補聴器をどうにか! #2
2025年1月3日:補聴器をどうにか! の続き。
とりあえず完成形に。
タカチの電池ボックス付樹脂ケースLM-100G に
組み込みました。
※注意:LMシリーズは2025年に廃番を
予定しております。
回路図。
中味。 スペースが無い
ジャックなど、手持ちの部品を使ったのでむちゃ窮屈。
コンデンサマイクはシールド線延ばしのタイプと、
ジャックに直挿しのものを製作。
壊れたラジカセか何かから取り外した小さな
マイクモジュールが出てきたので、L字型プラグの中に
押し込みました。
回路図、出力段の「0.1uF + 4.7Ω」は大振幅信号での
高域発振防止用。
ヘッドホンをつないだ時、これが無いとレベルが大きな
信号のピーク(プラス側だけ)に発振波形が見られました。
消費電流は、電源電圧3.0vで2.7mA。
2.5Vで2.4mA。
2.0Vまで低下し、赤色LEDが点灯する直前だと
1.8mA。LED点灯で2.1mAでした。
オペアンプMCP6022、電源電圧が 「+2.5V to +5.5V」
となっていますが、この回路では1.8Vに下がっても使えて
いました。
電圧範囲の規定、低い方は動かなくなるという
ことではなく、所定の性能が出ないぞということ
でのスペックかと。
単4電池ですんで、「どこにでもある」というのが
良いかと。
補聴器で使われている小さな空気電池の交換、
これ、ジジ・ババにとってはしんどい作業かと。
ジジ・ババは6日の月曜日に施設へ帰ります。
試運転は正月の間だけでしたが、音量ボリュームの
絞り具合は1/3~1/2あたりで使われてました。
周りが一斉にしゃべり出したら、
「なんや、わかれへんようになる」ということで、
単純に音量や周波数特性の問題じゃなさそうです。
・・・脳の処理能力が関係するのか
ペコ(トイプードル)がフルパワーで「ワンワンッ」っと
叫ぶと、「びっくりするわ」っと笑っておりました。
回路的にはAGCの装備とかが考えられますが、
どんなもんでしょね。
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コメント
明けまして、おめでとうございます。
昨年も欠かさず楽しくDBO さんの
ページはとても楽しく拝読させていただいて
おりました。
本年もどうか、読ませてくださいませ。
2024年に実母が他界しました。しかし、
存命の時は、聴力低下はあまり問題に
ならず、補聴器をつける事はありませんでした。
> 周りが一斉にしゃべり出したら、
>「なんや、わかれへんようになる」ということで、
> 単純に音量や周波数特性の問題じゃなさそうです。
の件についてのご提案なのですが、
マイクをふたつにして、ステレオに
してみてはどうでしょうか ?
テレビを見る時だけのヘッドホンは
それなりにうっとうしいのでしょうし
通常の家族の皆様との会話で
ヘッドホンをするのは確かに
うっとおしい事とは思います。
有線イヤホンは、もちろんローコスト
なのですが、Bluetooth イヤホン
などは、軽量で、充電も USB-C で
楽ちんです。 補聴器のBluetooth化については
色々課題があるとは思うのですが
技術不足の電気屋のひとりの戯言として
聞き流してくださいませ
投稿: JA3RMR | 2025年1月 6日 (月) 11時07分
スマホに補聴器アプリというのがあるそうです。
でも、ジジ・ババには高いハードル。
・スマホの扱い
画面タッチでの操作が難しい
トラブった時の対処
・きちんと充電や管理ができるか
補聴器を付けたままお風呂になんてことも
施設に入っちゃうと、あれこれがなかなか難しい。
耳穴に入れるイヤホンじゃなくヘッドホンならテレビの音がキレイに聞こえるが、今回の発端です。
ヘッドホンを付けたまま風呂に入るのは無かろうと。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2025年1月 6日 (月) 12時42分