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2024年3月15日 (金)

「充電しない!」K水道店君の現場用LEDランプ

K水道店君からのHELP。
  「現場で使っているLEDランプが充電しない!」と。
USBコネクタを使って充電するのですが、電流を見ながら
コネクタを挿しても安定した電流が流れません。
プラグを触ると充電が切れてしまうのです。

まだ電池が残っていたので点灯しますと、むちゃ明るい。
L11_20240315122101
ボタン操作で明るさが調整できます。
  写真はだいぶ暗くした状態
先端にもLEDが付いていて、切り替えると懐中電灯の
ように照らせます。

さっそく解体。
L12_20240315122101
3200mAhのリチウム充電池が並列接続。
L13_20240315122101
しっかりした電極が使われてます。
L14_20240315122101
でも、マイナス側はスプリング。
L15_20240315122101
せっかくだから抵抗を計ってみると・・・
L16_20240315122101
3ターンで19mΩ。
スプリング電極は素材の影響でどうしても
抵抗が大きくなります。
ふつうのに比べて太いんですが、やっぱりなぁという
感じです。
素材のバネ鋼が電流を流すには不向きなのでしょう。

これが制御基板。
L17_20240315122101

左上に見えているUSBマイクロBコネクタで充電します。
ぱっと見、悪い所も無かったので、念のためUSBコネクタの
足部分を再ハンダ。
そしてコネクタの接触子側にパーツクリーナー(大阪魂)
を吹いて洗浄。
柔らかめのハブラシでぬぐっておきました。

すると・・・安定して充電しだしました。
コネクタの汚れが原因だったようです。

充電電流は0.7Aほど。
L18_20240315122101
5時間ほど経過したら、充電モニターの緑色LEDが
全点灯して充電完了。
L19_20240315122101
これで様子をみてもらいます。

電流を計るのに使ったツール。
  ・Arduino UNO(のチップ)を使ったUSB電流計
スプリング電極の抵抗測定。
  ・基板ショート・チェッカ、役に立つ

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