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2024年7月

2024年7月30日 (火)

古いファイルを整理していたら・・・トラ技のGND記号

昔のカタログなどを整理していたら、こんなトラ技記事の
コピーをファイルに綴じていました。

トランジスタ技術2000年1月号
   (クリックで拡大↓)
A22_20240730110201
トランジスタ技術で使われているグラウンド記号を
「▽」に変えるよっという案内です。
これまでの変遷も解説されています。

「大事な記事だ」っと考えて、コピーを残して
いたのでしょう。 
  本誌そのものは書架にあります


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2024年7月29日 (月)

参照元を明記して欲しいぞ。電池の液漏れ

電池の液漏れトラブルを検索していて、
  「ありゃ。私の写真だ」に遭遇。

元写真を乗せた元記事がこれ。
  ・2012年11月14日:テスターの電池が液漏れ
サンワの針式小型テスター「GP-5」に装着した
パナソニックの単3アルカリが液漏れ。
その修復の様子をレポート。

この写真が無断使用されていました。
 元写真:320x203 16056バイト
Img20121114084101654

使われていた記事。
臨床工学技士の為の電子工作
  電池の液漏れと液漏れを起こした機器の修理について
  投稿日: 2018年11月28日 作成者: kazurock0926
https://i0.wp.com/electronic.tousekice.com/wp-content/uploads/2018/11/download.jpg?resize=282%2C179&ssl=1

  (クリックで拡大↓)
Bt11

  リサイズはされてますが、縦横比は同じ。

引用元、参照元を明記してもらっていたら、
わざわざの許可を得なくてもOKなのに・・・

なぜ私のこの写真を使ったのが不思議。
液漏れした電池が有名どころのパナソニック製
だったから?

※さらに発見!
   自分で写した写真はけっこう覚えているものです

ゼスト木更津店スタッフブログ
  白い粉は超危険!乾電池が液漏れする原因と予防方法

Bt13

これ↓も
Bt14

私の記事。
2005年11月18日:電池液漏れ~!
2007年12月09日:アルカリ電池は液漏れしやすいぞ~

私の写真。
Bta1
https://i0.wp.com/www.zest-shop.com/blog/wp-content/uploads/2017/07/article342.jpg?w=289&ssl=1

これ↓はトリミングされて使われている
Bta2
https://i2.wp.com/www.zest-shop.com/blog/wp-content/uploads/2017/07/img20071209061101337.jpg?w=157&ssl=1

引用元、参照元として記事のアドレスを示して
おいてもらった良いのに・・・
昔々の記事でも、これはあかん。

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2024年7月24日 (水)

空中に飛び交う50Hz/60Hzを基準クロックに

トラ技1992年4月号の回答
 ・1992年4月号 p452:小林幹典
  ロジック回路パズル教室 其ノ三
を探す中で見つけたのが
 ・1992年5月号 p.443:山田憲治
   商用電源から放射される電磁波を
   信号源に動く
電磁波時計の製作

マイコンは使わず、ステップモータで時計の針を
回します。

・記事のトップ
Aa41

・回路構成
Aa43

・回路図(あえて荒く)
Aa42

・実績データ
Aa44

ラジオペンチさんの「電源周波数測定・監視」
とつながるかと。


著者の山田憲治さん、
トラ技1997年2月号(p.373)に
  『コンデンサの電荷の自然発生現象の測定とその応用,
   放置するだけで電気がたまる』
という実験記事を書かれています。


 

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2024年7月18日 (木)

気になる回答 トラ技1992年4月号での出題

昔のトラ技をパラパラめくりしていたら、
付箋を挟んだページに遭遇。

1992年4月号 p452:小林幹典
 不定期連載
  ロジック回路パズル教室 其ノ三
   脳の暖機運転
   IQのメンテナンス
   知識のリコール
Tt041

記事の内容は、D型フリップ・フロップのD入力が
LあるいはHに固定されてたら論理圧縮して内部ゲート
の数を減らせるぞっというお話。

そこから発展して、
  ↑↓両エッジを検出する方法は?
という出題につながります。

Tt42

※回答例
Tt43

この解説記事、興味深かったんでしょう。
ページに付箋をはさんでいました。
しかし・・・
  次号にも次々号にも回答は無し!

