2018年12月 4日 (火)

『新・人は皆「自分だけは死なない」と思っている』

今年度の夏前から、地域の新しい防災マップを作成しています。
  ※防災マップ作成の勉強会を月一で開催中
そんな中、この本に出会いました。
   ※またまた図書館

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同じ著者さんの

も読んでいました。
「新」の発行は2015年。
「311」以降に書かれた本で、311での体験が盛り込まれています。
とはいっても地震への備えが主。
今回のマップ作りでは「水害」への備えもということで、あれこれ皆さんと勉強しています。

防災マップ作り(マップに何を書くか)で参考(やっぱりな)に
なったのが以下の点。
・家が倒壊したら机も壊れる
  揺れたら机の下に隠れろは間違い。
  古い木造家屋の1階にいてたら、
  出口を確保して外に飛び出せ。
  2階にいてたら下には降りるな。
  古い家だと倒壊の可能性大。
  机の下に潜らなくてすむように家具
  や家電製品の固定を。
  ただし、新しい建物や頑丈なビルなら
  屋内のほうが安全。
  閉じ込め防止が第一。
    ※何せ古い家屋が多い地域なもんで。
・ろうそくは使うな。
  地震直後の火は厳禁。
・「揺れたら火を消せ」は慌てなくて良い
  自動消火のストーブやガスコンロが普及してる。
  地震検知でガスメータがガスを遮断してくれる。
  まずは身を守れ。
・情報を得ようとテレビをつけたその数秒で
 命を失うことも
  まずは脱出路の確保を。
・火が出たら
  知らせる、消す、助ける、逃げる
  危機管理はすべて「知らせる」から始まる。

ずばりこの言葉がよいかと。
  『持ち出すものは命だけ』。

今度のマップには、マップの目的にこんなのを書くつもりです。

■命を守るために
・『命を守る』これが防災マップの目的です。
・大規模災害が起こった直後、消防や警察、役所は十分な力を
 発揮できないことがあります。そのため、地域住民が自主的
 に困難を解決しなければなりません。
・地域や学校で行われている防災訓練や勉強会、応急手当講習会
 などに参加し、非常時の知識を身につけましょう。
・家具の固定や危険箇所の補修など、災害発生時の被害を
 減らすための「減災」を心がけてください。

第二版を作っているところも多数。

中川の第一版も出ています。
たいてのマップに
  ・揺れたら机の下
  ・ろうそく
が多数出ています。

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2018年10月20日 (土)

『配管設計者がバラす、原発の性能』

またまた図書館で借りてきた本。
    ※タイトルを「原発」で検索
・配管設計者がバラす、原発の性能
サブタイトルが「退くも進むも、そこは地獄の1丁目」。
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「PWR」と「BWR」、どっちがエエねんを論じられてる・・・
自身を「設計者」と呼ばれてますんで、信頼できる本かと
思ったんですが・・・・
「第1章:原発との遭遇」からちょいと、アレレ?な記述が。
  『当時の東海1号炉・・・ その熱で金属ナトリウムを熱する。
   ・・・ 現在は水が主だが、当時東海1号炉の熱媒体は
   金属ナトリウムであった。』
ちょいちょい。
「東海1号機」って「黒鉛減速炭酸ガス冷却型原子炉」。
「ナトリウム」を冷却剤に使った炉って、日本じゃ「常陽」「もんじゅ」
の2炉だけでしょ。
そして、同じ章、13頁。
  『数年後、福井県敦賀原発「ふげん」の建設にあたっても・・・
  ・・・そこが東海原発と同型の原子炉(PWR)を採用したことも
  あって、・・・』
おいおい。
「ふげん」 は重水減速・軽水冷却、圧力管型で、通常の原子炉
(PWR、BWR)とはちょい違う。
   ※「ふげん」は仕事で絡んだんで。

