電子回路工作

2018年10月11日 (木)

パナソニック「HCリレー」廃番に!

とあるパワー回路の修理で使っているパナソニックのHCリレー
2018年9月末で全品種廃番
です。

Cap001

代替品無し!
修理に必要なリレー、端子幅「0.9mm」というものを使っていて、
もともとこれは標準品じゃありません。
   ※わたしとこの設計じゃないんで
これまでも、納期が1~2ヶ月必要でした。

この端子幅が特殊じゃなかったらオムロンのMYリレーでもokなんですが、
基板の穴寸法が0.9mmに合わせて作ってあって、どうにもこうにも・・・・
修理用の在庫、10個ほど。
   ※9月25日に20個注文したんだけど、これは入ってくるのかな?
※関連
パナソニック・HCリレー、通常のハンダ付け端子品(右側)と
幅狭端子品の違い。  (なんでこれを選んだんだ!っと)
11

拡大↓
12

修理する基板のスルーホール(両面基板)、左側の
端子しか入らないんです。
入荷の具合で通常品の端子品しか無い時は、1.5mmの
端子を細く削って対応したこともありました。

で、その後。  代品をあれこれ調べてましたら
オムロンの共用ソケットで細い足のを発見。
「PY08-02」で、端子の幅が1.0mm
P1
P2
修理する基板、不良リレーを抜いた後にこのソケットを入れ、
オムロン「MY-2」リレーを挿入すれば解決できるかも。
次回、修理依頼があった時に試してみます。


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魔法の言葉「volatile」

割り込み関連プログラミングの説明のため、ちょいと昔の記事を
発掘してきましたんで紹介しておきます。
※状況
・8bitマイコンでの処理。
・割り込み内で多バイトデータを処理したい。
・一度に処理できるのが1バイトの8bitマイコンなんで、
 wordとかlongの値だと、メイン側での読み書き処理中
 に割り込みが入ると値をミスするかもしれない。
・メイン側での読み書き中は、割り込み禁止状態にして
 おかなくちゃならない。
・メイン側でのwordデータの読み書きの直前に割り込み禁止に
 して、処理後、割り込み有効状態を元に戻す処理が必要。
  ※8bitマイコンでもZ80なんかだと2バイトのロード、ストア命令
   があるんで、2バイト値までだったら気にしなくて済みそう
   なんですが・・・
   しかし、、、2バイトの値を加工してメモリーに戻す時に、割り
   込み内の処理と競合するかもしれません。
   やはり割り込み禁止状態は必須。

こんなとき、処理する変数に「volatile」を付けておかないダメだっ
というお話しです。

ちなみに・・・・ Z80の割り込み処理に関してはこんな注意も!
Z80・割り込みフラグの不具合に関するレポートの詳細情報 : Vector

「プロセッサ:1989年3月号、9月号に載せてもらった記事(テキスト)です。

※Z80のWikipaediaに
Z80 - Wikipedia の脚注[4]にこのリンクと私の名が出てました。
さっき、初めて知った(喜)。


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2018年10月 9日 (火)

リチウムイオン電池の現状がよく分かる!

トランジスタ技術2018年11月号 の別冊「アナログウェアNo.7」が
リチウムイオン電池を特集しています。
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10a
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リチウムイオン電池の歴史、現状、構造、製造工程、検査工程
から、劣化の原因や発火事故の原因についても詳しく解説。
X線写真や内部構造写真(モノクロだけど)は必見。

著者は江田 信夫さん

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2018年10月 3日 (水)

東洋シャッター電波リモコン TS-2Cの電波

修理の終わった東洋シャッター電波リモコン TS-2C 、その送出電波です。
310MHz帯でFM変調。
RF Explorer で見ると、こんな電波になっています。
11_2

送信回路への制御データをオシロで見ると・・・
  ch1が変調出力(送出制御コード)
  ch2が送信オン指令
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1mSと2mS周期の方形波で変調しています。
一連の制御コードは最小サイクルが248ビット(31バイト)。
送出するタイミングでコードを変えているようです。


FM変調波を電波チェッカー で聞いても面白くありません。
LEDレベルメータでキャリアーが出ているのが分かるだけで、
変調音は聞こえません。


※TS-2Cの送出コードを調べた方法をまとめておきました。
  ・http://act-ele.c.ooco.jp/jisaku/ts2cpls/TS2C_PLS.zip
Arduino UNOを使って、リモコン・マイコンが出す信号を
読み取っています。


