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2024年6月

2024年6月28日 (金)

QIコネクタのオスピン

2024年6月11日:磁石にくっつく電線の先に付いていたのが
QIコネクタ
デュポン・2550コネクタが正式名称らしいのですが、
出回っているものの製造元はどうなんでしょうか。

通常はハウジングにメスピンを挿入して
基板にハンダされたピンヘッダに挿して信号をやりとりします。

しかしこれのオスピンもあって、メスが入っているハウジングに
そのまま挿入、ロックできてしまいます。

このオスピンを買っておこうと、秋月電子を探したら・・・

信号伝達コネクター(ピンコネクター) (オス)
TJC8コネクター (オス)

この2種類が見つかりました。

両方買ってみました。
片方はリン青銅に金メッキ。
もう一方は黄銅となっています。
Q11
形状的には同じかと。
上の2つが磁石にくっつく電線のコネクタ。
下2つが秋月の。
Q12

電線を圧着して1Pのハウジングに突っ込んでみたら・・・
Q13

磁石にくっつく電線のオスピンとはちょっと長さが違う
ようです。
お尻(ケーブル側)がちょっと出てしまって、ハウジングの
中に完全には入っていません。
ひょっとしたら、秋月のオスピンはQIコネクタ用じゃ
ないのかしら。


※追記 (2024-07-04)
ピンヘッダからみでこんなことが・・・

2ピンに切断したソケットの足にAWG26の電線をハンダして
ピンヘッダに接続。
  ソケットは秋月の分割ロングピンソケット
Q1
「★」のところにハンダが流れないようにしないと
いけません。
ですので、頑丈にはハンダできないのがつらいところ。
Q2
何度も抜き差ししていると「※」のところが
断裂してアウトになっちゃいます。

「触れへんとこやからエエやろ」っとこれで
配線したら・・・手直しで基板のほうを動かすもん
だから、やっぱりアウト・・・
なんてことがおこります。

それと、部品の仮接続。
Q3
1kΩの抵抗を付けている「◆」はソケット。
抜き差しできるのでエエんですが、何度も
触っているとアウト!に。

プローブをつないでいるのはQIコネクタ。
クズ線を圧着して引き出しています。
これは安定。

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このネジをゆるめるには?

ガレージ仲間からのhelp。
  このネジをゆるめたい!
Nn12
ネジの品種が分かれば工具も分かるかと。
何という呼び名なんでしょか?

これか!?
Nn14
右の大きいの。 エンジニア、「DTC-27」。
ラインヘッドネジ用ですと。
  工具箱にありました。
合えばエエんだけど。

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2024年6月23日 (日)

「圧電発音体」という呼称

トランジスタ技術への投稿原稿絡みでご相談。
8月号に載る予定の記事で、
ピエゾ・サウンダ」を「圧電発音体」と記したのです。

で、
  「圧電発音体」が一般呼称として通じるのか?
  この言葉はよく使う言葉か?
という問題が編集部から出てきたのです。

「圧電発音体」、大もとは
  ピエゾ素子
  圧電素子
  圧電振動子    ←追記
  圧電振動板    ←追記
なんですが、こう書くとガスライターの着火装置や
インク・ジェット・プリンタのインク飛ばしメカが
頭に浮かんできます。

  セラミック発音体
  セラミック・サウンダ
  ピエゾ発音体
  ピエゾ・サウンダ
  圧電サウンダ   ←追記

  圧電発音体
と、と同じように思えるし・・・・

  ピエゾ・スピーカー
  圧電スピーカー
は、ヘッドホンに応用できるような広い
再生帯域を持っているように思うし。

  ピエゾ・ブザー
  圧電ブザー
は、
自励発振回路が内蔵されているものという
位置づけで、圧電発音体もろもろは、外部から
駆動されるデバイスでしょう。

はてさて・・・いかがでしょう。

※8月号トラ技Jr.コーナーに掲載予定
タイトル:
  こて台の振動で使用中かどうかを検出
   圧電発音体を使った
   はんだごて切り忘れ防止装置の製作
    (あれ? コンセント抜いたっけ?)
書き出しが、
 ●身に覚えはありませんか?

