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2025年5月 5日 (月)

Arduino UNO R4互換:RA4M1コアボードのクロック

あれこれクロックについて試していますが、おかしな
現象に遭遇しています。
  電源電圧による内蔵クロックの変化を調べてて
  「なにっ?これっ?」っとなったのです。

RA4M1コアボードを初めて通電した、
 ・2025年5月2日:Arduino UNO R4互換品:RA4M1コアボード

この記事を見ると、内蔵クロックによる1MHz出力は
 > 今回、RA4M1コアボードは3枚買いました。
 > そのうちの2枚の出力周波数が1MHzより10~30Hz高い
 > だけで「水晶発振で動いてるんとちゃうん?」と思う
 > くらいでした。
 > 残り1枚がプラス400Hzほど。

「2枚の出力周波数が1MHzより10~30Hz高いだけ」と
記していますが、これがどうも
  ・PCから来たUSBケーブルのコネクタをつないで
   動かした時
     つまり、スケッチを書き込む時
に起こっているようなのです。
コネクタを挿して電源が供給されるとともに、USB認識の
通信がPCと行われます。
これが絡んでいる気がします。

単純な電源供給、
  ・USBは外してVcc端子で5V電源を供給
  ・USB(Cコネ)を通じての電源供給だけ
      (通信機能なし)
これでは、kHz単位の誤差が生じるのです。

実験中の1枚だと、
 ・PCのUSB(通信有)  1.000010MHzを中心に変動
 ・電源供給だけ   0.998200MHzを中心に変動
              変動幅も大きい
 ・PLL切替(どちらも)  1.000026MHz ぴったり止まる

PCと通信が行われるUSBでの電源供給だとクロック精度が
上がるようなのです。
ブートローダーに何か仕掛けがあるのか、RAマイコンの
USB機能にヒミツの機能があるのか・・・

UNO R4 minima基板でも試していただければっと。

 

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Arduino UNO R4」カテゴリの記事

コメント

ユーザーズマニュアル27.3.13 SOF補完機能
・最初のSOFパケット受信時に、48MHzの内部クロックで1msをカウントして補完を実行する。

この補完は、パケット欠落の補完ということで、48MHz周波数の補正じゃぁありません。
しかし、1msをカウントしてるということで、周波数補正に使える何かの内部タイマー情報があるのかもしれません。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2025年5月 5日 (月) 10時35分

UNO R4のバチ物の結果です。
https://x.com/radiopench1/status/1919300250189140390?s=46
現象は同じみたいです。
何かネゴってるんでしょうか?
ちなみに、単なるUSB電源でもボードのVinピンから8Vくらい入れてもダメでした

投稿: ラジオペンチ | 2025年5月 5日 (月) 17時07分

ラジペンさんとこでも再現と。
  ありがとうございます。
これ、なんなんでしょね。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2025年5月 6日 (火) 09時00分

電源を供給したままUSBケーブルを抜き差しすると・・・
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2025/05/post-9ff804.html

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2025年5月 9日 (金) 17時26分

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