『バーニング・ワイヤー 』
東成図書館の洋書小説コーナーで。
バーニング・ワイヤー
ジェフリー・ディーヴァー 著
池田 真紀子 翻訳
書架に納められた状態、まず背表紙のタイトルに惹かれて
手に取ってみたら表紙が「放電」。
こりゃ読まんわけにはまいりません。
「科学捜査官リンカーン・ライム・シリーズ」ということ
なんですが、シリーズを読んだような記憶がありません。
推理小説とか警察小説になるんかなぁっと思ってましたら、
ジャンルは「ミステリー・サスペンス・ハードボイルド 」だと。
本のお話しは面白かったです。
テンポもイイし。
表紙絵が「碍子と放電」。
犯人が使う凶器が「電気」なんです。
本の中には、アメリカでの送電に関する解説が出てきます。
発電所→送電網 34万5千V
送電変電所 →13万8千V
地域変電所 →1万3千8百V
末端 →120V/208V
と。
ただ、この本の記述でどうしても解せないことが・・・
『電気は目に見えない。
走るスピードは時速1100万キロ。』
時速1100万キロって何?
光速は毎秒30万km。
3600を乗じて、時速に直すと10億8000万km。
1100万kmって・・・
「100倍」間違っている?
和訳の時、マイル、あるいはフィートとキロの換算で
おかしくなった?
真空ではなく電線だから短縮率が関係。
でも1/100はないぞっと。
原著がどんな記述になっているかですかなぁ。
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