基板ショート・チェッカ、役に立つ
トラ技2023年1月号(通巻700号記念誌) に載せてもらった
「基板ショート・チェッカの製作」。
日常は、ショート・チェッカとしての使い方より
「1A定電流源」として接触抵抗や低抵抗、線間抵抗の測定に
利用しています。
先日のこと、とある修理案件で本来の使い方で活躍
しました。
基板の5Vラインがどこかでおかしくなって(完全な
短絡ではない)、回路が動かないという症状。
電源アウトで回路が動かないので信号を追いかけるこ
とができません。
修理基板の電源ラインにこのチェッカーを接続して
1Aを供給。
テスターで最小電圧を示す場所を探索するという
方法で調査を開始。
短絡じゃないので、最小値を示す場所が重要です。
結果、この写真の「74HCT04」が逝ってました。
ICを抜いたら短絡は解消。
交換したら動き始めました。
これがつぶれた原因は不明。
ということで、ひさしぶりに本来の使い方ができました。
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