修理

2022年9月22日 (木)

グッと押したらオフするリミットスイッチ

スイッチ類の故障といえば、まずは接触不良
バリエーションとしては、
  押してもオンしない
  グッと押さないとオンしない
  オンしっぱなし
あたりでしょうか。

今回の「リミットスイッチ」は、「グッと押したらオフしちゃう
という症状。
「ベロ」を押さえるとオン。
ここまでは正常。
しかし、さらに押すとオフしちゃうのです。
Cc1_20220922125801

なんでやねん!?」のお笑い状態。

  ※状態を見るのに、うまいことバラせれば
   良いのですが・・・

リミットスイッチの構造 (横から見たところ)
Dd2_20220922172901

「A接点:押してオン」しか使っていなかったんですが、
接点の固定部も可動部も汚れがありました。
電気的には使っていないB接点も同じような汚れなんで、
回路は関係なさそう。
  ・・・可動部をズリズリしたら、接触は回復。
ひょっとして、接点の接触じゃなく、可動部と
ハンダ付け電極の接触の問題だったかも。
バネのチカラで押さえられているだけだから。

型番からは「AgNi合金+Auクラッド接点」となっています。

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2022年9月21日 (水)

電池の液漏れ 電解液が基板のコネクタまで到達

液漏れしたアルカリ電池の電解液の漏出経路
 ・電池のマイナス極から漏出
 ・電池ホルダーのバネ電極
    メッキ損傷
 ・電池ホルダー端子
    カシメ部損傷
 ・ハンダされた電線の芯線を伝って
    毛細管現象で上下関係なく浸透
 ・その先の基板やコネクタ

今回の修理では、コネクタがアウトに。
単3電池が4本。
S1_20220921102401

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プラグ側もひどいことに
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コネクタが黒化。
プラスとマイナスが接近していたためなのか、
電池電圧が加わって発熱、炭化したの?

電池ホルダー側
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マイナスの黒線から漏出
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※漏出電解液が電線を伝う

2020年9月4日:NEC製照明用リモコンRL12

おもちゃ病院」の修理ではけっこう頻繁に起こっています。
   (写真がない)

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2022年9月13日 (火)

液漏れは突然に トイレから息子の悲鳴…「流れへん!」

消費期限内の電池でも液漏れします。

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作業後に電圧を計ったら、液漏れしたほうが1.19V。
大丈夫だったほうが1.20V。 (4.7Ω負荷で)
まだまだエネルギーを残しています。 (半分はあるぞ)
  ※無負荷だと1.3V以上

TOTOのウォシュレット用リモコンが動作せず。
トイレから長男の悲鳴が!っという流れでした。
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単3電池2本使い。
片方のマイナス極(壁に取り付けた状態で下側)から漏出。
+/-、わたりの金具がアウトになってました。
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何か代品は・・・生きている電池ホルダーから外すのも
もったいなぁっとパーツボックスを探すと、
タカチの電池バネ電極「IT-3W」 の買い置きを発掘。
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そのままでははまりませんので、切断して中間をジャンパ。
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無事に修理完了。

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2022年8月 2日 (火)

次男が帰宅するなり・・・「やってもた~ 助けて~」

助けてっといっても、命に関わるようなことじゃありません。
おとんやったら・・・なんとかなるわなぁ」というのがこれ。
A111
2芯のキャブタイヤケーブルが断線。

その原因。
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A112
丸ノコで作業中、自分の刃で電源コードを切ってしまった
というお笑い状態。

「バチッ!」と言うたっと。
そりゃ火花も出ます。

切断位置が丸ノコに近かったんで、短い部分を捨てて、
残りのケーブルを丸ノコ内部で接続。
ちょい短くなるけど、途中で中継つなぎにするより間違い
ありません。

トラブル案件、一件落着!

