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2021年12月 9日 (木)

焼け跡にプリントパターンが見える

不二サッシ製電動窓開閉コントローラの修理依頼。
あらま珍しい「8749」で制御されていました。
22_20211209091701
   ケースへの刻印から1996年製のようでした

故障原因は、電源部の焼損。
  過大な電源電圧が加わった?
  100V仕様なのに、工事のミスか事故で200Vを
  入れてもたのような?

ひどいのがモータ駆動用の19V系。
LM317の周辺が焼損。
41_20211209092101
51Ωの抵抗がはじけてます。
42_20211209092101
ガラエポの基板が焦げてしまって、アラまな状態に。

部品を外して様子を見ると・・・
抵抗の周囲に信号線が走っていて、そのラインもろとも
焼失しています。
43_20211209092101
焼けの巻き添えを食って、6本の信号パターンが断線していました。
44_20211209092101
このままではつなげないので、信号線の入りと出の場所
をチェックして、焼けた部分でつなぐのではなく、
出入りの元をジャンパーすることで対処しました。
同一面のつなぎは良いんですが、基板の上と下をつながな
ければならない信号がありました。
基板サイズがケースギリギリなんで、ジャンパー線は基板の
外を回せません。
そこで、スルーホールに入ったハンダを抜いて、できた穴に
ジャンパー線を貫通させるという手法で対処。

「うまく動いた」とメールを頂戴して、一件落着。
手強い修理案件でした。

マイコンやモータ駆動回路が生きていたんでうまく
いったわけでして。
マイコンの信号とパワー段がフォトカプラで絶縁されて
いたんが幸いしたのでしょう。


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