EBL 単3 2800mAh 電池イジメ終了!
2021年10月22日:EBL 2800mAh 電池イジメ開始!から
まだ1ヶ月経っていません。
イジめるニッ水電池がやってきた。 のトップバッター、
EBLの単3(2800mhA)の充放電実験が終わりました。
※きっと早く終わるだろうとの予想通り。
50サイクルごとの0.2C放電は、200サイクルまで
記録できました。
定格だと5時間=300分の放電時間になるはずなんですが、
2800mAhはいくらなんでも盛り過ぎでしょう。
8割ぐらいの容量でしょう。
0.5Cで繰り返す充放電の様子を示したのがこのグラフ。
充放電時間と充電停止電圧(-ΔV検出)を示しています。
初期の放電時間を見ると、定格だと120分のところが
95分くらいが続いています。
電池表記の8割くらいの容量です。
200サイクルの直前、198サイクル目で充電を失敗。
その後、200サイクルを越えてからグダグダになって
実験を終了しました。
数値で示すとこんな具合。
サイクル数と充電時間(分)、放電時間(分)、充電終止電圧(V)を
並べています。
#cyc chg d-cg chg-V
1 132 95 1.496
2 118 95 1.499
3 114 95 1.505
4 113 95 1.508
5 113 95 1.509
:
195 12 7 1.672
196 11 7 1.677
197 11 6 1.679
198 132 5 1.548 充電失敗でmax132分
199 12 4 1.648
201 51 13 1.578
202 19 10 1.623
203 15 8 1.639
204 13 7 1.649
205 11 6 1.656
206 10 6 1.662
207 132 4 1.553
208 132 3 1.560
209 132 2 1.564
210 132 2 1.567 強制終了
十分に放電されないまま、次の充電が始まってしまう
様子が読み取れます。
とはいっても、劣化の進み具合は、
・東芝インパルス TNH-3A(2400mAh)
よりはマシな感じがします。
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