電子回路工作

2017年11月18日 (土)

百均歩数計で作る「カウンタ」

パルスの数を数えたい のまとめです。
近鉄・今里駅前商店街にある百均屋さん
「エコープラザ今里店」で買ってきた 歩数計が4つ。
これをすべて「カウンタ」に改造しました。

まず1号機。 (↑の記事)
   (クリックで拡大↓)
A1

「デジトラ」を使ってカウントしています。
これは、もっと消費電流を減らしたいぞっということで、
当初の回路から手を入れました。

次が2号機
0.8Vから動作する「リトル・ロジックIC」 を用いました。

(クリックで拡大↓)
A2

「D1」は入力保護用のツェナーダイオード。
74AUPの入力絶対最大定格が4.6Vなんで、
過大電圧を押さえます。
ツェナー電圧の選定はこのグラフが役に立つかと。
A5
パナソニックの200mW級ツェナー(3.6V)の電流電圧特性図です。
定格ツェナー電圧は電流5mAのポイントで規定されています。
電流値が小さいと、 ずいぶん電圧が下がってしまいます。
例えば、24Vで動作する回路につないだときだと、入力抵抗
22Kに流れるのは約1mA。
グラフを見ると3Vくらいまで下がります。
5V系の信号だと0.2mAくらいになるので2Vちょい。
これでゲートのHレベルを確保できる電圧にしておきます。

この2号機で手を加えたのが、ゲートの発振対策。
抵抗を追加してヒステリシスを設けました。

3号機がこれ。
A3
シュミット入力ゲートを使ったんですが、スレッショルド
付近だと消費電流が増大します。
  (このくらいだと、まぁOKかと)

4号機は入力保護回路を手抜き。
1号機と同じようにデジトラを用いました。

A4
おっと、図には「バッファ」 と書いたけど「インバータ」です。

組み立てた3号機がこれ。
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シート基板を貼り付けて使ってます。

見た目、4号機が一番シンプルかな。
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リード線を接続する前の段階です。

現在、この4つと基準のカウンタを並べ、カウントの
テスト中。

13

※関連
東芝LVPシリーズ、新規設計で使うななのね

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2017年11月 9日 (木)

あっさりと、液晶を交換しよう

液晶表示器の「焼き付き」 の対策、液晶表示器「焼き鈍し」
では、解決しませんでした。

この液晶表示板、仕事で使ったもんなんで、
    「どこかにストックしてたはず」
っと、パーツボックス(という名の段ボール箱)を探索。
「3つ」残っていました。

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ただし・・・
6桁表示なんですが、カウンタで使ったのとは、
大きさが違う!

でもピン配置はいっしょ(なんと素晴らしい)
だもんで、「とりあえず使えることは使える」
という状態。

※液晶:写真のがF2019。
 カウンタで使っている大きいのがF2041。

※追記  交換完了 ついでにちょい改造も

11_2

大きさ、だいぶ違いますがそれでもまだ十分に大きい。

ケースから外した基板。

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おもだった配線は部品面側を通しているので、
ハンダ面のハンダ付けを修正するのはラクチン
です。

液晶取り替え後の様子。
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※改造点
リセットIC(電源検出)を入れて、電源電圧低下検出で
COM端子と液晶セグメントピンを「L」にということにしました。
   50%デューティーのCOM駆動パルスを生成しているFFをクリア。
   セグメントドライバの「BI」ブランキング入力をオン。

さて、取り外した「焼き付き液晶」、直流バイアスをかけ
てどうなるのか、様子を見てみましょうか。

※追実験 (11月11日9時)
液晶板の交換後、焼き付いた液晶の最左桁の
「Aセグメント」にマイナスを
「Fセグメント」にプラスを加えてみました。
   (単3電池2本で)
およそ1日半しての状態↓
11

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マイナスを加えたAセグメントがだいぶ薄くなったような
感じです。
逆に、Fセグメントが濃くなったような。

次は、全セグメントにマイナスを印加して放置してみます。
今「焦げている」ところが薄くなって、ちゃんとしてるところ
が焦げてくるとかになるかな・・・

※追記 (11月13日9時)
土曜日の朝、全セグメントにマイナス電圧(乾電池1本)を印加。
2日経過して、月曜朝の様子です。

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「焦げ」ていたセグメント、ずいぶんと薄くなりました。
しかし、斜めから見ると、復旧はしていません。

12

プラスをかけていた最左桁のFセグメント(左上の|)が
濃く残っています。

そして、焦げていなかったセグメントが黒くなるのではなく
セグメントに囲まれた上下の「□」の中が黒くなり始めて
います。

これで、この実験(失敗談)は終了します。
  ※これ、捨ててよろしいでしょうか?
   それとも何かの評価で役立つかもしれんので、
   置いておきましょうか?
   悩みます。

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2017年11月 6日 (月)

