水晶が原因:映像信号分配装置修理
「日立国際八木ソリューションズ」ブランドの
映像信号分配装置。
この
「RCA入力(NTSC信号)がアウトになってしまったん
で見て欲しい」
という依頼がありました。
2013年製で、LANでPCとつないであれこれ設定できる
ようになってるんで、むちゃ複雑な回路になってます。
ダメ元でビデオ信号を追いかけますと、
TI製のICに入ってました。
ネットを探すとデータシートが出てきたんで、まずは
クロックの確認からと、オシロのプローブを水晶に
当てると・・・
発振していない。
電源電圧を見ても正常。
どうやらこの発振子が原因のようです。
手持ちの14.318MHzの水晶を仮ハンダすると・・・
動いた!
※14.318MHzはNTSCカラーキャリア周波数
3.579545MHzの4倍の周波数。
元の発振子を引っぺがし、でかいけれどHC-49USの
水晶をくっつけて対処。
これで様子を見てもらいます。
※発振子がアウトで故障という修理、たまにありますんで
重点チェック箇所です。
・2020年7月19日:電波リモコンTele Auto FX-1修理:300kHzセラロック発振子がアウト
・2020年1月31日:300kHzのセラミック発振子:Tele Auto FX-1 修理
・2019年6月4日:三和シャッター製リモコン RAX-330 水晶発振子の異常
・2012年02月02日:PC-8201の水晶発振子
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