2022年7月12日:放置していた2014年製の「eneloop lite」を充放電1200cyc目
ということで、1200サイクルの充放電を終えました。
・2022年5月17日:放置していた2014年製の「eneloop lite」を充放電
・2022年7月12日:放置していた2014年製の「eneloop lite」を充放電 800cyc目
この続きです。
そこで不思議なことが・・・
50サイクルごとの0.2C放電での電圧変化。
サイクルが進むと徐々に放電時間が短くなり、劣化が進む
というのが「普通」なのですが、普通じゃないことが
起こりました。
グラフを見て分かるように、700サイクル越えあたりから、
放電時間が延びているのです。
数字で出すとこんな具合。
・50サイクルごとの0.2C放電(定格300分)
1.00Vまでの放電時間の変化
サイクル 分
50 258
100 248
150 236
200 226
250 223
300 218
350 212
400 209
450 208
500 205
550 202
600 200
650 199
700 205 ↓このあたりから
750 207 回復傾向
800 210
850 209
900 217
950 233
1000 236
1050 244
1100 253
1150 258
1200 261
充放電実験を始めた頃の性能に戻ってる!
こんなの、始めてです。
※毎サイクルの様子はちょっと待って。
ログデータの処理が面倒なんで。
1600サイクル目へ向けての充放電を始める前に、
測定回路の充放電電流や電池電圧の測定をチェック
しました。
・・・異常なし。 (現場猫案件ではありませんでした)
毎サイクルの充放電時間と充電停止電圧のグラフがこれ。
700サイクルあたりから「生き返っている」感じです。
内部抵抗上昇の影響を受ける放電停止電圧も上がって
いません。
「エネループ・ライト」、やっぱりこれは廃番にせず、
生き残ってもらいたい充電池です。
※電池あれこれ ←過去に行った実験データのまとめ
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