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2023年10月

2023年10月31日 (火)

トラ技の作図能力が落ちている・・・かもの続き

2023年10月27日:トラ技の作図能力が落ちている・・・かも
トランジスタ技術2023年11月号
  「メカ式7セグを使ったラジオ周波数表示回路」

しつこいですが、この続き。
  磁気反転式表示器が出てきたので、
  興味深く読んでいたら、アラが気に
  なり出したという次第。
掲載回路図で気になるところが、さらに出てきました。

p.73の「・」抜けのすぐ上。
AM帯とFM帯の周波数入力切り替えにHC157が使われています。
Ca1
その未使用入力端子がオープン。
C-MOS IC使用法の基本に反しています。
TTLならほったらかしでエエんですが、C-MOSは
HかLにレベルを安定させとかなくちゃなりません。

よく見ると、ディケードカウンタ HC390のBクロック入力も、
C結合だけ。
常にクロックが入る場所ですが、これも×。

その下のU21インバータは1M抵抗で帰還してアナログ的動作を
期待。

さらに、p.72のHC373も未使用入力がオープン。
Ca2

「×」マークがプルアップ抵抗接続なりを意味する注記が
あるのかと探したのですが不明。
未使用出力端子にも「×」が付いてますし。

そして、p.76のC14。
「なんだぁ この描き方は」という表記。
Ca3

貫通コンデンサ」かと思いましたよ。

筆者さんの手抜きなのか、編集側での作図ミスなのか・・・
「ちょっとなぁ」です。

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昨日の修理:板状電極(?!)の電解コン

昨日の修理案件。
電解コンデンサを見ておこうと基板から抜いたら・・・
マイナス側の足が微妙に太いのです。
C51_20231031084501
この足が挿さるスルーホールも大きくなっていました。

「板状なの?!」 「でも、先端だけっぽい」
マイナス側電極だけが板状になっている電解コンなんて知りません。

しかし・・・
ハンダを吸ったら、状況が判明。
マイナス側の足だけをUターンさせて「太く」してあったのです。
C52_20231031084601

こんなの初めて。

揺れ止めなら、部品面側でゴム系の樹脂やホットメルト
か何かで基板に固定するだろし、その気配はありません
でした。

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2023年10月27日 (金)

愛用のハンダゴテ・・・コテ先が取れないゾ!

普段使いのハンダゴテは「コテペン40」。
過去、トラブルを乗り越えて使い続けてきました。
もう身体の一部でっす。
2009年11月09日:ハンダゴテ落下→やけど・・・
2013年03月05日:コテペン落下→折損→応急修理
2019年2月14日:ハンダゴテのコテ先を新しく
2020年9月14日:コテペンの柄、割れてきた・・・

さっき、コテ先を交換しようとバラしたら・・・
ヒータ部が固着してしまってコテ先が抜けません。
ヒーターは生きているんでまだ使えますが困ったぞ。
う~む。
K11_20231027165101

無理したらヒータを折ってまいそうだし、これはこれで
家に持って帰って使えるとこまで使います。

コテペン40、2015年にもう1本、新品を買ってあるの
ですが、ほんとにこれが最後。 (ほぼ新品)
交換用コテ先とヒータのストックを調べたら、
これだけ。
K12_20231027165201

新品コテ先が3つ。
正規のワット数のヒーターが4本。
ブースト用の22Wヒータが3本。

新しいハンダゴテを買っておこうかとなるんですが、
「これ欲しい!」というのがありません。
手で持ったときの馴染み具合が問題。

白光のFX-600GootのPX-601もあるんですが、
持ち手が部分が太い!
   PX-601はコテ先を変えて3台。
ノギスで計ってみたらどちらも18.5mmほど。

