CQ ham radio 5月号に「14年ぶりに改正されたJIS規格」の記事
本屋のある都会(環状線の内側だぁ)に出かけたので
ひさしぶりにCQ ham radio誌を買いました。
布施に行けばヒバリヤ書店があるんですが、
ご近所の本屋さんがどんどん廃業してしまい
本を手に取って買うということがなくなりました。
というのは、「14年ぶりに改正されたJIS規格」ということで
『JIS C0617(電気用図記号)の改正とその概要』という
記事が出ているぞっというのをネットで見たからです。
最後にCQ誌を買ったのはいつだろう。
ほんとにひさしぶり。
奇しくもこの4月がJH3DBOの再免許(5年ごと)。
1970年開局で55年目です。
「電気用図記号のJIS規格制定の歴史」という章が興味
深かったです。
しかし・・・こんな解説も。
IEC60617やJIS C0617の制定が検討
されたおよそ30年前、回路図の機械作図は、
プロッターにセットしたペン描画で行わ
れていました。
ギザギザの抵抗器の図記号は、ペンを動か
すストロークを減らして描画時間を短縮
するために矩形にしたといわれています。
半導体ダイオードは、矢頭をペンで塗り
つぶす時間を節約するために現在の図形
になったといわれています。
またコイルも、クルクルの代わりに半円
の繰り返しになりました。
ちょっと待てぃ!!!
おいおい!
これが現JISの図になった発端だとすれば、
「どアホっ」の技術史です。
昔々、方眼紙にシャーペン、ドラフタにテンプレートを
使って描いていた手書きの回路図でも、ダイオードや
トランジスタの矢印を塗りつぶすのは、面倒でもなん
でもありませんでしたぜ。
機械化(スピードアップ?!)のために分かりにくくした
なんて、アホです。
トラ技が昔の回路記号を使い続けているのは
ありがたいことです。
※関連
・2021年12月27日:JIS、IECの論理回路記号
・2022年9月6日:んっ? ボリュームの記号が!
・2015年09月28日:「子供の科学」の回路図記号
・2015年09月30日:「電子工作」のキホン
・2016年04月08日:パワーMOSFETの回路記号:MOSFETの矢印
・2015年09月11日:1982年の手書き回路図
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