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2022年7月 6日 (水)

デジタルテスター「FLUKE 87IV」の赤外線通信ユニット完成

2022年6月29日:デジタルテスター「FLUKE 87IV」の赤外線通信
で、「こりゃ作らなあかんなぁ~」と思い立った
IrDAによるデータ吸い上げユニット」、できました。

こんな回路です。
Ab1_20220706153701

秋月のIrDAモジュール:AE-RPM851A  と
USBシリアル変換モジュール:AE-CH340E-TYPEC
それに 「MCP2122」と 「ATTINY841」 マイコン。

クロックは水晶発振子。
通信速度が9600BPSだけということで、4.9152MHz。
  16MHzで動いているArduino-UNOの処理速度、
  けっこう速く感じますが、4.9152MHzだと
  「ちょっと遅いな~」っという感じがします。

小さなプラケース(ダイソーで入手したけど、もう売ってない)
に入れました。
Ab22
赤外線部は穴をあけなくてもプラケースを通してやりとり
できています。
50cmほど離しても大丈夫。
  でも、1mは届きません。

Ab21

電源はUSBから供給。
PCを起動しなくてもSDカードでシリアルデータロガー
が使えるように、TTLレベルでも出力しています。

通信している間は、テスターのオートパワーオフは延長されていて
勝手に電源が切れるということはありませんでした。

・起動メッセージ タイトル表示
 # FLUKE model 87IV IrDA com reader
 # Op-key       (2022-07-05)
 # 1 : Start measure  ←PCでのキー操作は0,1,2の3つ
 # 2 : Stop
 # 0 : Clear cyc counter
 # FLUKE 87, V1.01,75530000 ←IDコマンドで機種名取得
   0 +0.0576 V AC  ←勝手にデータ取得開始
   1 +0.0576 V AC
   2 +0.0576 V AC  ←1秒サイクルで読み出し
   3 +0.0576 V AC
   4 +0.0576 V AC
 # Stop.  ←「2」キーで停止
 # Start.  ←「1」キーで再開
   12 +0.0575 V AC  ←停止中もサイクル秒値を進めてる
   13 +0.0575 V AC
   14 +0.0575 V AC
 # Clr cyc.  ←「0」キーでサイクル秒値をクリア
   0 +0.0576 V AC ←測定は継続
   1 +0.0576 V AC
   2 +0.0576 V AC
 # Stop.     ←停止
 # Clr & Start.  ←クリアして測定再開
   0 +0.0577 V AC
   1 +0.0578 V AC
   2 +0.0578 V AC
   3 +0.0578 V AC
   4 +0.0578 V AC
   5 +0.0708 mV AC ←途中でレンジを変えている
   6 +30.080 mV AC
   7 +24.909 mV AC
   8 +40.721 mV AC
   9 + Out of range. V DC ←オーバーレンジの表示
   10 +0.0000 V DC
   11 +0.0000 V DC
   12 +0.0000 V DC
   13 +0.0000 mV DC
   14 +00.022 mV DC
   15 +00.023 mV DC
   16 +00.023 mOhms
   17 + Out of range. kOhms
   18 + Out of range. MOhms ←抵抗レンジ オープンだ
   19 + Out of range. MOhms
   20 +01.474 mV DC
   21 +01.758 mV DC
   22 +0.0008 V DC
   23 +0.0008 mV AC
   24 +40.148 mV AC
 # Err  ←通信遮断でエラー表示
   41 + Out of range. mV AC ←通信回復で自動的に測定再開
   42 +43.682 mV AC  ←サイクル秒値を見ればエラーが
   43 +43.174 mV AC   生じていた時間が分かる
 
・起動直後、テスターとの通信
   赤外線でやりとりできるか?
   機番を読めるか? をチェック
(太字がテスターからの応答)
<CR> 「0x0d」を送って応答を見る。
 1
<CR>  4回実行
 1
<CR>
 1
<CR>
 1
ID<CR>  「ID」コマンドを送って機番を待つ
 0
 FLUKE 87, V1.01,75530000
QM<CR>  測定開始「QM」コマンドでデータ要求
 0
 QM,+0.0434 V AC
QM<CR>
 0
 QM,+0.0435 V AC
QM<CR>
 0
 QM,+0.0435 V AC
    応答文字の「0」と「QM,」を除いてから、
   測定データとしてPCに送信しています。
起動直後あるいは測定中に、テスターとの通信が失敗しても
1秒ごとに「QM」コマンドを送っています。
テスターから応答が返ってくればそこから自動的に測定が
再開されます。

※制御プログラム
  Atmel studio 7.0を使いました。
  ソースは「main.c」1本。
  関連ファイルといっしょに圧縮しています。
    ダウンロード - fluke87_irda_tn841.zip

  割り込み処理しているのは2つのシリアル送受だけ。
  タイマーはフラグを見ています。
  メインの中でタイムアップをチェックして計時処理。

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