これに対し、コテペンは14.5mmほどと、イイ具合に
くびれているのです。
この「くびれ」が手に馴染みます。
最後のコテペン、なんとか大事に使っていきますわ。

※ハンダゴテに関するオモシロ事件
これはGootのPX-601の話↓
2009年01月08日:半田ごてコントラーラのハンダ不良

※新しいGootの「PX-280」はいかがですか?
これも太そうな感じなんですが・・・
重さも気になります。

※コテ部が軽いとコードに引っ張られるので、
PX-601は柔らかいコードに変えてます。

※持ち手を補修したコテペン、おもちゃ病院に持ち込んで
使っています。

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トラ技の作図能力が落ちている・・・かも

トランジスタ技術2023年11月号、特集が『新・ラジオの製作』。
なかなか面白い。
  ※ラジオじゃないけど私の製作記事も
   載せてもらってます

パラパラめくりしていて、
 「メカ式7セグを使ったラジオ周波数表示回路」
に、磁気反転式表示器が出てきたので興味深く読ませて
もらいました。

ところが・・・作画担当や編集担当の手抜きなのか、
筆者さんの校正抜けなのか・・・
p.72,73の図4がいけません。

123a

黄色線、電源につながるはずなのですが浮いてます。
ピンクの線が電源ですんで黄色とピンクが交わる
十字部に入れるはずの「・」が抜けたのでしょう。

また、R7、R8の抵抗値が「100Ω」になっていて、
74HC123のタイミング抵抗としては小さすぎます。

そして、筆者さんの作画ポリシーなんでしょう、
「▽」のGND記号は使われてますが、電源記号を
使われてません。
上の絵の黄線とピンク線も電源記号を使ってバラけ
させていたらこんなミスは無かったんじゃないかと・・・。

※関連
2017年7月10日:「十字接続は避ける」
2022年10月26日:「十字接続は避ける」、再び

※他にも「・」抜けか、というところが。HC00のU3b出力。
 ここも十字接続するポイント。

「十字接続は避ける」が仇となってしまったか。

※さらに、U20のHC157の未使用入力ピンが浮いてます。

※校正原稿の上がりが遅いと、できあがってきた回路図を
 隅々までチェックできません。

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2023年10月24日 (火)

絶滅品種:パナソニックのオキシライド乾電池

仕事場の古電池(使いさし品)を整理していたら
パナソニックのオキシライド乾電池・単3が1本出て
来ました。 それも、液漏れ無し状態で!
O11_20231024134801
 ・wikipedia:オキシライド乾電池

エボルタ乾電池の発売(2008年)でオキシライドは生産終了、
ということのようです。

残っていたこの1本の使用推奨期限が2007年11月
O12_20231024134901

電圧を計ると(4.7Ω負荷)1.36Vでまだエネルギーを
残していました。

過去、オキシライドの液漏れでひどい目に遭っています。
廃棄しても良いのだけど、ビニール袋に入れて記念用
として置いておきますわ。

2017年8月2日:期限切れ「オキシライド」、液漏れだぁ
2010年03月12日:オキシライド乾電池液漏れ
2008年01月17日:オキシライドもお漏らし
2008年01月26日:オキシライド乾電池の実力
2007年05月30日:携帯電話用充電器 オキシライドが入っていた

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2023年10月21日 (土)

2つあるワンショットマルチの時定数比を一定にしたい

基本回路的はこんな具合です。
Mm11_20231021110501
ワンショットマルチが二つあって、その時定数を
2連ボリュームで可変します。

この時「t2 > t1」の関係を保ちたいのです。
t2はt1のおよそ1.2倍。
ここで、2連ボリュームの抵抗値精度が問題に
なるのです。

可変範囲を広くするため1MΩのを使おうとして
いるのですが、2連ボリュームの抵抗値、
けっこうバラついています。

「ステレオの音量調整」で使うボリュームのように
「減衰比」だと抵抗値そのものが違っていても
あまり影響はありません。

ところが、こんなタイミング回路では抵抗値そのものが
重要です。
2連のうち、抵抗値の大きい方をt2側で使えば、
「t2 > t1」の関係は維持できそうです。

で、「2連ボリュームを使わずに、2つのモノマルチの
時定数を設定できる方法は?」っと考えてみたところ、
「こんなのもできるかな」というのがこの回路。
Mm12
モノマルチ「HC4538」の時定数はCとRで決まります。
Rの変わりに電流を流し込めば、その電流比で時間が
決まるはず。
2つのモノマルチのCは同じにして、Rtの違う回路で
電流を流し込めば、時定数比を保てるのではと
考えたのです。

