「8085用デバッグモニター」を褒めていただいたので
フリーソフトの集積所「ベクター」で「8085」を
検索していただくと、デバッグ用モニター二つが
出てきます。
https://search.vector.co.jp/vsearch/vsearch.php?key=8085&kanji=shift-jis
・1997-10-16:8085デバッグモニタ ソースとXAS対応版+回路図
・1997-09-11:8085用デバッグモニター
これ、「使いやすかった」とお褒めのメールを頂戴しましたので、
当時に作ったものを引っ張り出してきました。
得意先が作っていた8085マイコンボードを改造して
インサーキット・エミュレータに仕立てたものです。
紫外線消去のEEPROMはまだ24ピンの2716でした。
それが3コ乗せられて、6kバイト。
※2732じゃない
RAMも6116じゃなく,20ピンのuPD445を
使っています。
1k x 4bitを二つで1kバイト。
18ピンの2114ではなく20ピンのだとCE端子が二つ
あったから。
アドレス選択用のCSとバッテリバックアップでの
スタンバイ用に分けて使えたからというのが
理由です。
エミュレータとして改造するにあたり、ROMやRAMを増設するため、
24ピンのところに、28ピンのラッピングソケットを突っ込んで
ピン数を拡張するという手法を使っています。
場所不足で実装できないゲートICは、2段重ねや
ひっくり返してハンダ付け。
シリアル通信用の回路は別基板に。
ベクターで紹介した回路図は「BID」でしたので
PNGに直しておきました。
※写真の回路はこの回路とは違うものです。
デバッグモニターを動かす環境の例という
ことで回路図を添付していました。
このデバッグモニター、CP/M-80の「DDT」を目指したものです。
「RST 7」(0xFF)をRAMで動いているプログラムに埋め込むことで
ブレークさせています。
| 固定リンク
「電子回路工作」カテゴリの記事
- 宮内 悠介 著『ラウリ・クースクを探して』(2025.04.09)
- EEPROMを使ったシリアル受信バッファ 512kバイトに増設(2024.12.26)
- 考察:提灯配線短絡箇所の発見方法(2024.11.14)
- AD620を使った計装アンプ+ノッチフィルタ(2024.11.08)
- ステッピングモータ駆動回路を24Vだけで #2(2024.10.31)
コメント
このプログラム一式は私も愛用(大変重宝)しています!
少ないメモリー消費量で動く完成度の高いプログラムで、昔だったら有料級だと思います。
しかも、ソースリストまで付いているので色々カスタマイズできるのも大変ありがたいです!!
【ご参考】初めて使ってみる方へ
トレース(T)コマンド使用前にXコマンドでPCの値をセットしておくのを忘れずに。
私はTxxxx(←xは実行番地)で行けるものと勘違いして2・3日無駄にしましたf(^^;
投稿: まさき | 2023年4月10日 (月) 22時38分