※さまざまな電子機器、電子回路の修理依頼について:(有)アクト電子

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村田のセラロックCSTCR

上段のが故障品で、基板から取り外したもの。
下段の裏表にしたのが現行品です。
11
ずいぶん小さくなっています。
これをなんとか、基板にハンダ付け。

修理依頼のリモコン、ちゃんと制御コードを出力するように
なりました。
でも、実物シャッターでの動作確認はユーザーさんにお願
いするしかありません。

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2018年9月27日 (木)

電波チェッカ用12LEDレベル表示回路

電波チェッカ用レベル表示回路案 では、14ピンのマイコンを使っての
「10LED」表示を示しました。
   ※8ピンマイコンで作ったのは6LEDタイプ

PICマイコンの有名なアプリケーションノートに、
3ポートあれば6つ、4ポートあれば12コ、5ポートなら
20コのLEDを駆動できるぞ、という内容です。
こんな接続になります。

A2

対向させたLED2つを組にして、ポート2つのH/Lで点灯する
ように並べます。
駆動しない所は「ハイインピーダンス:入力モード」に。
すると、4ポートで12個のLEDを点灯制御できます。

8ピンのAVRマイコンに書き直したのがこれ。
A1

LEDは対向させずに、カソード側をコモンにして
つないでみました。
  (駆動するラインに注目すると、対向接続している
   のと同じといえば同じ)
PICの例とは、電流制限抵抗の位置が異なります。
PICのでは駆動ラインに入る抵抗が直列加算されます。
しかし、AVRのではアノード側に並べた抵抗で電流制限
しています。

※ダイナミック点灯する場合、明るくしたくても(抵抗を
小さくしてLEDに流す電流を多く)、マイコンのポートに
直結しているということで、あまり極端なことはできま
せん。
電波チェッカでは、スタティック駆動と同じで、どれか
一つだけのLEDを駆動しています。
周期的にスキャンしてダイナミック点灯方式にすると、
暗くなっていまいます。
・電波チェッカでの表示サイクル
 A/D変換サイクルごとに単一のLEDを光らせる。
  ●○○○○○  (max)
  ○○○○●○  ↓
  ○●○○○○
  ●○○○○○  光るのはどれか一つだけ
  ●○○○○○
    :

・バー表示するとなると、ダイナミック点灯しなければならない。
  ●○○○○○
  ●●●○○○
  ●●●●●○
  ●●●●●○
  ●●●●○○
    :
 この場合だと、1/6で駆動することになるので、見かけは
 1/6の明るさになってしまうでしょう。
 この例だと、右側のオフしている場所をスキップすると、
 点灯LEDは明るくなりますが、点灯するLEDの数で明るさが
 変化してしまいます。
LEDの数を7~12個に増やすときの参考にどうぞ。

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東洋シャッター 電波リモコン TS-2C

作動不良でお預かりした東洋シャッターのTS-2C 、故障原因は
「セラロック」のようです。
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制御マイコンはNEC製。
電源を投入してもクロックが発振しないという症状。

マイコンが動き初めてからスイッチ入力待ちのスタンバイ
状態にならないものだから、ず~っと電源電流が流れて
しまい、電池がカラっけつになってしまいます。

電源(電池)電圧を監視するリセット検出ICはちゃんと動い
ています。
セラロック発振子なんて、一生ものの部品かと思っていま
した。
その部品不良。
リモコンを落としたときに加わった振動の影響があるのか
もしれません。
こんな中身です。
12

周波数・形状違いですが、手持ちのセラロックに取り替えたら
動き始めました。

しかし、これと同じサイズの発振子が無いのですよね。
村田のCSTLS だと、実装時の高さが微妙。
   ※ゴム素材の外装に衝突して押されるとまずい。
これと同じ大きさの、現在は手に入らないようです。
形状が小さくなるんですが、CSTCR を使わなければ
しかたないようです。
部品の入荷を待って、最終動作確認です。


※昔のトラ技で
時計用水晶発振子(32.768kHz)の動作不良、発振回路の
駆動能力が大きすぎて、しばらく運転したら発振子がアウトに

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2018年9月23日 (日)

6LEDタイプのMAX4003 RFデテクタ

信号レベル表示LEDはHとLの二つだけでした。
今回は6LEDタイプ で製作してみました。
電波リモコン なんかの修理で役立つかと、仕事場での
常備ツールにします。

M1

おもちゃ病院のと同じプラケース:タカチのSW100 に実装。
LEDは綠x2、黄x2、赤x2の6つ。
ケースにあけた穴に、3Φの砲弾型を押し込んで、裏から
ホットボンドで固定しています。
M2