電流値が微少になるので、ちょっとやっかいかもしれません。


※ブレッドボードで簡易的に実験
こんな波形が得られました。
まず、C=0.01uF R=100Kでの標準的な駆動の様子。
M001
「C」端子の電圧が指数関数で上昇し、約3.3Vに達すると
Q出力がオフします。
出力パルス幅はおよそ「0.7 x C x R」の式どおりの値に
なっています。

これをオペアンプを使った定電流回路に換えます。
PNP TrではなくP-ch MOS FETを使いました。(2SJ682)
M003
C端子の電圧は直線的に上昇。
同じように3.3V到達でQ出力がオフします。

電流を決める抵抗を1KΩと1.2KΩにして、1.2倍の
時間が得られるか、試してみます。
Ma000
アンプの+端子電圧(5V基準で)は0.1V。
抵抗が1Kですので、0.1mA流していることになります。

「20mV」でR=100KΩと同じパルス幅が出てきました。
R=1MΩで得られるパルス幅(7msくらい)を目指すには、
電圧をもっと小さくしなければなりません。
「mV」となってくるとオペアンプのオフセット電圧が
効いてきます。
  ※あれこれ部品を増やすより2連ボリュームを使う
   ほうが簡単か・・・

小型FET、N-chのは2N7000を買ってあるのですが、
P-chの小さいの、手持ちがありません。

※ブレッドボードを使った実験の様子
Mm22
電源電圧5Vで実験。
電圧を徐々に下げたら1.7Vくらいまでは動作してました。

調整用ボリューム、10mV以下をうまく操作できるように
しなくちゃなりません。
Aカーブでは間に合わないか。

※流し出し型の定電流回路例
2015年07月03日:直流定電流流し出し回路が一定にならない#2

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2023年10月14日 (土)

Arduino UNO R3で±19.9V表示電圧計

アナログ回路の実験・調整用に-16V~+16Vの
範囲をポテンショで調整して出力できる回路を
作ってあります。
最大±15Vを入力する回路の動作確認、調整用です。
DC-DCコンバータで±18Vの電源を作って、オペアンプ
を駆動。
その入力電圧を可変して±16V(+ちょっとオーバー)を
出力するような仕掛けになっています。
0Vをまたいで電圧を連続してプラマイできるわけです。

設定電圧の確認はデジタルテスターをつないでという
ふうにしていましたが、「表示器があるほうが便利」
だろうということで、Arduino-UNO R3を使った電圧計を
くっつけてみました。

10bit ADCのAtmega328がベースですので表示は±19.9V
2・1/2桁です。

Ss1_20231014100401
ちゃんとした電圧を見たい時はこれまでと同じように
テスターをつないでということで運用します。
Ss2_20231014100401
±16V発生回路。
Ss4
±9V出力のDC-DCコンバータを2つ使って±18V電源
を得ています。

これに電圧値表示回路をドッキング。
Ss3_20231014100601
電源は外からの5V。

さて、プラマイ電圧の入力回路をどうするか。
Arduino UNOのADC、その入力電圧はプラスだけですが、
 ・2022年11月28日:単電源で反転アンプ マイナスの入力電圧は増幅できます
 ・2015年04月22日:A/Dコンバータの入力レンジを拡大する方法
こんな考え方で、単電源の回路でも±電圧を入力すること
ができます。
以下の図はVrefが2.5VのADCの入力レンジを拡大する方法を
示しています。
Img20150422170532335

この中の、(d)±5V入力 (e)±10V入力の考え方は、
 ・Vin / Vrefの比、基準電圧の何倍の電圧を入力するか
  から、R1とR2の比を決定。 (Vinは正負片側の電圧値で)
 ・Vref2.5Vで10倍の±25Vなら、R1とR2は9:1。
 ・Vin=0Vの時のA/D値を半値にするため、R1とR2の
  並列抵抗値をR3に。
 ・10倍ならR1:R2:R3は90:10:9の比率。

これが抵抗3本で、0~2.5V入力のADCに対して±電圧を
入力する一手法となります。

もう一つの方法が差動アンプです。
S11_20231014101201

(+IN - -IN) × GAIN
として出力が得られるので、
GAINを1/8 (減衰)にして、+INにオフセットとして10Vを
加えておくと、±10Vの範囲を0~2.5Vに変換できます。
  ※ただし、増加減の方向が逆に

