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2022年9月13日 (火)

2022年7月12日:放置していた2014年製の「eneloop lite」を充放電1200cyc目

ということで、1200サイクルの充放電を終えました。
2022年5月17日:放置していた2014年製の「eneloop lite」を充放電
2022年7月12日:放置していた2014年製の「eneloop lite」を充放電 800cyc目
この続きです。

そこで不思議なことが・・・
50サイクルごとの0.2C放電での電圧変化。
Cap015_20220913111801

サイクルが進むと徐々に放電時間が短くなり、劣化が進む
というのが「普通」なのですが、普通じゃないことが
起こりました。

グラフを見て分かるように、700サイクル越えあたりから、
放電時間が延びているのです。
数字で出すとこんな具合。

・50サイクルごとの0.2C放電(定格300分)
 1.00Vまでの放電時間の変化

サイクル 分
  50  258
 100  248
 150  236
 200  226
 250  223
 300  218
 350  212
 400  209
 450  208
 500  205
 550  202
 600  200
 650  199
 700  205 ↓このあたりから
 750  207  回復傾向
 800  210
 850  209
 900  217
 950  233
1000  236
1050  244
1100  253
1150  258
1200  261

充放電実験を始めた頃の性能に戻ってる!
こんなの、始めてです。

  ※毎サイクルの様子はちょっと待って。
   ログデータの処理が面倒なんで。

1600サイクル目へ向けての充放電を始める前に、
測定回路の充放電電流や電池電圧の測定をチェック
しました。
  ・・・異常なし。 (現場猫案件ではありませんでした)

毎サイクルの充放電時間と充電停止電圧のグラフがこれ。
Cap017
700サイクルあたりから「生き返っている」感じです。
内部抵抗上昇の影響を受ける放電停止電圧も上がって
いません。
「エネループ・ライト」、やっぱりこれは廃番にせず、
生き残ってもらいたい充電池です。

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