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2024年12月19日 (木)

ダイソーで買ったセンサーライト2種

「夜、人が近づいたら光るランプが欲しい。電池ので」
っという女房からのリクエストで二つ買ってきました。

横長のバー型。
P13_20241219103601
背面に磁石が付いているので、金属物へは
そのままくっつきます。

二つめは四角の。
P16_20241219103701
ネジ止めの引っかけ穴が背面にあります。

両方とも単4電池3本で動きます。
で、気になるのは待機時の電流。
LEDが光った時はそれなりに電流が流れるで
「こんなもん」となりますが、光らない時の
時間が長いでしょうから、待機電流を測って
みました。

こんな時の測定に 「ダミー電池」 が役立ちます。

  発光時の電流は電池電圧で変化。
  バータイプは4.5Vで200mAほど。
  四角タイプは140mAほど。
  電圧が下がると電流は小さくなります。
  3.0Vを切ると動作がしんどくなります。

ところが・・・
バータイプの電池ホルダー、3本を真っ直ぐ並べて
押し込むようになっています。
作ってあったダミー電池だと、一番奥になるマイナス側の
引き出しコードがじゃまして、うまく入りません。
そこで、木棒に溝を入れてリード線を延ばすように
しました。

P14_20241219103901
中間部のスペーサーもついでに。
ここに電流は流れないんで電池の実物でも
OKなんですが。

P15_20241219103901

これで測った待機時電流の波形です。
Ca000

直流電流レンジにしたテスターでの読みは15μA。
しかし、このようにパルスになっています。
微弱だったので、計装アンプで増幅して波形観察
しています。

このバータイプのは、半透明部分がベース部に
溶着されていてバラせませんでした。

もうひとつの四角タイプは内部が見えました。
  ダミー電池を装着した電池ホルダー側の様子
P17_20241219113201

こんな電流波形です。
Ca002

バータイプのに比べてピーク電流が大きくなっていますが、
基底電流はほぼゼロ。
テスターでの読みは32μA。(直流電流レンジ:平均)
  電流をRMSで測ると73μAだったんで
  ちょっと大きいか。

開封するとこんなセンサーが見えます。
P12_20241219105001
上のが人感センサー(焦電センサー)。
  基板の部品番号にはPIRと記されています。
下の小さいのが明るさを見るフォトセンサ。

拡大すると・・・
P11_20241219105201
「YS312」という型番が見えます。

ここからが、興味深いところ。
通常の人感センサーはon/off出力。
  アナログ出力のもあるけど
こんな回路がカタログに出ています。
Ce11
しかし、四角型センサーライトで使われていたセンサーは
こんな信号を出していました。
Cb001
「なんだこの信号は!?」でっす。
拡大↓。
Cb002
周囲の状態でコードが変化します。
Cb003
16bitでデータが出てきているようです。
いろんなパターン。
Cd01

「YS312」で検索すると・・・
  ・PIR(Pyroelectric Infrared Sensor) YS312

  16-bit digital signal output.
  Single-wire serial data.
と記されています。

※参
AD620を使った計装アンプ+ノッチフィルタ
  60Hzノッチフィルタは使ってません

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