Vref電圧(2.5V)を基準に描くと、こんな具合になります。
S12_20231014101401

反転入力がVinで±電圧入力。
非反転入力がオフセット電圧の設定。
Vin=0Vの時のA/D値を、Vrefの半値にします。
非反転入力のオフセット電圧が+になるので、
アンプは単電源で動かせます。

R1とR2で入力電圧の倍率を設定。
通常の差動アンプですとR1=R3、R2=R4にしますが、
±電圧入力回路に限ればこのオフセット電圧は別の
抵抗値で固定してかまいません。

それを考えて描き直すとこのようになります。
S13_20231014101501
R3とR4の比で固定的なオフセット電圧を得ます。

ATmega328の内蔵基準電圧を外に取り出して
使いますのでVref = 1.1V
こんな回路になりました。
Sa1
チップを抜いたArduino UNO R3基板とつないで
スケッチをアップロードします。

Sa2
キャリブレーション(校正)操作は通信で。
  -15.0V、0.0V、+15.0V
この3点のA/D値を記憶(内蔵EEPROMに保存)します。
実電圧とその時のA/D値を使いますので、抵抗の誤差や
Vref値の誤差は校正操作で吸収されてしまいます。

0.0Vを校正点に入れて3点にしたたのは、
  ゼロはゼロと出て欲しいから。
最小値と最大値での2点校正では、ひょっとするとゼロにならない
かもという、リニアリティ特性の懸念があるので。

A/D値から電圧値への計算はあのmap関数を使います。
  ※map関数はこう使って欲しいゾの例です。

制御スケッチ
   ・ダウンロード - pm20volt1.txt

※.inoではなくファイルタイプを.txtにしています。
 UTF8nのテキストファイルです。

7seg LEDをダイナミックスキャンして電流値を表示し
ているこれらのサンプルも参考にしてください。
2022年11月29日:Arduino UNO(のチップ)を使ったUSB電流計
2022年12月 2日:Arduino UNOを使ったUSB電流計 箱に入れて完成
2022年12月14日:Arduino UNOを使ったUSB電流計 4桁表示も

キャリブレーションの方法はこれらとスケッチを参照してください。

※入力レンジに切り替えについてはこれも
2014年02月01日:入力レンジ切り替え回路

※例のmap関数
2020年5月16日:Arduino 10bit A/D値をmap関数でスケーリングする例
2020年5月17日:Arduino なんとかして誤用を正したい:A/Dの1/1023とmap関数
2022年11月6日:Arduino map関数をfloatに

※点滅表示
A&D社の「AD-8724D」という電源、「0~30V・2.5A出力」の
シリーズレギュレータです。
これの電圧表示も「xx.xV」と3桁。

今回の回路でのマイナス側の表示、3桁目が
「-」だけかあるいは「-1」になります。
このためマイナス側の最大(最小というべきか)を
-19.9V」と制限(ソフト的に)しています。

プラス側は「19.9」ではなく「99.9」を
リミットにしてますんで、分圧抵抗を変えた場合でも
-19.9~99.9」の範囲なら表示は可能です。

そして、マイナス、プラスともリミットを越えた時は
表示を点滅するようにしています。
そしてもう一つ点滅する条件がA/D値の範囲。
電圧値に変換する前の値として有効範囲を
チェックしています。
10bitですので0~1023が出てくる値になります。
しかし、5以下と1018以上は、リニアリティが疑問とい
うことで、表示を点滅するようにしてあります。

※Aref端子から内部Vrefを引き出す
2013年04月25日:AVRマイコンのAREFピン
2013年05月02日:AVRマイコンのAREFピン #2
2022年10月05日:サーミスタ103JTで計った温度をシリアル出力

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2023年10月12日 (木)

放置していた2014年製の「eneloop lite」を充放電 3600cyc目

「eneloop lite」の充放電実験、3600サイクルを終えました。
Enl1

まず、50サイクルごとの0.2C放電のグラフ。
E3_20231012094201
JISでの寿命判定、0.2C放電(300分)の60%「180分」に
近づいています。