マイコンを使えばあれこれできるんですが、
あえてカウンタICとゲートICで作ってます。
  タイマーを使いたいとなると555ばかりが出てきます。
  リレーのサージ防止ダイオードを問題にした
  トラ技Jr. 2023年春号 でも555。
カウンタIC1つとゲートIC2つでここまでできるでぇ
という見本になってくれればと。

参考文献に
 トランジスタ技術2012年2月号
 野田 篤司さん 「はんだ付け」
  宇宙(おおぞら)のエレクトロニクス〈第22回〉

この絵が発端かも
Tr201202a

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2024年6月22日 (土)

武田コーポレーション enecon SLD3-2P (600mAh) 800cyc終了

正月2024年1月2日にスタートした
武田コーポレーション enecon SLD3-2P (600mAh)
の充放電実験。

単3型ニッケル水素電池としては破格の600mAh
という容量です。 (容量が小さいという意味で)
昨日、800サイクル目の放電を終わりました。

その0.2C放電グラフです。

Cap012_20240622145901

徐々に劣化してきています。
内部抵抗は103mΩまで増大していました。

 

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2024年6月20日 (木)

液漏れ電池の季節 エアコンのリモコンが

2007年に建てられた中川西会館
ここで使われているエアコンのリモコン(17年目だ)が
 「液晶は点くけどエアコンが動けへん」
 「電池は新品にした」
っと、修理の依頼。
ダイキン製でした。
R40

ボタン操作でリモコン表示が変化するのでリモコン
そのものは生きているようです。
赤外線出力だけがアウトというところ。
確認に使うツールは
  ・糸ようじのプラケースを使うシリーズ:赤外線リモコンチェッカー

まずは解体。
液漏れ跡がありましたが、電池端子は清掃されていました。

そして赤外線LEDそのものの生死を確認。
これが役立ちます↓
  ・松下の「ホロホロブザー」

赤外線ですので肉眼で光は見えませんが、
  「切れていないぞ」
は確認できます。

故障原因、電池からの漏出液の基板内への侵入です。
R46

基板パターンを追いかけると、LEDのアノード側(+)へ
行くラインが切れていました。
R57

R58
R59

上側のパターンは電池のマイナス極からのラインで
これも怪しくなっていました。
これらを補修。
ちゃんと赤外線が出るようになりました。

R45

実際のエアコンでの動作確認、OKだったと入電。

この季節、電池で動いている機器の状態チェックを
しておきましょう。
電池ボックス内の確認が重要。
動いているからと安心していると、液漏れ電池の発見
が遅れます。

 

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2024年6月19日 (水)

松下の「ホロホロブザー」つながりで

 ・2009年05月29日:13年使ったマンガン電池
この記事と、ラジオペンチさんの
 ・2017-08-07:MFT2017の見学レポ
この記事つながりで、マイコン型導通チェッカー
1台買っていただきました。
 ・2024-06-18:車輪の再発明みたいになってきました。 

※昨夕、クリックポストで発送して、現在、運送中。
 隣の東大阪市なんで速いゾ。


旧HPでの「ホロホロブザー」の話が
消えているので、復活させておきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ケーブルやLEDのチェックにはこれを

 正式型番は不明ですが、コネクタ接続した電線
の導通チェックやLEDの点灯極性の確認には、
この「松下電工」の「玄関用押しボタン・ブザー」
が便利です。

Bzo4

単3電池2本で動作し、短絡すると
 「ホロホロホロ・・・」
っと大きな音で鳴ります。

Bzo5

ケーブルの接続を、あっちとこっちでチェックするのに
重宝します。
  「1番ピンはA」 「ホロホロ」
    「はいok」
  「2番ピンはB」 「ホロホロ」
    「はいok」 「次っ」
てな調子で、あっちとこっちでコネクタ接続を確認す
るのです。
   (現場作業へ持っていったりするのでえらく
    汚れていますね)

