オペアンプ OPA1612じゃないぞ!
文鎮の佐藤テック君ところから
「動かへんようになった」
っと、無線インターフォンがやってきました。
修理依頼じゃなく、
「部品取りにどうぞ」とのこと。
※以前に改造(外部接点信号出し)してたん
ですが、とうとうアカンようになったと。
で、ケースを開けて中の基板を出して、お宝部品は
ないかと見てみると・・・
(すでに一つ外している状態での写真)
8ピンのICが4つ乗っていて、そのうち3つのマーキングは
消してありました。
マークが残っていたのがこれ。
「OPA1612」と型番が記されていました。
調べると、
・TIのOPA1612データシート
「2回路入りオーディオ用オペアンプ」となっています。
しかし・・・
基板のパターン接続、一般的なオペアンプのじゃない!
・2pin、3pin間がつながっている
・6pinが電源
・7pinがGND
・5pin、7pinがスピーカーに
・・・そんなアホな
気を取り直して、マーキングの2行目にある「8002A」
で調べてみるとオーディオ・パワーアンプが出てきました。
・8002 DataSheet V1.0
電源5V、4Ωスピーカで出力パワー2Wほど。
ネットを探るとダイソーのスピーカーアンプに
入っているそうな。
・8002(アンプIC)の仕様比較:jh4vaj
・【実験】パワーアンプIC考察 (8002a、NJM2113)
送り側(インターホンのスイッチ側)の基板はこんなの。
こっちに「8002A」。
しかし、ICのマーク1行目にあるOPA1612は
いったいなんなんでしょ。
※このICを使ってみました
・2025年2月28日 : さっそく組んだ「8002A」低周波アンプ
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コメント
電池2~3本で使えるオーディオ・パワーアンプ。
有名どころが「LM386」。
でもこれの電源電圧、電池2本ではしんどい
パワーのある「LM380」だともっと高い電圧が必用。
昔々、他に選択肢がないときは(お手軽なんで)これらばかり。
「MAX4003を使った電波チェッカ」で使ったのが「NJM2073」。
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/max4003-c18d.html
「TDA2822」が同じピン配置。
両方、DIP品が健在。
「6LEDタイプのMAX4003 RFデテクタ」では「HT82V739」。
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/6ledmax4003-rf-.html
DIP品が無くなったようで、SOP品が「HT82V73A」。
そこに今回の「8002A」。
・・・どれが使いやすいか。
外付けパーツを見ると、HT82V73xがいちばん少ないか。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2025年2月27日 (木) 12時11分