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2021年11月 2日 (火)

BLUE BACKS 『時計の科学』に中波AM電波時計の解説

セイコーの中波を使った電波時計「TD402」、この修理の
ために作ったのがこれらのツール。
 ・中波振幅変調電波発生回路 いわゆるAMワイヤレスマイク
 ・時報発生回路 【Pu Pu Pu Pi~】

今日の昼、図書館で借りてきた本に、この時計の由来が解説され
ていました。
織田一郎著 BLUE BACKS『時計の科学
サブタイトルが「人と時間の5000年の歴史」

61_20211102155101

第5章 超高精度時計と未来
このp190に修理した電波時計のことが記されていまし
たのでかいつまんで。

・精工舎が開発。1963年に発売。
・時計に内蔵されたトランジスタラジオでNHK第一放送の
 時報音を捉えて機械的に指針を修正する。
・朝夕7時の1分半前にラジオの電源をオンして受信を開始
   ↓
 時報音の880Hzを検出
   ↓
 修正機構駆動回路に電流を流す
   ↓
 修正機構が作動して針を7時の位置に修正
   ↓
 1分半経過でラジオの電源をオフ

・このように、朝夕2回、補正作業が行われる。
・秒針が無い2針式なのでシンプルな構造。
・誤差量に関係なく「針を7時00分の正位置に戻す」
 という操作で、作業は単純。
・NHKに限定されたのは、民放の時報が統一されていな
 かったため。

このようなことが、書かれていました。


※時計関連の過去記事
2021年6月10日: 広角度指示計ふうにステッピングモータで時計を
2021年2月 8日:「からくり時計」出窓のアトラクションに
2019年10月 9日 : 大物は机に乗りません
2008年04月17日: CQ出版から来た電波時計
2008年01月03日: 日時計
2008年08月22日: 7seg LED目覚まし時計復活


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