まだある。 15頁。
  『もともとBWR原子力潜水艦用で、小型、軽量、効率的で

  合理的な原子炉であった。しかし、そこには安全性が欠如
  しており、福島第一原発事故で、BWRの想定された問題
  が問われている。』
文頭のBWR、誤植かと思ったんですが、後半の文から誤植じゃなく
勘違い:思い違いであることが分かります。
また、33頁にも
  『動力炉・核燃料開発事業団の大山彰先生の著書にも
   書かれているが、最初に開発されたのが加圧水型(PWR)で、
  その後、原子力潜水艦用に開発されたのが沸騰水型(BWR)
  である。・・・』
とあり、かんぺきに技術史を間違っておられます。
原子力潜水艦の炉型は「PWR」でっす。
ノーチラス号 に失礼です。  参:S1W炉  S2W炉


「PWRとBWR、どっちがエエねん?!」っという論議も面白いんですが、
「もっと安全な炉を作って動かしてみようぜ!」っとか
「やっぱ核融合やろ!」っという、「20世紀からの夢の実現」は
まだまだ遠いようです。 
言っちゃおう。
オリンピックに使う予算をかけたら、別の夢の実現に近づけたのかも
しれない。


※追記:ふげんについて
「原子炉圧力容器」は無い。  (格納容器はある)
炉心にある224本の圧力管それぞれに入っている燃料集合体が「燃え」(核分裂)る。
だもんで、PWRともBWRとも違う。
炉心の構造に限れば、チェルノブイリの黒鉛減速沸騰軽水圧力管型原子炉
近い。
    ふげん:減速材は重水
    チェルノブイリ:減速材は黒鉛
沸いた「湯」は、蒸気に分離して、そのままタービンを回す。
    PWRの蒸気発生器ではない
運転しながら燃料交換できる。
濃縮ウラン以外も燃料になる。 (天然ウランもプルトニウムも使える)
重水が高価。 
圧力管を出入りする配管(冷却水が通る)がむちゃ複雑。

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2018年10月18日 (木)

『建設現場 災害事例集』

電子回路設計の仕事、たまには「現場」(工場が多いか)へも行くんですが、
「建設現場」となると、危険度が違います。

図書館で借りてきた「建設現場 災害事例集」 、いやというほど
(この本では155例)事故の例がイラストで紹介されています。
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ベテランも新人も、作業員も職長も。
「90m落下」とか「履帯に巻き込まれ」とか
「現場の仮設トイレに入っていたらその上にクレーンが転倒」
とか、「ぞぞぞぞ」っとなる事例が紹介されています。

『建設現場災害事例』
で画像検索したら、この本のも出てきます。
みなさん、どうかご安全に。

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2018年10月 9日 (火)

SF小説 『七人のイヴ』  Q符号が出てくるよ

ハヤカワSFシリーズの七人のイヴ Ⅰ~Ⅲ

※いつものように図書館で。 表紙はⅢだけ
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いわゆる人類滅亡小説
「書評は検索結果をどうぞ」なんですが、珍しく「アマチュア無線・
モールスによる通信の場面」が出てきます。
残された地表と宇宙(ISS)をモールスで。
そして「Q符号」も。


「七人のイヴ Ⅲ」は、絶滅から5000年後の話なんですが、
ここにも「Q符号」が登場します。

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2018年8月16日 (木)

「宇宙災害」・・・トラ技が出てきた

本の中に「トラ技」が出てきた本を見つけたことがあります。
『これでトラ技の広告ページとおさらばだ』  ・・・南極点のピアピア動画
本の中に『トラ技』が出ていた  ・・・有川弘:キケン

今回のは
   片岡龍峰 著 「宇宙災害」
サブタイトルが「太陽と共に生きるということ」。
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この中の第3章「宇宙天気予報」に「トランジスタ技術」が出てきました。
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 :
地元のパーツ屋さん「梅沢無線」で購入した部品
を、使い古された『トランジスタ技術』をめくりなが
ら、はんだづけして作ったプリンアンプは防水の
ためタッパに閉じ込めて接続。
 :
 :

エエ話です。

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2018年8月10日 (金)

山本弘著「プラスチックの恋人」

図書館で借りてきた「SF」本。
本の画像、あえて大きく
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裏表紙にはこんな解説文。