このブザー、ある程度の抵抗が入ると
   「ビヨビヨビヨ~」っと
情けない音に変わるので、おかしな配線のとき気が
付くことがあります。
ただし、短絡時には電流が20mAほど流れますので、
電子回路の導通チェックには不向きです。

 このブザーを重宝するのが「LEDの極性判定」です。
電池1本しか使っていないテスターでは、LEDを
光らせることができません。
電池2本のこのブザーではLEDが光るので、
 「アノードとカソード」
が判定できます。
  (順方向電圧が高い特殊なLEDはだめです・)
LEDが光る方向で、ブザーから「ビヨビヨビヨ~」っと
情けない音がします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

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2024年6月18日 (火)

ピッチ変換基板

アマゾンを彷徨っていたらこんなピッチ変換基板が
出てきました。
 ・小基板屋 印字ミス品 ピッチ変換基板 SOT23/SOT363 DIP変換6PIN 両面 最小配線幅0.4mm 金メッキ 20枚セット
【20枚で660円】

ピッチ変換基板、昔から使っているのがサンハヤトのシール基板。
 ・サンハヤト:ICB-057 (0.65mm)
 ・サンハヤト:ICB-057 (0.95mm)
3ピン~6ピンまで付いていますが、これ、いがいと高価。

そして最近だと、秋月の
 ・SOT23変換基板 裏面パターン付 金フラッシュ
【10枚で150円】
0.95mmピッチですが、中央さえ合わせれば0.65mmの
石も乗ります。

とりあえずアマゾンのを買ってみました。
Cc11_20240618100701
Cc12_20240618100701
左がアマゾンの。 右が秋月の。
アマゾンのほうが穴径が大きいので、ピンヘッダ
入ります。

秋月で買うなら AE-SOT23 だとピンヘッダが入ります。

・・・AliExpを探せばいろんなのがありそうです。

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2024年6月11日 (火)

磁石にくっつく電線

X(Twitter)へのラジオペンチ(@radiopench1)さんの書込み
  ・https://x.com/radiopench1/status/1800049049447616881
  『AliExで買った安物のジャンパーワイヤーの
   ピンが磁石に付いたので』
を見て、
  「こないだアマゾンで買ったモジュールに
   ジャンパ線がおまけで付いてあったなぁ」
っと、引っ張り出してきました。

まとまったケーブルに磁石を近づけると・・・
ピン部分だけじゃなくケーブルごと磁石に
くっついて、ぶら下げられました。
Cm10

せっかくですので、この電線もどきにどのくらいの
「抵抗」があるのかを調べてみました。

Cm11

使ったのは「1A定電流電源回路」。
  ・トランジスタ技術2023年1月号
に掲載してもらってます。
  『電源の短絡場所を見つける!基板ショート・チェッカの製作
   汎用タイマIC「LMC555」を使った1A定電流電源回路』

過去、これを使って低抵抗をあれこれ計ったこと
があります、その延長です。

1A定電流回路 「足」を測ってみる
1A定電流回路 「バナナ」を測ってみる
USB-Aコネクタの接触抵抗

比較するのはちゃんとしたフラットケーブルの電線。
1.27mmピッチ、AWG28のケーブルを裂いて1本抜い
てきました。
Cm12

両方とも芯線は7本。
で、オマケのワイヤ(左)は銅色
AWG28のほうはスズメッキ線が使われているので銀色

両方とも同じ長さ(30cm弱)にして、両端から1Aの
電流を流し、その内側で電圧を計ります。
  (四端子法での測定)
ところが・・・オマケ電線には1Aが流れません。
電流計を間に入れて計ったら0.48A。
その状態で電圧が205mVとなりました。
ということは「430mΩ」。

AWG28のほうはちゃんと1A流れて56mV。
「56mΩ」と計算できます。

AWG28電線の特性を見ると、1kmで約200Ω。
1mだと200mΩ。 ということは30cmだと60mΩ。
ざっと合っています。

オマケ電線はAWG28電線の8倍近くの抵抗を持って
いるということになりました。

こりゃ、つなぎをスカタンしたとき、回路の
「保護抵抗」になるかもしれません。

※参考
 ・銅覆鋼線  (どうふく こうせん:Copper Covered Steel)

