Ni-Cd組み電池をニッケル水素電池に交換
とある計測器の修理案件。
装置に内蔵されていたニッカド電池が寿命で5セルの
うち2セルが短絡して死亡。
電池を装置から取り外し、別電源で充電しても電圧が
上がらないという状態になっていました。
これをニッ水電池に交換できればという修理依頼でした。
元の電池は単2サイズのNi-Cd電池を5本直列にして
定格6Vで使われています。
ところが、組み込むスペースの関係で「3本+2本」
という変則的な形状になったのが使われていたのです。
装置の消費電流はさほど大きいものではなく、60~80mA。
そこで、単3サイズのニッ水組み電池を使うことにしました。
しかし・・・
5本を並べて直列につないである電池だと、元のスペースに
収まりません。
そこで、「3本+2本」と山形になった組み電池を使うことに
したのです。
新しく買った電池と古いNi-Cd電池の形状。
ずいぶん小さくなりました。
問題は充電器。
5本直列をうまいこと充電してくれなければなりません。
一つは組電池に付属していたUSBタイプのもの。
入力5Vで出力が6V・250mAとスペックが記されています。
もう一つはACアダプタ形状のもので、10直までの組み電池に
対応しています。
別売りのを買いました。
「-ΔV」を検出して充電を止めるようになっていると説明書に
記されていました。
アマゾンの広告ページ。

まずはやってきたばかりの電池の放電テスト。
47Ωの抵抗をつなぎ、5.0Vジャストまで電圧が
下がったら放電を止めるようにしました。
電流およそ130mAで4.6時間でしたので600mAhほど
の容量が残っていたと計算できます。
放電したところで、ACアダプタタイプの充電器での充電を
試しました。
パルス状の電流で充電が進みます。
チャートレコーダがとらえた充電電流のピーク電流が0.8A。
1.6時間ほどで「-ΔV」が現れ、主充電が止まりました。
その後は、ゆるいデューディ比で補充電が行われます。
この状態で放電したのがこのグラフ。
33Ωの負荷抵抗で8.7時間経過で5.0Vまで下がりました。
推定容量およそ1600mAh。
電池には2400mAhと記されているんですが、まぁ
こんなもんでしょう。
付属のUSB充電器での様子がこれ。
6時間ほど経過すると充電ランプが消えました。
しかし、いつまでたっても充電電流は流れたままで、
自動では止めてくれないようなのです。
150mAほどの充電電流ですが、過充電は気持ち悪いの
で手で止めました。
さて・・・このモノ。 こんなのです。
(クリックで拡大↓)
これでは読めないので、翻訳結果ももらっておりました。
装置の外観と試料としてやってきた怪しい石。
近づけると・・・計器が反応します!
・テストピース:フェルグソン石
・倉敷市自然史博物館:放射性鉱物の例
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