もう一つのグラフが0.5C充放電を行っているときの
充放電時間と充電停止電圧。
E2_20231012094201
緑色の放電時間、これも定格のおよそ半分になっています。

 

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2023年10月11日 (水)

電子負荷:Trの絶縁シートをどうしよう

120W電子負荷 予備実験#2 冷やすのはファンだ! では
パワートランジスタをヒートシンクにベタ付け。
ヒートシンク全体がプラス端子につながっていますので、
注意が必要(ちょっとじゃなくだいぶと)です。

TO-3Pタイプのシリコン絶縁シートを調べると、
・秋月
  TO-3PH
  マックエイト放熱シート(サーコン)CW-4
・共立
  信越化学工業 TC-30TAG-2
・Digikey
  「filter/熱/パッド-シート」
これを見ると、いろんな形状いろんな性能のが出てきます。

その性能、「熱伝導率 W/m・K」で示されている場合と
見慣れた「熱抵抗 ℃/W」で記されているものに分かれます。

  W/m・K表記は値が大きい方が熱を通す。
  ℃/Wだと小さい方が熱を通す。

例えば、数値として、
  TO-3PH   1.1W/m・K
  CW-4    0.39℃/W
  TC-30TAG-2 1.4W/m・K

熱伝導率の逆数が熱抵抗になるということですので、
1.1W/m・Kは0.91℃/Wになる勘定。

秋月だと、値の張るCW-4、TO-3PHの2倍以上、ヒートシンク
に熱を伝えられるという解釈になるでしょか。

ただ、Digikeyの表では熱抵抗と熱伝導率が逆数の値に
なっていないものもあって、単純に逆数にしているのじゃなく、
測定方法(温度とか)が異なるということなのかもしれません。
「熱抵抗」の単位として「℃/W」ではなく「cm2・K/W」という
のも出てきます。
この点、どうなんだという気がします。

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2023年10月10日 (火)

120W電子負荷 予備実験#2 冷やすのはファンだ!

2023年10月8日:12V・10A:120W電子負荷 予備実験の続き。
およその動きが見えてきたので、テストしたい
スイッチング電源につないでみました。

ところが・・・件の電源から12Vで10Aが出てくれません。
8.2Aくらいで保護がかかってしまい電圧が落ちるのです。
ということはこの電源のスペックは「12V・100W」のようです。
   ※中華のスペック表記、さすがです。

気を取り直して、温度を測れるようにしました。
使ったのはフィルムではさみ込まれた「103JT」サーミスタ。
応答性が良いのです。

写真のように4点の温度を測りました。

Tt11_20231010121501
Tt12_20231010121501

・TR8の表面温度
  サーミスタのフイルムをTR表面にくっつくよう
  圧着端子でおさえました。
・TR7の表面温度
  圧着端子の円筒圧着部にサーミスタを挿入して
  シリコンゴムで固定。
  これをTRにネジ止めします。
・ヒートシンク表面温度。
  TR7とTR8の間のネジ穴に、同じように作った
  サーミスタを固定。
・基準抵抗 0.1Ω 50W
  抵抗のネジ止め固定足に。

左のはサーミスタをシリコンゴムで圧着端子の円筒部
に固定。
右は直に押さえ込み。
Tt13

通電後、ヒートシンク全体が温まってきます。
10分ほど経過でTR8の測定温度が70℃を突破。
まだまだ上昇しそうです。
  この結果からファン無しという目論見は
  あきらめました。
Cap010_20231010121701

そこでヒートシンクの上にファンを乗せて冷やして
みました。

ファンを回すとヒートシンクが徐々に冷えて、全体
の温度が30℃ほど低下。
数分で安定しました。

Tt14

上にファンを置いて通風。
Tt15

※記された定格10Aを出力できなかった中華製の
 12V出力スイッチング電源
Tt21
   とりあえず100Wはクリア

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2023年10月 9日 (月)

