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2023年10月10日 (火)

120W電子負荷 予備実験#2 冷やすのはファンだ!

2023年10月8日:12V・10A:120W電子負荷 予備実験の続き。
およその動きが見えてきたので、テストしたい
スイッチング電源につないでみました。

ところが・・・件の電源から12Vで10Aが出てくれません。
8.2Aくらいで保護がかかってしまい電圧が落ちるのです。
ということはこの電源のスペックは「12V・100W」のようです。
   ※中華のスペック表記、さすがです。

気を取り直して、温度を測れるようにしました。
使ったのはフィルムではさみ込まれた「103JT」サーミスタ。
応答性が良いのです。

写真のように4点の温度を測りました。

Tt11_20231010121501
Tt12_20231010121501

・TR8の表面温度
  サーミスタのフイルムをTR表面にくっつくよう
  圧着端子でおさえました。
・TR7の表面温度
  圧着端子の円筒圧着部にサーミスタを挿入して
  シリコンゴムで固定。
  これをTRにネジ止めします。
・ヒートシンク表面温度。
  TR7とTR8の間のネジ穴に、同じように作った
  サーミスタを固定。
・基準抵抗 0.1Ω 50W
  抵抗のネジ止め固定足に。

左のはサーミスタをシリコンゴムで圧着端子の円筒部
に固定。
右は直に押さえ込み。
Tt13

通電後、ヒートシンク全体が温まってきます。
10分ほど経過でTR8の測定温度が70℃を突破。
まだまだ上昇しそうです。
  この結果からファン無しという目論見は
  あきらめました。
Cap010_20231010121701

そこでヒートシンクの上にファンを乗せて冷やして
みました。

ファンを回すとヒートシンクが徐々に冷えて、全体
の温度が30℃ほど低下。
数分で安定しました。

Tt14

上にファンを置いて通風。
Tt15

※記された定格10Aを出力できなかった中華製の
 12V出力スイッチング電源
Tt21
   とりあえず100Wはクリア

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コメント

ファンによる冷却は絶大でした。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2023年10月11日 (水) 09時12分

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