「圧電発音体」という呼称
トランジスタ技術への投稿原稿絡みでご相談。
8月号に載る予定の記事で、
「ピエゾ・サウンダ」を「圧電発音体」と記したのです。
で、
「圧電発音体」が一般呼称として通じるのか?
この言葉はよく使う言葉か?
という問題が編集部から出てきたのです。
「圧電発音体」、大もとは
ピエゾ素子
圧電素子
圧電振動子 ←追記
圧電振動板 ←追記
なんですが、こう書くとガスライターの着火装置や
インク・ジェット・プリンタのインク飛ばしメカが
頭に浮かんできます。
セラミック発音体
セラミック・サウンダ
ピエゾ発音体
ピエゾ・サウンダ
圧電サウンダ ←追記
は
圧電発音体
と、と同じように思えるし・・・・
ピエゾ・スピーカー
圧電スピーカー
は、ヘッドホンに応用できるような広い
再生帯域を持っているように思うし。
ピエゾ・ブザー
圧電ブザー
は、
自励発振回路が内蔵されているものという
位置づけで、圧電発音体もろもろは、外部から
駆動されるデバイスでしょう。
はてさて・・・いかがでしょう。
※8月号トラ技Jr.コーナーに掲載予定
タイトル:
こて台の振動で使用中かどうかを検出
圧電発音体を使った
はんだごて切り忘れ防止装置の製作
(あれ? コンセント抜いたっけ?)
書き出しが、
●身に覚えはありませんか?
マイコンを使えばあれこれできるんですが、
あえてカウンタICとゲートICで作ってます。
タイマーを使いたいとなると555ばかりが出てきます。
リレーのサージ防止ダイオードを問題にした
トラ技Jr. 2023年春号 でも555。
カウンタIC1つとゲートIC2つでここまでできるでぇ
という見本になってくれればと。
参考文献に
トランジスタ技術2012年2月号
野田 篤司さん 「はんだ付け」
宇宙(おおぞら)のエレクトロニクス〈第22回〉
この絵が発端かも
| 固定リンク
「Help me! (助けて!)」カテゴリの記事
- 2.0mmピッチの電線対電線接続用コネクタ(2024.12.11)
- この「テープ」は何という名前?(2024.10.01)
- シリコン樹脂とリミットスイッチの接点(2024.09.26)
- 電動シャッターが動かない リモコン操作も手動スイッチもアウト(2024.08.09)
- このネジをゆるめるには?(2024.06.28)
「トランジスタ技術」カテゴリの記事
- トラ技2024年12月号にまたもや「居酒屋ガレージ」が(2024.11.07)
- トラ技11月号 異端の記述:『オペアンプ』(2024.10.24)
- トラ技2024年10月号に「加熱完了報知回路」(2024.09.08)
- 古いファイルを整理していたら・・・トラ技のGND記号(2024.07.30)
- 空中に飛び交う50Hz/60Hzを基準クロックに(2024.07.24)
コメント
村田製作所などは「圧電サウンダ」と呼んでいるようです。
外部からの駆動信号が必要であることを明確にするため「 他励振式圧電サウンダ」とも呼んでいます。
投稿: mytoshi | 2024年6月24日 (月) 05時39分
私には「圧電発音体」が何の部品のどの部分を指しているか正確に判るので問題無いように思います。
**サウンダと言うと音が出る部品になるので、発音体より上の概念になるかと。
でも、若い世代の人だと違った印象を受けたりするのでしょうかね。
投稿: ラジオペンチ | 2024年6月24日 (月) 09時23分
言い回しの例、「ピエゾ・サウンダ」は入れましたが「圧電サウンダ」を入れるのを忘れてました。
結局、「サウンダ」を漢字表記で「発音体」としたわけですが、言葉としての発音体がどうなんだ? 一般的か? ということなんでしょうけれど・・・
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2024年6月24日 (月) 09時25分
8月号、すでに著者校正がやってきてまして、その中で「圧電発音体」の話が出てきたのです。
トラ技としての部品の呼称、
「エンジニア手帳」や
「エレクトロニクス用語辞典」に
出ているか? ということなんかもしれません。
エンジニア手帳には、
名称:サウンダ
区分:圧電(ピエゾ)、マグネチック
と、部品記号が出ています。
で、8月号に記事は
・トラ技記事で見た記憶が:コモンモードチョークを絶縁トランスとして使う
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2023/12/post-8f4c30.html
・ハンダゴテのコテ先温度を上げたい とりあえず完成
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2024/05/post-1afc6f.html
が関連します。
5月18日のブログ記事の最後のほうにチラリと白い箱、今回の「デッドマン・スイッチ」が写っています。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2024年6月24日 (月) 09時39分
「圧電発音体」は一般的に用いられている!ということで良さそうだと思います。
"圧電発音体"という複合語で検索すると
特許庁が piezoelectric sounder を 圧電発音体」 としていますし、各種特許に多数出現しています。
また、日本セラミックス協会、日本オーディオ協会、電波新聞社などの記事にも出現していますから一般的なのかもしれません。
勿論、
アクト電子
2010-12-18 [導通チェッカーの音を大きくしたい]、
居酒屋ガレージ日記
2008-1-12 [ピン・ポン チャイム音 FFT]、
2022-1-24 や 2022-2-18[「シャカシャカ・ホイップ」]
などにも!
投稿: mytoshi | 2024年6月24日 (月) 10時11分
mytoshiさん。 真田庵のチャイムの話・・・懐かしい。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2024年6月24日 (月) 10時31分
団塊世代のGGYです。
遅ればせながら…
私の周りは 圧電サウンダ,圧電発音素子を使っている様な気がします。
私周辺だけだったらスイマセン…
投稿: 68maruku | 2024年6月25日 (火) 21時58分
「素子」っというと、DEVICE なのか ELEMENTなのか・・・
英語だと「Piezoelectric Sounder」とか「Piezo sounder」っと素子っぽい表記の言葉なしに固まりになっているような・・・。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2024年6月26日 (水) 13時09分