M3

MAX4003からのアナログ出力をA/DしてLED表示を行う
マイコン:ATTINY45V、ICソケットを使うんで、ケース内の
高さが不足して、使う電池が単4電池になってしまいました。
  ※その後、マイコンを直ハンダしてソケット分高さを減らし、
    単3の電池ボックスに交換しました。
    あれこれのツール、単3電池のほうが便利なんで。
    プログラムを変更する時は、書き込み方法をその
    時に考えますわ。

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2018年9月20日 (木)

バッファロー WiFiルーター 「WHR-G301N」故障

文鎮製造元 の佐藤テック君がガレージに持ってきた
  「客先で使ってたんやけど故障」
      → 新しいのに交換
  「電源入れたらランプが点滅しっぱなしでだんまり」
  「ネットを探したら 似た症状がいっぱい出てくる」
  「ACアダプタが原因らしいんやけど、見てみる?」
っということで、酒の肴に故障原因追及です。
外観はこんな様子。
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DC12V/1A出力のACアダプタが電源です。
さっそく本体のほうを解体。
プラスネジじゃなく、よくある「いじり防止用の星形ビス」。
11a
普通のプラスネジでエエやんっと、思うのですが・・・
ビスの中央にチョッポリが無いんでマイナスドライバーで回ります。

こんな基板が現れます。
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基板の左右に「アンテナ」とおぼしきパターンがあります。
その下、▲マークのところには小さな同軸コネクタ。
   拡大↓
13
アンテナを増設できるんでしょうか?
よく分かりません。

電源部の様子。
13a
DC12Vを入力して、DC-DCコンバータICで内部電源の
3.3Vを作っています。
まず、トラブル発生時の電源波形を観察。
13b
12VのACアダプタ出力が安定しないので(内部回路が
動作しはじめて電流が流れると電圧ドロップ)、回路が
起動しません。
原因はACアダプタ。
ケースを割って内部を拝見。
  ※この時点では、コンデンサの劣化だろうと推測
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「むむ。 液漏れや膨張はしていない」
基板の裏側↓
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ハンダ割れも無し。
液漏れしていたら、基板をケースから出したときに
「イヤな臭い」がするんですが、特になし。
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左は一次側コンデンサ。 
  (外装の剥けは基板に接着されていたから)
右の二つが二次側。 並列になっています。
容量を計っても、正常。

スイッチしてるパワーMOS FETが悪いのかと調べてみても正常。
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フィードバック系のフォトカプラも大丈夫。
ということは、スイッチング電源の制御ICそのもの
(あるいはその周辺)がアウトになっているようです。
※ICがアウトのせいでしょう、一次側コンデンサに整流
出力(140V)が残ったままになっちゃっていました。
100Vを切った状態でしばらく放置してたのに、基板裏を
指先で触って「ビリッ」。
ちょいびっくり。

このACアダプタじゃなく、別の12V電源から電源を供給すると、
ちゃんと動き(動作表示LEDの光り方で)ます。
0.3Aくらいの消費電流でしたんで、1A定格のアダプタにとっては
そんなにきつい負荷じゃありません。

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2018年9月12日 (水)

バッテリー放電器、あと3つ

テイシンのアルミケース廃番以降 箱無し完成品での頒布
行ってきましたが、いよいよ残数=3です。

これ、もう二度と入手できません。
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左側のが「単4」放電用。
右の2つが「単3」用です。
   ※単3用を単4用に改造するのも可能です。
●頒布の内容
  ・放電抵抗は「1Ω」
  ・BULGIN社の電池ホルダー
  ・基板に部品を実装 (ケースは無し)
     (20mmスペーサx4で基板を支える)
  ・動作チェック済み
  ・付属品:電池ボックス (基板とはコネクタで接続)
        D-SUB 9pin雌コネクタx2 RS232C用短ケーブル

基板上面がむき出しになります。
プラ板を乗せるなど、短絡防止のため何らかの対策をしてください。

お代は、税別で6,500円。 (税込7,020円
ヤマト運輸の代引でのお届けとなります。

注文は下記まで。
      ・仕事場:(有)アクト電子へのメール


この制御プログラムを書いた「PIC16F88」が少し残っています。
    http://act-ele.c.ooco.jp/batdchg3/DCHG4.LZH
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もしご入り用でしたらお分けいたしますのでメールしてください。
  ※代金:540円(税込)

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