治具作りは面白い:2相パルスの発生
仕事を進める上で役立つ動作確認のための「治具」。
本業分野の電子回路だけじゃなく、ちょいとしたメカ工作
が楽しいのです。
今回の出てくる信号は「2相パルス」。
ただ・・・電子的にパルスを出すんじゃなく、現場で使われる
メカを模倣しての細工です。
2相パルスの発信元は「近接スイッチ」。
半分だけアルミテープを巻いた樹脂の円筒をステッピングモータ
で回します。
90度離れた位置に近接スイッチを置いて、2相パルスを得ます。
・むちゃゆっくりの時、チャッタは出ないか?
・ちゃんと正逆を判別して、周期が得られるか。
・ケーブルを伸ばしたらどうだ?
・供給電圧の変動は?
・正逆回転が不安定になった時は?
など、電子的に出す2相パルスでは味わえないホンマモン
の信号が得られます。
速いほうは1200RPMくらいまで上げられました。
速すぎると脱調!
こんな治具作り、むちゃ楽しいです。
ステッピングモータのドライブ回路はこれ。
・2021年7月30日:ステッピングモータを「ゆっくり回す」
ボリュームのツマミでCW/CCWを連続的に変化させれます。
※樹脂製円筒の加工は「文鎮:ハンダ付け補助ツール」 の
佐藤テック君に依頼。
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