※追記 (6月15日)
コネクタ部を含めて抵抗を計ってみました。
オマケ電線、片方がオス。もう片端にはメスが付いています。
両端のコネクタに短く切った別のオマケ電線を挿して、
外から1Aを流し、その内側の電圧を計ります。
Cc41
「655mV」と出たので「0.655Ω」。

プラス側の電線のコネクタに近いところを剥いて
金属を露出させて、電圧を計るとコネクタ部での
ドロップが読めます。
Cc42
「61mV」とドロップ電圧。
ですので接触抵抗+電線抵抗が「61mΩ」。

熱による変動が気になるところですが、
追いかけてもしかたないので、ここまで。

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2024年6月 8日 (土)

電源スイッチを無くす 操作スイッチの長押しでon/off

電池で駆動する装置の電源スイッチ、トグルスイッチ
を付けちゃうのがいちばんお手軽。
でも、
  電源を切られたくないときに切ってしまうかも
という不安が残ります。
  マイコン内部のEEPROMや外付けEEPROM、
  SDカードなどにデータを書いている時、
  勝手に切られたくない。

そんな時にも役に立つ手法です。
トランジスタ技術2024年6月号 p.88の
 「乾電池でマイコンを動かす!
  使えるキホン回路集」
でちょいと解説しています。
  ※この号には恥ずかしい記事 が載ってます

使うのは秋月電子の昇圧DC-DCコンバータモジュール。
  AE-XCL102D503CR-G
    おっと。在庫ゼロだぁ

Cc22_20240608094301

これの「EN端子(ICのCE端子)プルアップ抵抗」を
取り外して、こんなふうに使います。
1g12

浮いたENは外部の抵抗でプルダウン。
ENがLならスイッチングが止まるとともに、
VINとVOUTが切り離され、VINには電流が流れません。
   ※切り離されないタイプのICもあるので注意。

EN端子のH電圧(onする電圧)は0.8Vから。
最大が6.0VでVINより高くなってもOK。

今回の実験は、図中の緑枠内の回路。
デジトラ2個で組んだ「LOW BAT検出部」を
1ゲートロジックでもできるだろうという調査。
こんな接続。
1g13 
入力トレラントな「74LVC1G」(5ピン)を
使って、分圧抵抗を負荷にしたとき、
どれだけドロップするかを見ました。

Eon=HでDCコンが通電継続。
ゲートの出力がHになり、電池電圧が出てきます。

ORゲートの74LVC1G32があったので、
試してみました。
1g11
電源電圧3.3Vで、出力がHになった
時のドロップ電圧
 100kΩ  0.4mV
  10kΩ  4.0mV
  1kΩ  39mV

必要なのはこれだけだったのですが、
ちょいといけずして入力に「三角波」を
入れてみました。
  それで、上の図にプローブの絵を入れた

結果。
スレッショルド付近で激しく発振。
1g20
発振は50~60MHzくらい。

面白いのが、三角波の入力をやめても
(INを開放。プルダウンされている)
プローブをつないでいると、信号を切る
タイミングによっては発振が止まらない
のです。
IN/OUTのプローブがアンテナになるのでしょう。
なかなか怖い体験でした。


XCL102とXCL103 5V出力昇圧DC-DCコンバータ
秋月の5V出力昇圧DC-DCコンバータXCL102の起動電流

起動の失敗も体験していますが、EN端子を制御しての
on/offではうまいこと動いています。

1ゲートロジックICのBSch3V用部品ライブラリは、
この中にあれこれ入れてます。
  ・BSch3V用パーツライブラり

※関連
  ・マルチファンクション・ゲート 1G57,58,97,98
  ・究極のマルチファンクション・ゲート 1G99
  ・74LVC1G57と1G58で作るXNORゲートとXORゲート
     ↑
    XORゲートを使ったエッジ検出回路の電源電流


