究極のマルチファンクション・ゲート 1G99
2023年9月11日:マルチファンクション・ゲート 1G57,58,97,98
の続き、「1G99」です。
TIのデータシートには
『Ultra-Configurable Multiple-Function Gate With 3-State Output』
という銘が記されています。
接頭語が「ウルトラ」です。
5つの入力はすべてシュミット。
スリーステート出力できて、その前段にXORが入っているので
出力の反転ができます。
AND-OR部は1G97と同じようになっていて、マルチプレクサ
を構成できます。
どんなのが作れるのか・・・
TIのデータシートからピックアップ
5つの入力のつなぎ方で、『お好きにどうぞ』のゲートが作れます。
まぁ、「何に使うねん」となると難しいところはありますが、
あれこれ試作するときに、「欲しいゲートICの手持ちが無い」
時の非常用部品として役立つのでは。
DigiKeyでの価格を見ると、
TI 86円
Nexperia 75円
と、そんなに高価なものじゃありません。
ただし、作っているのはこの2社だけのようです。
| 固定リンク
「電子部品」カテゴリの記事
- オムロンのタイマー「H7ET-FBV」のGATE入力回路はどうなっているの?(2025.04.24)
- 「LM386N-8」って・・・(2025.04.07)
- 4000シリーズCMOSの先頭、4000Bと4000UB(2025.03.10)
- オペアンプ OPA1612じゃないぞ!(2025.02.26)
- TL082Hが良さそう(2025.01.15)
コメント