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2023年7月28日 (金)

謎の回路・・・これでもスルーホールになっている

「生野おもちゃ病院」から依頼された修理物、
昨晩、無事に引き渡せました。
で、「下間はん。こんなんいるか?」っと
渡されたのが謎の電子回路。
  ※全体はまた今度に
それには、こんな3桁の7seg表示器がぶら下がって
いました。
H21_20230728093901

H20

制御チップ
H22
  「SH69P48」・・・4bitマイコンだと

4pのコネクタで主制御回路につながり、信号名が
  P-F  GND  VDD  PFG
と記されています。
  それも、裏焼き文字で
VDD-GND間に5Vを加えると表示は出ました。
でも、入力信号がよくわかりません。
  P-FとPFGなんでしょうけれど

で、この基板を眺めていたら、「ほんまかいな!?」という
プリントパターンになっています。

H11_20230728094301
左側のを拡大
H12_20230728094301
別のところ
H13_20230728094301

これでもちゃんとスルーホールが形成されていて、
基板の上下(裏・表)間は導通していました。

※信号確認
P-Fは1kΩで電源にプルアップされてました。
P-FとPFG間にパルス(オープン・コレクタで)を
加えると、表示が出ます。
信号なしだとゼロサプレスされた0。
  50Hz  20
  100Hz  40
  200Hz  80
  500Hz   200
 1000Hz   400
 2000Hz   800
 2500Hz   000
これ以上は下位の3桁だけ。
50kHzくらいまで応答していました。

1kHzで400という指示、いったいなんなんでしょね。

※4p接続コネクタの文字
H31_20230728144101
  コネクタを抜いてから撮影
最初見た時、「なんじゃこれは?」・・・でした。

※謎の回路
プラケースに入ってて樹脂が流されてました。
H32

無理やり解体
H33

CMOSの「555」とロジックIC「74HC153」が出てきました。
H34
4入力のデジタルマルチプレクサ。
  何をしてるんだろ。

この他にオペアンプ。
   AD823
H35
   AD8662
H36

J-FET入力オペアンプAD823、むちゃ値が上がってますなぁ。

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コメント

先日はありがとうございました

ややこしいものを持ちこんですみません

今は閉店した某ジャンク品市で、何やら箱で売られてました。
おもちゃ病院の講習会で、はんだ付けの練習用に使えるかもと思って買ったものです。

仕事に差し支えが出ませんように・・・

投稿: | 2023年7月29日 (土) 01時26分

これで「ハンダ付けの練習」はむつかしいかと。

・パルスを入力して0.4倍の周波数を表示する表示器。
・ちょっと高価なオペアンプが乗った主制御回路(何をするんか分からん+樹脂の海)。
・解体するには面倒なヒューズホルダやブッシング。

ということで、どう利用すれば良いのかが難問かと。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2023年7月29日 (土) 09時13分

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