きっとD-FF内部を構成する内部ゲートのつなぎ方の
解説になるかと想像しているのですが、この記事の
答え、今見ても気になります。

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2024年7月17日 (水)

40年前の「HAKKO DASH」

昔のカタログ、「いつかいるかもしれん」と
残していましたが、「こりゃいらんわな」っと
いうのはどんどん処分しています。

そんな中、捨てられないのが「岡本無線」の
総合カタログ。
1984年のと1992年のを残しています。

Ok11

掲載メーカーのマーク一覧。
Ok12

  ※本になっているので、そのものズバリの
   検索ではなく、パラパラめくりが今でも
   役に立ちます。

で、目に入ったのが「白光金属工業」のページ。

先日来、HAKKOダッシュ(15W)の温度を上げたい
とあれこれ試行錯誤していましたが、40年前の
同名ハンダゴテには「15W」品に加えて「20W」
がラインナップされていることが分かりました。

Hd11

15W、20W、25Wと3種類。
25W品はちょっと大きくなる。

Hd2
現行の15Wではちょいとパワー不足。
現行品にも20Wのヒータを入れてもらいたいところです。

  ※このコテ、自宅に置いてあるかも。
   探してみますわ。

2023年8月12日:データシートが見つからない!シャープのSSR「S201DD2」
2021年10月4日:どこの半固定抵抗だろう?
でも、このカタログが役立っています。

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2024年7月10日 (水)

信じるな!・・・再び (ミノムシクリップの話)

2006年12月20日:信じるな!
これは、どっかから紛れ込んだ両端ミノムシ・クリップ電線の
お話。

今回のも、そうかもしれません。
  こんな出来合いのクリップ・ケーブルを買った覚えが
  ないのです。

長さ60cmほどの両端クリップ電線。
ちょっと電流を流すところだったんで、太めの
電線でちょうどエエやんと、つないでみたら・・・
電圧ドロップが大きすぎる!

カバーを外すと・・・やっぱり・・・
ハンダされてません。
Cl11
クリップの金属部を電線に押しつけてカシメただけ。
  写真の下側の、カバーを外す時に
  バラけてしまった。

Cl12

どんだけ抵抗があるのか、1Aの定電流回路で
計ってみました。
  ※四端子法で
クリップの金属部だけなら1mΩほどで正常
Cl15

カシメ部をまたいで電線を計ると0.15Ω。
Cl16

両端合わせると0.3Ω。
1A流したら0.3Vの電圧降下。

これ、いつから仕事場にあるのかは不明。
だいぶと前からあるような気がします。
そして、昔、いつ使ったのか、使ったことがある
のかも記憶になし。

カシメ部を広げると・・・
Cl13
  ※ゴミにしました。

 

※※※※※ 緊急提案!! ※※※※※

・どこかで買ったミノムシ・クリップ付電線
   (ワニ口クリップも)
・自分でこしらえてないミノムシ・クリップ・ケーブル

絶縁カバーを外して、電線と電極の接続をチェックしておこう!

スカタンあれば、報告よろしくです。

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ハンダ付けしたらあかんスイッチ

ネオンランプ入りの電源スイッチ、外装の波形部が割れて
しまったという修理依頼。
Ss21_20240710111801
中味の接点やネオンランプ部が脱落。

  中の様子をちょっとのぞいておきます。
Ss22_20240710111801

パネル加工の寸法もあるし、同じのが手に入るか調べてみると・・・
  ・サトーパーツ SW-65
廃番でした。

Ss24_20240710111801

代替品はなにかと(パネルにすんなり入って欲しいが
そんな甘くはない)調べたら、ちょいと削ったら入りそう
なのが、ミヤマ電器 DS-322A

カタログを見るとこんな注意書き。
Ss26

「タブ端子(ファストンですな)なんでハンダ付けはダメ!」
とのこと。
フラックスの侵入か樹脂の耐熱温度なんでしょう。

元のサトーパーツのも調べたら、
Ss25
ここにも「ハンダ付けするな!」との注意書き。

しかし、現物はハンダ付けしてたし・・・
Ss23_20240710111801

タブ端子(#110や#250)のはハンダ付け不可が多いようです。
 ※中には共用というのも見つかりますが・・・

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2024年7月 9日 (火)

電池液漏れの季節

注意しててもたまにしか使わない装置でやってしまいます。
今回は バッテリー放電器の単3アルカリ
3本使っているうちの1本だけがアウト。

Bt41

夏のイベント撮影のため、ストロボで使っている
単3ニッ水電池をリフレッシュ放電しておこうと
放電器を引っ張り出してきたら、やられてました。

きれいな結晶。
Bt42
電池ホルダーを外して洗浄。
スプリング電極を交換するほどではありませんでした。

日常的に使わない機器の電池はできるだけ外しています。
これの場合、前回使ってからそんなに日は経ってないはず。

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2024年7月 5日 (金)

トラ技Jr.コーナ:はんだこて切り忘れ防止装置の製作

トランジスタ技術2024年8月号の「トラ技Jr.コーナ」に
 「はんだこて切り忘れ防止装置の製作
が載ります。
Trj1

カウンタICとゲート2つ、そしてオペアンプで
「デッドマンスイッチ」を構成しています。
あえてマイコンを使わないで作りました。

この記事↓に絡みます。
2024年6月23日:「圧電発音体」という呼称

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2024年7月 4日 (木)

図書館から:『研究室ですぐに役だつ電子回路』 IA、OAって何?