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2024年6月 6日 (木)

最適化処理のせいで悩んだぞ 呪文volatile再び

割り込みに絡む処理で、「C」が良かれと思って
やった最適化処理のせいで悩んでしまいました。

簡略化して説明するとこんな流れ。
  intr_aは割り込み内で処理されるデータ。
  2バイト値なんでメイン側では割込禁止で書き込む
  必要がある。
  hoge()という関数の中でそれを実行する。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
// 割り込みで読み出し処理される2バイトデータ
volatile int intr_a;

// aをあれこれ計算してintr_aを更新
void hoge(int a)
{
int d;      ★1 一時変数
  d = a * なんたら (1)
  d += あれこれ   (2) そこそこ時間のかかる計算
  cli();       // 割込禁止にして
  intr_a = d;  (3)  // intr_aに計算結果を書いて
  sei();       // 割込有効に戻す
}            // リターン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

走らせてみると、思いのほか割り込みが禁止されて
いる時間が長いのです。
割り込み禁止期間は計算結果を書く(3)の一瞬だけ
のはず。
しかし、禁止時間から考えて計算途中も割り込み
禁止になっている様子でなのです。

その原因は最適化処理。
別行に書いている(1)と(2)の処理を、(3)のところに
コンパイラがまとめてしまっていたのです。

Cコンパイラの気持ち:
  「一時変数なんか使わんでも処理できるぜい」と

そのため、計算が始まる直前に割込禁止にして
しまっていて、時間のかかる計算が割り込み
禁止状態で行われていたのです。

で、対策。
・その1
  一時変数int dの前に「volatile」を前置。
  これで(1)(2)(3)が記述どうりの順序で進む
  ので、(3)だけが割り込み禁止になります。

・その2
  hoge()を戻り値を持たせるようにして、
  その値を割り込み禁止でintr_aに書く。
  int hoge(int a) とし、hoge()の中で
  intr_aを書くのではなく、外の処理として
    b = hoge(a);
    cli();
    intr_a = b; (4)
    sei();
  とすると、(4)だけが割り込み禁止になって
  思惑どうりに処理が流れます。
    ひょっとしたらこのbにもvolatileが
    必要かもしれない。

※過去記事
2018年10月11日:魔法の言葉「volatile」

割り込みで直接操作されるintr_aはvolatileを付けなけりゃ
と注意します。
しかし、処理の流れが重要なら、計算途中で使う一時変数に
も付けておかないと、ということです。

「割り込み禁止時間が長いぞ」・・・この発見は
テストパルスをオシロで見てしかわかりません。
答えは合ってるし。


※スペルのミスを訂正 (恥ずかしいぞ)

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2024年6月 5日 (水)

エレコム製マウス ホイールが不調

作業中の画面があるとき突然、上下に振動するという
不調が発生。 (忘れた頃にチラチラと)
すぐおとなしく元に戻るのですが、前触れなしですんで
腹立たしい・・・

その原因。
こんなことを発生させる装置として考えられるのは
マウスのホイールくらいしかありません。
  ※別のマウスに交換したら大丈夫に
   なったんで確定。

使っているのはエレコムの無線マウス。
これが原因でした。
2021年5月18日:エレコム製ワイヤレスマウスの修理情報
同時期に買ったものですが、これとは違うものです。

まずマウスを解体。
M11_20240605151701
ホイール、使わなくても作業はできるので
外してしまうことにしました。
しかし、この部分を取り去ってしまうとホイールの
回転部(押しボタンは有効)がスカスカになってしま
います。
M12_20240605151701
M13_20240605151701
この部品を外して、不調の足を切ってしまって
信号が伝わらないようにします。
どんな信号かは見ませんでしたが、1本だけにしておけば
信号は伝わらないはずです。
M14_20240605151701

ホイール操作はできなくなりましたが、画面が上下に
チラチラすることはなくなりました。
一件落着!