バイポーラトランジスタ2SC3519A-YのhFE

2023年10月8日:12V・10A:120W電子負荷 予備実験
のために、バイポーラトランジスタ2SC3519A-Y
を10個、秋月で買いました。

6個使った実験回路、そのうちTR1のhFEが
大きかったようなので取り外して、残4個の
トランジスタとともに調べてみました。

ベース駆動は電池駆動の10mA定電流源
コレクタに定電圧電源をつなぎ2.0Vを供給。
  ※電圧を高くすると発熱するので
Cc21_20231009110601

コレクタ電流の読み(アンペア値を100倍)からhFEが
分かります。
 TR1 130
-------
 TR7 113  TR7~10は残の4個
 TR8  96
 TR9  99
 TR10 96

Cc22_20231009110701

やはり、TR1のhFEが抜き出て大きかったようです。
  ※最初からhFEを調べとけば良かった・・・

 

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2023年10月 8日 (日)

12V・10A:120W電子負荷 予備実験

2023年9月25日:やっぱりあかん パワーMOS FETの並列接続
ということで、パワーMOS FETはやめて、
バイポーラトランジシタの並列駆動を試してみました。

定電流負荷回路で電力素子を飛ばすのは、電流オーバーじゃなく
発熱が原因ということが多いのじゃないでしょか。
   その例↓
  ・ACアダプタ試験回路:電気は熱になるんです…

ということで、今回は「6パラ」で予備実験。
T11_20231008165501

目標が10Aですのでトランジスタ一つあたりの電流は1.7A。
そして、耐えなければならない電力消費は一つあたり20W。
20Wといやハンダゴテの電力。
  集中すればハンダを溶かすほどの熱。

使ったヒートシンクは170mm×180mm×35mm。
30mmの長さのフィンが10mm間隔で並んでいます。
  何かのジャンク品
Tt11_20231008165601
オペアンプとMOS-FETを使った定電流負荷回路
これと同じように電池で運用できればと考えてるんで、
できればファン無しで自然空冷したいと考えています。
シリコンの絶縁シートははさまず、直接ヒートシンクに
ネジ止め。
ヒートシンクには負荷のプラス電圧が加わります。

トランジスタ部と制御回路を分けて実験。
定数は書き込んでませんが、オペアンプ部は
普通の定電流回路。
T12_20231008165601
Tt12

トランジスタのエミッタに入れた0.1Ω抵抗の
両端電圧を計ればそれぞれのトランジスタに分かれた
電流値が読めます。
そしてベース抵抗両端の電圧を計ればベース電流が
分かります。  そこからhFEを計算できます。

予備実験ですので、電力が上がる12Vの供給はひかえて、
「6V・12A」で試してみました。
   それでも72W。
TR1~TR6の0.1Ωエミッタ抵抗両端の電圧と
33Ωベース抵抗電圧はこんな具合。

    0.1Ω  33Ω
 TR1 0.227V 0.454V
 TR2 0.193V 0.491V
 TR3 0.199V 0.483V
 TR4 0.195V 0.483V
 TR5 0.199V 0.479V
 TR6 0.186V 0.493V

12Aですので2Aで均等になれば良いのですが、
TR1が他に比べて2割ほど余計に食っていました。

この電圧からおよそのhFEを計算してみると

 TR1 165
 TR2 130
 TR3 136
 TR4 133
 TR5 137
 TR6 125

TR1のhFEが他より大きくなっています。
hFEの事前選別は必要なようです。

温度の上がり具合をサーミスタ温度計で測って
どうまとめるかを決めたいと思ってます。

※電流を変えた時のVgとVs。
 Trのベースを駆動する2SK2232の
    ゲート電圧とソース電圧(GND基準)
 --------------
  1A   2.3V  0.8V
  5A   3.2V  1.5V
  10A  4.1V  2.4V
  12A  4.5V  2.7V

電流が大きくなると、オペアンプの出力電圧が
5V電源では厳しくなってきます。

※追記
2023年10月9日:バイポーラトランジスタ2SC3519A-YのhFE


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2023年10月 6日 (金)

TRWの16pin DIP IC「8543」 これは何?

ジャンク箱を物色していたら・・・金色に輝くICを発掘。

Trw11
Trw12
メーカーはTRW。  でしょう。
型番はHK8543/AM。  おそらく。

ネット検索しても資料が出てこない。
さて、これはいったいナニ? どんな石?