図書館で借りてきた本。
 ・阿部 寛/著
   研究室ですぐに役だつ電子回路
    “少ない予算で手づくり"回路!実験装置のヒント集
Kk11_20240704093501
2006年7月出版の本です。

大阪市立図書館HPでの本の案内がこれ。

・内容紹介
  最も効率の高い実験を実現するために必要な電子
  回路を、どのように構成したらよいか? 数百名の
  学生との巡り会いにおけるさまざまなできごと、
  特に失敗の経験から生まれた実験装置・電子回路
  の試作の歴史を基にしたヒント集。

・要旨
  ある興味ある課題を追求するための、最も効率の高い
  実験を実現するために必要な電子回路を、どのよう
  に構成したらよいか?この本は、数百名の博士課程・
  修士課程の学生との巡り会いにおけるさまざまなで
  きごと、特に多くの失敗の経験から生まれた実際の
  実験装置・電子回路の試作の歴史を基にしたもので
  ある。

・内容
  効率的でむだのない実験室の構成と配置;
  最初に装備すべき基本的な測定器;
  電子測定器、電子装置の試作;
  物理量(変位、ひずみ、加速度)のための電子回路;
  精密な発信器の構成;
  マイクロ波周波数領域の測定;
  電子計測にはできるだけパソコンを利用しよう

内容に期待したのですが・・・ アカン。

この回路図を見て、いかがかしら?
Ii11_20240704093601

図のタイトル、「IAの基本構成」とあります。
で、「IAって何?」っとなりませんか?

右上の章の区分に「計測増幅器を作ってみよう」
とあるので、
  IA = Instrumentation Amplifier
を想像できたあなた、エラい。
著者さん、オペアンプを「OA」と略されてます。
  OA = Operational Amplifier
ですな。

IA、OAなんて略記号に出会うのって初めてかな。

解説図、何がアカンかって・・・
 ・黒塗りの抵抗。
 ・四角の大きさが違う。
 ・「感知」端子ってなによ。

面白くなかった。

※追記
同じ本、p.85の図5.7では「普通の抵抗記号」に。
Z85
具体的なデバイス名が出た図は、こんな描き方に
なっている感じ。

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1mm方眼のフィルム

マンガ(機構的な概略を示す絵ね)を書く必要から、
「方眼紙、方眼紙。 ひさしぶりやん・・・」っと図面棚
を探していたら、こんなのを発掘。

Hh1

プリント基板のレイアウト、「テープ」を貼っていた頃に
使っていた1mm方眼のフィルムが出てきました。
「IZUMIYA IC」っとメーカー名が入ってます。
1980年台の遺物かと。


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2024年7月 2日 (火)

ひさしぶりのバージョンアップ:チャートレコーダ

プリンタシールドでチャートレコーダ、このとっ
かかりが2014年1月
  ※これがしたかった を実現したのです。
そして、トランジスタ技術に載せてもらったのが
  ・2014年6月号のハンディ・チャート・レコーダ

Pp4

その後、このブログ記事にもあれこれ登場していまして
オシロやテスターなみに重要なツールになっています。
入力電圧レンジを合わせ、紙送り速度を決めたら勝手に
記録してくれるお手軽さ。
停電しても、電源が復旧したら記録を続行という安心感。

で、かれこれ10年になるわけですが、ちょっとだけ
機能をアップしました。
これが旧回路。
Nada_prn2b
そして新回路。
Nada_prn3

・ロータリDipSWで紙送り速度を設定していたのを
 Fast、Slow SWで設定。
   設定はEEPROMに記録

・10段階の紙送り速度設定だったのを13段階に。

・2つのイベント・マーカー入力を追加。

手直しの主目的がこのイベント・マーカー機能。
2chのアナログ波形とともに、デジタル入力の
on/offをチャートの上部に記録したいという
わけです。
このように記録。
Pxx2


外部に置いたセンサーからのon/off信号。
その状態でアナログ値がどう変化するのかを
同時に観察したかったのです。

スケッチをアップしておきます。
  ※「.ino」ではなく「.txt」にしています。
    ダウンロード - prnsld03.txt

 

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