2017年11月16日 (木)

「失敗の本質」

「失敗の本質」 といえば、中公文庫の「日本軍の組織論的研究」
が有名ですが、こちらのサブタイトルは
「福島第一原発1号機冷却」

21_2

2017年9月発行のできたての本。
フクイチ事故時の1号機「イソコン:非常用復水器」の
不作動について掘り下げています。

「イソコンの謎」、検索するとあれこれでてきます。
『福島第一原発事故 7つの謎』
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/interim/images/111202_07-j.pdf
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kiroku/3-140930-2.pdf

1号機にだけ備わっていたイソコンという冷却装置、
津波による全電源喪失後もこれを動かせていたら・・・
なぜ、動いていないことに気づかなかったのか・・・

さすがNHK。 アメリカでの取材を交えて、原発黎明期
からの歴史的背景をまとめています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年10月18日 (水)

「元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ」

またまた図書館から借りた本。
この前のは↓
  ・『“福島原発”ある技術者の証言』

今回は、小倉 志郎
   
『元原発技術者が伝えたいほんとうの怖さ』

11_2

書評はネットを見てもらって・・・
私にとっては、この本の内容、ちょいと残念。
著者さん、感情論で締めくくってます。
「技術屋」なら、最後まで自分の専門分野で、
「だから原発あかん」を論証して欲しかった・・・
専門分野外のこと書くからややこしい。

裏表紙のこのマークも好きじゃない。
12_3

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年10月11日 (水)

『“福島原発”ある技術者の証言』

名嘉幸照(なか ゆきてる)著
『福島原発 ある技術者の証言』
サブタイトルが、
   「原発と40年間共生してきた技術者が見た福島の真実」

11

東電の原発を作ったGE、著者さんはGEの元技術者。
   (現在は、東電協力会社の会長さん)
エンジニアの目で話がいっぱいですんで、面白いです。

今朝のニュースで
   国と東電に5億賠償命じる。
   「国は津波予見できた」
と、裁判の結果報道されていました。

この本に記されているんですが、現場は
  ・非常用ディーゼル発電機の高所への移動
  ・冷却用海水ポンプの補強
  ・1~4号機と5,6号機の非常用ディーゼル
   発電機の共用化
を考えていたとのこと。
「本店」がそれをしてくれなかったと・・・。

関電(など)のPWR、それと東電(など)のBWR。
これ、「テスラ」さんと「エジソン」さんの因縁なんですよね。

  PWRはテスラさんのWH: ウエスチング・ハウス。
  BWRはエジソンさんのGE:ゼネラル・エレクトリック

事故を起こしたフクイチは「GE」…つまりエジソンさんが由来。
エジソンさんは「交流・直流」戦争で敗退。
そして21世紀になって、原発の炉型でもアウト。
発明家エジソンですが、私はちょいとキライな人物の一人。

※過去記事
「処刑電流」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年10月 3日 (火)

「ラジオの歴史」

高橋雄造 著 『ラジオの歴史』
サブタイトルが
  「工作の<文化>と電子工業のあゆみ」

11
(クリックで拡大↑)

またまた図書館で借りてきた本。
面白い。
私らより、ちょい前の世代の人が懐かしむお話
がいっぱいです。
昔々に見たことのある広告も出ています。

最後にはこんな言葉が・・・

  ラジオ工作ほか科学ホビーは、
  市民の科学技術リテラシーと
  いったことからも重要である。
    :
  環境問題、廃棄物、製造物責任、
  技術に関連する事故といったこ
  とが時代の関心であるのに、
  技術はブラックボックス化する
  一方でわかりにくくなっている。
  理工系だけでなく文系の人々が
  科学技術に感心と知識をたとえ
  わずかであっても持つことは、
  現代社会に必要であろう。
    :
  市民の「電気リテラシー」がないと、
  熱意ある若者が電気系に志望し
  ないということもある。
  ラジオ工作文化は、こういった
  市民の「電気リテラシー」の面
  からも評価されるべきであろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月30日 (火)

「デジタルアポロ」

図書館で借りてきた本。
東京電機大学出版局 の新刊を探していて、見つけました。

『デジタルアポロ』 
  サブタイトルが「月を目指せ 人と機械の挑戦

A1_2

興味深い話がいっぱい。
でも、書評を検索するとぼろんちょ。
「訳がアカン」っと。
確かに、アメリカの企業名など、いつも目にしている
カナ表記と違っていたりして、
「訳者さん、専門家じゃないのかな」っと感じておりました。
しかし、本の内容は面白いです。

こんなのも・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第7章 プログラムと人
   知らぬが仏
  『君には告げていないことを裏ではたくさん実行している』
  -アポロ誘導計算機ソフトウェアソースコードの出だし
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

で、あれこれ調べているとアポロで使われていた計算機
(とうぜん、マイコンじゃない)のソースファイルがネットで
落とせます。
   ・アポロ計画 ソースコード
これもまた興味深い。

表紙の絵(写真じゃない)も素敵です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月27日 (木)

渡辺 宏 著「食の安全 心配御無用!」

「渡辺 宏 著「食の安全 心配御無用!」

11
ちょいと古いですが、2003年の本。
たまたま図書館で借りてきましたら、
「乳児に蜂蜜は×」の話が出ておりました。

著者さんは生協で、食品仕入れや商品開発
に携わった人。
食品を扱うプロの目で見た、食べ物の安全を
語っておられます。

食べ物にはさまざまなデマや神話が付きまとっ
ています。
この本では、そのウソを「具体的なお話」でやっ
つけます。
  ※ただ、数値的なデータの詳細は載っていま
   せん。
   参考資料の一覧があればよかったのかと。

こんな章構成になってます。
  1.食品添加物は怖くない
  2.無農薬野菜を信じるな
  3.自然食品信仰の落とし穴
  4.リサイクルは危険だ
  5.食に関する怪しいデマ
  6.本当に怖いものは何か
  7.食品表示を考える

「乳児に蜂蜜は×」の話は「3.自然食品信仰の
落とし穴」の章に載っていました。

※著者さんのHP
http://food.kenji.ne.jp/index.html

「天然酵母」っという表現にも噛みつかれていま
す。
培養され流通している酵母は「天然」なはずは
無い。
しかしそれは「人工」ではない。
「人工酵母」なんて世の中に無い。
『人間はまだ生命を合成する技術は持っていな
い』っと。

この手の話、嫌う人(食物神話が好きな人)は嫌う
だろうな~。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月24日 (月)

これは金環日食のカタチです

小説の表紙イラストに違和感。
昨日の朝刊広告。
集英社の「森 絵都」著 「みかづき」。

11

新聞はモノクロなんで、注意しないと分からな
いんですが、「月」のカタチがおかしい。

12

本のタイトルが「みかづき」なんで、絵の月も
「三日月」かと思ったら、「下弦の月」になってます。

下弦の月がこの角度で見えるのは「夜明け」前。
三日月なら「夕方」なんですが、この形の月は
夕方には見えません。

さらに、先っちょの角度が180度を超えてます。
月の満ち欠けはぜったいにこの形にはならない
わけでして・・・。
  ※このカタチが見られる天文現象は「金環日蝕」。
    光るのは月じゃなく太陽です。


本を検索すると、カラーの表紙が出てきました。

13

読んでいないんで内容は不明なんですが、
ひょっとしたら、「三日月」の話じゃなくって、
「金環日蝕」を扱っているのかも。


※関連過去記事
「マリアの月」
「月」の話
「イケナイ宇宙学」
金環日食!
…2012年05月21日

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)