修理

2025年10月24日 (金)

バッファロー製マウス 「BSMBW05」のスイッチ交換

文鎮:ハンダ付け補助ツール 製造元の佐藤テック君
からのhelp。
バッファロー:BSMBW05 マウスのスイッチ交換依頼。

Mo11
まずはバラさなくてはいけませんので、その記録です。
例えば、マウスのタクトスイッチの修理:ラジオペンチ
のように、ネジの在処を示しておいてもらえれば、修理の
役に立つというものです。

外装を外すネジは3つ。
  3つともトルクスネジ。
1つは電池ボックスの中。
そして、楕円状の黒シールをはがすと残り2つが見えてきます。
Mo12
Mo14
奥まった場所にあるビスを取り出すとき、着磁ドライバ
の先にうまくくっついてくれればエエんですが、そんな
ときのお助けツールがこれ。
Mo18
M3皿ビスの先端にネオジム磁石を接着してあります。

両側面のカバーを外すと、電池ボックスを固定している
プラスビス2本が見えます。
Mo13
これを外すと電池ボックスが自由に。
作業しやすいよう、赤・黒の電線を外しておきます。
  ※おもちゃ病院のメンバー、これを怖がるんです。
   作業するのに電線が邪魔なら、ハンダ付け
   なんて外してしまえばOK。
   復旧の時に電線の色と接続場所を間違えな
   ければエエんです。

Mo16
接触不良をおこしていたスイッチは3本足。
スルーホール基板だし、外すのはコツがいるかと。
ツールがないとちょいしんどいか。
  ・・・私とこには電動の吸い取り機があるんで
スイッチの足3本を同時に加熱していっぺんに抜く方が
良いかも。
Mo17

交換したマウスの左右ボタン以外にもスイッチが付いてるんですが、
それらの接触はOKだったんで、交換してません。

Mo19

電池ボックスの電極や、中に入り込んだ綿ぼこりを清掃して
作業完了。

※関連
「マウスが落としよる」・・・ なにそれ?!

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2025年9月24日 (水)

伊能忠敬・万歩計 水没!

水没させてしまった「万歩計」の修理依頼。
  (水没原因は洗濯とのこと)
画面は出るけどスイッチ操作できないという症状。
新・平成の伊能忠敬」とロゴが入っています。
Hh10
2017年製。
山佐時計計器」製なので「万歩計」の呼称はOK。
  ※一般呼称は「歩数計」
Hh12_20250924101101
  圧電振動板への配線が切れてました
Hh12a
操作スイッチは3つ。
導電ゴムではなく、凹状スイッチ金属板で金メッキさ
れたパターンを押すという構造。
金属板の上から樹脂シールで押さえられていました。
この操作スイッチの基板パターンとに金属板に
水没による腐食が見られました。
Hh13_20250924101301
Hh14_20250924101301

他のパターンの銅箔や電池電極には「サビ」が若干
出ていましたが、接続が切れるほどではありません。
IPAできれいに洗浄して修理完了。
スイッチ操作でこんな画面が出てきます。

Hh16
頑張って歩けば日本地図ができあがるようです。
Hh15

操作説明書(pdf)

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2025年5月 8日 (木)

スマートロードスターのスピードメータ修理

忘れたころに修理依頼があります。(これで6件目)
 ・2019年5月28日:修理:スピードメータが動かない
 ・2023年10月 5日:修理:スピードメータが動かない #2
ぱっと見、今回もプリント基板スルーホール部のマイグレーション。

Sm12
Sm13

Sm14
なかなかひどいです。
うまく修理できますかどうか・・・

・真ん中の写真を拡大
Sm15
パターンがつながったところに異常が出ています。
「銀スル」かどうかはどうやって判断すれば?

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2025年4月11日 (金)

西澤のメータをあきらめてAliExpressでメータを買う

2025年4月3日:超好感度なテスター 西澤の「5230-01」
で、HELPを出した100μAの直流電流計、MK-38。
結局、西澤はあきらめて、安直に、AliExpressで
見つけた「91C4」型にしました。

Ht31

送料を入れても700円ほど。

AliExpのメーター、パネルへの取り付けビスは
下部に2本だけ。
MK-38相当品は四隅に取り付けビスが付いてます。
Ht33
そして、ネジの太さ、MK-38相当品はM2.3でしたが
91C4はM3のビスが出てます。
  M3未満の小ネジの寸法がややこしい。
    M2、M2.3、M2.5、M2.6
  あなたはどれを使う?

