地域防災リーダー

2024年10月31日 (木)

「上町断層」、新しい情報がないなぁ

南海トラフ地震」、どんなパターンになるかは
わかりませんが絶対に来ます。
で、大阪に住んでいて気になるのが「上町断層」。
新しい話がないかと調べてみても、なかなか出て
きません。
ざっくり検索して出てきたのがこんなところ。

上町断層帯の最新活動と河内平野の地形環境変化(杉戸 信彦, 近藤 久雄)

大阪で想定される大振幅地震動:入倉孝次郎
    (2018年の大阪府北部地震について言及)

上町断層帯の長期評価について
   平成16年(2004年)3月10日
   地震調査研究推進本部 地震調査委員会

Bulletin of JAEE No.25 Jun.2015
   p.13 上町断層帯に関する新たな知見とそれに基づく地震動予測

近畿の大都市圏直下に潜む活断層と強震動予測 2015年10月1日

大阪平野の地下構造 :物理探査データに基づく全体像と今後の課題
   大阪公立大学 2017-04-26
   https://omu.repo.nii.ac.jp/records/818

災害ゴミ:1南海トラフ巨大地震・上町断層帯地震を例としたケーススタディーの実施 平成30年
  悩ましいゴミ処分のお話。


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2024年8月26日 (月)

12年前に改造した卓上ランプを点検

「台風だっ」ということで、停電に備えて家にある
ランプ類を点検。
メインはヘッドランプ。
  両手が自由になるんで、イザの時にはこれ。

こんなのも出てきました。
  ・2012年08月29日:単3×4本の卓上ランプをLED化

電池をセットしたらちゃんと点灯したのですが、
ホットボンドが劣化していてLEDがブラブラに。

Lp31

  元のはLEDじゃなく豆球で、単3電池4本。
  それを電池2本でLEDを駆動するように改造。
  回路図は昔の記事を参照してください。

Lp32

2液のエポキシ・ボンドでくっつけておきました。

  ピカッ!
Lp33

この手のグッズ、今はいろんなのが手に入りますが、
イザの時の電池はやはり単3。
機器の電池を単3でそろえておくと安心感が
違います。

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2024年8月10日 (土)

防災グッズには「ろうそく」は必要か?

8月7日に、地域での防災の会議があって、その
翌日に日向灘の地震
南海トラフ地震」が近づいているのかと騒がれ
始めました。

で、防災グッズについてです。

2019年に作成した、地域(生野区・中川校下)の
防災マップがこれ↓。
  ・中川防災マップ(pdf)

その中、「非常持ち出し品」の説明に
  『照明にロウソクは使わない
と明確に記しています。
Gz11
やはり、火災の危険があり、照明には適さないのです。

というのも、皆さんがろうそくでイメージされるのは、
  ・お仏壇やお墓で使うろうそく。
  ・お誕生日ケーキで使うろうそく。
で、照明として使うにはろうそく立てが必要です。

ろうそく立ての中心にある針状金物にろうそくの底部穴
を差し込んで灯りを点すという、見るからに不安定な使用
状態になってしまいます。
非常時でもないのに、仏壇に供えたろうそくが火元という
火災もおこります。

いろんな地域の防災マップ、非常用の準備品として
  「マッチ ライター ろうそく」のセットが記されて
いるかと思いますが、このときに頭に浮かぶろうそくの
形って、やっぱりお仏壇のろうそくでしょ。

探せば、転倒の心配なく安心して使える、
  ・非常用クリアカップローソク 12時間使用
  ・非常用コップローソク(マッチ付) 24時間使用
  ・価格.com : 非常用ろうそく
こんな商品も出てきます。
あえて持ち出し品のリュックに入れるのなら、こんなのを。

しかし、ろうそくより、より多くの電池を。(新しいので)
と思ってしまいます。

手で回す発電機タイプのライトやラジオ、これも実用的では
ありません。
まともに照らそう、鳴らそうとすると、どれだけ大変か。
一度体験してみれば良いでしょうね。
電気エネルギーをまともに得ようとすると、それなりのパワー
が必要です。

※参考
https://x.com/消防庁 
   屋内でロウソクなどの裸火は極力使わないで

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2021年8月25日 (水)

『防災のやってはいけない』 感電ブレーカー!?

防災のやってはいけない
  青春新書プレイブックス 2020年2月13日 第1刷

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東成図書館で借りてきた本。
Q&A形式で防災についてのあれこれを解説。
その中で・・・
  「逃げるときはブレーカーを落とす
通電火災のお話しです。
ところが、最後のところで痛恨の校正ミス。
 『自動的に電気の供給を止める
  「感電ブレーカー」もあり・・・』

感電してどうするねんっと。

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感電」と「感震」、字面は似てますけど、普通に読めば分かるでしょ。

昔々、
電撃」と「雷撃」をミスしてるのもあったなぁ。
  この時の雷はカミナリじゃなく魚雷の雷で。

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2020年10月12日 (月)

ちょっと気になる第二阪奈道路トンネルの漏水

無線仲間からの情報。
  通勤に使っている第二阪奈道路の奈良行き車線(東行)
  で、西石切入り口からトンネルに入って1.4kmくらい
  の地点で漏水がひどくなっていると。
  天候は関係ない。
  日に日に増えてる。
っと。
A10
  ※動画からのキャプチャー
左側車線の左端が、しばらくの間、濡れている状態。

この地点、もろに「生駒断層」があります。。
第二阪奈道路じゃありませんが、ここから少し北にある
近鉄のトンネル工事ではこんな事故がありました。

  ・近鉄けいはんな線 生駒トンネル事故
   工事中の1984年(昭和59年)3月28日、西坑口(新石切駅)側
   導坑切羽付近で湧水による地表陥没事故が発生した。

この場所、女房実家のすぐそば。
地表の家一軒が地中に引きずり込まれました。
女房実家のご近所は大騒ぎ。
幸い、人的被害はなし。(工事関係者も)
その跡地に「夢観音」が建ちました。
そして、近くにあった「池」は干上がってしまいました。

マピオンで図示すると、こんな位置関係。
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1984年の陥没地点は近鉄けいはんな線線路の真上!

