Arduino UNO R4互換:RA4M1コアボードのクロック
あれこれクロックについて試していますが、おかしな
現象に遭遇しています。
電源電圧による内蔵クロックの変化を調べてて
「なにっ?これっ?」っとなったのです。
RA4M1コアボードを初めて通電した、
・2025年5月2日:Arduino UNO R4互換品:RA4M1コアボード
この記事を見ると、内蔵クロックによる1MHz出力は
> 今回、RA4M1コアボードは3枚買いました。
> そのうちの2枚の出力周波数が1MHzより10~30Hz高い
> だけで「水晶発振で動いてるんとちゃうん?」と思う
> くらいでした。
> 残り1枚がプラス400Hzほど。
「2枚の出力周波数が1MHzより10~30Hz高いだけ」と
記していますが、これがどうも
・PCから来たUSBケーブルのコネクタをつないで
動かした時
つまり、スケッチを書き込む時
に起こっているようなのです。
コネクタを挿して電源が供給されるとともに、USB認識の
通信がPCと行われます。
これが絡んでいる気がします。
単純な電源供給、
・USBは外してVcc端子で5V電源を供給
・USB(Cコネ)を通じての電源供給だけ
(通信機能なし)
これでは、kHz単位の誤差が生じるのです。
実験中の1枚だと、
・PCのUSB(通信有) 1.000010MHzを中心に変動
・電源供給だけ 0.998200MHzを中心に変動
変動幅も大きい
・PLL切替(どちらも) 1.000026MHz ぴったり止まる
PCと通信が行われるUSBでの電源供給だとクロック精度が
上がるようなのです。
ブートローダーに何か仕掛けがあるのか、RAマイコンの
USB機能にヒミツの機能があるのか・・・
UNO R4 minima基板でも試していただければっと。
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コメント
ユーザーズマニュアル27.3.13 SOF補完機能
・最初のSOFパケット受信時に、48MHzの内部クロックで1msをカウントして補完を実行する。
この補完は、パケット欠落の補完ということで、48MHz周波数の補正じゃぁありません。
しかし、1msをカウントしてるということで、周波数補正に使える何かの内部タイマー情報があるのかもしれません。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2025年5月 5日 (月) 10時35分
UNO R4のバチ物の結果です。
https://x.com/radiopench1/status/1919300250189140390?s=46
現象は同じみたいです。
何かネゴってるんでしょうか?
ちなみに、単なるUSB電源でもボードのVinピンから8Vくらい入れてもダメでした
投稿: ラジオペンチ | 2025年5月 5日 (月) 17時07分
ラジペンさんとこでも再現と。
ありがとうございます。
これ、なんなんでしょね。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2025年5月 6日 (火) 09時00分
電源を供給したままUSBケーブルを抜き差しすると・・・
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-9ff804.html
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2025年5月 9日 (金) 17時26分