『天体観測に魅せられた人たち』
原題:THE LAST STARGAZERS
※stargazer は天文学者のこと
エミリー・レヴェック 著
川添節子 訳
現代の天文学者さん達が、どうやって観測して
いるのか、勉強になりました。
最初のページ、いきなり「再起動してみました?」・・・
と、話が始まります。
何を再起動するのかというと、ハワイの「すばる望遠鏡」 。
観測中にアラームが出て止まってしまったんだと。
望遠鏡上部の副鏡が落っこちるかもという状況。
どうすりゃいいのと相談したら、たぶん誤報だから
再起動せよというアドバイスが・・・
一気に本の中に引き込まれました。
絵や図や写真は一切なし。 (表紙と裏表紙の写真だけ)
言葉(文字)だけで状況が浮かんでくる、著者さんと
訳者さんの筆力はたいしたものです。
この本を楽しむには、ある程度、天体のこととか
望遠鏡(光学、電波)の基礎知識は必要でしょう。
※参考 著者さんが出てきます。
https://www.ted.com/talks/emily_levesque_a_stellar_history_of_modern_astronomy
原著:THE LAST STARGAZERS の表紙は写真じゃなくってイラストです。
原著の最初が読めます。
「再起動した?」がこれ
アマゾン(日本)での紹介
にも最初のページが出ています。
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