  仮想現実“Virtual Reality”と
  人工意識“Artificial Consciousness”が
  実現したセックス用アンドロイド―オルタマシン。
  その中でも少年や少女の姿形をした未成年型オルタマシンの使用は、
  日本国内で賛否を問う激論を巻き起した。
  フリーライターの長谷部美里は、社会問題となりつつある
  マイナー・オルタ利用の実態を取材するため、
  美しい12歳の少年の姿形をしたオルタマシン、ミーフと出逢う・・・。
  ヒトは、ヒトならざるものと愛し合うことができるのか。
  SF最大の禁忌を描く著者渾身の問題作。
何が問題作なのか・・・
  大人が読む分にはokだけれど、読者の年齢制限をしないで良い?
っという点。


SFマガジン
2017年2月号から12月号にわたり連載されていたとのこと。
これ載ってるの知ってたら、毎月SFマガジンを買ってただろうなぁ (笑)。

※関連
   同じ著者さんの本。 プラ恋にも「ピアノ・ドライブ」 が出てくる!
※追記・・・SFにありがちな予言的内容をピックアップ
・物語は2043年。
・「東京オリンピック後もいっこうに回復しない不況」
・2031年、太陽フレアパニック
東南海大震災
・ピアノ・ドライブの実用化と普及。
   ↑
  これはほんとのSFね


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2018年8月 8日 (水)

すごい廃炉 福島第1原発・工事秘録<2011~17年>

日経コンストラクション:建設事故II つながりで図書館から借りてきました。

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写真:篠山紀信 っと。

「福一」でどんな工事や作業が行われているか、写真でもって解説。
図もわかりやすく、「ほ~」、「なるほど」っと、納得。
地下水流入を減らすための「凍結工法」について、
    規制する側とされる側がなれ合うことがあっては
    ならないが、両者には信頼関係ではなく上下関係
    が築かれ、コミュニケーションが一方通行になって
    いるようだった。
      :
    凍土遮水壁の迷走から学ぶべき教訓は多い。
っと。
原子力規制委員会への怒りの一文も。

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2018年8月 2日 (木)

「建設事故II」 …死が突然に

またまた図書館で借りてきた本。
日経コンストラクションの「建設事故II」

サブタイトルが、「身近に潜む現場の事故72例」。

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怖いです。
機材や工事対象物が壊れるだけで死傷者ゼロの事故もありますが・・・
ケガ人、死人が出た事故も含まれます。
   落ちたり、埋まったり、潰されたり・・・
多くが仕事中の労災事故。  合掌
事故の背景がきっちり描かれていて、その後の対策まで書かれている事例もあります。

死亡例だとこんなのも。  記憶にあります。
  ・大蔵海岸/人工海浜が陥没して少女が死亡
先日も、クレーンの転倒事故 がありました。
私の本業とは分野違いですが、むちゃ興味深いです。

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2018年7月30日 (月)

『暮らしの中のニセ科学』

図書館で見つけたニセ科学糾弾本。
2017年6月初版第一刷。
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新しい本なので、
  第1章:ニセ科学をなぜ信じてしまうのか
  第2章:がんをめぐるニセ科学
で、スティーブジョブズさん、絵門ゆう子さん、川島なお美さんの「癌」治療の話が出ています。
  第9章:もっとも危険なニセ科学、EM
では、著者さん、ほんとに怒られています。
世の中にあふれるニセ科学、これ、誰かが金儲けのネタあるいは売名行為にしたわけで、未だに続いています。
※関連過去記事
科学は疑問から   ←アルコール温度計の秘密

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2018年7月25日 (水)

未来テクノロジーの設計図・・・ トンデモ本だった

図書館に、「ニコラ・テスラ」さんで検索してリクエストした本。

未来テクノロジーの設計図 ニコラ・テスラの[完全技術]解説書

届いたんですが、トンデモ本でした(笑)。


(クリックで拡大↓)
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表紙からして怪しい。
なんじゃこりゃ! でした。

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