トラ技で見つけた「レールスプリッタ」
自分ではぜったいに使わないだろうという回路が「レールスプリッタ」。
・2017年9月11日:1/2Vcc生成回路のコンデンサ
ずいぶん前ですが、ここで↑うだうだ言ってます。
最近だと↓。
・2022年6月22日:みんな「レールスプリッタ」に魅せられるんだ
ちょっと昔のトラ技を見ていて「ここにもあるぞ!」と
レールスプリッタ回路を発見。
「でも、ちゃんと書いてるやん」と。
まず、2013年2月号。
この第9章。
「オーディオ用電源回路のいろいろと作り方」
(著者は三田村規宏さん)
やはり、「レールスプリッタ」が出てきます。
ここの、
「仮想GNDその3…OPアンプによるレール・スプリッタ」
の解説で、
OPアンプの出力に大きなコンデンサが負荷として
つながれた場合は…発振することがあります。
…参考文献(1)で詳しく説明されています。
と。
で、(1)を見るとトラ技の2012年4月号。
特集5-3 単電源から両電源を作る方法
(著者は佐藤尚一さん)
「やってはいけないランキング断トツNo1」
OPアンプは出力にコンデンサを直結すると発振する
対策回路も図示されていますが、私は使わんだろうな。
この回路に±電源を供給して、入力をポテンショで
±可変できるようにすれば±出力の定電圧電源。
短絡保護回路を入れておけば、ちょっと面白い
実験用電源回路になるかと。
プラスからマイナスへ、0Vを通過して電源電圧を
連続可変できる。
バッファしてないOPアンプ出力のでは、±15Vを
出せる(0Vを通過して)試験用電圧発生器は作って
あります。
※関連
・2022年2月26日:オペアンプの出力につなぐ大容量コンデンサ ほんとにいいの?
| 固定リンク
「電子回路工作」カテゴリの記事
- 宮内 悠介 著『ラウリ・クースクを探して』(2025.04.09)
- EEPROMを使ったシリアル受信バッファ 512kバイトに増設(2024.12.26)
- 考察:提灯配線短絡箇所の発見方法(2024.11.14)
- AD620を使った計装アンプ+ノッチフィルタ(2024.11.08)
- ステッピングモータ駆動回路を24Vだけで #2(2024.10.31)
「重箱の隅」カテゴリの記事
- 1/1023監視団 活動中!(2025.03.10)
- DIPのLMC6482えらい高くなった(2025.03.07)
- 因縁のボリューム記号 トランジスタ技術2025年3月号(2025.02.17)
- ボリューム記号のボヤキ、トラ技2025年3月号の別冊付録に再掲載(2025.02.10)
- NECは3段タイプの発振回路をすすめてる(2025.01.31)
「レールスプリッタ」カテゴリの記事
- バッファアンプ LT1010を使ったレールスプリッタ(2025.02.21)
- 補聴器をどうにか! #2(2025.01.05)
- 補聴器をどうにか!(2025.01.03)
- 参考:オペアンプでのモーターボーティング対策(2024.11.21)
- トラ技Jr.のレールスプリッタ回路(2023.04.14)
コメント