ピピちゃん用保温ヒータ制御回路 サーミスタで温度検出

ピピちゃんの寒さ対策 、こんなヒータ制御回路をでっち
あげてみました。

(クリックで拡大↓)
P1

サーミスタで温度を検出して、ヒータをSSRでオン/オフ制御。
下側のコンパレータは、サーミスタ断線時にヒータ駆動を
オフする回路。

こんな回路を使わなくても、適切な温度になってくれる
ヒータがあればと。

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2017年10月31日 (火)

壊れたドラレコの撮像素子

パンパンに膨れたリチウム電池 が使われていたドラレコ、
解体時に出てきた撮像素子です。

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大きさ「5.4mm角」。
顕微鏡で見て、「素子が確認」できるくらいの細かさ。
このカメラでは素子内の様子は映りません。
   (光学的フィルタの具合もあるんでしょうが)

車内を写すカメラには、照明用に赤外線LEDが付い
ています。

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「波波」の素子はCDS。
暗くなったら照明をオン。という具合かと。

前を写すカメラの撮像素子を基板から
ひっぺがしてみました。

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BGA(ball grid array)でつながっています。

そうそう。 メインの制御基板をながめていたら、
面白い接続を見つけました。

A1

3つ「0Ω抵抗」が見えていますが、中央のが
「なんやこれ!?」でっす。

部品番号「Q1」、(おそらくトランジスタか)これの
足を斜めにした抵抗で渡っています。
トランジスタとしたら「B-E間」。
制御不要で、いつもオンに、てなところでしょうか。


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2017年10月26日 (木)

スイッチの接点定格

「ACん百ボルトで、んアンペアを開閉」てなゴツい
スイッチではなく、基板に乗せる、数値設定用の
小さなロータリーディップスイッチのお話。
例えばオムロンのA6R

定格(抵抗負荷)」 の所を見ますと、
「DC24V 25mA 、DC3.5V 10μA(最小電流)」 
と、記されています。
この「DC3.5V」に物言いがついたのです。

メーカの仕様が3.5Vなんだから、3.3V電源で
 動くマイコンでは使えないのではないか?

という意見。

私は、接点電流の問題なので、開放電圧が
3.5Vより低くても、電流値が大きければ 問題ないだろうと考えてました。

で、オムロンへ問い合わせましたらさっそく
回答が返ってきました。
かいつまんで…

・保証範囲はやはり3.5V以上となってしまう。
・しかし、実力的には3.3Vの開閉能力はある。
・電力(ワット数)で3.5V、10μA(=35μW)を越え
 ていれば、問題ないと考える。


つまり、接点の電圧と電流を別個にするのではなく、
電力で考えたらということ。

電源電圧3.3Vで47kΩでプルアップされたロジック
入力をスイッチで短絡すると、電流は約70μA。
下限の10μAは超えているんで、単純に大丈夫かと。

スペックを深読みしすぎての物言いなのか、
はてさて、いかがでしょうか?


※追記
コパルのスイッチ だと、「最小電圧20mV、最小電流1μA
と、オムロンのとは桁が違う数値が記されています。
オムロンスイッチ、評価をし直してもらいたいように
思います。




コパルのスイッチ

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2017年10月25日 (水)

「マイコン型導通チェッカー」クリックポストでの発送okに!

私の仕事場:(有)アクト電子 で頒布している
マイコン型導通チェッカー
これの発送をクリックポスト でも行うようにします。

・サイズの関係で発送は「1つ」あるいは「2つ」だけ。
   ※3つ以上は、これまでと同じヤマト運輸の「代引」
    になります

・A4サイズの封筒で送ります。
 ですので、このサイズに対応したポストが必須です。
   ※折りたたみできないので

・配達記録は残りますが、手渡しではありません。
   ※郵便物の盗難が生じない環境で

・キットあるいは完成品、どちらでもokです。

・到着後に、振り込みしてください。
   ※合計金額と振り込み先を記したメモを同梱します。

・厚み制限が絡むので、厳重な梱包はできません。

★マイコン型導通チェッカー価格(税込)

  従来品・キット : 3,600円  (アンプ無し)
  従来品・完成品 : 4,628円  (アンプ無し)
  アンプ付きキット: 4,140円
  アンプ付き完成品: 5,220円

  クリックポスト代金 : 164円

ヤマトの「代引き」だと、直近の近畿圏でも
761円+324円=1085円の運賃+手数料がか
かっていまいます。
それが「164円」で全国にお届けできます。
振り込みの手数料はご負担いただかなくてはなりませんが、
ヤマトに比べてずっとお安くお届けできます。
ぜひ、ご利用ください。

※マイコン型導通チェッカー、使い始めると、
 配線チェック作業に必須のツールになって
 しまうの、間違いなしですんで。

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2017年10月23日 (月)

