サイエンス

2022年4月 1日 (金)

『天体観測に魅せられた人たち』

『天体観測に魅せられた人たち』

原題:THE LAST STARGAZERS
    ※stargazer は天文学者のこと
 エミリー・レヴェック 著
 川添節子 訳

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またまた図書館で。
 そして、一気読み!
  むちゃ面白い!

現代の天文学者さん達が、どうやって観測して
いるのか、勉強になりました。

最初のページ、いきなり「再起動してみました?」・・・
と、話が始まります。

何を再起動するのかというと、ハワイの「すばる望遠鏡」
観測中にアラームが出て止まってしまったんだと。
望遠鏡上部の副鏡が落っこちるかもという状況。
どうすりゃいいのと相談したら、たぶん誤報だから
再起動せよというアドバイスが・・・

一気に本の中に引き込まれました。

絵や図や写真は一切なし。 (表紙と裏表紙の写真だけ)
言葉(文字)だけで状況が浮かんでくる、著者さんと
訳者さんの筆力はたいしたものです。

この本を楽しむには、ある程度、天体のこととか
望遠鏡(光学、電波)の基礎知識は必要でしょう。

※参考 著者さんが出てきます。
https://www.ted.com/talks/emily_levesque_a_stellar_history_of_modern_astronomy

原著:THE LAST STARGAZERS の表紙は写真じゃなくってイラストです。
原著の最初が読めます。
 「再起動した?」がこれ
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アマゾン(日本)での紹介
にも最初のページが出ています。

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2022年3月 9日 (水)

『最悪の予感 パンデミックとの戦い』

マイケル・ルイス 著 中山宥 訳
  ・『最悪の予感 パンデミックとの戦い』

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ありがたや・・・図書館。
 ノンフィクションです。
   一気読みしました。

「パンデミック」に備えていたはずが・・・
  トランプ政権がぐちゃぐちゃにしてしまった。

そんなアメリカでのお話しです。

日本での「客船ダイヤモンド・プリンセス」クラスターの
話も出てきます。

たまたま大統領が悪かった。
「いて欲しかったのはチェンバレンではなくチャーチルだ」っと。

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2022年2月15日 (火)

『インフルエンザは征圧できるのか』

いつものように図書館で。
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インフルエンザは征圧できるのか
  著者:青野由利 2009年11月発行

2009年に起こった「新型インフルエンザ・パンデミック」を
まとめたものです。
著者は毎日新聞科学担当論説委員さん。

私の旧ブログでもこんな記事を書いていました。
 ・2009年08月02日:新型インフルエンザでイベント中止
    ※我が地域では中止にはならなかった。

この本の第1章「豚から人へ」にこんな一文があります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 保健所に設けられた発熱相談センターにも
 電話が殺到し、発熱外来にも感染を疑う人
 が押し掛けた。
 「限界だ」という声に拍車をかけたのが、
 経済的打撃を憂慮する大阪府の橋下徹知事
 らの発言だった。
 「このままでは都市機能が麻痺する」。
 橋下知事は桝添要一労働大臣に訴え、対策の
 緩和を訴えた。
 「弱毒なのだから、季節性のインフルエンザ
 と同じ対応に移すべきだ」というのが主張の
 内容だった。
   :
 「季節性と同じ」という言い方は、「いわば
 政治的判断」である。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
これ、2009年の話です。
今の話じゃありません。
橋下氏、知事だったんですなぁ。

また、今のCOVID-19でも、中心になっておられる方の
発言も。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 政府の新型インフルエンザ対策本部専門家
 諮問員会委員長を務める尾見茂も、6月24日
 に日本プレスクラブで講演した際に、こう
 ぼやいた。
 「今回は、季節性と明らかに似ているところ
  と、明らかに違うところがある。
  病原性が弱いから安心、強いから心配とい
  う構図にならない。
  でも、何回説明しても、マスコミはそう書い
  てくれない」。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今へそのまま持ってきてもおかしくない発言です。

第7章「21世紀の闘い」、その締め括りです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 インフルエンザはこれからもパンデミックを
 起こすだろう。
 次のパンデミックを、人類はどのように迎え
 撃つことになるのか。
 その時に、今回の経験がどう生かされるのか
 今はまだ、インフルエンザそのものの振る舞い
 と同じように、まったく予測がつかない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


※参考
2009年新型インフルエンザ ―「未知の感染症」をどのように報じたのか?―

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2021年12月 2日 (木)

