ダイソーで買ったセンサーライト2種
「夜、人が近づいたら光るランプが欲しい。電池ので」
っという女房からのリクエストで二つ買ってきました。
横長のバー型。
背面に磁石が付いているので、金属物へは
そのままくっつきます。
二つめは四角の。
ネジ止めの引っかけ穴が背面にあります。
両方とも単4電池3本で動きます。
で、気になるのは待機時の電流。
LEDが光った時はそれなりに電流が流れるで
「こんなもん」となりますが、光らない時の
時間が長いでしょうから、待機電流を測って
みました。
こんな時の測定に 「ダミー電池」 が役立ちます。
発光時の電流は電池電圧で変化。
バータイプは4.5Vで200mAほど。
四角タイプは140mAほど。
電圧が下がると電流は小さくなります。
3.0Vを切ると動作がしんどくなります。
ところが・・・
バータイプの電池ホルダー、3本を真っ直ぐ並べて
押し込むようになっています。
作ってあったダミー電池だと、一番奥になるマイナス側の
引き出しコードがじゃまして、うまく入りません。
そこで、木棒に溝を入れてリード線を延ばすように
しました。
中間部のスペーサーもついでに。
ここに電流は流れないんで電池の実物でも
OKなんですが。
これで測った待機時電流の波形です。
直流電流レンジにしたテスターでの読みは15μA。
しかし、このようにパルスになっています。
微弱だったので、計装アンプで増幅して波形観察
しています。
このバータイプのは、半透明部分がベース部に
溶着されていてバラせませんでした。
もうひとつの四角タイプは内部が見えました。
ダミー電池を装着した電池ホルダー側の様子
こんな電流波形です。
バータイプのに比べてピーク電流が大きくなっていますが、
基底電流はほぼゼロ。
テスターでの読みは32μA。(直流電流レンジ:平均)
電流をRMSで測ると73μAだったんで
ちょっと大きいか。
開封するとこんなセンサーが見えます。
上のが人感センサー(焦電センサー)。
基板の部品番号にはPIRと記されています。
下の小さいのが明るさを見るフォトセンサ。
拡大すると・・・
「YS312」という型番が見えます。
ここからが、興味深いところ。
通常の人感センサーはon/off出力。
アナログ出力のもあるけど
こんな回路がカタログに出ています。
しかし、四角型センサーライトで使われていたセンサーは
こんな信号を出していました。
「なんだこの信号は!?」でっす。
拡大↓。
周囲の状態でコードが変化します。
16bitでデータが出てきているようです。
いろんなパターン。
「YS312」で検索すると・・・
・PIR(Pyroelectric Infrared Sensor) YS312
16-bit digital signal output.
Single-wire serial data.
と記されています。
※参
・AD620を使った計装アンプ+ノッチフィルタ
60Hzノッチフィルタは使ってません
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