「糸ようじ」のプラケースを使うシリーズ:赤外線リモコンチェッカー
ダイソーの「糸ようじ」。
以前、この空きケースを使って回路を組み込んだのがこれ。
・2021年3月23日:中波振幅変調電波発生回路 いわゆるAMワイヤレスマイク
今回はこのケースに組み込んだ「赤外線リモコンチェッカ-」を紹介
しておきます。
文鎮:ハンダ付け補助ツール 製作元の佐藤テック君が、
「リモコンの調子が悪い! 見て!」っと、赤外線リモコンを
持ってきました。
デジタルカメラや携帯電話のカメラでリモコンの赤外LEDを
見れば発光しているかどうかが分かります。
電池の消耗のように簡単な時はこれで十分なんですが、
今回は「動くときもある。」という不安定な状態とのこと。
こうなると「おもちゃ病院」案件。
赤外線リモコンのチェッカー、こんなのを作ってあります。
赤外線を受けたら音を出す!というシンプルなものです。
※手書きだった回路図をまとめておきました。
制御コードを液晶表示するというツールも昔々に
作ってあるのですが、発光しているかどうかをチェック
するには「音で聞く」のが一番手軽。
※オシロでの波形観察は、もっと複雑怪奇
なトラブルに遭遇したときでしょうか。
「糸ようじ」のケース、「タダでもらったもの!」ということで、
ケース加工の気が楽です。
※エエかげんでエエやンっと。
ホットボンドで部品をくっつけて、中ぶらりんの
配線もok。 (短絡さえしなければ)
赤外線の受光ユニットはジャンク箱からの発掘品。
シールドケースの中を見るとソニーの「CX20106A」という
ICが入っていました。
こんな音が出ます。
・https://www.youtube.com/watch?v=8j62ooOGqG8
※リモコンが出す赤外光も写っています
※「SONY CX20106A」で検索したら
「共立」で似たようなユニットを発見。
・https://eleshop.jp/shop/g/gL4541H/
外形とピン位置が異なりますが、シリーズもの
なんでしょう。
今ふうの赤外線受光ユニット、使用可能な
電源電圧が広くなってますが、この発掘品は
5Vでした。 電圧が低くなると動作せず。
電池2本で動かしたかったので、HT7750Aを
持ち出してきたという次第。
すると・・・電源ノイズがぁぁ。
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コメント
おもちゃ病院山﨑です。
糸ようじのケースが素敵な作品に仕上がり大変光栄です。
最近歯茎の痩せが気になり、糸ようじの消費が大いに増えることでしょう。
9/4現在で我が家の糸ようじのケースの在庫は15個になります。
次回是非持っていきます。
投稿: 山﨑大介 | 2022年9月 4日 (日) 13時59分
これ↓も「糸ようじ」のケース。
http://igarage.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-051d92.html
「トラ技」2022年9月号に掲載してもらいました。
https://toragi.cqpub.co.jp/magazine/202209/
https://toragi.cqpub.co.jp/wp-content/uploads/p134-15.pdf
投稿: 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO) | 2022年9月 4日 (日) 14時23分