トラ技の作図能力が落ちている・・・かも
トランジスタ技術2023年11月号、特集が『新・ラジオの製作』。
なかなか面白い。
※ラジオじゃないけど私の製作記事も
載せてもらってます
パラパラめくりしていて、
「メカ式7セグを使ったラジオ周波数表示回路」
に、磁気反転式表示器が出てきたので興味深く読ませて
もらいました。
ところが・・・作画担当や編集担当の手抜きなのか、
筆者さんの校正抜けなのか・・・
p.72,73の図4がいけません。
黄色線、電源につながるはずなのですが浮いてます。
ピンクの線が電源ですんで黄色とピンクが交わる
十字部に入れるはずの「・」が抜けたのでしょう。
また、R7、R8の抵抗値が「100Ω」になっていて、
74HC123のタイミング抵抗としては小さすぎます。
そして、筆者さんの作画ポリシーなんでしょう、
「▽」のGND記号は使われてますが、電源記号を
使われてません。
上の絵の黄線とピンク線も電源記号を使ってバラけ
させていたらこんなミスは無かったんじゃないかと・・・。
※関連
・2017年7月10日:「十字接続は避ける」
・2022年10月26日:「十字接続は避ける」、再び
※他にも「・」抜けか、というところが。HC00のU3b出力。
ここも十字接続するポイント。
※「十字接続は避ける」が仇となってしまったか。
※さらに、U20のHC157の未使用入力ピンが浮いてます。
※校正原稿の上がりが遅いと、できあがってきた回路図を
隅々までチェックできません。
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