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2024年1月

2024年1月30日 (火)

ムラタ製のkHz台セラミック発振子がEOL

38kHzの赤外線リモコン回路といえば、その
発振子は「455kHz」。
1/12したら37.92kHzが出てきます。

ATtiny85のクロックに455kHzのセラミック発振子
をつないでゴソゴソしていました。

Cc1_20240130150001
 写真の黄色いの。

ムラタの「CSB455」で、こんな部品、いつでも、
どこでも、ず~っとあるものだと思っておりました。

正確な型番を調べようと、ムラタのページを
見てみたら・・・

https://www.murata.com/ja-jp/products/timingdevice/support/eol
kHz台のセラロックが生産中止品に!
  生産中止日が2018年3月末ということで、
  ずいぶん前。

Digikeyで探しても、海外製のも「新規設計向けに不適合」。
https://www.digikey.jp/ja/products/detail/ecs-inc/ZTB455E/251697

  Not suggested for new design.
  No alternates suggested.

455kHzの発振子を使うのは時代遅れらしいです。



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2024年1月24日 (水)

ダイソー SHOOTING LIGHTLED:撮影用ライト LEDの輝度変化を探る

2024年1月18日:ダイソー SHOOTING LIGHT:撮影用ライト 9SMD
2024年1月20日:ダイソー SHOOTING LIGHT:撮影用ライト PAM2803で駆動
この続き。
9パラされたLED、端っこの一つを外して、30mAで定電流駆動。
照度センサーで劣化具合(輝度変化)を探ってみます。
使ったのは ダイソーのLED電球 実験回路
これにLED駆動用の定電流回路を追加して輝度変化をログします。
こんな回路。
Test3
照度センサーはロームのBH1603。
照度が電流で出力されます。
抵抗で受けてA/Dすればルクス値が読み取れるという仕掛け。

ダイソーのライトから端っこのLEDを外し、別基板にハンダ。
塩ビのエンドキャップの底にくっつけます。
Dl51
Dl52
Dl53
LEDは定電流回路で駆動。
30mAに設定しました。
Dl56

センサーもエンドキャップの底に貼り付け。
Dl54

LEDとセンサを付けたキャップを塩ビパイプの両端にはめ込み。
これで外からの光は無視できると。
Dl55

1日1回、A/D値をログしてLEDの明るさ変化を記録します。
Dl57
液晶の左下の数字「742」がセンサーからの10bit A/D値。

・制御スケッチ (.inoを.txtにしています)
    ダウンロード - led_lamp_test1.txt

LEDの劣化・・・まとめ

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2024年1月23日 (火)

マイコン型導通チェッカー バナナジャック付を頒布

仕事場で頒布している マイコン型導通チェッカー、通常は
黄・青リード線」に「ミノムシ・クリップ」を
ハンダするようにして頒布しています。

たまに、「バナナジャック」を付けて完成品で欲しい
という要望がやってきます。
HPの記事には「サトーパーツのTJ-563」を使うように
書いています。
しかし・・・この部品、えらい値が上がっています。
そこで、代替になるものはと探しますと、
マル信無線電機のMK-628」が見つかりました。
  (秋月電子通商で扱っています)
パネルへのナット締めの方法も、MK-628のほうが
簡単になっています。
  ※TJ-563はダブルナットでハンダ付け
   電極部を締め付ける。

このMK-628を使ったマイコン型導通チェッカー完成品
余分に(4台)作りましたので頒布します。
お代は通常の完成品と同じ「6,900円」。

2台までならクリックポスト(185円)でお送りできます。
  ※代金は到着後に振り込んでください。

ただし、4台の内、2台のパネルが黒色になっています。
さらにその黒パネルのうちの1台の穴あけをミスっ
ていまして、天板部分に余計な穴が一つ開いています。
  (下部のスイッチ穴をミスった)
これは400円値引きして6,500円にいたします。
  ※シールでも貼って隠してください。

ご希望の方は、メールアドレスを記入のうえこの記事に
コメントしてください。 匿名でかまいません。
  (黒パネルok、ミス穴可の記入も)

※早い者勝ちです。
※リクエストいただければ製作します。

D11_20240123113101
D12_20240123113101

※パネル板の加工の寸法
Lm100_11
※パネル板の加工の寸法(pdfで)
   ・ダウンロード - lm100.pdf

※タカチのケース(LM-100)が今年に終息とのこと。
 ケースが入手できなくなったら導通チェッカーの
 頒布も終了です。

※関連
2019年2月13日:導通チェッカーに使うバナナジャック

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2024年1月20日 (土)

