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2022年2月19日 (土)

Behzad Razavi 著「アナログCMOS集積回路の設計」

「アナログCMOS集積回路の設計」 ・・・なにやら有名な本とのこと。
ちょっと気になったんで、図書館から借りてきました。

何が気になったのか・・・その表紙の回路図
B11_20220219153301

図書館の本は、左下部分に「大阪市立図書館」のタグシールが
貼ってあって、回路の一部が隠されていました。

ネットを探すと全体が判明。
B12_20220219153301
基礎編も応用編も同じものでした。

隠れていた左下の絵は、どうやらウエハーの断面のようです。

で、「オペアンプとMOS FETを使ったこの回路はなに?
というのが疑問点。

1.オペアンプ、入出力間にコンデンサがつながっている
  んで、積分回路のように思うが、つないであるのは
  非反転入力。
    ふつう、積分回路だと非反転をGNDにして、
    出力・反転入力間に積分コンデンサを入れる。

2.このつなぎかたなら、ゼロクロスを検出するコンパレータ?
  コンパレータで出力・非反転入力間にコンデンサを入れるのは、
  ヒステリシスをかけたときの(抵抗を入れるんで)
  スピードアップのためなんだけど・・・

3.ウエハーの絵が描いてあって、そこに一番上からプラス電源
  を落とし込むような雰囲気なんで、「ラッチアップ」の
  試験回路なの?

4.残念ですが、よくわかりません。 はい。
  どなたがご教示を! ぜひ!


※追記 こんな表紙もあった・・・なんだこれは!?
A04_20220220133001
「●」は無いけど、反転入力と非反転入力を「つないで」
GNDに落としてます。

※参
「十字接続は避ける」

※追記
MOS-FETの矢印」についてはこの本の表記方法に大賛成です。

パワーMOSFETの回路記号:MOSFETの矢印
 バイポーラトランジスタの場合は、そのエミッタに
電流の向きを示す矢印。
MOSFETでも、「ソース」に電流の向きを示す矢印で
良いんじゃないかと。
回路を考えるときは、「寄生ダイオードの向き」なんて
特種な場合(逆流のおそれあり)しか気にしないでしょう。
ソースにある矢印のほうが直感的かと。
この本の基礎編・概論p15では、
 「本書では、ソースとドレインを区別したほうが理解
  しやすいので図2.5(b)の記号を使うことにする。」っと

この記号↓
Img20160408100129381

※追記
「ウエハーの断面」を描いた解説、関係しそうなのは
P16の図2.6くらいかなぁ。
Aa1_20220220151901
表紙の回路、それにしても目的が不明です。



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コメント

ブレッドボードに乗せてみました。
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投稿: 居酒屋ガレージ日記 | 2022年2月21日 (月) 13時13分

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