Arduino UNO R4 minima 電源供給方法でクロックが変わる#6
USB接続時に生じるクロックのジッタ。
これを「聞く」お手軽方法がAMラジオ。
・RA4M1コアボードでPLLメインクロックを試す
これでは、AMワイヤレスマイクを使って「ビート」を
かけました。
そして、
・Arduino UNO R4 minima 電源供給方法でクロックが変わる#4
では、DDS IC(アナデバのAD9833)で1MHz(その近傍を可変)を
発振させて、プロダクト検波でビート音を拾いました。
なにかもっとお手軽にできないかと考えてふと思ったのが
もう一台のAMラジオ。
欲しいのは1MHz近傍の電波。
UNO R4から1MHzが出るので、
例えばこのスケッチで
・クロックが変わる#5
これをラジオで聞けば無変調のキャリアが入ってきます。
このキャリア、周波数が変動してもAM検波では
「音」にはなりません。
そこに、例えば1000.8kHzあるいは999.2kHzの電波を
1MHzを聞いているラジオのそばで出せば800Hzのビート音が
出るというしかけです。
普通のAMラジオは中間周波数455kHzのスーパーヘテロダイン。
第一局発として受信周波数より455kHz上の周波数を内部で
発振しています。
1000kHzの局発周波数が欲しければ、545kHzを受信すれば
良いわけです。
AM放送の周波数範囲は526~1606kHz。
ということは、局発として981~2061kHzを
発振できるようになっています。
AM放送のほぼ下限の、545kHzあたりを探れば、1MHzを
聞いているラジオにビートをかけることができます。
仕事場にあったもう一台のラジオはラジカセでした。
これで試すと・・・「グジュグジュ音」が聞こえましたよ。
局発を電波としてどれだけ漏らしてい
るかにもよりますが・・・
図体の大きなラジカセを静置しておいて
その周りを電池式ラジオを巡らせて
局発の1MHzが強くなるところを探り
ます。
UNO R4からの1MHzは出力ピンからの
リード線を伸ばせば強力に入ります。
大阪だと「ラジオ関西」が558kHz。
545kHzはそのまだ下の周波数。
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