ビスの間隔もMK-38が32mmで91C4は34mm。
しゃぁないなぁっと丸ヤスリでパネル(樹脂)を
ゴリゴリ。

とりあえず、無事に修理完了。


電流計のチェックはこれで↓
2023年1月13日:Arduino UNOで0.00~40.00mA定電流負荷回路
これで設定できる最小桁が10μA。
フルスケール、リニアリティとも問題ありませんでした。

これ↓みたいにとんでもないメーターだったら・・・
2020年4月18日:秋月のアナログテスター「7007」その後
2020年4月28日:秋月のアナログテスター「7007」、可動コイル式メーターは発電機だった!
心配してたんですが、大丈夫でした。

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2025年4月 7日 (月)

「LM386N-8」って・・・

修理案件でオーディオアンプLM386が使われていました。

確か手持ちがあったはずと部品箱を探しますと、ありました。
この手持ち部品を使って修理完了。
いつからあるのか分からない部品が役立つと、なかなか
うれしいものです。

で、探索した部品箱(ジャンクボックスではない!)から
出てきたのはズバリの型番「LM386N-1」と、サフィックスが
異なる「LM386N-8」の2種類。

Lm31
  ※故障品は足をぶっちぎって基板から取り外し

「-1」「-8」でどう違うのとデータシートを探しますと、
「-8」が出てきません。
このように「-1、-3、-4」は出てきます。
Lm32

「-4」だと使用電圧範囲が上の方に行ってます。
しかし、「-8」が不明。

とりあえず置いておきますが、はてさてどうしたものか。


※見間違いだぁ・・・
コメントを参照(笑) ちょいと恥ずかしいぞ。

TI:LM386
TI:LM380

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2025年4月 3日 (木)

超好感度なテスター 西澤の「5230-01」

修理案件で38型(パネル丸穴の径)の直流電流計を
探していて「西澤電機計器製作所」のホームページを
見ていたら・・・
 ・西澤電機計器製作所:電気計測器

テスターの紹介のところ「5230-01」。
  「DC1μA、10mVの超好感度」っと。

Ns1

感度は感度なんですが、テスターの性能表現に
好感度」とは・・・

「これ、エエでっ」ということで好感度なんでしょうね。
今では珍しいキットテスター「5220」 と似たような感じ
なんですが、スペックがちょっと違うようです。

「5230-01」、長野県坂城町のふるさと納税の対象品
なっています。


20世紀ならどこでも売ってた電流計、見つかりません。
問い合わせた一社はダメ。(納期がぁ)
現在、西澤に問い合わせ中です。

  ・欲しいのは直流100μAの電流計
   西澤 MK-38 と同一形状。
   パネル加工ができないので同じ形状のものが必要。
   目盛板は0~100でok。

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2025年2月 7日 (金)

修理:マキタのLEDライトML806のスイッチがアウトに

次男からのHELP!
 「LEDライトのスイッチがきかへん」
現場で使っているLEDライト、その押しボタンスイッチが
動かなくなってしまったと。
 「おとん、直るかな?」

こんな形状。
Mk11
矢印のボタンを押すと
 側面全点灯→側面半点灯→頭だけ点灯→消灯
と点灯状態が変化するとのことなんですが、カチカチと
動かずに、押し込んだまま反応無しという状態。

さっそく解体。
Mk14
スイッチは基板にハンダされて取り付けられてました。
頭を押しても反応無し。
動きません。

Mk17
Mk18
メーカーや型番は不明。
  ※ネットを探すと、昔は部品として入手できたような
   ことが記されてました。

スイッチが付いていた基板はこんな様子。
Mk16
赤がプラスコモンで、
  赤・黄を短絡すると全点灯(0.6Aほど)
  赤・白で半点灯(0.3Aほど)
  赤・緑で頭のLEDが点灯
こんな接続です。

手持ちで何か使えるものはないかと探したところ、
「ON-OFF-ON」のトグルスイッチが見つかりました。
Mk19
このスイッチを、ボタンを押し込む樹脂パーツに取り付けて、
  上:頭LED点灯
  中:消灯
  下:全点灯
にできるかと、改造開始。
  半点灯は使えませんが「どっちがエエか?」
  と息子に確認したところ「全点灯で」と。