ダイソー SHOOTING LIGHT:撮影用ライト PAM2803で駆動

ダイソー SHOOTING LIGHT:撮影用ライト 9SMD
をバラして光量可変用ボリュームを撤去。
  その場所に電源スイッチを装着。
L111
電池3本だったのを2本にして、
  LEDドライバ PAM2803 で駆動。
Ltpam2803
LEDに流す電流はおよそ0.24A
  定電流制御されるんで、電池電圧が
  変化しても明るさは変化しないという
  仕掛け。
  LEDチップが9パラなんで、1つあたり
  だと30mA弱。という勘定。

電池ボックス部に ダミー電池 を装着して
定電圧電源から電源を供給。
  左の赤黒線。
右側の黄青線は供給電圧を読むため、
電圧レンジにしたテスターに接続。
  いちおう4端子法 で。
    でも、電極での接触抵抗は残る

Lt36
3.0Vから電圧を下げながら電流を測定。
徐々に電流値が増えていきます。

電圧  電流   電力
------------
3.0V  0.29A  0.87W
2.8V  0.30A  0.84W
2.6V  0.31A  0.81W
2.4V  0.34A  0.82W
2.2V  0.38A  0.84W
2.0V  0.43A  0.86W
1.8V  0.48A  0.86W
1.6V  0.56A  0.90W
1.4V  0.67A  0.94W
1.2V  0.83A  1.00W
1.0V  1.2~1.6A
------------

1.0Vまで下がると不安定に。
電源供給している電線や電池ホルダーでの接触具合も
効いているようです。
供給電圧1.2Vなら安定してオンオフを繰り返せました。

鉄板くっつけ保持用に磁石を買ってこなくっちゃ。
もう一台、これ、買ってこようかと。
  ※LEDの寿命 も気になるけど・・・
   

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2024年1月18日 (木)

ダイソー SHOOTING LIGHT:撮影用ライト 9SMD

お昼、近所のダイソーに寄ったらこんな商品に目がとまりました。
「100円」でしたんで、一つ買ってみました。
  点灯することをチェックしてから・・・
    さっそく解体。
L111

撮影用の補助光源。
「 SHOOTING LIGHT 撮影用ライト 9SMD」と商品名。
   型番は不明。
単3電池3本が電源。

三脚ネジ用に1/4インチのナットが入ってます。
L112

LED部(9パラ)基板に「1.0Ω」の抵抗。
これで最大電流が決まります。
L115

500Ωのスイッチ付きボリュームが回路に直列に
入っていて、これを回して明るさ調整。
L113
L114

面で照らしてくれるので現場用のライトに便利か
なっとも思うのですが、
  ・明るさ調整は不要 →スイッチのon・offでOK
  ・今のままだと電池の消耗具合で明るさが変わる
     ↓
    定電流化か

実用するため改造するにはちょっと面倒。

※1.0ΩをすっとばしてLED9つだけにして
 電流・電圧特性ちょいと調査。
  0.05A  2.76V
  0.10A  2.88V
  0.15A  2.93V
  0.20A  2.99V
  0.25A  3.04V
  0.30A  3.08V
  0.35A  3.11V
  0.40A  3.14V

電池が3本なんで、安定化する回路を
なんか作れそうです。

※LEDが偶数個だったら、並列つなぎを
途中でちょん切って2直にして昇圧DC-DCかと
思ったんですが・・・
3直にすると、電圧が高くなって変換効率がっと
なるし。

電池を2本にして昇圧かな。
LEDドライバ、PAM2803 の手持ちがあるんで使えそう。

※できたよ~
手持ちの部品が活用できると、あっという間。
こんな回路。
Ltpam2803
電池は2本。
Rsは0.2Ωを2直して0.4Ωに。
これでLED電流がおよそ240mA。

まずはスイッチの取り付け。
Lt32
ボリュームが付いていた場所をゴリゴリ。

空きスペースに基板。
Lt33
Lt34
ピッチ変換基板に乗っているのがPAM2803。

スイッチオンで点灯。 調光機能はなし。
Lt35

外装に磁石を貼り付けて、鉄板にくっつくようにかな。

※参:digikey
LEDドライバ PAM2803
固定インダクタ VLS-EX
SCHOTTKY DIODE 30V 2A CUHS20S30H3F

PAM2803」、なんちゃってLED駆動ドライバじゃなく、
「乾電池2本→1WちょいクラスのLED点灯」の用途に
最適じゃないでしょうか。
VFBとRsでLEDの駆動電流値が決まるという
「決まりごと」が、安心を呼ぶような気がします。

