基板検査をしていたら消費電流が小さいのが出現
もう何枚も作っている制御回路基板。
1ロットが年に1回くらいのサイクルで
その検査(動作確認)をしていたら、消費電流が小さな
基板に出くわしたのです。
機能は異常なし。 正常に働きます。
しかし、いつものと比べて、電流が50mAほど少ないのです。
電流が大きいと
「どこかがショートしてるのか?」
「悪い部品があるのか?」
「実装を間違っているのか?」
っとなりますが、正常動作しているのに
電流が小さくなったって「なに?!」。
で、この電流が小さいのは何が原因やねんを調べました。
50mAも違いがあると、「1μV」を計れるテスターで
GNDやVccラインの電圧差を見れば、部品が実装された
ままでもアタリが付けられます。
結果。RS-422のレシーバICでした。
4ch入力の「AM26LS32A」を1つ使っています。
これの電流消費が少なかったのです。
電流小の基板数とあらたに買ったこのICの
数とが合っていたのも証拠
これが電流小ICの面構え↓
いつもの電流値の↓
同じ型番です。
AM26LS32Aのデータシートを見ると、消費電流は
52mA(typ)~70mA(max)。
減った電流とおおよそ合っています。
このレシーバICの仲間を探すと「AM26C32」という
のがあって、これは出力部分がC-MOSです。
これの消費電流が10mA(typ)~15mA(max)。
TTLかCMOSかの判断、出力レベルが目安になります。
H出力時、TTLならトランジスタのB-E間電圧やダイオード
を通るのでVccから1V以上ドロップします。
対し、無負荷でのC-MOSのHレベル出力はほぼ電源電圧。
電流小基板のH時出力レベル電圧を計るとほぼ5V。
TTL互換出力のAM26LS32Aとはあきらかに出力電圧が
違います。
さらに・・・TIのデータシートを見るとこんなグラフが。
拡大
これ、TTL互換出力の出力特性じゃないです。
あきらかにC-MOS。
データシートにも「AM26LS32A」と「AM26C32」が
混じってしまったのか・・・
今回、電流が小さかった基板には、マーキングは
「AM26LS32A」なのに、中味は「AM26C32」のICが
混じってしまったのかとしか、考えられないのです。
※性能的には大丈夫
客先には、この記事をまとめてレポートしときます。
「TIの石がおかしい!」っと。
※www.alldatasheetで探してきた
古いAM26LS32ACの出力特性
これはちゃんとLS-TTLの出力特性になってました。
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