こんな具合に取り付けれました。
Mk20
Mk21

ご当人の意見。
  今まで、頭のLEDを点けたいときは
  カチカチカチと3回押さなあかんかったけど、
  この改造でスイッチ上一発で点くようになって便利。
だと。

※ゴムキャップ
トグルスイッチ部にゴムキャップをかぶせて
外観は元のようになるようにしました。
しかし、スイッチの棒の先端がキャップの
内側に触れてしまって、オンの保持がちょっと
不安定になってしまいました。
そこでスイッチ先端を3mmほど削って短く
しました。
ハンダ付けの端子も、内部回路から遠ざけられ
るようギリギリまで切断。

※全点灯・半点灯
これを切り替えられるよう、もう一つトグルスイッチ
をどこかに穴をあけて付けるかどうか思案中。


トラブったスイッチ、何という名称で呼んだらエエんでしょう。
  押しボタン型ロータリースイッチ
かな。

中を開けると・・・
Mk22

Mk23
左側の部材に縦溝が作ってあって、押された
ボタン部が回るようになっていましたが、
この部分が削れてガタガタになっていました。
メカ的に動かなくなってしまったのが不調の
原因。

とりあえず、手持ちの部品で修理完了。


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2025年1月24日 (金)

イヤホンのケーブルが・・・

長男の悲鳴!
ピピちゃん がイヤホンのケーブルをかじった!』っと。

エエ値のものだったらしく、
「おとん。 直せるかな?」っという相談。
E11_20250124104001
拡大↓
E12_20250124104101
※電線全部が切れてました。
   恐るべしピピちゃん。
 とりあえずハンダして熱収縮チューブで保護。
 ちゃんと鳴るかどうかは今夜に。
   結果:ちゃんと鳴りました。

で、この手のイヤホン、どんな音で聞こえるのか、別ので
試さしてもらったところ、エライことが発覚。
私の「耳」の感度がむちゃくちゃ低下してることが
判明したのです。

私以外の家族3人はボリュームレベル15で
  「これで十分な音量」
という感想なのですが、私、このレベルだと
  低音が聞こえない。
  高音部もシャリシャリしてるだけ。
  歌声の歌詞が聞き取れない。
という状態。
音楽を楽しもうとするとボリュームレベル50あたり
まで上げないといけません。

他の3人は、
  「これはうるさ過ぎやで」とボロクソ。

確かに、テレビを見る時の音量は大きくしています。
小さいと、会話のシーンでBGMが流れていると、BGMばっかり
聞こえてしまって、テレビの中の話し声が聞こえにくいの
です。


義父のために作ったツールでしたが、そのうち自分自身が
必要になるかもでっす。
 ・2025年1月3日:補聴器をどうにか!
 ・2025年1月5日:補聴器をどうにか! #2


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2025年1月 8日 (水)

ハサミの指穴樹脂が破断「コクヨ:ハサ-10」

長年使っているハサミの指を入れる
穴の樹脂が断裂したので修理したの
が正月明け。
  (補聴器あれこれ中のこと)
その修理場所が(A)。
今朝、使おうとしたらほぼ反対部の
(B)が破断。
Has11

落としたとじゃなく、切ろうと握ったらポロ。
(A)の時も同じでした。
ほんとにポロ。

コクヨ製「ハサ-10」という型番。
いつから使っているのかは不明。
 20世紀から作業机にあるかと
刃部の厚みがあるので、しっかりと
切れます。

一週間も経たずに同じ部位がアウトに
なるなんて・・・
指穴部樹脂、同じ頃に作られたもので
あるとしても、不思議です。

瞬間接着剤で仮くっつけしてから、
2液ボンドをめぐらせて固定。
その上にカプトン・テープを巻きました。

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2024年12月13日 (金)

目視だけで修理できるとうれしいぞ

小型のサーマルプリンタが乗った計測器。
そのプリンタの紙送りモータが回らないという故障。
モータドライバ周りの信号をオシロで見ようと準備
していたら・・・
  『ICが割れている』
のを発見。
Lb18
LB1848という石。 (すでに廃番)
別角度から。
Lb19
表面に「ひび割れが見えた」ので、オシロで信号を
見ることもなく交換。
  部品取り用の基板を預かってた。
無事、動き始めました。

※あんまし壮絶じゃないけど、カテゴリー「壮絶死」に
 仲間入り。

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