メモ:プラマイのちょっとだけ電圧が欲しい時の電源回路
±1.25V以上なら、出力可変電圧レギュレータLM317とLM337が
利用できます。
でも±1.0V以下だと、エイヤァで利用できるICが無いので、
回路を作らなくてはなりません。
そんな時のサンプル回路を示しておきます。
例として、±0.5V。
オペアンプの出力を直接使うには、電流がちょっと多いぞ
という場合です。
基準電圧は共通で、プラス側は非反転アンプ。
マイナス側は反転アンプで制御します。
※過電流保護は示していません。
プラス側のAMP1は単電源でもOK。
※マイナス側と同じ石で両電源でもOK。
マイナス側のR1をプラス出力V+につなぎ、
R1=R2にすればトラッキング電源になります。
※この場合だと、プラス側の電圧に追従。
もっとちゃんとしようとすると・・・
電源オン・オフ時の異常電圧発生を防止するため、
ツェナーダイオードを出力に入れておくとか、
利用する回路によってはあれこれ考えなければ
なりません。
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コメント
12vをプラマイ6vにどう分けようか丁度悩んでいたところです。
オーディオですが、カレントミラーが多いみたいで、それでKICAD書き始めたところでした。
投稿: | 2022年12月29日 (木) 21時36分
この記事で提示した回路を動かすには、元となる±電源が必要です。
単電源を±に分ける「レールスプリッタ」ではありません。
±電源からセンサー回路用などに「±のちょっと電圧」が欲しい時に利用するものです。
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2022年12月31日 (土) 09時39分