵抗でもおかしくなったか」と、メータの配線を
外してから(電池も)、それぞれの抵抗値をチェックしてみま
した。
Ss21

しかし・・・異常なし。
マーキングされたのと、そんなに違わない値です。

怪しいなぁっと思ったのが半固定抵抗。
「ちょんちょん」と触ると・・・復活!
Ss22

これの接触がおかしくなっていたようです。
  ※調整方法が不明のため、交換はせず。

とりあえず復旧できましたが、ちょっと不満があります。
指針の動きがスムーズじゃありません。

例えば10Vレンジで、半分の5Vを加えて針を振らせたとき、
4.8Vくらいで針が止まってしまうのです。
停止後、メーターの保護カバーを指先で一回「トン」と
叩くと5Vぴったりに指針が来るという状態になっています。

可動コイル中心部の軸受けピボットの問題かと思うのですが、
これの調整ってどうすれば良いのでしょう。
  中心軸はマイナスドライバで回ります。
  その外に固定用ナットが。

Ss23

ちょっと回してみたけど(半回転ほど)、改善は
見られませんでした。
Ss24

「壊れてもよいメータでコツをつかんで」ということに
なるでしょかなぁ。

この指針のヒステリシス現象、
  佐藤テック君ところの「SH-83TR」
でも生じています。
相談を受けたのですが、私にはお手上げで・・・。





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2022年9月22日 (木)

グッと押したらオフするリミットスイッチ

スイッチ類の故障といえば、まずは接触不良
バリエーションとしては、
  押してもオンしない
  グッと押さないとオンしない
  オンしっぱなし
あたりでしょうか。

今回の「リミットスイッチ」は、「グッと押したらオフしちゃう
という症状。
「ベロ」を押さえるとオン。
ここまでは正常。
しかし、さらに押すとオフしちゃうのです。
Cc1_20220922125801

なんでやねん!?」のお笑い状態。

  ※状態を見るのに、うまいことバラせれば
   良いのですが・・・

リミットスイッチの構造 (横から見たところ)
Dd2_20220922172901

「A接点:押してオン」しか使っていなかったんですが、
接点の固定部も可動部も汚れがありました。
電気的には使っていないB接点も同じような汚れなんで、
回路は関係なさそう。
  ・・・可動部をズリズリしたら、接触は回復。
ひょっとして、接点の接触じゃなく、可動部と
ハンダ付け電極の接触の問題だったかも。
バネのチカラで押さえられているだけだから。

型番からは「AgNi合金+Auクラッド接点」となっています。

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2022年9月21日 (水)

電池の液漏れ 電解液が基板のコネクタまで到達

液漏れしたアルカリ電池の電解液の漏出経路
 ・電池のマイナス極から漏出
 ・電池ホルダーのバネ電極
    メッキ損傷
 ・電池ホルダー端子
    カシメ部損傷
 ・ハンダされた電線の芯線を伝って
    毛細管現象で上下関係なく浸透
 ・その先の基板やコネクタ

今回の修理では、コネクタがアウトに。
単3電池が4本。
S1_20220921102401

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プラグ側もひどいことに
S3_20220921102401

コネクタが黒化。
プラスとマイナスが接近していたためなのか、
電池電圧が加わって発熱、炭化したの?

電池ホルダー側
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マイナスの黒線から漏出
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※漏出電解液が電線を伝う

2020年9月4日:NEC製照明用リモコンRL12

おもちゃ病院」の修理ではけっこう頻繁に起こっています。
   (写真がない)

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2022年9月13日 (火)

液漏れは突然に トイレから息子の悲鳴…「流れへん!」

消費期限内の電池でも液漏れします。

B11_20220913085201
作業後に電圧を計ったら、液漏れしたほうが1.19V。
大丈夫だったほうが1.20V。 (4.7Ω負荷で)
まだまだエネルギーを残しています。 (半分はあるぞ)
  ※無負荷だと1.3V以上

TOTOのウォシュレット用リモコンが動作せず。
トイレから長男の悲鳴が!っという流れでした。
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単3電池2本使い。
片方のマイナス極(壁に取り付けた状態で下側)から漏出。
+/-、わたりの金具がアウトになってました。
B12_20220913085201

何か代品は・・・生きている電池ホルダーから外すのも
もったいなぁっとパーツボックスを探すと、
タカチの電池バネ電極「IT-3W」 の買い置きを発掘。
B13_20220913085201
そのままでははまりませんので、切断して中間をジャンパ。
B14_20220913085201

無事に修理完了。

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