『元素創造』93~118番元素を作った科学者達

図書館で借りてきた本。
  ・元素創造 93~118番元素を作った科学者達
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著者 キット・チャップマン
翻訳 渡辺 正

原題が、
  Superheavy: Making and Breaking the Periodic Table

元本の表紙のほうが良いような。
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むちゃ面白いです。
内容紹介は、ネットの検索でどうぞ。
例えば、紀伊國屋書店

・元素命名競争
・不正
・核種採取のためキノコ雲に突入したジェット機


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2021年2月22日 (月)

カミナリで「対消滅」

昨夜、風呂上がりに見ていたNHKの「サイエンスZERO」。
ほんまかいな?!」のお話しでした。

「超巨大雷スーパーボルト!謎の“対消滅”を追え」

この発見の発端が「もんじゅ」。
異常な放射線を検出して装置が緊急停止。
これを追いかけたら原因は「雷」起因のガンマ線だったと。

対消滅」といったら「反物質」。
この場合は「電子」と「陽電子」。
それがくっついて「対消滅」。
地球の大気中でこんなことが起こっていたとは・・・

雷が反物質の雲をつくる!? ? 雷の原子核反応を陽電子と中性子で解明 ?|日本原子力研究開発機構:プレス発表

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・「雷による対消滅」現象の解説。

1. 雷が地表に向けて放射したガンマ線 (TGF) により、
 大気中の窒素 14N が原子核反応(光核反応)を起こし、
 中性子と不安定な窒素の放射性同位体 13N を生成する。

2. 生成した中性子は大気中で徐々にエネルギーを失い
 つつ広がる。
 最終的に大気中や地表の原子核に吸収されてガンマ線
 を放射し「ショートバースト」として観測される。

3. 不安定な窒素同位体 13N は、雷雲とともに風下に
 運ばれ、徐々にベータプラス崩壊して13C に変わっ
 ていく。この際に陽電子が放出され、大気中の電子
 と対消滅して、0.511 MeV ガンマ線を出す。
 これが35秒遅れて検出された対消滅ガンマ線である。


※検索
雷雲中における放射線発生メカニズムに関する研究

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2020年12月10日 (木)

チャックイエーガーさん

世界で初めて音速を越えた男「チャックイエーガー」さんが
12月7日に亡くなってました。 合掌。

チャック・イェーガー:Wikipedia

ロケット機X-1のエンジン、弁天町の交通科学博物館に
「本物」が展示してあったんですが・・・

X-1のエンジン

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2020年12月 2日 (水)

アレシボ電波天文台、900トン超の受信部構造物が140メートル落下して主鏡を粉砕

えらいニュースが・・・

アレシボ天文台の900トン超の受信機が落下して主鏡を粉砕
CNN.co.jp : アレシボ天文台、解体を前に崩壊 57年の観測に幕
アレシボ天文台が崩壊 プエルトリコの巨大望遠鏡(AFP=時事) - Yahoo!ニュース

事故ってたのは知ってました、こりゃ完全にアウト。
メンテにお金をかけてない構造物ってこうなってしまうんだ・・・

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2020年12月 1日 (火)

「ガリレオ」と「望遠鏡」本3冊

東成図書館にあったのがこの2冊。
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これ↑を読んでからリクエストしたのがこれ↓。
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伊藤 和行著:ガリレオ-望遠鏡が発見した宇宙

ガリレオ -はじめて「宇宙」を見た男
 (ジャン・ピエール・モーリ著)

望遠鏡400年物語 大望遠鏡に魅せられた男達
 (フレッド・ワトソン 著)


ガリレオの望遠鏡、再現されている方がおられます。
   ガリレオ式望遠鏡で検索
むちゃ狭い視野角。
赤道儀じゃ無いし、よく見られたもんだと。

大人の科学 の付録になっていた。
  ・・・当時の狭い視野を追体験 っと。



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原発あれこれ本

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左から
みんなの知らない世界の原子力(海外電力調査会)

鎌田實著:チェルノブイリ・フクシマ なさけないけどあきらめない

「世界の原子力」は、もうちょいと古いんですが、原子力発電での
世界の動きがまとめられてます。

鎌田さんの本は、くやし涙かな。

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原発というか原子力開発賛成本3冊

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左から、
澤田哲生著:やってはいけない原発ゼロ

澤田哲生著:誰も書かなかった福島原発の真実

日本のエネルギーが危ない! WiLL SPECIAL 保存版

本の中でも出てきますが、「もんじゅ」 は廃炉せずに高速炉運転の
「研究」をすべきだったかと。


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