« 「レールスプリッタ」のいろんな呼称 | トップページ | 柚子がある間に »

2022年12月29日 (木)

メモ:プラマイのちょっとだけ電圧が欲しい時の電源回路

±1.25V以上なら、出力可変電圧レギュレータLM317とLM337が
利用できます。
でも±1.0V以下だと、エイヤァで利用できるICが無いので、
回路を作らなくてはなりません。

そんな時のサンプル回路を示しておきます。
例として、±0.5V。
オペアンプの出力を直接使うには、電流がちょっと多いぞ
という場合です。

Pm11
基準電圧は共通で、プラス側は非反転アンプ。
マイナス側は反転アンプで制御します。
  ※過電流保護は示していません。
プラス側のAMP1は単電源でもOK。
  ※マイナス側と同じ石で両電源でもOK。

マイナス側のR1をプラス出力V+につなぎ、
R1=R2にすればトラッキング電源になります。
  ※この場合だと、プラス側の電圧に追従。

もっとちゃんとしようとすると・・・
電源オン・オフ時の異常電圧発生を防止するため、
ツェナーダイオードを出力に入れておくとか、
利用する回路によってはあれこれ考えなければ
なりません。


|

« 「レールスプリッタ」のいろんな呼称 | トップページ | 柚子がある間に »

電源」カテゴリの記事

コメント

12vをプラマイ6vにどう分けようか丁度悩んでいたところです。
オーディオですが、カレントミラーが多いみたいで、それでKICAD書き始めたところでした。

投稿: | 2022年12月29日 (木) 21時36分

この記事で提示した回路を動かすには、元となる±電源が必要です。
単電源を±に分ける「レールスプリッタ」ではありません。
±電源からセンサー回路用などに「±のちょっと電圧」が欲しい時に利用するものです。

投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2022年12月31日 (土) 09時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「レールスプリッタ」のいろんな呼称 | トップページ | 柚子がある間に »