AVRマイコン、ややこしいぞ。
アトメルからマイクロチップになったせいなのでしょうか、
AVRマイコンの品揃えが増えてややこしくなっています。
※私の情報収集が追いついてい
ないだけなんでしょうけど・・・
・ATmega328PB
Arduino-UNOのチップがATmega328P。
28pinのDIPなんで便利なんですが、ATmega328PBという
のが出てます。
パッケージは32pinのQFP。
拡張されたのが、
16bitタイマー 1つが3つに
シリアル 1つが2つに (SPI,I2Cも)
そして安価に。
16bitタイマーの増設はありがたい。
ラジオペンチさんとこの、
Arduino のタイマー1 インプットキャプチャでパルス幅を精密測定
が、外付けハードなしでできそう。
・ATtiny824
14pinのAVRマイコン。
これまでATtiny24、44、84を使ってた。
それが、ATtiny441、841になって、シリアルとタイマーが
2つに増えて便利に。
そして、今回気付いたのが、安価版のATtiny824。
残念なのが外付け水晶発振(16MHzなどの高周波用)ができない。
※32.768kHzの時計用水晶は可
さらに、もうひとつ安いのが、ATtiny814。
ただしシリアルは1つ。
「安価」なのは魅力だけど、高周波水晶発振は必要かと思う。
※追記
発振子が使える従来のマイコンが便利か、
安価だけど外部クロックが欲しい時は発振器が
必要なマイコン。
どっちがエエんでしょうね。
Arduino-UNOでも使われている16MHzの発振子、
Digi-Keyをちょいと見てみると・・・ 金額はざっと
・胴長の水晶 HC-49U 100円
・足長の水晶 HC-49U/S 50円
・面実装水晶 60円
・C付足有セラミック 50円
・C付面実装セラミック 40円
・足有発振器 400円
・面実装発振器 180円
「発振子」ならマイコンの電源電圧で使えますが、
発振器となると、使える電源電圧に注意が必要です。
「定格5V」と記されているのもありますし、
「1.6~3.6V」と5Vでは使えないものもあります。
水晶発振子が使えないマイコン、安価になっても
安定したクロックが欲しい時は外部からのクロック
供給が必要です。
その発振器の価格がプラスされ、電源に気を使うと
いう事態になっちゃいます。
どうしたものでしょね。
まぁ、適材適所ということで。
※従来品の安定供給が心配か・・・
※追記
14pinのATtiny441 ATtiny841、入力ポートのプルアップ方法
が変わっているので要注意です。
今までと同じやり方だとプルアップしてくれません。
同じ14pinのATtiny24,44,84は昔ながらの方法。
DDRレジスタを0にして入力にしたとき、PORT
レジスタが1ならプルアップがオンという、これまで
どおりのAVRマイコン。
ところが、441、841はPUEA、PUEBというプルアップ
指定専用のレジスタが追加になっています。
※SBI、CBI命令の範囲外アドレス。
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