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2022年2月 8日 (火)

JIS C8708:2019実験でのニッ水電池、初回放電の様子

ニッケル水素電池のJIS C8708:2019充放電実験、
 ・「電池あれこれ」まとめ
の中から、2020年2月あたりからのブログ記事をピックアップ
してもらえれば、新しい手順での充放電実験の様子が見えるか
と思います。

まず、JISの新しい手順「JIS C8708:2019」に気付いたのが
 ・2019年6月24日:ニッ水電池のJIS規格「JIS C8708:2019(7.5.1.4)」が読める

これに対応した実験回路を作り始めたのが
 ・2020年2月16日:JIS C8708:2019充放電試験回路製作中

そして、1分ごとの充放電データを全部取り込むために作ったのが
 ・2020年4月24日:Arduino-UNO + SDカードでシリアルデータロガー 完成形

これを作るまでは、50サイクルごとの0.2C放電のデータや、
各サイクルごとの充放電が完了した時間や電圧は記録して
いましたが、「1分ごとの全充放電データ」の記録はして
いませんでした。
  大量のテキストデータ。
  400サイクルで2.5メガバイトほど。
  記録するのにPCを通電しておくのも、
  電気代がもったいないしということで。

ですので、初期に行った充放電実験では、「初回の放電グラフ」
は残っていません。
0.2C放電で、何分かかって「1.0V」に達したのかは調べられ
ますが、その放電電圧の変化は残してなかったのです。
初期に充放電実験を行った
  エネループ・スタンダード、ReVOLTES
  富士通1900mAh、富士通2450mAh
このあたりの初回放電データが抜けています。
それ以降のは、「SDカード・シリアル・データロガー」が
順調に動き始めて、全充放電データを残すようにできました。

今回、初回の放電データと、初回数サイクルまでの充放電の様子
残っている電池のデータを拾い出して、グラフにしてみました。

初回の放電ということは、「電池を買ってきてすぐに使えるかどうか
ということにつながります。

11種類。 なかなか興味深いです。 順不同で。
Amazon

Ebl

Enevolt

Looper

Neochamp

72_20220208120201

Photo_20220208120301

Photo_20220208120302

Photo_20220208120303

1900
2400

初回放電の「0-D」の赤線が右へ延びていて、
なおかつ電圧を高く維持しているのが
  「充電する前でも長く使える」
電池を意味します。

※初回放電の詳細データを残さなかった4つの電池、
 その放電、充電時間の様子です。
Cap081
1分ごとの電圧変化は残っていませんが、充放電が
終わった直後の経過時間は記録されています。

0.5C放電での時間が、2時間=120分からどれだけ
離れているかで、電池容量が推測できるかと。

・ReVLTESは120分越えなんで、実容量はもっと大。
・EBLやenevoltは盛り過ぎなんじゃあ。
・タミヤ・NEO CHAMPの充電、-ΔVで止まらずに
 132分のリミットで止まってる。初回放電時間が
 短いぞ。



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