今回の漏水箇所、グーグルマップだと「川」があるようです。
A12_20201012150201

生駒断層と上町断層、その断面の解説が記されています。
https://www.gsj.jp/data/actfault-eq/h14seika/pdf/ikoma.pdf

 

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2020年7月29日 (水)

「転倒ます型雨量計」の実物

「転倒ます型雨量計」の実物が 大阪市立東成図書館 で展示されてました。
「大阪管区気象台巡回展示」というのが行われていて、この雨量計と自記温度計・湿度計が展示されています。
  ・https://www.oml.city.osaka.lg.jp/?page_id=365
転倒ます型雨量計の実物を見るのは初体験。

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背面がちょこっと見えていたので・・・
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検出部を拡大
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おそらく、磁石とリードスイッチかと。

銘板  1990年製
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ほんとに動いていたら面白かったんだけど・・・・
  (細工がちょいたいへんかぁ)



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2020年7月 5日 (日)

「市房ダム」の頑張りを記録

4日の九州大雨、「緊急放流するかも」とニュースに流れていた
球磨川上流の市房ダム(いちふさダム)、その頑張りの様子です。

I1

I2
ぎりぎりまで貯めてた様子が10分ごとの記録(貯水位と流入量、放流量)に残っていました。

川の防災情報 :ダム情報の時間変化

1日経って落ち着いて・・・
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市房ダム ライブカメラ

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2019年12月31日 (火)

年末行事、終了

年末恒例のイベントが終了。
 ・町会の年末夜警  29、30日
 ・防災リーダー巡視 30日
防災リーダーの詰所が「ガレージ」。
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集まった防災リーダーメンバーに年越し蕎麦を振る舞います
んで、先ほど、その片付けが終了。

町会夜警の詰所はご近所の駐車場にテント。
一昨日~昨日の雨でテントがビチャビチャに濡れてたんですが、
なんとか乾きました。
町会主要メンバーの高齢化に悩みます。

 

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2019年10月15日 (火)

台風19号水害に思う

大阪人なら、
  ・中甚兵衛の大和川付け替え
それに、
  ・デレーケによる淀川改修事業
は、知っているかと。
昔々になされたこんな洪水対策があって大阪の町が守られているのです。
    ※中甚兵衛さんの偉業は小学校で習った記憶があります。

今回の台風で決壊した「千曲川」、その下流は名を変えて「信濃川」になり新潟の町を流れています。
ここでも、
  ・大河津分水
が人の手で作られて新潟の町を守っているのです。
    ※信濃川でも新潟県津南町で氾濫が生じましたが、氾濫場所は
     大河津分水の手前、上流になります。

はっきり言います。
オリンピックや万博をやってる場合じゃないゾ!っと。

先人の知恵と努力を現代社会は忘れているようです。


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2018年12月 4日 (火)

『新・人は皆「自分だけは死なない」と思っている』

今年度の夏前から、地域の新しい防災マップを作成しています。
  ※防災マップ作成の勉強会を月一で開催中
そんな中、この本に出会いました。
   ※またまた図書館

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同じ著者さんの

も読んでいました。
「新」の発行は2015年。
「311」以降に書かれた本で、311での体験が盛り込まれています。
とはいっても地震への備えが主。
今回のマップ作りでは「水害」への備えもということで、あれこれ皆さんと勉強しています。

防災マップ作り(マップに何を書くか)で参考(やっぱりな)に
なったのが以下の点。
・家が倒壊したら机も壊れる
  揺れたら机の下に隠れろは間違い。
  古い木造家屋の1階にいてたら、
  出口を確保して外に飛び出せ。
  2階にいてたら下には降りるな。
  古い家だと倒壊の可能性大。
  机の下に潜らなくてすむように家具
  や家電製品の固定を。
  ただし、新しい建物や頑丈なビルなら
  屋内のほうが安全。
  閉じ込め防止が第一。
    ※何せ古い家屋が多い地域なもんで。
・ろうそくは使うな。
  地震直後の火は厳禁。
・「揺れたら火を消せ」は慌てなくて良い
  自動消火のストーブやガスコンロが普及してる。
  地震検知でガスメータがガスを遮断してくれる。
  まずは身を守れ。
・情報を得ようとテレビをつけたその数秒で
 命を失うことも
  まずは脱出路の確保を。
・火が出たら
  知らせる、消す、助ける、逃げる
  危機管理はすべて「知らせる」から始まる。

ずばりこの言葉がよいかと。
  『持ち出すものは命だけ』。

今度のマップには、マップの目的にこんなのを書くつもりです。

■命を守るために
・『命を守る』これが防災マップの目的です。
・大規模災害が起こった直後、消防や警察、役所は十分な力を
 発揮できないことがあります。そのため、地域住民が自主的
 に困難を解決しなければなりません。
・地域や学校で行われている防災訓練や勉強会、応急手当講習会
 などに参加し、非常時の知識を身につけましょう。
・家具の固定や危険箇所の補修など、災害発生時の被害を
 減らすための「減災」を心がけてください。

第二版を作っているところも多数。

中川の第一版も出ています。
たいてのマップに
  ・揺れたら机の下
  ・ろうそく
が多数出ています。

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