2014年08月25日:はじめての無線マウス
↑ここの写真のいちばん左の青いのが
トラブったマウス。

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2024年6月 2日 (日)

AVRマイコンAT90S1200を使ったデジタル時計

今もガレージで使っているデジタル時計。
おもちゃ病院仲間でちょい話題になったので、発掘。

初期のAVRマイコンAT90S1200を使ったデジタル時計のお話。 
まずは回路図。 (クリックで拡大↓)
Tokei1_20240602202201

箱(フロッピーのケース)の中を見られて、
  「基板に載っているコイルは何?」
ということでしたが、5Vから7Vへの昇圧DC-DCコンバータ。
そのコイルです。
大型の7seg LED、発光素子が3直になっているので
5Vでは光りません。
そこで、昇圧してLEDを駆動しているのです。

時計を作ろうとすると、クロックの精度を考えて
おかなくちゃなりません。
停電時の処理も含めて、悩みどころです。

制御プログラムや解説などあれこれはVectorにアップしてます。
 ・https://www.vector.co.jp/download/file/dos/hardware/fh271845.html

この時計っす。 2001年10月の製作物。
 ・2019年8月21日:7seg LEDの輝度低下
 ・2022年12月20日:ガレージのLED表示デジタル時計がダウン

※デジタル時計の記事
2008年03月21日:中之島「中央公会堂」のデジタル時計
2008年08月21日:故障するときは重なるの?
2008年08月22日:7seg LED目覚まし時計復活
2011年11月26日:売切り品大特価!赤色16セグLED
2012年08月02日:16セグメントLEDを使った時計
2012年08月03日:16セグメントLEDを使った時計:回路図
2012年08月10日:出窓:16セグLED時計デビュー

※こんな回路も発掘
48clk
資料はここ
https://www.vector.co.jp/download/file/dos/hardware/fh022883.html

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秋月電子通商のI2C接続液晶表示器

秋月扱いのI2C接続の液晶表示器、5Vでも3.3Vでも
使えるという認識だったのですが、商品の仕様紹介
を追いかけると、
  5V用
  3.3V 5V両用
  3.3V用
の3区分が出てきます。

※以前のこのブログでの記事
秋月電子16文字x2行のI2Cインターフェース液晶AQM1602Y
秋月の液晶表示器 ACM0802C-NLW-BBW-IIC、I2Cのプルアップ抵抗
  (これはコントラスト調整VRが必要で電源は5V)
※秋月へのリンク
AQM1602Y-FLW-FBW
  これはバックライト有で電源が3.1~3.5V
AQM1602XA-RN-GBW
  バックライト無しで電源が3.1~5.5V

秋月扱いのプリフィックス「AQM」のI2C接続液晶、
そのコントローラは「ST7032i」で、
・コントラストはボリュームじゃなく6bitのデータで
・3.3Vで使う時は「BON」ビットをオン
   (internal built-in booster)で
という認識でした。

ところが、秋月のページで多くの「AQMxxxx」の電源
電圧が3.3Vとなっていることに気が付いたのです。

「5Vはあかんのか?」っという疑問です。

コントローラST7032の電源電圧は「2.7 to 5.5V」。
ということで、5VでOKじゃないでしょか。
秋月のページで3.3Vでと記された液晶でも、液晶
メーカーの資料には
 「Supply voltage for logic : max 6.0V」
と記されています。
そして、「Electrical Characteristics」に
  min 3.1V  typ 3.3V  max 3.5V
と記されていて、モジュールトータルとしての
消費電流値が載っているのです。
これは電気的特性で、供給電源の最大値じゃない
と考えます。

2022年7月の記事では、
  秋月のリーフレットには
  『5Vの場合35で少し濃いめ』と記されています。
と書いていたので、昔のには5VでもOKということ
だったのかと考えます。
   部品といっしょの袋に入ってくるメモ紙、
   残していれば良かったのですが・・・
   先日買ったAQM1602Y-NLW-BBWの
   袋には液晶モジュールだけでリーフレット
   は入っていませんでした。

はて、さて。

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