電池電圧を変化させた時の電池電流の変化
(出力電流はVFBとRsで定電流)を調べてみま
すんで。

3.0Vから徐々に電圧を下げて調べてみました

※2台目を製作 「白」で
Dl31

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2024年1月16日 (火)

『電線の恋人』

東成図書館で見つけた本。
英語タイトルが「Electric Wire Lover」
表紙の裏には
 『私は電線の恋人だ。
  気づいたらもう好きだった。』
と。
  著者:石山蓮華さん

Dens11

本を置いてあった図書館の書架、図書分類コード「541」で、
電気工学の「電気回路・計測・材料」。

この本 2021年8月25日:『電柱マニア』 が、
図書分類コードが544で、電気工学の「送電. 変電. 配電」でした。
  ※この本の近くにありました。
  ※本のタイトルや著者さん名で貸し出しをリクエストするん
   じゃなく、実際の本を手に取ってパラパラめくりして
  「おもしろそうやん」となるのは、やっぱ良いものです。
   それにしても、本屋さんが無くなりました。

著者さん、電線といっても電柱に張ってある電線を
愛でておられます。

 ・電線目線で「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を見る
 ・電線目線で特撮を見る
 ・電線目線で「エヴァ」を語ってみる
 ・電線偏愛作品ガイド
など、面白いです。

 

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2024年1月13日 (土)

ネジザウルス PZ-58 刃先に隙間?!

エンジニアの「ネジザウルスPZ-58」、薄板をつかんで
引っ張ろうとしたら・・・
   ありゃりゃ・・・刃先が開いてるぞ!?

Neji2

以前はこんなことにはなっていなかったはず・・・
  のように思うんですが・・・

緑色▼▲のところの切断部が閉じた状態で、刃先が
開いています。
もっとグッと握ったら・・・
先端部はほぼ閉じるのですが、薄板の引っ張りにはアウト。
  力を入れても滑ります。
昔はこんなことにはならなかったような気がするんですが、
スカタンな使い方をして刃先を開かせてしまったのか、
それとも・・・ 記憶があいまいです。
  ※仕事場でこの工具を使うのは私だけ。


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2024年1月12日 (金)

能登半島地震:河岸段丘の形成

河岸段丘はこうやって出来上がるんだ!という見本。
 ・第四報 2024年能登半島地震の緊急調査報告(海岸の隆起調査)

記事からピックアップ
  能登半島北部沿岸にはおよそ6千年前以降に形成
  されたと考えられる3段の海成段丘
   (高位からL1面~L3面と呼ぶ)
  が分布しており、過去に海成段丘を形成するよう
  な大きな隆起が少なくとも3回起きていたことを
  示している。
  今回の地震に伴う隆起よってL4面と呼ぶべき4段目
  の海成段丘が形成されたことになる。

 

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2024年1月10日 (水)

IC引き抜き工具 追加購入

2021年4月9日:JSTのXHコネクタを抜く
で、エンジニア製のコネクタ抜きSS-10 を紹介しました。
いつ頃買ったものなのか、もうだいぶとくたびれてます。

手元にある似たようなのが、
サンハヤトのPLCC/IC引き抜き治具 GX-8
  下側の黒いの↓
Ic51
PLCCのICを使うことが無くなり、もうほぼ出番はありません。

先日のこと、「マルツ」で部品を買ったおり
(日本橋の店が無くなったので通販)、IC抜きが
目にとまったので2種類注文してみました。
Ic52

まず右側の。
  DIP-IC引き抜き工具 【908-609】
税抜で544円。

そして、左側の。
  IC引き抜き工具 【EM-IC-REMOVAR】
税抜きで264円

使い勝手はこれから。

似たようなのを探すと・・・・
共立だと、
  汎用IC引き抜き治具 SY-303
税込で275円

もう一つ
  汎用IC引き抜き治具 YPU01
税込で253円

そして、秋月だと
  DIP-IC引き抜き工具 ICP-20
税込200円

共立のも秋月のも安価なんで、機会があれば買ってみますわ。

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2024年1月 5日 (金)

トライアックの駆動回路 パルスでトリガを試す

2023年12月27日:トライアックの駆動回路 パルスでトリガ
トライアックのゲート駆動、パルスをコンデンサで
カットして微分波形で駆動するとどうなるかを試し
てみました。

