発端はこのトラブル。
・2019年10月22日:やってしまった FL-600Rの根元が破損
カメラの頭に取り付けていたフラッシュ、私のカラダで押されて
その根元がポキリ。 ・・・修理費1万円。
カメラ頭のアクセサリーシューに取り付けるのではなく、
L形ブラケットを使ってカメラの横に設置かなぁ~っと
考えていました。
そうなると、今風なら電波で撮影指令。
あるいはスレーブモードで。
でも確実なのはフラッシュの延長コード。
オリンパスには「オフフラッシュケーブル FL-CB05」というのが
あったのですが、現在は廃番に。
そこで、Made in CHINAの
PHOLSY
Flash TTL off-canera cord
for Olympus / Panasonic
というのを購入。
こんな箱でやってきました。
箱から出すと・・・
カールコードがトグロを巻いています。
縮んだ状態で0.6mほど。
引っ張ると・・・長~い(1.5mは行きます)
カメラの隣に併設するのでここまでの長さは不要です。
ということで、カールコードの短縮プロジェクトです。
まず代替のコードを見つけなければなりません。
電線は全部で5本。
まず条件がアダプタ部のケーブルブッシュに入ること。
付いているカールコードの外形が4.9mm。
交換するケーブル、スカスカのもイヤです。
ノギスを持ちながら「太いなぁ」「芯数が足らんなぁ」などと
何か良いのがないかと仕事場に置いてあるケーブルを物色。
で、「これ行けそう」と見つけたのが「USBケーブル」。
USBの信号と電源で4芯。それにシールドで5芯。
外形4.5mmでした。
※元のカールコード、ケーブルブッシュから抜くのが
大変なほどギチギチでしたんで、ちょうど良い感じ。
この手のしっかりしたシールド線、外皮編線の材質がSUSで
ハンダ付けできません。
この編線に紛れて、ハンダ付けできるスズメッキ線が入ってま
すんでそれをGNDにします。
※この手の小物のハンダ付けで役立つのが
文鎮:ハンダ付け補助ツール
アダプタ側の解体はこんな具合。
カメラのシュー側。

深い穴に刺さった鉄ネジは磁石をくっつけたドライバー
で引き出します。
ドライバーの磁化が弱くてもOK。
全体にしっかりと作られてます。

電線は全部で5本。
そのうちのGND線(カメラシュー外装に接触)がシールド。
まずビスを1本外したらネジロックしてあったので、
残り3本は抜かずに作業。
基板を樹脂外装に残したままハンダしたんで気を使います。
実体顕微鏡でハンダ付けの出来具合をチェック。
ロック部分があるので、平面に置けません。
テープに貼り付けて動かないように。
フラッシュ側は、こんなふうに接点をバネで導通させ
てあります。

配線完了↓ 抜け止めに結束バンド+瞬着。

新しいケーブルの全長30cmちょいに仕上げました。
カメラに付けるとこんな感じです。

試運転前に導通チェック 。 (端子間の導通と不要な接触の確認)
重さを量ってみると、
・新しくなったアダプタ・コード 75g
・エツミのL字形ブラケット 145g
(カメラ止めネジを大型のものに交換して)
・カールコードを切った残り 150g
(これは重い!)
※参考
・エツミ:ストロボ プロテクターL型
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