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2022年7月23日 (土)

ゴーグルに付いたLEDランプが接触不良

女房が勤める歯医者の先生からのHELP。
「ルーペ付ゴーグルに付いたLEDランプが接触不良になって困っている」と。
ゴーグルの中央に取り付けられたLEDランプ、そこからのリード線がL字型プラグを通して腰に付けるバッテリーパックにつながります。
12_20220723142301
φ3.5mmのステレオプラグが使われていました。
この根元が切れかけていたのです。
  ※すでに切れていて、電線を押しつけると
   つながって光るという状態。

電線を切ってみると、3極のステレオプラグですが、使われているのは2本。
プラグから出ている赤・黒のリード線、その黒のほうがアウトでした。
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手元にL型のプラグが無かったので、ストレートのプラグ(金メッキだ)に交換(ハンダ付け)して作業終了。

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2022年6月15日 (水)

三和シャッター無線リモコン RAX-330 パターンが溶けてる

三和シャッターの無線リモコン、RAX-330やRAX-110の修理を
承っていますが、故障原因で多いのが「電池の液漏れ」。
  ※さまざまな電子機器、電子回路の修理依頼について
       ↑
     ここを探してもらうと過去の修理状況が 

修理の基本、まずは「見た目」。
電池の液漏れだと電解液による腐食です。
電池ホルダー部の電極がアウトになるだけでなく、制御回路も
ダメージを受けます。
プリント基板のパターンだけでなく、スルーホールが「腐って」
いたり、抵抗やトランジスタの足が溶けてる。なんてことも。

今回の修理ではこんなことが。
主要な部分を手直しした後、何気なく灯りに透かして見た
プリント基板。

それが・・・ 「これは、なに?」「天橋立?」状態に。
B10_20220615104201
基板を上から見ると、部品にはさまれていて色も同化。
気が付きにくい状態です。
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たまたま透かして見たから異常事態を発見。
液漏れ痕を拭ってみると、パターンでつながっていたのは
ほんのわずか。
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この「天橋立」になったパターン、あやうく見逃すところでした。
  ※切れてはなかったんで、回路は動いてました。


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2022年5月26日 (木)

ヒートガンでIC(PLCC 44pin)のハンダ付けを外す

自分で作った(設計+製作)ものなら、壊れても
なんとか修理できるのですが、他人(他社)のだと
「修理をあきらめる」ということが、ままあります。

一般的に入手できる汎用部品だと壊れていてもなんとか
なりますが、プログラムしなければならないマイコン
がアウトだと、自分で作ったモノ以外はどうにもで
きません。

自分が作ったものでも、プリント基板に乗っていると
 「壊れたマイコンは捨てて基板を助ける」
という修理手順になります。
例えば・・・
 ・2018年6月21日:失敗! 24Vを接触させてもた
 ・2012年12月07日:面実装マイコンの取り替え

基板のパターンが傷まないようにマイコンを
取り外します。
マイコンは破壊してもOK。
新しいチップをハンダして新たにプログラムすれば
動き始めます。

今回の修理は、よそが作ったモノ。
回路図も書き込むプログラムの資料もありません。
あるのは
  「どこかがおかしくなった部品取り用の基板
これが何枚か。

修理を進める中、異常だと判断したのはマイコンじゃ
なくって「PLD」。
アルテラのEPM7064でパッケージがPLCC・44pin
ソケットじゃなく、基板にハンダされてます。

手順とすれば、
 ・修理中の基板からこのICを取り去る。
 ・このICは死んでるので扱いは雑で良い。
 ・しかし基板のパターンは痛めないよう注意して。
次に、
 ・部品取り用基板からICを外す。
 ・これは生きたままにしなくちゃならないので慎重に。
 ・基板の状態はあまり気にしなくて良い。
こんなところでしょう。

同僚にもあれこれ相談。
 @私 どうしたらええやろなぁ~。
    古い基板、切ってもてICを外そか。
 $同 ヒートガンでやってみ。
    あんあがいうまいこと行くで~
 @私 やったことない。
 $同 熱し過ぎたら周りのチップ部品が先に
    外れて飛んでいきよるで~。
    紙でマスクを作ってICの上にかぶせるとか。
    紙が焦げる手前かな~
 @私 試しにクズ基板でやってみるわ~。

と、ヒートガンを使ってのIC外し、初体験。
こちらにあるのは白光のNO.882
旧製品ですが温調可能。
先端熱風出口を絞れるノズルアダプタを付けてあります。
B13_20220526135601

いくつかのクズ基板を試してみました。
温度ダイヤルは1~6まであって、4あたりにセット。
『おいしくなぁれ。 おいしくなぁれ。』という
気持ちで加熱していくと、ポコッと(音はしないけど)
基板からICが外れます。
長めのピンセットを用意して、ICのカド・カドを持ち
上げる気持ちで良いでしょうか。
しかし、無理しちゃダメ。
無理に持ち上げるとパターンを痛めます。