駆動波形は、AC100Vのゼロクロス点を検出して、
トライアックのT2側がプラスなら↑パルスを、
T2がマイナスなら↓パルスをゲートに与えるという
動作にしています。

制御は「Arduino UNO R3」で。
アナログ入力にボリュームを付けて、
 ・ゼロクロス点からのトリガー位置の設定。
   6us単位で6msまで後にずらせます。
 ・オン波形数の設定。
   1~8波。
 ・オフ波形数の設定。
   0~16波。
をいじれるようにしています。

こんな回路。
K11_20240105173301
トライアックはルネサスの「BCR5LM-12LB」。
5Aタイプです。
  ※モードⅣのトリガーモードが使えないタイプ

トリガー電流を見れるように計装アンプを
くっつけています。

ゼロクロス点はINT0で↑↓エッジをチェック。

Arduinoのスケッチ。
テキストにしています。
  ・ダウンロード - kote_triac1.txt

割り込みは使っていません。

結果。
負荷は40Wの電球。
4波だけオン(点灯)するように設定。
W000

トリガー位置の遅延は無くてもうまく点灯しました。

最初の点灯から徐々に電流が減っている
様子が見えます。
  フィラメントの発熱で抵抗が上がって
  電流が減る。

そのトリガ電流の様子です。
W001

しかし、負荷を5Wの電球に変えると
マイナス側がオンしなくなりました。
オンを継続する保持電流が不足するのでしょう。
W003

駆動パルスをゼロクロス点から0.3ms以上
遅らせるとトリガーするようになりました。
W005

そして微分コンデンサを4.7uFにすると、遅延させなくても
トリガーするようになりました。
W006
TP7のパルス幅が太くなっているのが見えます。

なかなか興味深い動作です。

※追記 ゼロクロス点からのトリガー位置を変えると

まず、8サイクルオン、16サイクルオフの波形。
  ※VR3とVR4でオン・オフサイクル数を設定
W010
ポートPD4にゼロクロス検出確認用のパルス
(AC100Vの正の半サイクルか負かのチェック用)
を出しています。

ゼロクロス点からのトリガー位置を変えた様子。
VR1で設定できます。

W011
W012
W013
W014

ゼロクロス点からの時間経過でPD7出力をオン・オフ
して駆動パルスを出しています。
40Wの電球だと、正側、負側ともエエ感じでトリガー
できています。

今回の実験はAC100V波形の1サイクルの制御を
試してみました。
前記事、中華製ハンダゴテのようは「半サイクル」単位
での制御はまた今度に。
半サイクルを目指すとなると、↑・↓ パルスじゃなく、
トリガ-電流を ↑ だけ、あるいは ↓ だけにしなくちゃな
りません。
  ※モードⅣが使えないトライアックの場合

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2024年1月 2日 (火)

武田コーポレーション enecon SLD3-2P (600mAh)

年末、アマゾンを見ていて
なんだこの単3ニッ水電池は!?」となって
注文しました。
「なんだ!?」という驚きは、単3サイズにしては
とんでもない容量
大きいのじゃなく小さい!
600mAh」と記されています。
パッケージや側面には
「ソーラーライト専用充電池」と。

T19_20240102145401

T20_20240102145501

さっそくJIS C8708:2019での充放電試験を開始。

初回放電から3回目までの放電グラフです。
Cap074_20240102145501
充電は「-ΔV」検出で止まるんじゃなく、
0.5Cでの充電時間+10%の時間、132分で止まっ
ています。
つまり、満充電による-ΔVが現れる前に、
充電の制限時間に引っかかったということに
なります。
0.5Cでの放電も、120分を越えていますし、
スペックとして記されている600mAhより
大きな容量だと推測できます。
この実験も長丁場になりそうです。

電池あれこれ(電池イジメまとめ)

これまでの小容量クラスといえば
950mAhや1000mAh。
この600mAhは破格です。

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2024年1月 1日 (月)

謹賀新年! 本年もよろしくお願いします。

本年もよろしくお願いします。
  ※息子からの賀状データがやってこないので
   手抜きで。
2411
対角1インチの小型ブラウン管を引っ張り出してきて
光らせてみました。
「日立」製。「30CB4A」という型番です。

ブラウン管、ここ↓に紹介が。
http://lasers.org.ru/forum/threads/・・・page-318#post-123291
1983年産とのこと。

仕事で日立のビデオカメラを改造したとき、取り外して置いて
あったのです。
電源は12V。
横の基板に高圧回路などが乗ってて、ビデオ信号を入れたら
簡単に表示できました。

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