Behzad Razavi 著「アナログCMOS集積回路の設計」
「アナログCMOS集積回路の設計」 ・・・なにやら有名な本とのこと。
ちょっと気になったんで、図書館から借りてきました。
図書館の本は、左下部分に「大阪市立図書館」のタグシールが
貼ってあって、回路の一部が隠されていました。
ネットを探すと全体が判明。
基礎編も応用編も同じものでした。
隠れていた左下の絵は、どうやらウエハーの断面のようです。
で、「オペアンプとMOS FETを使ったこの回路はなに?」
というのが疑問点。
1.オペアンプ、入出力間にコンデンサがつながっている
んで、積分回路のように思うが、つないであるのは
非反転入力。
ふつう、積分回路だと非反転をGNDにして、
出力・反転入力間に積分コンデンサを入れる。
2.このつなぎかたなら、ゼロクロスを検出するコンパレータ?
コンパレータで出力・非反転入力間にコンデンサを入れるのは、
ヒステリシスをかけたときの(抵抗を入れるんで)
スピードアップのためなんだけど・・・
3.ウエハーの絵が描いてあって、そこに一番上からプラス電源
を落とし込むような雰囲気なんで、「ラッチアップ」の
試験回路なの?
4.残念ですが、よくわかりません。 はい。
どなたがご教示を! ぜひ!
※追記 こんな表紙もあった・・・なんだこれは!?
「●」は無いけど、反転入力と非反転入力を「つないで」
GNDに落としてます。
※参
・「十字接続は避ける」
※追記
「MOS-FETの矢印」についてはこの本の表記方法に大賛成です。
・パワーMOSFETの回路記号:MOSFETの矢印
バイポーラトランジスタの場合は、そのエミッタに
電流の向きを示す矢印。
MOSFETでも、「ソース」に電流の向きを示す矢印で
良いんじゃないかと。
回路を考えるときは、「寄生ダイオードの向き」なんて
特種な場合(逆流のおそれあり)しか気にしないでしょう。
ソースにある矢印のほうが直感的かと。
この本の基礎編・概論p15では、
「本書では、ソースとドレインを区別したほうが理解
しやすいので図2.5(b)の記号を使うことにする。」っと
この記号↓
※追記
「ウエハーの断面」を描いた解説、関係しそうなのは
P16の図2.6くらいかなぁ。
表紙の回路、それにしても目的が不明です。
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コメント
ブレッドボードに乗せてみました。
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投稿: 居酒屋ガレージ日記 | 2022年2月21日 (月) 13時13分