信じるな!・・・再び (ミノムシクリップの話)
2006年12月20日:信じるな!
これは、どっかから紛れ込んだ両端ミノムシ・クリップ電線の
お話。
今回のも、そうかもしれません。
こんな出来合いのクリップ・ケーブルを買った覚えが
ないのです。
長さ60cmほどの両端クリップ電線。
ちょっと電流を流すところだったんで、太めの
電線でちょうどエエやんと、つないでみたら・・・
電圧ドロップが大きすぎる!
カバーを外すと・・・やっぱり・・・
ハンダされてません。
クリップの金属部を電線に押しつけてカシメただけ。
写真の下側の、カバーを外す時に
バラけてしまった。
どんだけ抵抗があるのか、1Aの定電流回路で
計ってみました。
※四端子法で
クリップの金属部だけなら1mΩほどで正常
カシメ部をまたいで電線を計ると0.15Ω。
両端合わせると0.3Ω。
1A流したら0.3Vの電圧降下。
これ、いつから仕事場にあるのかは不明。
だいぶと前からあるような気がします。
そして、昔、いつ使ったのか、使ったことがある
のかも記憶になし。
カシメ部を広げると・・・
※ゴミにしました。
※※※※※ 緊急提案!! ※※※※※
・どこかで買ったミノムシ・クリップ付電線
(ワニ口クリップも)
・自分でこしらえてないミノムシ・クリップ・ケーブル
絶縁カバーを外して、電線と電極の接続をチェックしておこう!
スカタンあれば、報告よろしくです。
| 固定リンク
「トラブル遭遇」カテゴリの記事
- 失敗は成功の母<第3回>: 同じ型名なのに内部回路が違う!?(2025.04.16)
- 中華製ボール盤 2018年に交換したベルトが再びアウトに(2025.02.19)
- イヤホンのケーブルが・・・(2025.01.24)
- ピンセット、危うし!(2025.01.09)
- ハサミの指穴樹脂が破断「コクヨ:ハサ-10」(2025.01.08)
コメント
最近マルツで買ったミノムシクリップがこれと同じで、はんだ付けされてませんでした。但し袋に「圧着接続されてます」と書かれていて、安かったのでそれを承知で購入。
で、使っていると線がすっぽ抜けたのでバラしてみると、この記事と同じ接続状態でした。私、圧着というからには圧着工具を使った接続が行われているものだと思っていたのですが、今の世の中思っているほどきちんとしていないですね。
仕方ないので全部はんだ付けして修理しました。ただ、被覆径に対して芯線が異常に細くてたぶんAWG30くらいしかありません。なので大電流流すと線が炎上しそうです。
投稿: ラジオペンチ | 2024年7月11日 (木) 20時29分
やはり、電線の銅線部を折り曲げて、ビニール絶縁外装といっしょに「圧着(!?)」されていたんでしょうか?
これは「やめて!」の工作です。
圧着コネクタと同じように銅線だけを圧着していたらまた違うのでしょうけれど・・・
クリップの構造が「そんなことを考えて作っていない」でしょうから。
銅線を折り曲げた部分の銅とクリップ金属部をうまいことハンダできれば生き返らせるかしら。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2024年7月12日 (金) 09時26分
磁石にくっつきはしませんでしたか?
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2024/06/post-2f6d2a.html
こちらのは銅色してたんでたぶん銅。
ゴミ箱あさって発掘し、磁石を近づけたら・・・さすがにくっつきませんでした。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2024年7月12日 (金) 10時13分
念のために件のミノムシクリップの線に磁石を近づけたらビンゴ!銅覆鉄線でした。orz
抵抗測ると0.56Ωもあって,安定化電源使って5A流すと激しく発熱しました。これじゃ安心して使えないです。
今度ミノムシクリップを買う時は磁石持って行って確認することにします。
嫌な世の中になっちゃたもんです。
投稿: ラジオペンチ | 2024年7月12日 (金) 21時20分