さて本番。
  ※ICの周囲をマスキングテープでおおって
   おきました。
B12_20220526135601
修理基板に乗ったアウトなICも、生かして取り外したいICも
うまく取り外しできました。
パターンの損傷もありません。
修理作業、無事に進行です。

 

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小型プリンタの動作不良 FPC内で断線

単3電池4本で動くハンディ計測器。
   ※なにを計るかはないしょで
小さな感熱プリンタが内蔵されているのですが、
「プリンタエラー」が出て出力できません。

本体側の回路図もないしプリンタの仕様もわからないしで
修理をあきらめていたのですが、プリンタをバラしたら
原因が判明。
プリンタから出ているFPC(Flexible printed circuits)
断線していました。
20線のうち、4本がアウトに。
A11a_20220526112201

※拡大
A12a
 
あきらかに切れているのは3本。
さらに、その内側のも断線しています。

3本はプリンタの用紙検出用の反射型フォトセンサーからの
信号です。
A13_20220526111001

この信号が返ってこないと、「紙無し」となってしまって
プリントできません。

もう1本は、プリンタの温度を見るためのサーミスタにつながっ
ているようです。
  ※本体マイコンのA/D入力に入っていた。
   対GND間の抵抗を計ったら10kΩくらい。
   指先で触ってると抵抗値が変化。

復旧は、FPC部で切れたこの4本の信号を本体側回路につなが
なくてはなりません。

まず、フォトセンサの3本はフォトセンサー基板部から
電線を直出し。
切れたFPCは無視で、別の電線を本体基板まで伸ばします。

しかし、サーミスタの1本は、サーミスタがプリンタ機構の
内部に入りこんでいるため、電線出しができません。
そこで、FPCを削って銅箔を出し、「細線をハンダしてジャンパ」
してみました。
A14_20220526111001

これで、なんとかプリントに成功。

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2022年2月26日 (土)

オペアンプの出力につなぐ大容量コンデンサ ほんとにいいの?

発振してないからOKで良いのかどうか・・・
先日の記事、修理案件 オペアンプ ICL7611  の回路を追いかけたら、
およそこんなことになっていました。

Aa31_20220226094401
マイコンのA/D入力にオペアンプの出力や基準電圧、サーミスタでの
温度測定回路がつながっていました。

そのA/D入力それぞれに10uFというけっこう大きなコンデンサ
入っています。
外乱ノイズ防止とサンプリングによる電圧変動防止いうこと
なんでしょう。

気になるのはオペアンプの出力に直接つながっている10uF
オシロで見ても発振はしていません。
入力に方形波を加えてもへんなリンギングは出ません。

出力とコンデンサの間に抵抗を入れておきたいところですが、
発振してなかったらOKということで良いのかなぁ。
位相回転で位相余裕とかゲイン余裕はどうなるんでしょうか。


過去記事を探すと・・・

2017年9月11日:1/2Vcc生成回路のコンデンサ
2017年9月16日:枯れた技術の伝承が・・・
2017年9月17日:枯れた技術… んっ! 枯れ過ぎた?

ということで。

 

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2022年2月24日 (木)

オペアンプ ICL7611

修理案件で オペアンプICL7611 が必要に。

パーツボックを探しても見当たらず。
 「昔、何かで使ったよな~」っと、記憶の海(深海だ~)
からすくい上げると・・・
2008年01月14日:OPアンプ1石でできる簡易型静電気検出器
  (トラ技1999年7月号に掲載してもらってます)

ユニバーサル基板にハンダしてあるんで、ここから外すわけにも
いかないし・・・
ということでネットを探したら 秋月電子通商 で発見!
とりあえず手配をを完了。

古いアンプですが、入力に保護ダイオードが付いているのが良。
Ii1
   (ルネサスのデータシートから)

V-側だけでなくV+に向けてのダイオードが入っているんで、
外乱に対して、ちょっと安心。

※追記
製作した簡易型静電気検出器の回路
  たまたま手持ちにあったICL7611を使ったという
  記憶です・・・
Img20080114142644440
MOS FET入力OP-AMPを使ってバッファしているだけ。
増幅はしていません。
乾電池2本の±電源で、センターゼロメータを振らします。
メータに表示されるのは静電気があるかないかだけ。
「何kVで帯電している」は分かりません。

「非常用ツール」としていつでも使えるようにしてあります。
  ・簡易型静電気検出器の解説

ポンプが回ると制御回路が暴走!』の現象確認に使いました。

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