こんなモノを発掘してしまった・・・PC-8201
段ボールを片付けていたら「PC-8201」が出てきちゃいました。
しばらくぶりのご対面。
・2005年06月30日:PC-8201の中身 (資料は喪失)
・2009年03月01日:PC-8201の本
・2012年02月02日:PC-8201の水晶発振子
発掘したからには、試しに通電(ACアダプタで)。
・・・残念 うんともすんとも。 動きません。
バックアップ用のNiCd電池がアウトになっていたはず、
いうことで解体。
ネジ4本で裏蓋が開き、基板が見えます。
NiCd電池が腐っていて、液漏れしてました。
周辺のパターンがやられてました。
面倒ですが、手直し。
NiCd電池のかわりにスーパーキャパシタをハンダ。
仮組みして通電したら・・・動いた!
日時を合わすのはBASICで。
DATE$とTIME$に値を放り込みます。
設定できました。
(昨日の日付にしてしまったのは私のミス)
でも・・・
メインメニューに戻ったら、20世紀になっていました。
カレンダーIC(uPD1990)が対応してないのか、
それとも21世紀を想定してなかったのか・・・
※uPD1990を調べたら・・・
「年」は数えていませんでした。「月」までです。
「うるう年」の処理は、「自動ではしないぞ」、
「自分でせいっ」っと。
バックアップ回路、こんな例が出ていました。
・2022年12月22日 (木) バックアップ用バナジウム・リチウム二次電池の充電回路
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コメント
uPD4990ならよかったのに(^^
投稿: kitamuramasa | 2023年6月28日 (水) 02時25分
RTCそのものに「年」が無いということは、大晦日→正月の変わり目を検知して、バックアップされたRAM内に保持された「年」を+1してるのでしょう。
その「年」が21世紀を「知らんわ」してたということなんでしょね。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2023年6月28日 (水) 08時52分
uPD4990、調べましたら「年」は2桁だけ。
そして、うるう年の処理は単純に4年ごと。
2000年はうるう年だったんで通過できましたが、2100年は平年なんでアウトに。
年が2桁なんで、21世紀に対応できるかどうかは、プログラム次第。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2023年6月28日 (水) 11時57分
店主さま,
お世話になっております.
PC-8201しかも動作する美品は貴重と存じます.「マイコン博物館(夢の図書館)」に寄贈されると喜ばれるかもしれないと思いました.
西和彦さんの自伝的な書籍「反省記」によると,同機が京セラで生産され,NECから発売された経緯に触れられています.世界初のマウス付きパソコンPC-100をNECから発売してもらうことに成功した松本吉彦さんは,西さんがイメージする近未来のパソコンすなわちノートブック型パソコンの構想を温めていたところ出張途上の新幹線のグリーン車で,見覚えのある紳士を見かけて初対面ながら挨拶したそうです.京セラの故 稲盛和夫さんでした.話は盛り上がり,ぜひ京セラも協力したいということでPC-8201輸出名Scarlettの発売につながったそうです.
松本さんは,学部卒でまだ20代だったはずです.若い優秀な人たちが夢を実現できた時代だったとつくづく思います.
投稿: oxy | 2023年7月 6日 (木) 09時12分
「夢の図書館」の収蔵物を検索したらPC-8201は在るようです。
こちらのが必要かどうか(マニュアルとかも含めて)、尋ねてみます。
CMT接続用ケーブルもがどっかにあったはず。
PC-8201、外部バスが出ていたんであれこれ実験用ツールを作っていました。
今もどこかに残骸が。
アセンブルしたHEXファイルをBASICのDATA文に変換。
それをメモリーに書き込みしてGo。
なんてことをしてアセンブラのプログラムを走らせてました。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2023年7月 7日 (金) 11時18分
店主さま,
レスありがとうございます.書き込んだ後で気づいたのですが,「マイコン博物館(夢の図書館)」は東京都青梅市にあるので,関西圏からは
ちょと遠いですよね.
関西圏にも同じような博物館があれば良いのにと思います.この手の博物館は,それなりに理解のある関係者が運用してくれないと,維持が難しいだろうと思っています.余談ですがウクライナのオデッサで個人が開設していたソ連製パソコン(マイコン)の博物館は閉鎖されてしまったようで残念です.
投稿: oxy | 2023年7月 9日 (日) 21時45分