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2026年4月15日 (水)

基板検査をしていたら消費電流が小さいのが出現

もう何枚も作っている制御回路基板。
  1ロットが年に1回くらいのサイクルで
その検査(動作確認)をしていたら、消費電流が小さな
基板に出くわしたのです。
機能は異常なし。 正常に働きます。
しかし、いつものと比べて、電流が50mAほど少ないのです。

電流が大きいと
 「どこかがショートしてるのか?」
 「悪い部品があるのか?」
 「実装を間違っているのか?」
っとなりますが、正常動作しているのに
電流が小さくなったって「なに?!」。

で、この電流が小さいのは何が原因やねんを調べました。
50mAも違いがあると、「1μV」を計れるテスターで
GNDやVccラインの電圧差を見れば、部品が実装された
ままでもアタリが付けられます。

結果。RS-422のレシーバICでした。
4ch入力の「AM26LS32A」を1つ使っています。
これの電流消費が少なかったのです。
  電流小の基板数とあらたに買ったこのICの
  数とが合っていたのも証拠

これが電流小ICの面構え↓
261
いつもの電流値の↓
262
同じ型番です。

AM26LS32Aのデータシートを見ると、消費電流は
52mA(typ)~70mA(max)。
減った電流とおおよそ合っています。

このレシーバICの仲間を探すと「AM26C32」という
のがあって、これは出力部分がC-MOSです。
これの消費電流が10mA(typ)~15mA(max)。

TTLかCMOSかの判断、出力レベルが目安になります。
H出力時、TTLならトランジスタのB-E間電圧やダイオード
を通るのでVccから1V以上ドロップします。
対し、無負荷でのC-MOSのHレベル出力はほぼ電源電圧。

電流小基板のH時出力レベル電圧を計るとほぼ5V。
TTL互換出力のAM26LS32Aとはあきらかに出力電圧が
違います。

さらに・・・TIのデータシートを見るとこんなグラフが。
263
  拡大
264

これ、TTL互換出力の出力特性じゃないです。
あきらかにC-MOS。
データシートにも「AM26LS32A」と「AM26C32」が
混じってしまったのか・・・

今回、電流が小さかった基板には、マーキングは
「AM26LS32A」なのに、中味は「AM26C32」のICが
混じってしまったのかとしか、考えられないのです。
  ※性能的には大丈夫

客先には、この記事をまとめてレポートしときます。
「TIの石がおかしい!」っと。

www.alldatasheetで探してきた
 古いAM26LS32ACの出力特性
26c1
これはちゃんとLS-TTLの出力特性になってました。

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