PWMでD/A変換:アナログマルチプレクサの応用、解決方法
2023年1月2日:PWMでD/A変換:アナログマルチプレクサの応用で
では、ATmega328PのAREF端子をオペアンプで
バッファして取り出した1.1V基準電圧を、
4053マルチプレクサに入れたところの電圧波形が
おかしいのに気付きました。
X0入力とX1入力を切り替えるとき、一瞬の
短絡が起きているのではないかという推測
です。
おそらくこれが原因だろうと。
その解決策として、こんな回路にしてみました。
コンデンサを付加できる基準電圧ICを使います。
※PWMでのD/Aコンバータ、今まで使って
きたのはこの方式だった。
この「電圧出力」で、定電流負荷回路をこしらえて
みました。
※4~20mAの電流インターフェース
計装回路を試験するため。
最小桁を0.01mAにして0.00mA~40.00mAまで可変。
およそ12bitの分解能です。
これまでだと負荷電流を電流計で計って表示という
手法が多いんですが、今回はロータリーエンコーダ
の1クリックで0.01mAをup/downします。
電流計としてつないだモニター用テスターの目盛が
0.01mA単位で反応するのはなかなか小気味いいもの
です。
ポテンショを回して表示値を落ち着かせるのではなく、
思った数値で止められるのがエエです。
※気遣い点
・安定性の良い基準電圧ICを。(高価でも)
初期精度はキャリブレーションでカバー。
・基準電圧ICの出力にコンデンサをつないでも
OKなものを。
・電流制御オペアンプは、低オフセット品を。
・電流検出抵抗もエエものを。
・0mA近くの制御ため、単電源はあきらめ±電源で。
※全体の回路はまた今度
定電流負荷だけじゃなく、定電圧回路の電圧設定にも使え
るかと。
※関連
・2019年9月14日:良かれと思って付けたコンデンサが・・・
◆AD680発振!
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