仕事で使った残りなのか、それも不明。
  足をICソケットに挿した痕は見える。
なぜジャンク箱に入っていたのか、記憶にございません。

「HK8543」を検索すると女子のスカート が出てきたりして
困っちゃう。

※2024-01-04追記
efialtes_htnさんからの情報で、型番が「8543」では
なく「1121」だと。

仕事場へ来て、CQ出版の半導体規格表シリーズを
捜索したら、「A-D/D-Aコンバータ」は1990年と
1991年の2冊を発掘。
1990年のほうに「TDC1121」が出ていました。
  ※1991年版では「並列型A-D」で区分
   されているのは6bitから。
   4bitのは1990年版だけ。

書架から発掘できた
  「最新A-D/D-Aコンバータ規格表」2冊。
Ad11
下の方、1990年版に出ていました。

・コンバータ一覧のページ
Aa2_20240104092101

・これがピン接続
Aa1_20240104092101

このチップを使うつもりはありませんが、立派な金ピカ
チップの由来が分かり、すっきりしました。
 ・自分の設計で使った記憶は無し。
 ・ひょっとして客先回路の動作検証とか修理とか
  で扱ったのかも。
 ・それより、何かのジャンク基板から「金ピカだ」っと
  抜いておいた可能性が大。

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2023年10月 5日 (木)

修理:スピードメータが動かない #2

2019年5月28日:修理:スピードメータが動かない

この記事へコメント(2023年8月18日付)していただいた
ブツがやってきました。
動作不良の原因は、やはりプリント基板スルーホール部の
マイグレーション。
黒いシミが出ているところ、基板の裏表が導通してません。

 (クリックで拡大↓)
Ss11_20231005174901

ほんとにこれの原因は、なんなんでしょね。

スマートロードスター の速度計です。

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2023年10月 2日 (月)

タミヤ★★ミニ四駆用充電池「NEO CHAMP」950mAh 4000サイクル目

新JISでの充放電試験、4000サイクルまで来るのに
ざっと2年かかりました。
Nn11_20231002143201

内部抵抗も117mΩと上昇しています。
Cap008_20231002141701

3900サイクル目の0.2C放電時間が189分。
3950サイクル目が185分。
今回の4000サイクルが183分
JISで寿命判断する180分にどんどん近づいています。

0.5C放電でも容量のほぼ半分の時間に。
Cap007_20231002141801

次の4400サイクルあたりで寿命が来たと判断でしょう。

 

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入力セレクタ+VR+トーンコントロール用IC、何かないかな?

現在、ガレージで使っているステレオアンプ、
佐藤テック君とこからやってきたシアター用5chの
デジタル品。
しかし、これの入力切り替えがどうもうまく行かないのです。
カセットテープレコーダーとPCからのアナログ・ステレオ信号
を入れてるんですが、日によって鳴ったり鳴らなかったり。
トーンコントロールが使えなかったりと、もう一つ。

パワーアンプは、仕事場を探せばあれこれでっち上げられます。
問題はプリアンプ・・・というか入力セレクタと音量調整+
トーンコントロール回路。
2連ボリュームとスイッチを並べて作るのも面倒だし、
専用のICが有りそうなんですが、「ちゃんと買えるもの」が
見つかりません。

例えば 日清紡マイクロデバイスの電子ボリューム
を見ますと、
  NJU7391
  NJW1192
  NJW1194
など、入力セレクタとボリューム調整、トーンコントロール
機能が入ったICが見つかります。

Jnjw1
しかし・・・売ってない  (Aliexpressにはありそうだけど)

これに似たようなんで、何か使いやすそうなデバイス、
ご存じないですか?

※追記 ガレージで使っているAVサラウンドアンプ
 DENONのAVC-M330
Dd11_20231004083301

アナログ入力、たくさんあるのですが使っているのは
TAPEとMD。
左のSONYのカセットデッキをTAPEに。
PCのAUDIOをMDに。
TAPEはちゃんとつながるんですが、トーンコントロールが
できず。
MDの選択は機嫌が悪い。
たまにつながってもTAPEと同じようにトーンコントロール
がきかない。
こんな状態です。

PCの音出力はパラにつないだ別のアンプ・スピーカで
鳴らしてますんで、間違いなく出てます。

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