H8/534デバッグの必殺技

H8/534マイコンを使うにあたり、懐かしのH8/534ツール だと、
   1.窓付きマイコンをROMライタでプログラム
   2.ソケットに装着
   3.試運転
   4.マイコンをソケットから取り外し
   5.紫外線を当てて消去
   6.その間にプログラムの修正
1~5を繰り返すわけです。
これはむちゃ面倒。

そこででっち上げたのがプログラムローダ。

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H8/534を外部メモリーモードで動作させます。
そこにエミュレート用のメモリー(32kバイト)とモニター
プログラムを入れたEPROMを配置。
外部メモリーモードだとデータバスやアドレスバスにピンが
取られてしまうので、I/Oポートの数が足りなくなってしまい
ます。
そこで、I/Oを代替するチップを増設。
ターゲット基板のソケットに差し込んだアダプタを介して、
I/Oポートなどの信号が伝わります。

アセンブル/コンパイルして出来上がった「mot」ファイルを
シリアルでこの基板に転送。
単純なメモリーダンプやレジスタ値の表示、プログラムの
実行、停止などをできるようにしていました。

プロセッサやトラ技の製作記事になるような製作物だった
んですが、H8/534は非常にマイナーなチップ。
そのうちH8/3048などの「F-ZTAT」が主流になって、
消え去ってしまいました。

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2017年10月22日 (日)

懐かしのH8/534ツール

もう20年ほど前になりますか、日立の「H8/534」を使って
あれこれ装置を設計、製作したことがあります。

いわゆるZTATマイコン 。 F-ZTATマイコン じゃありません。
PROM内蔵で、ソケットアダプタを付ければ汎用のEPROM
ライタで書き込みできるというチップです。

紫外線で消せる窓付きのと、1度だけ書き込みできる
プラスチック・パッケージのチップがありました。
窓付のチップでデバッグして、完成したらワンタイムROM
のチップで出荷という具合です。

ブログ記事:ハンダ付け補助ツール(文鎮)、残数4です
のコメント(2017年10月21日  11時25分)で、H8/534の
お話が出たので、当時のツールを引っ張り出してきました。

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「パカン」と黒い押え板が開閉するのが、ROMライタと
つなぐためのアダプタ。
窓付きは「LCC」、窓無しは「PLCC」と、ちょいと足の
形状が違うのです。
だもんで、それぞれにアダプタが必要。

下のが、LCC→PLCCの変換アダプタ。
ターゲット基板にPLCCのソケットを付けておいて、
このアダプタでLCC(窓付き)のICを装着します。

H8/534の場合、PROMライタは「27C256」と同じ読み書き
モード。 Vppは12.5Vです。
当時のマイコン内蔵ROM、「プロテクト」なんてことは
考えられてなかったんで、プログラムは読み出し自由
です。

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2017年10月18日 (水)

マイクロチップのA/Dコンバータ …ピン配置が

マイクロチップのADC。
8pin、12bitのMCP3201から、分解能を上げようと
22bitのMCP3553に換えてみようと思ってデータシートを
見たら…。

SPI(3線)の制御線が微妙に入れ替わってました。

・MCP3201
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8pinのADCはこのピン配置が標準的。

・MCP3553 (22bit)
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「CLK」と「CS」が入れ替わってます。

このADCが単品だけなら、ソフトで制御するポートを換え
れば、なんとかなります。
しかし、CLK線を共通にして、複数のチップを接続して
いたらアウト。
ハードウェアの互換性を維持できません。
今回の私の例では、CLK共通でDACをつないでいまし
たんで、ADCのCLK、CSのところは配線をやり直し。

こんなことも

電源の「+/-」ピンが逆    ←5pinコンパレータの話

・DIPとSOPでピン接続が異なるOP-AMP LT1013
   (クリックで拡大↓)
12

ということで、「データシートをよく読みましょう」が教訓。

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2017年10月10日 (火)

トラ技2017年11月号

トランジスタ技術2017年11月号 、付録冊子の
  アナログウェアNo.4
   まちがいだらけの熱対策
      ホントにあった話30

が面白い。
ヒートシンクの発熱状態をサーモグラフで撮影。
放熱のトラブルも含めてあれこれ解説。

で、本誌でまたまた見つけた「十字接続は避ける」
具体例。
p128の「誰でもキマル!プリント基板道場」の図1と図16。

まずこの図1が解説の元回路。
   (クリックで拡大↓)
A1

(a)点に十次接続が見えます。
あれこれ解説があって、基板上のGND接続を回路図
として図示したのが図16。
  (クリックで拡大↓)
A2

(a)点の交点は残っていますが、ICの2番ピンに
つながる交点が「+」に。
しかし、このラインは出力のTP4でGNDにしながって
います。
二つの十字、「・」の有無がちょいとややこしいかと。
2ピンと3ピンのライン、あえて「Ω」記号を使いたい
ところ。

ちなみに編集後記の最後。

A3

「兜に火縄銃」はガレージでわいわいの話・・・。

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