« やっぱりあかん パワーMOS FETの並列接続 | トップページ | 電磁石の接触面の状態で保持力が変わるの? »

2023年9月27日 (水)

6年ぶりの改造:0Vから出力電圧が直線的に上昇するノコギリ波発生回路

トランジスタ技術2011年12月号
  「即席サバイバル回路50」
に載せてもらったのが発端。
T11_20230927123501
T12_20230927123501
T13_20230927123501
左上のイラストを拡大
T14_20230927123501
積分回路とヒステリシス・コンパレータで三角波が
作れます。
その積分回路の電流を正負別個に制御すれば
ノコギリ波にも変形できます。
でも、出力信号の振幅が0Vを中心とした±電圧と
なったり、あるオフセット点を中心とする±の
電圧になってしまいます。

0Vを開始点とする傾斜波形が欲しいときには
オフセット電圧を加える(あるいは引く)回路を
付加しなければならず、ちょいと不便です。

トランジスタ技術2011年12月号
 「即席サバイバル回路50」
即席回路38:0Vから出力電圧が直線的に上昇
       するノコギリ波発生回路
というタイトルで、ノコギリ波電圧を0Vから
スタートさせて、所定の電圧に達したら0Vに
戻して発振を繰り返すという回路を掲載して
もらいました。

まず±電源で。
T31_20230927123701
次が単電源で。
でも、基準電圧用にマイナス電圧を作っています。
T32_20230927123801

上の二つがトラ技に載った回路。

そして、『便利な回路は箱に入れておかなくちゃ』
と製作したのが2017年。
電池2本で動くようにしました。

T33_20230927123801
今回、これを微改造。
図の黄色部分。スイッチを追加したのです。

押すと三角波のピーク電圧を出力します。
VR2で出力レベルを調整できるようにしてま
すが、このスイッチを押すことで
「三角波のピークは何ボルト?」が分かると
いう仕掛けです。

取り付けたスイッチの位置は無理やり。
 「スイッチを入れる隙間OK」
 「ドリルの刃も入るやん」
っと。

ケースの写真。
T21_20230927124001
T24_20230927124001
T22_20230927124001

中央の青いのが積分コンデンサで、その上下にある
白いのが追加したコンデンサ。
もっとゆっくりした波形が要る!ということで
10秒以上の周期の波形を出せるようにしています。

T23_20230927124001
むりやり突っ込んだプッシュスイッチ。

※関連
2017年7月27日:ノコギリ波発生回路をケースに入れる
2021年4月2日:ダイナミックに負荷を変えてみる
2019年5月23日:バイポーラタイプLDOのバイアス電流


|

« やっぱりあかん パワーMOS FETの並列接続 | トップページ | 電磁石の接触面の状態で保持力が変わるの? »

ツール」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« やっぱりあかん パワーMOS FETの並列接続 | トップページ | 電磁石の接触面の状態で保持力が変わるの? »